クリムト 黄金の騎士をめぐる物語
2012年12月21日(金)〜2013年2月11日(月・祝) 開催中
【国際】北朝鮮で核実験か 人工的な揺れ観測2013年2月12日 14時01分 菅義偉官房長官は12日、北朝鮮で地震波を観測したと発表、「北朝鮮の核実験実施に伴い発生した可能性がある」と述べた。韓国気象庁も同日、午前11時58分(日本時間同)ごろ、北朝鮮で「人工的な地震」が観測されたと公表した。北朝鮮が3度目の地下核実験を実施した可能性がある。観測された地震の規模は、過去2回の核実験の際の地震規模より大きい。北朝鮮の公式発表はない。 北朝鮮は2006年10月9日と09年5月25日に核実験を実施したが、今回核実験が実施されたとすれば金正恩第1書記の体制下で初めてとなる。 「核保有国」としての地位を既成事実化すると同時に、11年12月に死去した金正日総書記が掲げた軍事優先の「先軍政治」の継承者として金第1書記の実績をつくり権力基盤強化を図る狙いがあるとみられる。 韓国国防省によると、震源地は北東部咸鏡北道吉州郡で、人工的な地震の規模はマグニチュード(M)4・9。核実験の爆発規模は6〜7キロトンと推定されると明らかにした。広島に投下された原爆は16キロトン、長崎は21キロトンだった。 聯合ニュースは、韓国政府当局者の話として、北朝鮮が11日に米国と中国に対して核実験実施を通告していたと報じた。韓国軍は12日、警戒態勢を1段階引き上げた。 安倍晋三首相は安全保障会議を開催し「国際社会と連携し、わが国独自の制裁を含め、あらゆる手段で対応するよう」指示した。 北朝鮮は、過去2回の核実験を行った吉州郡の豊渓里付近で核実験の準備を進めていた。 国連安全保障理事会は今年1月22日、北朝鮮による昨年12月の事実上の長距離弾道ミサイル発射を非難し制裁を強化する決議案を全会一致で採択。これに対し北朝鮮の国防委員会は1月24日、決議を非難し「高い水準の核実験」の実施を明言していた。 ミサイル発射に続き、安保理の制裁決議を無視する挑発行為に、朝鮮半島をめぐる緊張が高まるのは必至。日本や米国、韓国は情報収集を急ぐ一方、追加制裁の検討を進めるとみられる。 (共同) PR情報
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