1月19日に72歳で亡くなった元横綱大鵬の納谷幸喜さんをしのび、一般ファン向けの「お別れの会」が11日、東京・両国国技館で開かれ、エントランスホールに献花台が設けられた。正午の開始時点で千人以上が集まり、大鵬の人気があらためて示された。
納谷さんが現役引退後に創設した大鵬部屋の流れをくむ大嶽部屋の主催。史上最多の優勝32回を誇る大横綱に別れを告げる来場者を、芳子夫人と大嶽親方(元十両大竜)が出迎えた。芳子夫人は「大鵬を愛してくださった皆さま、誠にありがとうございました。これからも大相撲をいっぱい愛していただければうれしいです」とあいさつし、頭を下げた。