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内科・循環器内科・消化器内科・放射線科の診療科目の他に禁煙外来による禁煙治療や高山病治療、心理カウンセリングなども力をいれて診療しております。
また、水曜日午前と木曜日午前は女性医師も診療にあたっております。曜日毎の担当医については診療時間・担当医表をご覧ください。
高山病とは、地上より空気の薄い概ね2,000m以上の高山に登り、酸欠状態に陥った場合に現れる、呼吸困難、頭痛、めまい、食欲不振、脱力、手足のむくみ、睡眠障害といった症状です。重症の場合は、高地脳浮腫や高地肺浮腫を起こし、死にいたることもあります。
そのような症状が現れた場合、下山するか医療施設などで専門家の指示を仰ぐ必要があります。
当院では、旅行前の相談や高山病予防のお薬(保険適用外)の処方も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
※受付曜日:月・火・木曜日(予約不要)
男性更年期障害外来については、金曜日の午後及び、土曜日の午前中のみの診療(担当医師:石蔵文信)となります。【完全予約制】
         
●治療方針
治療の基本
1. カウンセリング(とにかく話を聞く:傾聴)
2. 薬物療法 (抗うつ薬、抗不安薬)
3. 自律訓練法や認知行動療法
4. 職場との連絡
5. 勃起改善薬(バイアグラ・レビトラ・シアリス)
●スローセラピー
私の治療概念はスローセラピーです。これは私が勝手に名づけた治療法です。マクドナルドなどに代表されるファストフードは注文するとすぐに商品が出てきて、しかも安い。誠に便利なシステムでありますが、商品は均一化され、個人個人の好みには対応できません。最近、環境・文化に則した多彩な食を守り、少し値段は高いが、素材を選び、ゆっくりと料理し、提供するスローフードという考えが定着し始めました。それが結果として人にとって居心地のいい世界を造ることになると考えられています。
さて、私たちの医療環境はどうでしょうか?多くの有名病院の外来では患者さんが満ち溢れ、数時間待って5分診療ならまだよい方、衣服を脱いだり、着たりする時間を除けば、医者との会話は1分もないのではないでしょうか?こういう治療はファストセラピーと名づけても良いのかもしれません。均一でスピーディな治療は大切ですが、それだけでは治療できない患者さんもいるのではないでしょうか?そんな患者さんにはゆっくりと話を聞き、ゆっくり対応するスローセラピーという治療が必要かもしれません。
特に、男性更年期外来を訪れる患者さんはファストフードなどでろくに食事も楽しまずに我武者羅に仕事をしてきた人たちです。少し立ち止まって、周りを見渡して、路線やペースを変更してゆっくりやってもらうようにしています。
         スローセラピーのもう1つの考え方は、ゆっくりした治療です。多くの患者さんは、治療を焦ります。誰しも、苦しい症状は一刻でも早く治してほしい。しかし、更年期の症状は焦れば焦るほど治りにくいものです。色々な医療機関を渡り歩いてきたので、ほとほと困り果てておられますが、焦る気持ちは治療によくありませんので、治る時期をある程度長い目でみてもらうようにしています。当然、睡眠障害などの最も苦しい症状には早く対応していますが、集中力や仕事の処理能力に関してはある程度回復すれば焦らないように指導しています。また、“元の100%には回復できないが80%くらいで辛抱してください“などといって、完全主義的な考え方を修正していただくように指導しています。しかし、調子が良くならないといっても決して見捨てない、治るまでお付き合いするようにしています。このような、スローセラピーが患者さんに自然と受け入れられたときに、患者さんは回復するのではないでしょうか?
●典型的な症状
  
1. 長年続く原因不明の頭痛、耳鳴、めまい
2. 血圧が安定しない。原因不明の咳が続く
3. 眠りにくい、途中で目が覚める、朝早く目が覚める。不眠を酒でごまかしている
4. 汗を異常にかく、口が異常に渇く
5. 肩こりや腰痛がひどいが原因がわからない
6. 動悸や胸痛があるがいくら調べても原因がわからない
7. 胃がいつも重い、下痢や便秘を繰り返すが原因がわからない
8. 何か不安で落ち着かない。イライラして、突然怒り出す
9. 根気が続かない、集中力がない
●診療体制
治療は特殊なものではありません。どちらかというと心療内科的な治療を行っています。特殊なことは中高年の男性を対象にしていることや奥様も同席していただいてゆっくり診療をしていることぐらいです。通院治療をはじめた患者さんの改善率は80%程度で、全ての患者さんが元気になるわけではありません。また、重症のうつ病患者さんや躁うつ病の患者さん、自殺願望が強い患者さんなどは精神科の先生にご紹介しています。
多くの患者さんがすでに殆どの検査を受けておられるので、投薬やカウンセリングが中心になります。
初診は自由診療(男性更年期は保険では認められていないため)となり、約30分の診察と検査(血液検査など)で費用は消費税込みで10万円です。薬代は含まれていませんのでご了承ください。
再診はうつ状態や不安障害などであれば、予約診療(予約料3,000円)を行い、保険診療が可能です。また、希望に応じて自由診療を続けることもできます。
●石蔵 文信の参考文献
石蔵 文信の治療方針について、さらに詳しく記載しておりますのでご参考ください。
・石蔵文信著. 巨人性うつと阪神性不安.双葉社, 2003. 8.
・石蔵文信著. パンツの中の健康.双葉社, 2004. 11.
・石蔵文信著. 男もつらいよ 男性更年期.ソシム, 2007. 12.
・石蔵文信著. 女房に捨てられないための中年力. メディカルトリビューン, 2009. 1.
・石蔵文信著. できる男は2食主義. メディカルトリビューン, 2009. 9
・石蔵文信著. こころに華咲かそ ラフアンドピース. 大阪大学出版会, 2011. 1
・石蔵文信著. 下痢、ストレスは腸にくる. 大阪大学出版会, 2011. 1
AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」のことです。成人男性によくみられる髪が薄くなる状態で、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が薄くなっていきます。一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが考えられていますが、生活習慣の改善とともに、根気よく治療を続ければ抜け毛の進行をおさえる効果や改善効果が期待できるようになりました。
医薬品として効能・効果が認められている薬は、フィナステリド、ミノキシジル、塩化カルプロニウムなどがありますが、当院ではこれらのうち、飲み薬であるフィナステリド(商品名プロペシア)と外用薬である塩化カルプロニウム(商品名フロジン液)を処方しています。プロペシアは脱毛シグナルを出すDHT(Dihydrotestosterone)の産生を抑制して脱毛をおさえますが、女性には適応はありません。それどころか妊婦が服用すると副作用がでることがありますので気をつけてください。
またこの薬を服用すると血液検査で前立腺癌のマーカーであるPSA値が低くなりますので注意が必要です。一方、フロジン液は頭皮の血管を拡張し、血液の流れを良くして抜け毛や発毛促進の効果があるとされています。
※注:プロペシアは保険適応外です(28日分8400円)。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は眠っている間に呼吸が停止する病気です。睡眠は人間の健康を維持するために大切なことです。睡眠中いびきをかいたり、熟睡感がなかったり、昼間に眠い、集中力がない、だるい等の症状があればSASの可能性があります。放置していると生命の危険に及ぶこともあり、また生活習慣病との関連も指摘されており、早期に適切な治療が必要です。
眠っているときの呼吸状態を調べるには睡眠時に検査をしなければならず、基本的には入院検査となります。当院では簡易検査として、自宅に携帯型の検査機器を持ち帰っていただき、調べる検査を行っております。結果によってはさらに精密に検査が必要な場合もあります。治療方法はマウスピースを装着したり、マスク(CPAP)をつけたりしますが、手術が必要なときもあります。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 | |
| 9:30 〜 12:30  | 
    ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | / | / | 
| 14:00 〜 16:30  | 
    ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | / | / | / | 
午前は受付が9:00〜、診療は9:30〜となります。
休診:土曜日午後・日曜日・祝日
〒550-0013
大阪府大阪市西区新町1-22-9
TEL:06-6532-0148
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