催眠・洗脳・MC小説

pixivにアップした作品です。クラナドの二次創作18禁小説。「智代アフター」の二次創作18禁小説と同義。
同人誌ならこういうの好きなだけ書いて世に問えるなー、とか夢見つつ。

智代はこの動画参照↓





三日以内に10拍手されたら他のキャラの〝絶対服従物語〟書きます!
……と、ブログの「拍手」の機能がイマイチ解らないので書いてみるテスト。

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絶対服従物語NTRクラナドver.智代


 人は誰しも、絶対服従の悦びを知っている。
 遠い日の記憶。温もりに包まれた赤ん坊時代。
 赤ん坊の自分を一瞬で服従させていたボディタッチと言葉、通称〝魔法の言葉〟――

 全ての人はその〝魔法の言葉〟を使われた瞬間、脳が乳幼児の頃まで退行し、どんな命令も受け入れる赤児となる。
 そして目が覚めたとき。
脳は元の年齢に戻り、命令されたことを何の違和感もなく忠実に実行する、操られた〝変態〟と化す。


変態変換


 夫婦喧嘩の絶えなかった坂上家。この家族を繋ぎ止めるために坂上鷹文は車道に飛び出し、轢かれ、重傷を負った。そのとき、生死の境をさまよう鷹文の周りに集まった両親と鷹文の姉の智代は〝家族〟だった。鷹文の捨て身の行為により、坂上家は家族の絆を取り戻した。
 ベッドに横たわる鷹文は、夢の中である声を聞いていた。耳を塞ごうにも塞げない、その声に鷹文は洗脳を施された。

鷹文退院後。姉の智代は弟との思い出の桜を守るために生徒会長を目指して活動を始めた。その頃、鷹文の中の魔物は目覚めた。

 朝七時前の坂上家。両親の語らいはぽつぽつと増え、智代と話す機会も増え、全てが上手くいっているように見えた。
 智代の部屋をノックする音があった。
「姉ちゃん、入っていい?」
 鷹文だった。智代は純白と鮮やかな青色の夏の制服を着て、頭のカチューシャを整えていたところ。
「鷹文か? うん、ちょっと待て」
 そう言ってベッドを整え、他に弟に見せられないものはないか見渡す。特に見当たらないので呼び入れた。制服姿の鷹文が入ってくる。
「姉ちゃんの部屋は良い匂いがするね」
 カッと智代の頬が赤くなる。
「馬鹿、変態的なことを言うな」
 そう言いつつ目線を逸らして匂いの元を考えてしまう女子の思考。
(「あの日」はまだだし、最後にこの部屋でひとりエッチしたのは四日ぐらい前……)
「ああそうだ鷹文、陸上はどうするんだ。お前ほどの……」

 目線を鷹文に戻した瞬間だった。

 鷹文が何か囁いたのは聞こえた。その時鷹文の右手が動いて身体のどこかを触られた気がした。その瞬間に身体が温かくなり毛布にくるまっているような落ち着いた気分になり……自分では何も考えられなくなった。
 智代は百戦錬磨の喧嘩のプロ。だが愛する弟から殺気は全く感じなかったのだ。

 ダラリと力を失って崩れ落ちた智代の身体を鷹文が抱き止めると、本当に良い匂いがした。
 目は焦点を失って何も見ていない。智代の唇をねっとり舐めると爽やかなリップクリームの香りがした。智代と鷹文、姉弟のファーストキス。
 そのまま智代の身体をベッドに横たえた。

「……あなたは今日から、体操服とブルマで登校します。下着は着けません、ノーパン・ノーブラです。身体に直に体操服を着て登校する。これからずっと。それがあなたの普通なのです」

「はい……」

「カチューシャはやめて、これからは男受けの良いポニーテールにしましょう」

「はい……」

「今、気になる男はいますか?」

「気になる、男……。岡崎、朋也……。ひとつ、年上……」

「あなたは今後、性欲を感じる度に、それを弟の僕に対する性欲へ変換します。どんどん僕のことが好きになります」

「鷹文……好き……? でも、弟……」

「あなたは、智代は弟好きの変態だから何も問題無いのです」

「私……変態……。そ、そう……です。弟の……鷹文、好き……」

「これからは僕に『姉ちゃんは可愛いね』と言われると、何も考えられずに立ち尽くす催眠状態に陥ります。分かりましたか?」

「は、い……」

「では時間もありません。僕がこの部屋を出てドアを閉めたら登校の準備をしましょう。分かりますね?」

「ノーパン・ノーブラ……に体操服とブルマに、着替えないと……。あ、じゃあオマ×コの毛も、腋毛も、剃毛もしなくちゃ……。髪も、ポニーテールに……」

「その通りです。僕が部屋を出たら、今僕に言われたという記憶は無くなっています。でも僕に言われた内容は全て覚えていて、忠実に実行します。姉ちゃんは、智代は賢いですからね」

 鷹文は部屋を出て、バタンと扉を閉めた。
 数秒後、ドア越しにドタドタと慌てて動き回る音と、シュルシュル……と制服を脱ぐ艶めかしい音が聞こえてきた。

     ○

「姉ちゃん、着替え終わってたら途中まで一緒に行かない?」
 そう言ってドアをノックすると、
「鷹文か、今いくぞ。ちょっと待て」
 いつも通りの凛々しい姉の声が聞こえ、数秒後、その凛々しい声の姉が出てきた。
 純白の体操服、下は赤いブルマ、長い髪はポニーテールに括った、どこぞのイメクラでナンバーワンにでもなっていそうな姉。姉はそんな格好でカバンを持っている。
「姉ちゃん、下着は?」
 尋ねると、智代は平然と答えた。
「着けるわけないだろう? これから学校に行くんだぞ」
 よく見ると体操服にブラのラインが無い。確かにノーブラだ。
「下着とセーラー服はどこにしまったのかなぁと思って」
 ぽこ、と鷹文の頭を叩く智代。
「姉の衣服に関心を持つなんて弟として間違ってる気がするぞ。下着もセーラー服もカバンの中だ。体操服は登校時の制服だからな、学校に着いたらセーラー服に着替える。早く行くぞ」

 玄関で二人してクツを履いて登校。両親の送り迎えはまだない。智代が先にドアを開け、続いて鷹文が出た。
「鷹文、言いにくいことだがな……。お前はやはり陸上を再開するべきだと、」
「〝姉ちゃんは可愛いね〟っ!」
「――っ」

 智代は玄関先で棒立ちになった。長いポニーテール、胸の大きな双乳を覆うのはブラではなく純白の体操服。乳首の膨らみが分かる。下半身は美脚を惜しげもなく晒し、股間は赤いブルマ。ブルマの下にショーツも穿いていない、剥き出しの性器を直にブルマで覆っている。
 目は意志の光を失い、焦点が合っていない。身体がかすかに揺れている。

「今から愛撫します。好きなだけ感じてください」
「はい……」
 鷹文はひとつ付け加えた。
「小さな声なら出してもいいです」
「はい……」

 智代の背後に回り、体操服の上から両手で乳房を持ち上げた。重量感のある大きな乳房。姉に直接訊いたことはないがDカップ以上だ。持ち上げて、両手で回すように揉みしだく。姉の乳房は量感も柔らかさも最高だった。
「あ……ん。気持ち、イイ……」
 智代の口から歓喜の声が漏れる。鷹文は両乳首を親指と人差し指で摘んだ。摘んだままクリクリと弄っていると乳首が硬さを増してくる。やがて智代の乳首が勃起し、コリコリとした感触に変わってくる。
「ああん……凄い、いい、もっと……」
 姉はどんな顔で愛撫されているのかと鷹文は思った。やりやすい背後からの胸愛撫を終え、正面に回る。智代の顔は熱っぽく赤らみ、表情から凛々しさは消え、トロンと蕩けている。切なく「ハァハァ」と荒い息を吐いて、鷹文は智代の――味や匂いをもっと知りたいと思った。
 智代と唇を重ねる。抵抗はなく、まだ荒い息を吐いている。智代の口の中を舌で舐め回し、感じられたのは甘いような匂いと歯磨き粉の爽やかな香りだった。

「姉ちゃん……好きな男は?」
「た、鷹文……。私、鷹文が好き。鷹文に、凄く欲情してる……っ!」
「姉ちゃんの性欲は全て、僕への性欲になります。では今はここまでで我慢して学校へ行きましょう」
「えっ、そんな、続きを……」
「僕が指を鳴らすと催眠状態は解け、今あったことは忘れます。でも再び催眠状態になると、僕への愛をはっきり思い出します」
「続き、続きを……」

 パチン。

「――あれ? え、何が……」
 智代の前に鷹文がいた。
「姉ちゃん、僕先に行くから! 生徒会長目指す人が、遅刻なんかしないでね!」
「ああ、勿論だ」
 答えてから智代は気付く。身体が酷く熱っぽい。股間が濡れているのは愛液? 何故?
 しかし考えている暇は無かった。
「なんでこんな遅刻寸前の時間になってるんだ……!」
 智代はフラつきながら全速力で走った。

     ○

「智代ー、一時間目体育なのか?」
「まず『おはよう』だろう。一時間目は英語だぞ、朋也」
 光坂高校。
 二年生で生徒会長志望の智代に、レールからはみ出した三年の岡崎朋也。体操服姿で笑顔の智代に岡崎朋也はキョトンとし、何故制服を着ていないのか尋ねた。
「制服に水がかかって濡れた、とか?」
「ああ、私のブルマの股間が濡れているな。でもすぐ着替えるんだ」
 気の合う二人の間に溝が生まれた瞬間だった。
 朋也はアウトローな生徒だが、性的問題を起こしたことはない。女性と接するときは紳士である。そしてキスをしたこともない、「智代の手を握ったことがある」だけの奥手な男。智代の「私のブルマの股間が濡れている」発言は許容範囲を超えた発言だった。
「お前って……エロい女だった?」
 智代は「えっ?」と驚いた顔で答える。
「何を妙なことを言い出すんだ朋也は。たかが〝制服〟が濡れたぐらいで!」
「あ、あぁ、やっぱ濡れただけだったのか」
 智代にとっては「登校時の制服イコール体操服とブルマ」である。
 朋也は「水でセーラー服が濡れたのだ」と理解し、照れ笑い。
 智代は「朋也がおかしな発言をして撤回して照れ笑いしている」と自分も照れ笑い。
 廊下で二人して大笑いする、一見仲の良い男と女。

 ――ボタンは確実に掛け違っていく。

     ○

 放課後。先に帰宅した鷹文は姉を待っていた。登校時の制服は体操服とブルマに指定したが、下校時の姉はどうするのだろうかと期待して。そして姉は、智代は、期待を裏切らなかった。
「ただいま」
 少し疲れ気味の姉の声を聞いて、さりげない風を装って玄関に出迎える。
「お帰り、姉ちゃん」
 体操服姿の智代。その体操服が、わずかに汗に濡れていた。クツを脱いだ智代が困惑の表情で何か言おうとした。体操服にブルマ姿での登下校は「注目を浴びる」どころではないだろう。そういう風に男を誘っているとか、そういうイメージのプレイが好きだと主張しているようなものだ。
 智代が困惑気味に疑問を口にしかけた。
「鷹文、何かおかしいんだ。私何か変な――」
「〝姉ちゃんは可愛いね〟!」
 智代は催眠状態に陥った。
 今は家に両親はいない。鷹文は智代の常識を好きなように操作した。……憧れの姉を自分のモノとして独占するために。

 パチン。

「えっ?」
 智代は目を覚ました。真夏の登下校に体操服とブルマだった為、上下とも汗に濡れている。綺麗にしなくては……いつも通りに……。

「鷹文、私汗をかいてしまったんだ。今日もいつも通り全身を舐めて綺麗にしてくれないか?」

「おっぱいも、オマ×コの割れ目も、足の指も舐めるの?」

「ああ、そうだ。いつも悪いな」

「構わないよ。姉ちゃんの部屋に行こう。ベッドで全裸になってね」

「すまないな、鷹文」

 二人は階段を上っていった。智代の脳の中の〝常識〟がまたひとつ書き換えられたことを、智代は確認する術がない。
 二人が智代の部屋に入ると、智代はごく自然に、当たり前のように弟の前で純白の体操服を脱いだ。ブラをしていないため、大きめの両乳房が垂れ気味になっている。そしてキラキラと汗に輝く乳房。
 美しい、鷹文の自慢の姉だ。毎日汗をかかせて拭かないで臭くさせる――そうやって自分が独占するという手段もあったが、鷹文はそんな手段は使いたくなかった。姉は清らかで美しいままに、自分が独占する。そう決めていた。
 智代は赤いブルマに手を掛け、下にずり降ろした。
 ドキリとする鷹文。鷹文が見る初めての女性の全裸は、姉の全裸姿――。
「鷹文、こんな所まで弟に舐めて貰うのは私は申し訳ない気がするのだが……」
 姉の秘所を見た鷹文の心臓は破裂しそうに高鳴っている。しかし平静を装い、答える。
「仲の良い姉弟はみんなやってることだからね。うちの家族も再出発だし、僕ら姉弟もやることはちゃんとやらないと」
 姉は少し表情を曇らせた。
「そうだな……。すまない、遠慮しすぎるのは私の悪い癖みたいだ。全身の汗を舐め取って貰った後は、私が鷹文のペニスをしゃぶって溜まってるものを抜くんだものな。お互い様なのに私だけ過剰な遠慮……。忘れてくれ! ほら、私はベッドに横になる」

 汗に煌めくパーフェクトな肢体がベッドに横たわった。スタイルは恐らく同世代でトップクラス。長い髪はポニーテールで容姿もこれ以上ないほどに恵まれている姉の身体。鷹文はこの身体のどこでも好きなだけ舐めて良いという許可を他ならぬ姉本人から得ているのだ。
 そしてその後、舐めてくれた弟のペニスを智代はお返しにしゃぶり、射精させるのが〝智代の常識〟になっている。
 考えたすえ、鷹文はまず智代とキスをした。唇を合わせ、舌で智代の口の中を隅々まで味わう。セックスの前戯のキス。前歯から舐め、舌と舌を絡めて唾液を吸い取って飲んで、代わりに鷹文が自分の唾液を流し込む。二人の違う身体を〝ひとつに合わせていく〟行為。唾液の交換。
 ピチャピチャ、ジュル……と粘性の音が響き、姉は身体の力を抜いてされるがままになっている。鷹文は姉の身体に興奮し、ペニスがはち切れんばかりに勃起してくる。だが智代はこれが前戯だと気付いていない。

「口は、そんなに汗をかいてないと思うのだが……」

 常識を書き換えられた智代は「キスをしたのではなく、汗を拭いて貰った」、そんな認識。鷹文にとっては好都合。姉を興奮させようと、耳や首筋に集中的にキスをする。智代の性感帯を見付けられれば好都合だ。
 智代の耳たぶを舐め、耳穴に舌を挿入して舐めると、
「あ……だめ、だめぇ!」
 智代が悶える。
 喧嘩ばかりしてきて、身体を男に開発されたこともないであろう智代。少し探ってみると「耳穴が弱点だ」とあっさり弱点が露見した。鷹文は智代の両耳穴を責める。

「あっ、だ、駄目だ鷹文。からだ、身体が何か……へ、変なんだ! やめてくれっ! あ――ンッ!」

 懇願を無視して両耳穴を交互に犯し続けると、智代は歓喜の声を上げ始めた。本人は気が付いていない、智代の初めての身体の悦びを示す声。耳穴責めだけでグショグショ――ということはないだろうが、智代は愛撫をされたことがないのだ。今が初めて。
 耳を吸っていた舌を乳房へ移す。乳房を舐めて乳首を吸う。智代が受ける初めての胸責め。鷹文の舌だけで、智代はあり得ないほどに乱れた。

「む、胸が……っ、乳首っ、吸っちゃ、駄目……! ん、ああ……! 凄い! たかふみぃい~!」

 智代の身体は熱っぽく赤みを増し、目は涙目。そっと股間に手を伸ばすと、愛液がわずかに垂れていた。
(凄いや、姉ちゃん……)
 鷹文は智代の股間、女性器の前に移動した。それでも智代の認識は「汗を舐め取って貰っている」。自分の女性器を弟に観察されていても、手で隠そうともしなかった。「せっかく汗を舐めて貰ってるのに手で邪魔をしてはいけない――」、それが今の智代の〝常識〟。
 智代の女性器――。耳責めと胸責めで激しく昂ぶった智代の〝そこ〟は、少し口を開き気味にして涎を垂らしている。感じている女の性器だった。
 鷹文が智代の女性器を舐めると、少ししょっぱくて鉄の味にも似た愛液が溢れ出てきた。舌で舐め取るほどに次々に愛液は溢れ出る。ここは幾ら舐めても「舐めて綺麗にした」という言い訳は成り立たないと思った。ふとももの内側を舐めて感じさせてから、智代のハイソックスを脱がせて足指に到達する。
 スベスベの足だ。剃った跡もない、恐らくは世の中に幾らか存在する、陰毛は生えるが手や足のむだ毛は生えないタイプの人間。鷹文には分かった。自分もそのタイプの人間だから。両親の遺伝によるものだ。
 智代の右足の小指を口に含み、わざと音を立てて吸った。

「ん……そ、そんなに、汗はかいてない、場所だと……ぅんっ!」

 姉の抗議を聞き流し、足指の間に舌を這わせる。

「ふあっ! あ……汗を拭いて貰ってるのに……気持ち、イイ……ああっ! 淫乱な姉を許してくれ、鷹文……!」

 姉を――智代を淫乱な女へと誘導しているのは鷹文である。それを知らず鷹文に謝罪する智代。このシチュエーションで鷹文の勃起とカウパー液の垂れ流しは限界を超えた。放っておけば敏感になりすぎたペニスがブリーフとの摩擦で射精に至ってしまう状態。
 ブリーフとの摩擦で射精するか、姉の口腔に射精するかどちらがいいか。考えるまでもなかった。
 鷹文は慎重にズボンとブリーフを降ろし、下半身裸になる。
 智代がギョッとして声を荒げた。
「何をしているんだ鷹文っ!?」
 先ほどから「ペニス」の単語は口にしているが、智代は成人男性の性器を見るのは初めて。しかも鷹文の〝それ〟は勃起していることが一目瞭然だった。智代の〝正常な部分の常識〟が、これは危ないと頭の中で警鐘を鳴らす。
 しかし――鷹文は〝智代の中に作り上げた常識〟を補強した。
「何言ってるの? 姉ちゃんが僕にフェラして抜いてくれるのに、服着たままじゃ無理でしょ? 僕、何かおかしなこと言ってる?」
 そう告げるだけで充分だった。
 智代は申し訳なさそうに両手で自分の頬をパンパンと叩いた。
「鷹文、お前が正しい。今日の私はどうしちゃったのかな……」
 鷹文は智代の身体をまたぎ、
「じゃあシックスナインの体勢でしよう」
 そう言って勃起したペニスを智代の口に接近させる。姉にそんな単語の知識は無い。智代はキョトンとして尋ねる。
「シックスナイン? なんだそれは」
「姉ちゃんは僕のペニスを根本まで呑み込んでしゃぶってくれればいいんだよ。余計なことは考えないで!」
 鷹文の命令口調だった。強気にでているが、「もうイッてしまう寸前だから」、「早く咥えて!」という焦りの気持ちの裏返しだった。
 智代の柔らかい指が鷹文の勃起したペニスを握る。片手で、両手で。その指のフニフニ感でイッてしまいそうになるが、何とかそれを堪える。
「……鷹文の、ペニスをしゃぶって、溜まっているものを出せばいいんだな? 溜まっているもの……それは汗か?」
「姉ちゃんの日課なんだよ。僕に言われたらいつでもベッドで裸になって、性器を舐め合う。お互いに快感の限界を迎えて、性器から吹き出すモノを飲み合うんだ。僕たち姉弟の日課で、深く考えたら駄目」
「そうか……深く考えてはいけないのか。分かった」
 そう言いつつ智代の熱い息が亀頭にフーフーとかかっている。そして遂に口を開け、智代の口に初めて男性器が――鷹文の男性器が咥えられた。
 亀頭の張り出したエラを唇で挟み、尖端をしゃぶって味見を試みる智代。鷹文の腰が、電流が流れたかのように痙攣する。それでも射精は耐えた。今放っては、恐らく姉はペニスごと口から吐き出してしまう。
 別に不味くないと知った智代は、言われた通りに鷹文自身を呑み込んでいった。「うっうっ」とペニスを喉で扱く形に。
 熱い喉の肉に扱かれる自分のペニス……。鷹文は姉の顔を見て、確認する。
 このスタイル抜群の美少女な姉が、自分のペニスを一所懸命にしゃぶって奉仕してくれているのだ……。
 鷹文の腰がガクンと震えた。溜まりに溜まったモノが狭い道を通り、姉の口腔に収まったペニスが何割増しかに膨張。亀頭が膨れ上がり尖端から熱い白濁液が信じられない勢いで噴出する。
「ね、姉ちゃん! 全部飲んでっ!!」
「ぅんっ!?」
 ペニスと姉の喉が一体化して、どくん、どくんと何度も脈打つ。姉は言われた通り、暴れるペニスを咥えたまま放さなかった。吹き出す白濁液を全て嚥下した。

 数十秒後、ようやく勢いを失ったモノを鷹文は姉の喉奥から抜いた。粘液まみれのペニスと姉の美麗な唇に、ツーと白濁液のアーチが出来た。
 姉はしばし放出されたものの後味を味わい、笑顔で鷹文を見た。
「う~ん、なんだろう……。喉の奥にとても栄養価の高いモノが注がれた気分だ。こんなものを出したら鷹文、お前疲れてないか?」
 笑顔も、最後は心配げな顔に変わっていた。栄養価の高いものを放出したら疲労するだろう、運動したら疲れるだろうという姉の気遣い。
 今にも倒れて寝てしまいたい鷹文は、自分の部屋に戻るべく衣服を身に着け、

「ありがとう姉ちゃん。姉ちゃんもすぐに服着て生活してね」

 そう告げるのが精一杯。なんとかそう言って自室へ戻り――ベッドに突っ伏して意識を失った。


変態完成


 翌日、朝。目覚まし時計が鳴り、ガチャリと止める智代。

「ほら、起きろ鷹文。朝だぞ!」
「ん~……もうちょっと姉ちゃん……」

 智代と鷹文、姉弟は智代のベッドで一夜を共にしていた。
 今も鷹文は両腕を姉の身体に回してしっかりと抱き付き、顔を両乳房の間に埋めて涎を垂らしている。
 完全に「恋人同士」か、それ以上の関係。しかし智代の常識は昨夜、更に改変されていた。
「仲の良い姉弟は、毎晩同じベッドで一緒に寝るのが普通。今までは智代がそれを拒んできたために家族が不仲になった」。

 智代はベッドから出て、弟の前でパジャマと下着を脱ぎ始める。全裸になりつつ呟く。

「私たちも仲の良い家族に、姉弟になれていってるんじゃないだろうか。全て鷹文のお陰だ」

 そう言って鷹文の口に、〝親愛の〟ディープキス。口の中の唾液を全て交換するまでおこなうのが〝普通〟の鷹文とのキス。
 クチュクチュ……トロ……ピチャピチャ。
「ふう……」
 幸せな吐息を吐き、智代はいつも通りに体操服とブルマ姿で登校した。

 光坂高校。

 岡崎朋也はもう智代の服装に文句を付けなかった。呆れたのもあったし、踏み込むと余計に自分たち二人の仲に亀裂が入る気がしたから。しかし、「二人の仲」はもう……。

「……おはよ、智代」
「お早う! なんか元気がないな、朋也」
 朋也は智代から視線を逸らす。昨日から「もしや」とは思っていたが、どうやら本当にノーブラのようだ。智代に一体何があったのか。
「智代、お前が何やってるのか知らんが……今期、お前が生徒会長にならなかったら、桜並木は全部伐採されるってよ。お前の弟の思い出が全部消えるんだ。それを思い出して頑張ったらどうだ。今のままじゃあ生徒会長どころじゃないだろ」
 ノーブラで登校するようじゃあ。と、心の中で付け加える。
 智代は真剣な顔で考え込み、
「人は、過去に生きるものではないと思うんだ」
 そんなことを言い出す。
「私は今、鷹文と幸せに暮らしてる。なら、過去に車イスに乗った鷹文と桜並木の下を歩いたという思い出は……心の中に仕舞っておけば良いと思うのだが」
「…………」
 朋也は実に長い間の後に、「はぁ?」と素っ頓狂な声をあげた。
「ちょっと待て。つまりお前は生徒会長を目指さなくて――桜が全部切られても良いって言うのか?」
 智代は「ふふ」と微笑み、
「桜が切られてしまのなら、それは仕方がない。私と鷹文は幸せだから、何も問題はないと思うぞ」
 そんな発言を――〝爆弾発言〟をした。朋也は開いた口がふさがらない。今までの智代のアイデンティティを自ら全否定するような発言である。
 何とか〝とっかかり〟を探す朋也。
「えーと……そうだ。お前が、智代が弟の鷹文と〝幸せに暮らしてる〟っていう認識がおかしいんだよ。普通に一緒に暮らしてるだけだろ? 桜が切られたらもう二度と同じ物は……」
「普通に幸せに暮らしてるのは、私も満足してるってことだ。昨日はシックスナインというのをした。鷹文のペニスは大きくて射精が激しくて……なんというか……そう、〝逞しい〟んだ。凄く。夜寝るときもお互いに抱き締めて〝守ってやらなきゃ〟と感じる」

「――――」

 岡崎朋也の初恋は、終わった。

 智代は容赦なく続ける。
「そういえば、何故私は三年の落ちこぼれのお前などと話しているのだろうか……」
 朋也の目から涙が溢れる。
「待ってくれ……。ちょっと待ってくれ智代」
 その手が智代の胸に触れ、

 パァン!

 強烈なビンタの音が廊下に響いた。
「二度と私に近付くなっ!」

 ――「あの二人は喧嘩別れした」。そんな噂が広まって消えた。

     ○

 そして今日も智代は体操服を汗に濡らして帰ってきた。
「ただいまー。何か変な気がし――」
「〝姉ちゃんは可愛いね〟!」

 今日も鷹文と身体を重ねる智代。鷹文が要求すればどんなプレイにも応じ、女性器にペニスを挿入されるときには〝人生で最大の快感を感じる〟ように洗脳された、美貌のメス奴隷。

「わた、私は、弟が好きな変態ですっ! 鷹文、私の子宮に射精してっ! お願いっ!!」
 巨乳を揺らし、腰を前後に振って弟のペニスを貪る姉。
「姉ちゃんいいの? これだけ射精したらホントに妊娠しちゃうかもよ?」
「いい! 妊娠したい! 弟の、鷹文の子供産みたいっ!」

 ……かつて、智代には才女の風格があった。それは岡崎朋也と接していて、生徒会長を目指していた頃。
 朋也とは付き合う以前に別れ、先日、生徒会の選挙が終わった。会長には智代の知らない男子生徒が選出された。
 鷹文の指示により茶髪と両耳ピアスにした――〝少し馬鹿っぽいギャル〟へと変貌を遂げた智代には、数票のイタズラ票と同情票が入っただけだった。当選など望むべくも無く。

「イクよ、姉ちゃんの子宮に射精するよっ!!」
 鷹文は姉の性器にペニスを出し入れし、昂ぶった声を上げる。姉も――智代も限界だった。

「鷹文好き――ッ! 愛してるから! 鷹文の、弟の子供生ませて――ッ!!」


 ――人は誰しも、絶対服従の悦びを知っている。


<NTRクラナドver.智代 了>


どなたか小説の挿絵を描いてくださる方いないでしょうか? (^^;)
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プロフィール

佳純(よしずみ)

Author:佳純(よしずみ)
百合・レズビアン・TSF・オトコの娘等を題材とした小説の創作活動してます。所謂「悪堕ち」も好みますが一様にバッドエンドになってしまうので、そこは腕の見せ所なのだろうと。
ごく希にライトな人体改造ネタを扱うこともあり。オリジナルも二次創作も書きます。

上記の類のアダルト小説を書く仕事があれば連絡先を明記した上でご一報ください。シナリオも可。

普段書いた作品は(私的作品に限り)大体pixivにアップ。その内の半分ぐらいをこのブログに転載し、後書きや裏話を併記。
同人活動を今年(2012年)に始めたのでその記録もこのブログに。

ご連絡は下記へ。☆を@に。
fightingpose0725☆yahoo.
co.jp

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