ニッケル水素バッテリーの充電に関して
最近、某社のニッケル水素バッテリー(7.2V 3600mAh 6セル・ストレートパック)を充電中にバッテリーが爆発するという事故があったそうです。
以前より、ニッケル水素バッテリーが爆発するということはありましたが、一部のバッテリーにおいて1C以上の充電レートで充電した場合、爆発・破裂する危険性が高いという話が出ています。
ABCホビーのホームページより引用
バッテリーメーカーによると「最近のニッケル水素バッテリーは自己放電が早く進みがちでメンテナンスを行なっていないと比較的短期間に過放電になる特性があり、パックバッテリーを構成する複数セル間の残容量バランスがくずれ易く、急速充電によって残容量の多いセルの過充電を引き起こし、ひいては爆発を起こす可能性があります。」・・・
ということです。
これは、充電器の問題ではなく、あくまでバッテリーの問題ということのようで、たとえ正常な充電器で充電したとしても同様に爆発の危険性があるということをご理解ください。
尚、メンテナンスなど詳しい内容は、このリンクを参考にしてください。
ひろさか
株式会社 ミワホビー
爆発について
ニッケル水素バッテリーはリポと違い、発火は無いようですが金属の塊が破裂し、破片が飛び散ります。
その破片が、畳を焦がしたり、人体に当たって怪我をしたりする場合もあります。
ニッケル水素はもちろん、それ以外のバッテリーでも充電する際には必ずそばにいて異常に対応できるようにしてください。
爆発する前には、異常に高温になったり「プシュ」などの音がしたりします。 その場合には、充電器のSTOPボタンを押し直ちに充電を止めてください。(充電コードを抜くなどの行為は充電器の故障を招きますのでご注意ください。)
ニッケル水素バッテリー充電の際の注意
下記に、ニッケル水素バッテリー充電時の注意を掲載しました。 十分ご注意の上、充電していただきますようお願いいたします。(ABCホビーのホームページを参考にしています。)
- 新品、及び長期保存されたニッケル水素バッテリーは過放電状態になっている可能性があります。 バッテリーの取扱説明書を良くお読みいただき、また必要があればバッテリーメーカーや発売元に取り扱い方法を確認した上で充電を行なってください。
- 電圧が1セルあたり1.0V以下(7.2Vパックの場合は6.0V以下)になっているニッケル水素バッテリーは充電しないでください。
- 充電を行なうときは、バッテリーを不燃性かつ絶縁性の容器(陶器など)の中に入れてください。 ただし容器にフタは、爆発したときに飛んでしまうので十分な注意が必要です。(No.1821 リチウムポリマバッテリー用セーフティーバッグ[アルミ・カーボン・ケブラー耐火袋] 定価 \2900[税込 \3045]も効果的です。)
- 破裂して飛散するので危険です。 また、近くに燃えやすいものを置かないでください。
- 充電中のニッケル水素バッテリーが異音を発したり、異常高温になったり、煙を出し始めたりした時は直ちに充電を中止してください。 また、その後も爆発の危険性がありますのでしばらくは近付かないでください。
- 充電中は充電器・バッテリーの側から離れず、充分な監視のもとで行なってください。 離れるときは充電を中止してください。