2013.02.09 Saturday
「デザインあ展」
21_21 DESIGN SIGHTで開催中の
「デザインあ展」に行って来ました。 「デザインあ展」スペシャルサイト http://design-ah.net/ ぶっちぎりの楽しさ!早くも今年のベスト10入り確定の展覧会です。 佐藤卓氏が「今までの21_21 DESIGN SIGHTにはない場所を目指した」と胸を張って言いきる理由も良く分かります。デザイン系でもアート系でもデート系でもどんな人が行っても、必ず楽しめます。大人から子供まで。 しかも、会場内写真撮影も自由に出来ます。 撮影した写真に、ハッシュタグ「#design_ah」を付けTwitterやInstagramに投稿すると、「デザインあ」公式サイト(http://design-ah.net/)に掲載されます。 これまでもツイッター上だけでのこうした展開はありましたが、今回は一歩進めて投稿された写真を公式サイトに掲載し来場者と展覧会の一体感をもたらしています。 何かと「敷居の高い」と思われがちな美術館での展覧会もこれなら、気も張らず足を運んでみたくなります。誰かを誘って。 「「あ」れ?」 佐藤卓デザイン事務所 展覧会のタイトル「あ」の中に入ると…正面のモニターに自分が入りこんだ展覧会タイトルが映し出されます。たまたま黒ずくめだったけど、次回行く時はもっとビビットな色の服で「あ」になります。 後ろに見えるのは、「あ」ら!(佐藤卓デザイン事務所)一画欠けている「あ」の一部に自分がなって「あ」を完成させてパチリ。早くも来年の年賀状用の写真決定かな。 みんなの「あ」投稿作品 NHKの番組同様に「あ」を描けるスペース(作業机)が用意されています。所定の用紙に皆さんご自身がデザインした「あ」を描いてもらい備え付けの箱に投函。 あなたの描いた作品が、こうして展覧会会場の壁(安藤忠雄建築のコンクリートの壁)に展示されたり、番組内でも紹介されるまたとないチャンスです! 「動く「あ」」 tha ltd. みんなの「あ」の真向かいにある壁に向かって今度は自分自身の身体全体を使って「あ」を表現してみましょう。出来栄えによって点数が。因みにこの知人の「あ」は45点。まだまだですな〜 それにしても、人前でも全然恥ずかしさとか感じることなく出来てしまうことが、この動く「あ」のスゴイところ。童心に返るとはまさにこのこと。 子どもだけでなく、大人を自然と遊ばせてしまう点にこの展覧会の秘密が隠されています。 「モノ・オトと映像の部屋」tha ltd.+小山田圭吾(コーネリアス) デザインあのテーマ デザインかぞえうた カラーマジック まるとしかく NHK「デザインあ」 Cornelius(コーネリアス) 番組でもお馴染みのコーネリアスの歌が、展示室の壁面全てを覆い尽くす映像と共に流れます。1曲2分、4曲で合計8分。中央のテーブルに置かれた物にも注目しながら体感して下さい。 「おりがみ」 佐藤卓デザイン事務所+折形デザイン研究所 懐かしい学校の机の引き出しには色とりどりの折り紙が入っています。一枚取り出し画面横のスタートボタンを押すと、折り紙の折り方が丁寧に映し出されます。 初めて折るお子さんでも、映像に合わせて折っていけばちゃんと完成します。こうした小さな達成感の積み重ねが本来、教育には大切なんですよね。 そうそう、大人向けとして近くに「ふろしき」佐藤卓デザイン事務所+山田悦子(むす美)コーナーもあります。外人さんが熱心に取り組んでいたのが印象的でした。 「5つのテーマ」佐藤卓デザイン事務所 参加作家: 岡崎智弘、studio note、Perfektron、plaplax 「お寿司」、「本」、「器」、「お金」、「学校」の5つのテーマで、デザインを観察するメイン展示室。いつもながら新鮮な驚きが提示されています。佐藤卓氏の真骨頂でもあります。 見慣れた身の回りにある日常のモノから、デザインとは何たるかを実に明快にそして、楽しく(ここ大事です)示してくれます。 「ちょうどいい」佐藤卓デザイン事務所 小さな小さなものから、とてつもなく大きなマグロの握りとイクラ軍艦巻がずらり並べられています。あらためて「ちょうどいい」大きさは?と聞かれると… こうしたちょっとした「気付き」をこれだけ上手に見せられる人、他にいませんよね。子どもさんを楽しませるつもりで来館した大人が、逆にワクワクウキウキしちゃう展覧会です。 「デッサンあ」tha ltd. 中央のモデル(ペンギン)の周りに8つのデッサンポイントが。そこにはiPadは備え付けられています。絵心なくても思い思いにデッサンして投稿。 描いたデッサンはすぐに会場に大きく映し出されます。また「デッサンあ」の特設サイトにも掲載されます。http://design-ah.net/drawing/ 会場へ行けなくても、このサイトからも同じようにデッサンが可能です。新しいタイプの「参加型展覧会」として他の美術館、博物館の皆さんも注目すべきかと。 「音の廊下」小山田圭吾(コーネリアス)+Yamaha 細い廊下を歩いていると、どこからともなく「あ」「あ」「あ」…と。怖くはないですよ、ちょっと不思議な感覚に囚われますが。 21_21 DESIGN SIGHTの謎のこのスペース巧いこと使っています。 「「あ」の広場」plaplax 唯一野外(中庭)に置かれた作品。雨風に耐えつつ展覧会期間中に徐々に姿を変える「あ」。「雪など降るもいとをかし。」会期終わる頃にまた観に行きたいです。 「そこここ「あ」」佐藤卓デザイン事務所 「須田悦弘展」よりも簡単に思えますが、これが中々手強いかも。パッと目につくところは良いのですが、そこかしこに「あ」が、かくれんぼしています。 安藤建築に紛れ込む「あ」を探せ!何て企画も楽しいかもしれませんね。 大人から子どもまで楽しめる展覧会。展示と遊びの中間的な場所を目指したそうです。伝説の展覧会になるかも。 「デザインあ展」は6月2日までです。是非是非。 (既に混雑しているようです。) デザイナー山中俊治氏のツイート。 ↓ @Yam_eye 「デザインあ」は、いわゆる「大人は知ってて子供は知らないこと」を伝えようとするのではなく、「子供も(ほとんどの)大人も知らないこと」を伝えようとしてる。しかも、そのネタが常になにげない日常における発見であるところがすごい。 企画展「デザインあ展」 会期:2013年2月8日(金)〜2013年6月2日(日) 休館日:火曜日(4月30日は開館) 開館時間:11:00〜20:00(入場は19:30まで) *3月23日(土)は六本木アートナイト開催に合わせ、通常20:00閉館のところを特別に24:00まで開館延長します(最終入場は23:30) 会場:21_21 DESIGN SIGHT http://www.2121designsight.jp/ 主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団、NHK エデュケーショナル 後援:文化庁、経済産業省 特別協賛:三井不動産株式会社 協賛:株式会社 佐藤卓デザイン事務所 協力:株式会社アマナ、株式会社アマナイメージズ、キヤノン株式会社、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、ジャパンマテリアル株式会社、ベンキュージャパン株式会社、マックスレイ株式会社、ヤマハ株式会社 展覧会ディレクター:佐藤 卓、中村勇吾、小山田圭吾 参加作家:阿部洋介(tha ltd.)、岡崎智弘、緒方壽人(takram design engineering)、折形デザイン研究所、studio note、Perfektron、plaplax、山田悦子(むす美)、他 展覧会グラフィック:林 里佳子(佐藤卓デザイン事務所) 展覧会会場構成協力:五十嵐 瑠衣 21_21 DESIGN SIGHTディレクター:三宅一生、佐藤 卓、深澤直人 同アソシエイトディレクター:川上典李子 おまけ: ![]() 「あ」になろうとしたのですが、何故か「お」になってしまいました(汗)あ〜ぁ。。。 「デザインあ展」は撮影ok!撮影した写真に、ハッシュタグ「#design_ah」を付けTwitterやInstagramに投稿すると、「デザインあ」公式サイト(http://design-ah.net/)に掲載されます。 Twitterやってます。 この記事のURL http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3142 JUGEMテーマ:アート・デザイン 21_21 DESIGN SIGHTでは、2013年2月より、「デザインあ展」を開催いたします。NHK Eテレで放送中の教育番組「デザインあ」を、展覧会というかたちに発展させた企画です。 |