謹啓 向春の候、ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、本取引所は平成25年2月8日の日中立会をもって全ての立会を停止し、同12日に建玉等の処理を、米穀は大阪堂島商品取引所、一般大豆、小豆、とうもろこし及び粗糖は株式会社東京商品取引所に移管いたしました。これにより移管商品の取引は切れ目なく継続されております。移管に際しご協力いただきました大阪堂島商品取引所、株式会社東京商品取引所並びに取引参加者をはじめ関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。
今後は臨時株主総会を経て解散手続きに入ることとなりますが、昭和27年10月の開所以来60年余にわたり産業インフラとしての先物市場を提供できましたことは、偏に皆様の暖かいご支援・ご協力の賜物と心より感謝いたしております。
時まさに激動する国内外情勢の下、歴史と伝統ある取引所の解散は、誠に残念でございますが、先人の皆様の築かれた農産物・砂糖市場の商品は両取引所にそれぞれ切れ目なく引き継がれ、市場参加者の皆様のより一層の利便性・効率性向上に資するものであり、新しいビジョンを打ち立て、実現する絶好の契機となれば幸甚です。
皆様には永きにわたり本取引所の運営に関し、ご協力・ご支援いただきましたことに深甚なる敬意と感謝を申し上げるとともに、移管先である大阪堂島商品取引所並びに株式会社東京商品取引所に引き続き暖かいご支援・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げ、最後のご挨拶とさせていただきます。
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敬白
株式会社東京穀物商品取引所
代表取締役社長 畑 野 敬 司
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