エキシビションで愛らしい演技を披露する浅田真央=大阪市中央体育館で(内山田正夫撮影)
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◇フィギュアスケート四大陸選手権エキシビション
▽欧州を除くアジア、アメリカ、アフリカ、オセアニアの選手で競う▽最終日▽11日▽大阪市中央体育館▽エキシビション
3季ぶり3度目の優勝を果たした浅田真央(22)=中京大=が一夜明け取材に応じ、世界選手権やソチ五輪への抱負とともに、これまでベールに包まれていた恋愛観も語った。相手の条件は「35歳以下で優しい人」で、将来的な結婚願望も明かした。
3年ぶりの200点超えから一夜明け、浅田はあらためて自信を深めていた。「200点を超えるのは今季が始まる前は想像していなくて。技術も精神も以前のような状態に戻ってきてるなと思いました」
挑戦をテーマに掲げた今大会。ショートプログラム(SP)で2年ぶりにトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決め、フリーでは3回転半と連続3回転の両方を入れて演じきった。
「SPは、今できる最高の出来だったので、理想の80%くらい。フリーも回転不足や取りこぼしがあったけど、60%くらいはできています。完成度を高めていきたい」
前日、同じ氷上で戦うアイスホッケー女子が五輪出場を決めた。「早く決まっていいなという思いと、自分もソチに行きたい思いが強くなりました」。刺激を受け、力をもらった。
午後のエキシビションでも会場をわかせた。「バンクーバーの1年前はジャンプを見失いかけて悩んでいたのでそれに比べれば今の状態はとてもいい。目指すものに挑戦して、どれだけできるかを楽しみにしたい」。3月の世界選手権(10日開幕、カナダ・ロンドン)に向け、迷いはない。 (高橋雅人)
◆真央と一問一答
「まだまだ直さないといけないところも伸びしろもたくさんあるので、世界選手権までにそこを直していければ。スピンの回転の速さやポジションはすぐに直せると思います」
「焼き肉を食べにいきました。お酒はちょっとだけ。梅酒のソーダ割りを飲みました」
「1月後半くらいから、名古屋でもバレンタインフェスティバルとかあって、自分で買って、もう自分で食べちゃいました。信夫先生にはあげようかなと思います」
「優しい人、しっかりしてる人がいいです。あとは年上。22歳ですけど、35歳まで大丈夫です。年上の方が優しそうだし、包んでくれそうな感じがします。やっぱり支えになってくれて、いろいろ教えてくれる人がいいです」
「ではないですけど、残念ながら。まだ(周りで)そういうふうには思ったことはないです。大学とかでもけっこう『あっ』て感じで見られちゃうんで…」
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