2012-07-11 “橋下フレンズ”中田宏の『ゴミ改悪』

最近も(自画自賛を兼ねた)橋下礼賛本を出してすっかり「橋下の金魚のフン」ぶりが板についた元横浜市長・中田宏氏ですが、横浜開国博覧会の失敗並びにスキャンダルの末に任期途中で横浜市長を辞めた事を考えると「政治ゴロ」という言葉がぴったりです。
そんな彼の松下政経塾時代からのライフワークがゴミ問題。横浜市長時代において分別収集並びに削減に取り組んだとの触れ込みであります。
■大人物・中田宏(4)(09年6月19日付『お助けマン・北九州』)
家庭用ゴミの分別も半端ではない。全部丸抱えで処理してきたのを、15品目に分別するという。彼の意識には「ゴミは資源」と捉えているからだ。松下政経塾時代、自らゴミ処理工場に入り込んで、汗まみれになっておじさんたちと1ヶ月間も働いた経験が大きい。
二年間の猶予期間の間、とにかく周知徹底に全力をあげた。G30と銘打って、公共施設などに垂れ幕を貼りまくり、駅など人の集まるところでは宣伝文句をアナウンスし続けた結果、人々が「G30って何だろう?」と関心を示すようになってきた。
そしてその結果、平成17年には33%削減。翌年35%、次は37%、20年には41%削減と驚異的な数値を残している。しかもその間も人口は増えているのだ。もの凄いことを、360万横浜市民はやっている。もちろん大学生をはじめとする若者や外国人も当然対象者である。
やればできる、ただ、やるかやらないかだけである。「やる」と決めて一直線全員一丸となって邁進すれば必ず「なせば成る」である。そしてその結果、7基あったゴミ焼却炉が3期に減ったのである。1100億円もの経費節減に繋がった。分別によって毎年毎年30億円の節減ができる。さて我が町北九州市はどうなんだろうか?? 「環境宣言都市」のお墨付きをもらっているが、果たして市民はそこまで意識が高まっているだろうか?? まだまだのような気がするが・・続
だが実際には、この中田市長の“功績”も、橋下「府知事」がかえって大阪府の財政を悪化させたのと同様の虚構でしかない様です。
■今日の横浜が明日の大阪 ゴミ改革失敗でネズミ大量発生!(週刊文春7月19日号161-162ページ)
「これでは民間活力どころか、民間つぶしですわ」(ある業者)
橋下徹大阪市長がこだわる非公務員化政策が、ゴミ収集事業で迷走している。横浜市で民間委託を大失敗した中田宏・元市長とタッグを組んだゴミ改革を、橋下氏を支える「ふわっとした民意」は許してくれるだろうか。
(中略)
横浜市は大阪氏よりも六つ少ない十八行政区に、逆に百万人多い約三百六十九万人が住む大都市である。
「横浜市では事業系は民間、生ゴミ(家庭系)は直営という棲み分けだったのをコストカット狙いで変えた。家庭ゴミの委託は二〇〇三年の西区の高層マンションから始まって西区全体、中区、栄区とエリアが広がっていきました。許可業者は従来の四十七社から二倍の約百社に膨れ上がった。入札には全く実績がないような新規業者でも参加できました。ネットで参加して入札して終わりですから。中田市長は民間委託で累計二十億浮かせたと喜んで、担当の資源循環局をMVP表彰したそうです」(横浜市の民間業者)
しかし、せっかく民間委託した生ゴミ収集を再び市の直営でという先祖返りを起こしている。
「缶瓶ペットボトルやプラスチック製容器などは民間委託ですが、燃やすゴミの中には危険物が入っていたり、業者が倒産した場合の危機管理も考えてやはり市の収集がいいだろうと、途中で方針を変えました。西区と栄区は既に市の収集に戻し、中区も戻す予定です」(横浜市資源循環局)
結局、中田改革の結末は、粗悪履行が多発して収拾がつかなくなった。
「落札した業者がたった二週間で『やっぱりできません』と逃げ出しちゃった。一番問題なのは単年契約ですね。隣接する川崎市や横須賀市では三年や五年が当たり前です。そうしないと我々も車両のリースなどの投資を償却できませんから。そのうえ、以前はモデル価格の六割を下げると失格になったのに、安ければ落とせるようになった。安かろう悪かろうの典型です。
例えば川崎市では来年四月に家庭ゴミの入札があるとすれば前年の六月頃に全業者にアナウンスをして業者を全員集め、決算書や事業実績を提出させてからみっちり審議です。夜中の二時まで審議されて、結局外された業者もありますよ。最低価格を下回る額の入札をした業者のヒアリングに何時間もかけます。
横浜市のヒアリングは形だけで、十五分で終わり。結局、横浜市の民間委託では、運転資金に困ったギリギリの業者しか参加しなくなり、市民からはクレームの嵐で直営に戻さざるをえなくなったということでしょう」(業界団体幹部)
ゴミ改革の失敗は別の面にも現れている。横浜市ではここ数年、ネズミ被害の件数が急速に増えている。市に寄せられた相談件数は〇七年度の四百三十一件から増え続け、十一年度には八百九十件に達した。ゴミ回収の質が劣化した故の環境悪化だとすれば、市民にとって歓迎すべき事態ではない。
対照的に大阪のゴミ収集は、長年のノウハウの蓄積でカラス被害を少なく抑えるなど「じつは効率的」。それを滅茶苦茶にしようとしてるのが橋下・中田コンビであります。文春はこう結びます。
橋下氏よ、有権者から愛想を尽かされぬうちに足元を見つめ直した方がいいのではないか。
中田氏も含めて橋下氏がそんなタマではないからこそ、今の今まで改革者面してこれた訳で。大阪市民は、二人まとめて燃えないゴミにでも出すがよろしいのであります!!
今の私はこれ以上何も言うことはありません。
ちょっと前までの私でしたら発言をエスカレートさせ聞くに堪えない残虐極まる罵詈雑言を浴びせここを訪れる方々をどん引きさせるようなえげつないコメントを残していましたが、わたしは自分に打ち勝ち、ちょっとだけ大人になりました。
でも、褒めてもらおうなどという気持ちはありません。
いままでいかれていたのがようやく普通になっただけなのですから・・・。
http://www.labornetjp.org/news/2012/1341829890493tokachi
それと、橋下がまた暴走。大津市の中2男子自殺問題で教育委員会廃止だそうです。まさにショックドクトリン。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120712/crm12071214560018-n1.htm
大津市では「橋下の一つ覚え」の学校選択制が導入されてたんですけどねえ。
教委叩きに利用する暇があったら自分の足元を見つめなおせ、
って奴が見直す訳ありませんがorz
http://edugarden.blog50.fc2.com/blog-entry-2975.html
http://rocketnews24.com/2012/07/17/231314/
ソースは自分のブログのコメント欄?
http://satsuki-katayama.livedoor.biz/archives/7258699.html#comments
70. レイ 2012年07月16日 03:33
大津いじめ自殺の加害生徒が転入した、京都府宇治市の公立中学校在校生を娘に持つ母です。
(中略)
大津いじめ自殺の加害生徒は、転入後もこの中学の生徒に対して酷い暴行を加えていた事実も判明しています。