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【サッカー】

長友躍動 4戦ぶり勝利に貢献

2013年2月12日 紙面から

 【ミラノ(イタリア)酒巻陽子】日本代表DF長友佑都(26)が所属するセリエA・インテルミラノは10日、ホームでキエボを3−1で下し、リーグ戦4試合ぶりの白星を飾った。前半2分に先制点。一度は追いつかれたものの突き放した。長友は左サイドバック(SB)でフル出場し、積極的な攻撃参加で勝利に貢献した。

 長友が、本職である左SBのポジションに久々に入り、ピッチで躍動した。プライベートでも仲のいいFWカッサーノに好パスを通し、チャンスを演出した。後半7分にはGKがはじいたボールに自ら勘良く詰め、決定機をつくった。左足シュートは惜しくもGKに阻まれたものの、地元サポーターを大いに沸かせた。

 最近はチーム事情で試合中にポジション変更を命じられることが多かったが、この日は90分間同じ位置。左SBでのプレーに集中できたことで、真価を発揮した。シュートシーン以外でも、何度かスピードのある突破からクロスを供給し、相手守備陣の脅威となった。

 「(シュートは)決められそうだったから狙っていた。あとちょっとだったのに」と悔しがった長友。しかし、チームがリーグ戦4試合ぶりの勝利を飾ったとあって表情はにこやかだった。「勝利まで長かった。球際で負けないようにしよう、気持ちを見せようとチームメートと話し合っていたので、(勝つことができて)良かった。きょうは気持ちが入っていた」と振り返った。

 自身の攻撃ぶりについても、「監督から『カッサーノがボールを持ったら後ろを気にせず前へ上がっていけ』と言われている。左サイドが(チームの)武器になっていると思う」と胸を張った。試合翌日の地元紙は、長友の出来を高く評価した。「後半は精度の高い効果的なプレーを披露。守備でも貢献した。MFカンビアッソとの息の合った連係から見事なシュートも放った」と称賛した。辛口のガゼッタ・デロ・スポルト紙も「6・5」をつけた。

 

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