死亡の少年 自分の身の危険おそれる

2月12日 4時22分

今月９日、長野県飯田市の住宅で１９歳の少年が殺害されているのが見つかった事件で、少年が友人に対し、「同居しているおばがストーカー被害に遭い、家に火を付けるぞと脅されている」と話し、自分の身にも危険が及ぶことをおそれていたことが分かり、警察は自殺したとみられるおばの元交際相手が事件に関わった疑いがあるとみて、さらに詳しく捜査しています。

今月９日、飯田市の住宅で、この家に住む鹿島田淳さん（１９歳）が、頭を殴られるなどして、殺害されているのが見つかりました。鹿島田さんと同居するおばは、交際相手だった３０代の男からストーカー行為を受けていると警察に相談していて、９日も、この元交際相手に連れ回されたあと逃げ出し、警察に保護されていました。また、鹿島田さんも前日の８日に家を訪れた友人に、「おばがストーカー被害に遭い、家に火を付けるぞと脅されている。かなり危険な状態だ」と話し、自分の身にも危険が及ぶことをおそれていたことが分かりました。
元交際相手は事件のあと、隣村の林道に止めた車の中で自殺したとみられる遺体で見つかっています。警察は、おばに対してストーカー行為をしていた元交際相手が、鹿島田さんの殺害に関わった疑いがあるとみて、さらに詳しく捜査しています。