2013年2月11日月曜日

ぶかぶかの背広が幸運を呼ぶ


おまえのこと知って奴がうちにいるよ
ローソン社長の新浪剛史に言われた
僕が19歳の時に会ってるらしい


(//・_・//) ぽっ


お恥ずかしい


僕は少年院を出て仕事を探した
片っ端から面接を受けたが落ちたね
背広を着て社員で働くのは厳しい


なんとか一社受かった


「ホッ」


ぶかぶかの背広を着て行った
なんか成長する気がしたからね
笑われちゃったね


これが良かったのかな?
どう見ても20歳前の新人である


新人研修期間中だったと思う
配属は営業部に決まっていたと思う
違う部署のコンペに同行した
勉強の為である


この時のコンペの相手の責任者
この人がローソンに転職したらしい
社長が知るくらい出世してた


僕を覚えていた


このコンペはうちは負けていた
最後に発注を出す会社の人が聞いた
新人の僕に気を利かせてくれた
なにかあるかと聞かれた


ぶかぶかの背広が良かったのだ
どう見ても貧乏人の新人だ


僕はこの会社のことを話した
コンペの部屋に行くまでに感じたこと
ちょっとした工夫を提案してミタ
コンペの内容とミックスしてね


これが意外とウケタ


再度コンペが行われることになった
僕の提案が再コンペをさせたのだ


「どしゃー」って感じだったね


大変なことをしてしまった
うちの会社のコンぺチームも驚きだ
新人が勝手なことを言ったのだ


何日かしてから呼びだされた
確か重役室に呼びさされた


担当の責任者から言われた


「お前何かしたか?」


・・・。


「ぷる」


重役室へ行けと言われた
行くとコンペのチームリーダーもいた


僕が提案した内容について聞かれた
提案者の考えを尊重してくれた


金額についても聞かれた
いくらで競うか?


またムクッと僕の強気が出た
僕は値段を上げることを提案した


提案によって先方は利益を得る
貢献したうちも1円でも増やすべき
利益を増やすべきと伝えた


この意味理解できない会社なら・・
お付き合いしても難しいと思います
新しい会社を新規開拓すべき
つい本音で言ってしまった


ぶかぶかの背広を着た若造の僕
正直だからつい言っちゃうんだよね


重役が言った
僕も君と同じだと言われた


コンぺの責任者の人が優秀だった
女性の方だっが並みの男では勝てん
神経も図太かったと思う


「クス」


金額を上げて再度コンぺで戦った
なんと勝ってしまったのである


金額をうちの会社は上げた
相手は下げて負けた


この時の相手のコンペリーダーの人
ショックだったらしい


実力のある人だったようだ
その後はこの人はローソンで活躍した
偶然に新浪剛史がこのことを知った


僕は新人研修中にこの会社を辞めた
辞めたので新浪剛史に教えて貰った


この時のコンペは社長賞だったらしい


「わはははは・・」


僕は無冠の帝王である


(。-_-。) まる