NHK北海道のニュース 札幌放送局
網走の断水 ほぼ復旧
網走市で、水源から浄水場に水を送る導水管が破損し、11日午後から、市内の60%にあたるおよそ1万1600世帯で断水が続いていましたが、復旧作業の結果、これまでにほぼすべての地域で水道が使えるようになりました。
網走市では、水源から浄水場に水を送るために設置された直径45センチの鋼鉄製の導水管が破損したことから、11日午後2時に浄水場からの水道水の供給が停止され、市内のおよそ60%にあたるおよそ1万1600世帯で断水が続いていました。
復旧作業の結果、12日未明に導水管の補修が終わり、午前4時すぎからおよそ14時間ぶりに各家庭に水を送る配水管への注水が再開されました。
市内の家庭では、さっそく台所で水道の蛇口をひねって水が出ることを確かめていました。
自営業の70代の女性は、「思ったより早い時間に水道が再開したので安心しました。
過去にも断水があったので不安でしたが、水が出て嬉しかったです」と話していました。
午前7時までに、一部の地域をのぞいて、ほぼすべての地域で水道が使えるようになったということですが、市は、最初は濁った水が出る場合があるので、飲み水には使用しないよう呼びかけています。一方、水道の供給が始まっても、集合住宅などでは水が出にくい場合もある事から、11日から24時間対応している4か所の給水所での給水を続けるとともに、朝から再開する予定だった15か所の給水所についても、予定通り午前6時から給水を行っています。
02月12日 07時57分