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県日中友好協会の創立60周年記念式典
(富山市 名鉄トヤマホテル) |
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富山県日中友好協会の創立60周年の記念式典が11日開かれました。
尖閣諸島の問題などをめぐって悪化している日中関係の修復について、出席者は、改めて民間交流も重要だと確認しあいました。
式典前の記念講演では元中国大使の谷野作太郎さんが最近の中国情勢と日中関係について講演し、「富山出身の松村謙三さんをはじめ日中国交正常化に関わった先輩方は今の両国の関係をどう見ているだろう」と述べました。
その上で、尖閣諸島の問題など中国との外交問題については、「国のトップ同士のホットラインなど危機管理メカニズムの構築が必要」と話し「日本側は中国の挑発にのらずに、自信と品格を持ち続けることが大切」と述べました。
また式典では、協会の金尾雅行会長が、「去年、日中国交回復40周年を迎えたにも関わらず、両国の協力、交流がほぼ全面的に停滞している」と話し、「このような時こそ両国民の相互理解、友好親善が大切であり、民間交流の力で、苦難を乗り越えなければならない」と訴えました。
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