かつてバターよりも太らないといわれたマーガリンも、実はダイエットには不向きな油の代表格だ。「マーガリンは製造過程で、脂肪細胞に酸化を起こして肥満の原因になりやすいトランス脂肪酸が発生します。トランス脂肪酸の多いマーガリンを使うのなら、動物性脂肪のバターをお勧めします」。トランス脂肪酸は心筋梗塞などの要因にもなるため、最近はトランス脂肪酸を減らしたマーガリンも売られている。
いくらやせるのにいい油であっても、取りすぎはカロリーオーバーのもと。1日にティースプーン2杯程度を目安に上手に摂取したい。
~板倉さんの油選びのポイント~
1 脂肪酸の種類をチェック!加熱用か生食用か?
主成分がどんな脂肪酸なのかを確かめたい。熱に弱いα-リノレン酸を炒め物などに使っては、やせる効果も薄れてしまうからだ。
2 できるだけ加工や添加物のないものを選ぶ
加工された油や添加物の加えられた油は、本来の植物の有効成分が除去されたり変質したりしていることも少なくないので注意したい。
3 酸化は大敵! 鮮度の良い油を選ぶ
油には酸化すると成分が変質して、脂肪細胞の増加を促進させるものもある。酸化に弱い油は冷蔵保存して早めに使い切ることが大切。
アドバイザー
板倉弘重さん
エミリオ森口クリニック院長。東京大学医学部卒業後、カリフォルニア大学心臓血管研究所に留学。国立健康・栄養研究所臨床栄養部長を経て、現在、日本臨床栄養学会理事長、茨城キリスト教大学名誉教授。『脂質の化学』(朝倉書店)など著書多数。
(ライター 礒部道生)
[日経おとなのOFF2013年2月号の記事を基に再構成]
[参考] 日経おとなのOFF2013年2月号巻頭特集「おとなに効くダイエット」では伊達氏が監修した「伊達式ダイエットでやせる」のほか、「食べる順番を変えるだけでやせる」「Dr.南雲の軽量化大作戦」「やせる腸の作り方」などを掲載している。
ダイエット、エミリオ森口クリニック、オメガ
ダイエットに励む人は、「油は太る」と避けがちだ。しかし、脂肪を燃焼しやすくする、ダイエットに適した油もある。油の性質を理解して、ダイエットに効果的な油を正しく摂取しよう。
■油の性質を見極める
「油は…続き (2/6)
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