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政府 日本版NSC向け有識者会議発足へ2月11日 4時16分
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政府は、危機管理能力の向上に向けて、外交・安全保障政策の司令塔「国家安全保障会議」、いわゆる日本版NSCを創設する必要があるとして、具体的な在り方などを検討する有識者会議を今月15日に発足させることになりました。
いわゆる日本版NSCを巡っては、第1次安倍内閣の際に、創設のための法案が国会に提出されましたが、法案は審議されず廃案となりました。
安倍総理大臣は、今度の内閣の発足にあたって政府の危機管理能力を向上させ、外交・安全保障に関わる意思決定を迅速に行えるようにするため、NSCを設ける必要があるという考えを改めて示し、政府は、具体的な在り方などを検討する有識者会議の初会合を今月15日に開くことになりました。
会議のメンバーには、内閣官房参与を務める元外務事務次官の谷内正太郎氏や自衛隊トップの統合幕僚長を務めた折木良一氏、京都大学名誉教授の中西輝政氏ら10人が内定しています。
会議では、アルジェリアで起きたイスラム武装勢力による人質事件で、情報収集に手間取ったなどという指摘があることも踏まえ、NSCの機能などに加えて政府の情報収集能力をどのように向上させるかも検討される見通しです。
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