前半のチャンスでミドルシュートを放つMF梶山(新井賢一撮影)
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【アテネ新井賢一】FC東京からギリシャ1部リーグのパナシナイコスに期限付き移籍したMF梶山陽平(27)は10日、ホームのクサンシ戦にトップ下で3試合連続スタメン出場した。得点には絡めず、前半45分間で交代となった。チームは0−1で敗れて5試合ぶりの黒星。8位に後退し、プレーオフ圏の5位から再び遠ざかってしまった。
前半11分、梶山が得意の右足で放った約23メートルの強烈なミドルシュートはわずかに右へ外れ、同14分にはゴール前に走り込んでMFシソッコのパスを呼び込むと、体勢を崩しながら左足で狙ったが、相手GKの好セーブに阻まれた。
パナシナイコスは前半40分にセットプレーから失点。新たな環境にも慣れ始めた梶山は前線で攻守に奮闘し、前半ロスタイムにはヒールパスから絶好機をつくり出したが、チームには有効な攻撃の組み立てがないため、梶山自身もボールに絡む機会は少なく、前半のみで退いた。初のホーム戦で結果を残せず、梶山は「シュートチャンスはあったので、そこでしっかり決めたかった」と残念そうに話した。
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