「ラップ使うな」熱傷学会が勧告
「ラップ使うな」熱傷学会が勧告
重篤な感染症の危険あり、特に乳幼児には禁忌
比較的深度が浅い熱傷に対し、創傷被覆材を用いて湿潤環境下に管理する方法は、一般的な治療法であると学会は認識している。
医療材料である創傷被覆材には、常に感染には注 意するよう明記されている一方、ラップなどの非医療材料にはそのような記載はない。学会によると、熱傷治療に精通していない医師がラップ療法を行い、未熟な管理を行った結 果、感染症を生じたり、敗血症を起こして死亡したりする例が報告されているという。
学会は、「日本では、熱傷の局所療法に優れた医療材料が使用できる状況にある。医師が食品用ラップのような非医療材料を用いて治療を行うことは厳しく制限されるべき」と態 度を示し、特に乳幼児は抵抗力が弱く、重篤な感染症の危険があるため決して用いてはならないと強く勧告した。
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熱傷の治療は最近随分変わりましたから注意が必要ですよ・・・
どう変わったか・・・
昔は消毒してガーゼで乾かして治療していましたね
表面を剥がして凄く痛いってやつですよ・・・
今では湿潤治療が普通ですよ・・・
湿潤治療とは乾かさないで治療する方法です・・・
日本では多くの被覆材があり材料に困っているということは
ありません・・・
従って普通の食品用のラップで治療するのは止めろ、って
声明ですね・・・
実はこれに反対する医者が居るには居ます・・・
しかし、この声明ははやり守られるべきですね・・・
医療材料というのは全て薬事で審査されて通過している必要が
有ります・・・
それ以外の物を使った場合、結果が悪ければ確実に医者の責任は
免れません・・・
勿論悪い結果は患者が被る・・・
これは発展途上国なら許されるでしょうが日本ではとても
許されません・・・
勿論医療材料が異常に高くて医療費を押し上げているというのは
有りますが、それとは別問題です・・・
死亡例まで報告されているのですから、これを知っていて使うのは
非常に悪質な医者ということになります・・・
反対論を展開する医者の言い分も分からないでは有りませんが
今回の熱傷学会の声明は非常に適切で
正しい声明だと思います・・・
熱傷は多くが湿潤治療、乾かさない治療で短期間に綺麗に
治ります・・・
昔の常識はひっくり返りました・・・
また、医療行為を行うのに医療材料以外のその辺で買ってきたものなど
絶対に使えないのです・・・
それが安全を追求する現在の医療というものです
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