麗子祭り 【鬼虎さんSS「ぐっちいさんの華麗なる日々」】 |
れいなりの常連さんと言えばこの人。鬼虎さんから頂きました〜♪
昨日(11月13日)の深夜チャットでは「ぐうだらに過ごしてSSは出来ませんでした。」と仰っていましたが・・・ちゃんと届いてるぅぅぅ。 (T.T)
麗子お嬢様親衛隊隊員のぐっちいさんを題材にしたSS。
たまには、ぐっちいさんが辛い目に遭うのも良いものですぅぅぅ。
・・・あ、幸せオチか。 ちぇっ(" ̄д ̄)
鬼虎さんありがとうございますぅぅぅ。
場所は新藤家の親衛隊詰所。ぐっちいさんはそこでまったりしていた。
なりぽしさんは麗子お嬢様の買い物と映画鑑賞の付き添い(つまりは、おデート)
鬼虎は日本にやってきたチャ・イーナの観光案内(これも、おデートね)をしていた。
『はぁ。今日はわがままなお嬢様のお守もないし、極楽極楽〜♪』
と、そこへやってきたのは美雪だった。
「あのさ、実はぐっちいさんに助けてほしいんだ」
「どうしたんだい(キラリ)」
ぐっちいさんの爽やかな笑顔から白い歯がのぞく。
「再来週の日曜日に陸上の大会があるんだけどメンバーが一人怪我で入院しちゃって・・・・・・」
「ほうほう」
「それでぐっちいさんに代わりにレギュラーで出てほしいんだ」
「他の部員は?」
「全員出るもの決まっていて余裕ないんだ」
「で、種目は?」
「駅伝」
「え、駅伝〜!」
「うん、最初は鬼虎さんに相談してみたんだけど『俺の専門は投てきだ。
長距離なら、ぐっちいさんだな』って言われて・・・・・・」
「え〜(鬼虎さんなんてこと言ったんだよ)」
「お願いだよ、ぐっちいさん・・・・・・(・_・、)」
「解った、ぐっちいに任せろ (・・、)ヾ(^^ )ナクンジャナイヨ」
(は〜。これから特訓か・・・・・・)
その日の夕方。
(はぁ・・・・・・これから特訓か・・・・・・でも美雪と一緒に練習なのだけが救いかな・・・・・・)
そこへやってきたのは茜ちゃんだった。
「あの、ぐっちいさん。実は相談が・・・・・・」
「なんだい、茜ちゃん(キラリ)」
さっきまでの特訓の憂鬱さがうそのような爽やかな笑顔だった。
「実は再来週日曜日に水泳の大会があるんですけどメンバーが一人病気で入院したんです」
(ん?同じようなの聞いたことあったような・・・・・・?)
「だから、代理でぐっちいさんに選手出てほしいんです!」
「いや・・・・・・再来週は美雪ちゃんとの約束が・・・・・・」
「美雪ちゃんはよくって私はダメなんですね・・・・・・(・_・、)」
「解った、ぐっちいに任せろ (・・、)ヾ(^^ )ナクンジャナイヨ・・・・・・で種目は?」
「メドレーリレーのバタフライなんです」
「ば、バタフライ〜!」
「はい。最初は鬼虎さんにお願いしたんですけど『俺の専門は背泳ぎだ。
バタフライなら、ぐっちいさんだな』って言われたんです」
(お、鬼虎さん。あんた記憶力ないのかよ・・・・・・)
「お願いです、ぐっちいさん・・・・・・(・_・、)」
「解った、ぐっちいに任せろ (・・、)ヾ(^^ )ナクンジャナイヨ」
(・・・・・・ちょっと待てよ。駅伝とバタフライって・・・・・・)
ぐっちいさんの特訓は続いた。
「ぐっちいさん。頑張ってますね」鬼虎だった
「ええ。誰かさんのおかげでね」
「好きになった女の子のために頑張る。いいですね〜。これぞ青春!」
(何ホザいてるんだ、この人は・・・・・・)
「まぁ、自分はイーナの留学先の下見に行きますので失礼します」
(ちっ、気ままなもんだよ・・・・・・)
そして二週間後の日曜日。駅伝の会場。
(何も、全力出し切る必要ないんだよな・・・・・・)
「とうとう本番ですね〜」
「ええ。誰かさんのおかげで苦労させられましたよ」
「まぁ、大好きな美雪ちゃんの前でかっこいいとこみせてやってください。
それと、こうして出る以上新藤の名を汚すような事はしないように。
親衛隊の恥は新藤家の恥。もしものことがあったら・・・・・・」
「・・・・・・あったら?」
「切腹を申し渡す!(ドドーン!)」鬼虎の目はマジだった。
「あうあう・・・・・・」
ぐっちいさんはアンカーだった。勝負は卯月学園がニ位、一位との差は2分、勝負は
ぐっちいさんに掛かっていた。
「・・・・・・あの、鬼虎さん・・・・・・」
「親衛隊魂見せてください(キッパリ)」
「・・・・・・(泣)・・・・・・」
たすきがぐっちいさんに渡った。ぐっちいさんはものすごい形相で走り出した。
そしてゴール直前で一位の選手を抜き卯月学園陸上部に勝利をもたらした。
「ハヒー、ハヒー・・・・・・(・・・・・・もう死ぬ。絶対死ぬ・・・・・・)
すると鬼虎はぐっちいさんをリムジンへ押し込んだ。
「さぁ、急ぎましょう。次は水泳会場です」
水泳会場ではぐっちいさんの到着が待たれていた。
「今、ぐっちいさんが着きました」
「リレーまでは後10分程で始まります。ウォームアップは・・・・・・」
「さっき済ませました。ささ、ぐっちいさん準備して!」
「・・・・・・ち、ちょっと休憩・・・・・・」
「そんなのは後回し!早く!」
ぐっちいさんは無理矢理着替えさせられた。
そしてメドレーリレーが始まる。
「ぐっちいさん。親衛隊魂ですよ」
「・・・・・・はい・・・・・・」
前泳の選手がタッチ、ぐっちいさんが飛び込む。まるでぐっちいさんは
イルカのごとき勢いで泳ぎ次の選手にタッチした。そしてそのまま底に沈んだ。
(はぁ・・・・・・やっと全てが終わった・・・・・・。もう体力の限界・・・・・・)
ぐっちさんはふらふらになりながら帰路へとついた。
「ぐっちい先輩。今日はありがとう。こんな形でしか御礼できないけど・・・・・・」
美雪ちゃんはラブホテルの前でもぢもぢしてた。
「・・・・・・今日は帰らせて・・・・・・」
「ぐっちいさ〜ん!」
「あっ、茜ちゃん」
「ぐっちいさん今日はありがとうございます。こんな形でしか御礼ができないんですけど・・・・・・」
茜ちゃんはぐっちいさんの袖を掴みもぢもぢしていた。
「・・・・・・いや、今日は疲れたから早く寝たい・・・・・・」
「私が、御礼するんだ!」
「私がします!」
「・・・・・・あの帰らせて・・・・・・」
「「じゃあ、3人で(ハァト)」」
{[(^.^)(+_+)(^.^)]}
PS
ティナ>「何もない人生なんて退屈だよね・・・・・・」