向井理「ドラえもん」声優初挑戦　自身のひ孫・向井おさる役

　俳優向井理（３１）がテレビ朝日系アニメ「ドラえもん」（金曜午後７時）で声優に初挑戦する。舞台は２２世紀で、向井は自身のひ孫という設定のアクションスター向井おさる役で登場する。

　向井は３月１日のレギュラー放送「最強！ころばし屋Ｚ」のほか、「映画ドラえもん　のび太のひみつ道具博物館（ミュージアム）」（３月９日公開）にも出演する。

　何の取りえもない少年が、向井理の出演する古い映画のＤＶＤを見て、曽祖父が俳優であることを知り「これならできるかも」と芝居の世界を目指す。サルのような身のこなしから芸名が向井おさるに決定、曽祖父と１字違いの名に喜び「ひいおじいちゃんを超えるスターになる！」と夢を語る。

　向井は１月下旬に東京都内のスタジオで収録に臨んだ。好きな登場人物はジャイアンだという。俳優として常に注目される重圧からか、欲しい道具には、かぶると石ころのように存在感がなくなる「石ころ帽子」を挙げた。声優を務めてみて「声だけでどのような絵になるのか分からないまま演じるのは難しい」と俳優との違いを痛感した様子。

　普段はクールな向井だが、おさるのアクションでの決めぜりふ「見ざる、聞かざる、向井おさる！」と叫ぶシーンは必見だ。

　「ドラえもん」の映画には、２０１１年に歌手福山雅治（４４）がしずかちゃんが大ファンのスター福山雅秋役で、１２年に俳優小栗旬（３０）が大人気アイドルで実力派俳優を目指す甘栗旬役で声優として出演した。