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最終更新:2013年2月11日(月) 12時42分

片山容疑者について元同級生「勉強はできた」

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 片山祐輔容疑者は、都内の区立小学校を卒業。小学校の卒業文集には自分の似顔絵を描き、自分の特徴については「本当にやろうと思ったことには粘り強い」と記していました。

 「すごく頭は良かったと思います。学校の勉強はできた。(事件について)驚きもなく、なるほどねと。やっぱり一人が好きっぽい感じだった」(小学校時代の同級生)

 都内の私立の中学・高校に進んだ片山容疑者は、東京電機大学に進学したものの4年目に中退。その後、コンピューター技術を学ぶ専門学校に通いました。しかし、2005年。猫のキャラクターをめぐってレコード会社の社員の殺害予告をインターネット掲示板に書き込んだなどとして逮捕され、実刑判決を受けました。

 この裁判を傍聴した裁判ウオッチャーでタレントの阿曽山大噴火さんは、当時の法廷の様子をこう話します。
 「弁護人からの質問なんですが、『中学時代のいじめは事実ですか?』と聞かれ、被告人(片山容疑者)は『はい。暴力です。のこぎりで頭をきられたりしました』というくだりが印象深い」(裁判ウオッチャー・阿曽山大噴火さん)

 さらに、法廷で片山容疑者は「大学時代に入っても友達ができなかった」と話していました。

 「大学に入ったら友達ができましたか?」(弁護人)
 「サークルなどに入ったんですが、『空気が読めない、ノリが変だ』と周りに言われて友達はできませんでした」(片山祐輔容疑者〔当時〕)

 この事件の動機について弁護人から問われると、「人の反応が得ることがしたかったというのが理由」と答えていました。

 今回の事件で、江ノ島の猫の首につけられた記録媒体には「以前、事件に巻き込まれたせいで、無実にもかかわらず人生の大幅な軌道修正をさせられた」との記述がありました。しかし、これまでの取り調べに対し、片山容疑者は今回の逮捕容疑ついて全く事実ではありません」と否認しています。(11日10:53)

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