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野村
最初はクラシックコントローラ対応の方が楽なんじゃないかという話をしていた時期もありました。ユーザーの皆さんもそうだと思いますが、ソフトを作る方もWiiリモコンというこれまでにないコントローラを使うのは初めてだったので。
山上
ただ2006年に出ているんだったら、それほど対応していなくてもお客様も許してくださるかもしれない。でも、2008年まで延期したんだから、やっぱりどのゲームよりも洗練された動作になっていないと意味がないでしょう。
小野
結果的には、Wiiリモコンを使い倒したゲームになりました。レスキューで人を助けるときや、走って逃げるとき、銃で敵を撃つとき、車を運転するとき。ありとあらゆる動きをWiiリモコンで体験できるようになっています。これらにはスタッフのアイデアがふんだんに盛り込まれています。
ゲームの序盤でいろんなことを説明しておくことが大切なんです。ただ説明ばかりだとダレてくるので、合間合間にムービーを挟んでいく。話を進めながら練習をして、また話を進めて、少し練習して…という感覚で、次はどんな展開になるんだろうと気になるころには、操作方法が一通り学べるというつくりになっています。ここはモノリスソフトさんのチューニングがうまくいきまして、やっていて楽しいチュートリアルになったんじゃないかなと思いますね。
そうです。時間をいただいたことで、こういった部分も追加していくことができました。そういう要素が追加された理由のひとつとして、ゲームのボリュームを増やしたいというのは頭にありました。もちろん、ゲームを単調にしないためという理由もあります。
開発の早い段階からストーリーの内容は決まっていたんですよ。それに対してボリュームを増やそうとなったら、ゲーム部分で作るしかないじゃないですか。繰り返し遊んでもらうために、そういう成長要素とかはあった方が良いよねと。
購入したり成長させたりする武器によってクリアの難易度を変えることもできる。さらに変な武器を選んでしまったときでも、主人公を成長させることでクリアしやすくできます。このおかげで、ゲームとしてもっと深く楽しめるようになってきたんじゃないかなと。シナリオが面白い、映像の迫力がある、ゲームのボリュームもあると、バランスが取れました。
そうですね。モノリスソフトはやはりRPGが多いので、ノウハウという面ではチャレンジの多いプロジェクトではありました。ゲームを作る手順であったりとか、作り方、データの持ち方というのが、気を抜くとRPG的なものになってしまんですよね。そこを、アクションゲームに適したやり方にしていくというところは比較的手探りなところもあったので、苦労したところといえばその辺ですね。最終的には、こうすればうまくいくというのを学習しながら、ひとつひとつクリアしていきました。
売れたら続編を、というのを小野さんとも打ち合わせをしていて、次の企画もいただいています。ですが、沢山売れないことには次の作品が作れないので、準備をしてお客様の反応を待っている状態ですね。それとは別に、やっぱりモノリスソフトさんと言えばRPGがメインですから、RPGも作りたいですね、というお話を野村さんとしています。
僕はまだ何も言っていません。
一同
(笑)。
開発スタッフもWiiでの開発になれましたので、制作することになれば今回よりもさらにすごいものになると思います。
サクッと遊べて、痛快にスカッとした気分になれるゲームです。映画を観て、エンドロールが流れましたというところで、いい気分で映画館を出る感覚。それがあるので、皆さんにも味わっていただきたいなと思います。
四條
ゲームが苦手な方でも、得意な方でもすごくとっつきやすいゲームだと思うので、気になった方にはやってもらいたいなと思いますね。ゲームバランスも良い感じになっているので、題材に興味がある方はすんなりとゲームに入っていけると思います。
Wiiというハードの中では少し毛色の違ったゲームになっています。CMを見て興味を持った方は、きっと気に入っていただけると思います。
横田
敵と銃で戦っている場面を見ると、硬派なゲームに思えてしまうんですけど、さまざまなサバイバルアクションが直感的な操作で楽しめるようになっています。スタッフが筋肉痛になるまでひたすらWiiリモコンを振って、楽しくなるように調整しています。あと、主人公がイカツイおじさんですが、すごく生き様が格好いいんです。男気が溢れる感じで。でも、でっかいハンバーガーを食べたりするキュートなところもあるんですよ。そういうキャラクターの魅力も楽しんでもらいたいですね。
松下
手軽に遊べるというだけでなく、こういうゲームを普段楽しまれているような方にもバッチリ遊べるように、おまけ要素はかなりいろいろ入れてあります。レイの着替えや射撃場なんかもあります。モノリスソフトさんらしい部分もあったりするので、探してニヤッとしていただければと思います。
ゲームが得意じゃない方でも、普通にノーマルモードを遊んでいただければ、「ああ、私でもちゃんと最後までいけるんだ」と感じていただけると思います。もちろん、何ヶ所か苦しいところもあるでしょうけど、先の物語が知りたくなるように、ちゃんと攻略が楽しくなるように設計しています。「やっぱり映画ってこれだよね」という気分をぜひ、味わっていただきたいなと思います。安心して買っていただいて大丈夫です。興味を持っていただいた方はぜひご購入よろしくお願いします。
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