メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

話題のキーワード

印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

仮設商店街、再建遠く 特需去り「客は1日3人」

写真:29の店舗が入る「おおふなと夢商店街」。昨年9月ごろから被災地ツアーの団体客が減ったという=岩手県大船渡市拡大29の店舗が入る「おおふなと夢商店街」。昨年9月ごろから被災地ツアーの団体客が減ったという=岩手県大船渡市

写真:人影がまばらな「おおふなと夢商店街」。書店の「ブックボーイ」があった場所は(手前右)は空室になった=岩手県大船渡市拡大人影がまばらな「おおふなと夢商店街」。書店の「ブックボーイ」があった場所は(手前右)は空室になった=岩手県大船渡市

写真:29店が軒を並べる「おおふなと夢商店街」。人影はまばらだ=岩手県大船渡市拡大29店が軒を並べる「おおふなと夢商店街」。人影はまばらだ=岩手県大船渡市

図:商店街復興のための主な行政の支援策拡大商店街復興のための主な行政の支援策

 被災地の仮設商店街が苦しんでいる。東日本大震災からまもなく2年。ツアー客らであふれた「復興特需」は去り、閑古鳥が鳴いているところが少なくない。仮設を出て店を構えるには、資金や高齢というハードルが立ちはだかる。

 飲食店など30店が入る宮城県南三陸町の「さんさん商店街」。土日の昼には大型バスが相次ぎ、団体客でにぎわう。昨年は飲食店の客だけで約10万人を数えた。

 繁盛しているのは共通メニュー「南三陸キラキラ丼」の存在が大きい。飲食店7店のうち4店で扱う海鮮丼で、地魚やイクラなど三陸の海産物をふんだんに盛る。安いものでも1500円だが、客の4割が注文する人気メニューだ。

 「『南三陸行ってキラキラ丼でも食って帰るか』ってお客さんが結構いるのがありがたい」。商店街組合長の高橋修さん(54)はイメージの定着を喜ぶ。

 だが、こうしたにぎわう仮設商店街はわずかだ。

続きを読む

この記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。

無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら

PR情報
検索フォーム

おすすめ

人々の安全に対する意識を変えた阪神大震災から18年のいま、考えるべきこととは。

大切な牧草地が使用禁止になった農家の苦悩、汚染土の除染作業が続く現在進行形の遠野物語。

緊急輸送道路を繋ぐ橋が、震災対応の司令塔となる自治体庁舎が崩壊する危険が…。

豊かさと危険性――原子力災害に行き着くまでの福島県双葉地方の変質をたどる。

原発事故から1年半がすぎた。風化への怒りと焦りの声が、被災地で交錯している。

現場を知らぬマニュアル頼みのずさんな対応に、自治体や地元住民は納得できたのか。

注目コンテンツ

  • ショッピング履き心地とデザイン性を追求

    『クラークス』のブーツ

  • ブック・アサヒ・コム「ママ友」 その複雑さは…

    どんな大きな集団にも負けない

  • 【&M】きょうは、何の日?

    美人と一緒なら、毎日が特別な1日

  • 【&w】世界に一つだけの花束を贈る

    「物語を贈ろう」

  • 朝日転職情報

  • 就活朝日2014