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気象庁 北朝鮮で特異な振動観測
2月12日 12時42分

気象庁によりますと、12日正午前、北朝鮮北東部で地震とは異なる特異な振動が発生したのが地震計で観測されました。
この付近には北朝鮮の核実験場があり、気象庁は、地下核実験かどうか政府内で分析するため、データの確認を進めています。

気象庁によりますと、日本時間の12日午前11時57分ごろ、北朝鮮北東部の北緯41.2度、東経129.3度付近で地震とは異なる特異な振動が発生したのを気象庁の地震計で確認したということです。
振動が発生したのは地下のごく浅いところで、マグニチュードに換算すると5.2と推定されるということです。
この付近には北朝鮮の核実験場があり、7年前と4年前に北朝鮮が地下核実験を行った際には地震の規模に換算してマグニチュード5前後の振動が観測されました。
地震の場合、地震計に記録される波形は小刻みな揺れから始まり、次第に振幅が大きくなりますが、地下核実験による振動の場合は最初から振幅の大きな波形となります。
今回、記録された波形も地震とは異なる特異な振動を示しているということで、気象庁は、地下核実験によるものかどうか政府内で分析するため、データの確認を進めています。

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