2012年08月29日
iPhone・iPad おすすめのタッチペンの紹介
以前に私、iPadに使うタッチペンを購入しようと思い、いつものAmazonでとりあえず検索をかけてみたんですよ。
そしたら何百本ものタッチペンがヒットしたので、一体どれを買えば良いのか困ってしまいました。
タッチペンはたった1本あれば事足りるのに、これだけの数があるとすごく迷ってしまうわけです。
しかも、どれが最も良いのかも分からない。
・・・といった経緯がありましてですね、その最も良いであろう1本を求めるために、いろんなタッチペンを購入してみることにしました。
本数を数えたら「25本」あった(上図+α)。
その使用感や入力感度などを比較したりした結果を踏まえ、この記事にて私がおすすめするタッチペンをご紹介します。
タッチペンは、iPhoneよりiPadでの使用が好ましい
タッチペンは基本的にペン先が丸く太いものなので、iPhoneよりiPadでの使用が好ましいです。
iPhoneだと小さいアイコン等をやや太いペン先でタッチしたり、3.5か4.0インチの小さなディスプレイをやや太いペンで文字や絵を描いたりするわけですので、思ったよりかは便利ではなかったといった印象を抱きました。
iPadではなくiPhoneでタッチペンを使用されたいのでしたら、「指先より細いし、摩擦抵抗が少ないからスムーズに入力できるし、ちょっと便利になれば良いか」程度の気持ちで購入されるとよいでしょう。
また、タッチペンを比較するにあたり使用しましたiPad2には、ディスプレイの保護シートが貼られています。
その上での比較ですので、もしそれを貼られていないのでしたら、この記事はさほど参考にならないやもしれません(ただ、大抵の方は貼られています、よね?)。
そして、タッチペンはディスプレイへの入力感度が高いものが良いと、いろいろと比較した上で判断しました。
iPadは多くの場合、背面を手のひらに乗せて使用するものですが、筆圧を強くするとiPadが傾いたり不安定になるので、軽いタッチで入力されるものが良いです。
大抵のタッチペンは入力感度が低く、軽くペンを走らせるくらいでは認識されませんでした。
iPhone・iPad おすすめのタッチペン
パワーサポート スマートペン
Amazonでレビュー評価の高かったものを中心に、他に評価が低かったもの、レビューが無かったものもあわせて購入し使用したところ、上図の「パワーサポート スマートペン」が最も良いと判断しました。
軽い重量です。
感度が良いので軽くなぞっても入力されます。
ペンの長さは通常サイズ?より少し長めです。
短いものは親指と人差指にまたがる付け根(Uの字になっているところ)の内側に入り込みます(短い鉛筆って書きにくいですよね、あのイメージ)。
iPadとタッチペンとの角度を急にしても入力されます(若干の筆圧は必要ですが)。
見た目は若干地味で、さほど高価な感じはしませんが、良く言えば主張しないデザイン、といったところかと思います。
タッチペンは、ずっと使用すると感度が落ちていると分かるものや、あまり感度の良くないもの、筆圧が強くなければ入力されないもの、角度を急にすると入力されないもの、ペンの長さが長いもの短いもの、価格が高いもの安いものなど、いろいろありました。
いろんなタッチペンを使ってiPadで絵を描いたり文字を書いたりして比較しましたが、「やっぱり上図のタッチペンが最も良いかな」と判断しました。
ペンの選別方法は、使い始めに感度が悪かったものを除外したりと、ある程度選別したのちに、残ったタッチペンを入れ替わりで何週間か使用しました。
また、絵や文字を書くにあたり使用したアプリは、「Bamboo Paper」、「Adobe Ideas」、「Paper」、「UPAD」、そして無料パズルゲームの「ビジュエルド・ブリッツ」です。
準おすすめのタッチペン
Remarks Japan 3本セット タッチペン
Amazonで100以上のレビューが付いていて、しかも高評価のタッチペンです。
「3本セットで価格が250円で送料無料ってどういうこと?ココ日本だろ?しかも何で高評価なん?」と疑問に思い好奇心で購入してみました。
そして実際に使用してみたところ、高評価の理由が分かりました。
コレ、とても入力感度が良いですよ。
確かに入力角度を急にすると若干力を加えないと入力が甘くなりますが、基本軽くペンを走らせるだけで入力されます。
下記で紹介している1,000円以下のタッチペン、「プリンストンテクノロジー タッチペン」と「Acase 静電容量式タッチペン」より感度が良かったですよ。
ただ、この製品は塗装が浅く、ローズ色のタッチペンは使用前に10粒程度塗装が剥げていました。
ブラックとシルバーも、よく見たら何点か剥げていました。
でもまあ、この価格に加え3本セットですから、そこのところは目をつぶるべきでしょう。
以上の2製品が、私おすすめのタッチペンです。
以下、おすすめしない製品や、悪くはない製品、惜しい製品の紹介です。
1,000以下のタッチペン
「プリンストンテクノロジー」、「Acase 静電容量式タッチペン」
どちらもAmazonで高評価の製品です。
両方とも、入力感度やペンの長さ、使い心地、形は大体同じです(赤の方が若干入力感度が良い気がする)。
ディスプレイに軽く押さえつけると入力され、しかし急な角度で入力するとそこそこ力を加えないと入力されません。
両者の異なる点は付属品です。
赤の方には、iPhone/iPadのイヤホンジャックに差し込むことでタッチペンを取り付けられるストラップが付属しています。白い方には付属されていません(ストラップを取り付ける穴はありますが)。
ただ、ストラップを取り付けた状態でiPhone/iPadを持ち運ぶと、固定されていない宙ぶらりのタッチペンがiPhone/iPadと接触しカチカチと音を立てます。
さらに、宙をぶらぶらするタッチペンがすごくうっとうしかったので、私はすぐさまストラップを取り外しました。
変わった形状のペン先の製品は、あまり良くなかった
ペン先が、毛
ペン先が毛の製品は、摩擦力が少ないためにスムーズにパネル上を移動させられるのですが、いかんせんHOMEボタンを押さえにくいですし、絵を書く際に点を打ちたい場合や小さいアイコンをタップしたい場合、狙ったポイントがずれたりしました。
ただ、前述のとおり摩擦が少ないのでスムーズにパネル上を移動できますから、ゲームでの使用ではめちゃめちゃ使いやすかったですし、実際にハイスコアを出せましたよ。
ペン先が、細くて円盤が付いている
細いペン先に円盤が付いている製品は、タッチしたいポイントと、実際にタッチしたポイントが若干ずれます(アプリの「UPAD」で検証しました)。
これの購入前は「ペン先が細いから、書いた文字がペンで隠れて見えなくならず、便利なんじゃないかな?」と思っていたのですが、実際に使ってみるとガッカリでした。
狙ったポイントに点や線や文字を描いても、ペン先から少し上にずれたところに描画されます。
高い精度の字や絵を描けるだろうからこそペン先が細い製品を選んだのに、これじゃ使い物にならん、って思いました。
Wacom Bamboo Stylus
「CS-100」と「CS-200」
ペンタブレットで有名なWacomのタッチペン。
デザインはスタイリッシュで見た目と質感が良く、長さが程よく、手にしっくり来る重量があります。
「CS-100」は、ペンに少し力を加え入力する必要があります。
ほとんど力を入れずに入力すると、認識されたりされなかったりしました。
角度を急にして入力するには、強く押さえつけなければなりませんでした。
悪くはない製品だと思いますが、価格が2,300円前後の高価なペンなら軽くディスプレイに走らせるだけで入力されるようにして欲しかった。
「CS-200」は、感度がとても悪いです。
それなりに力を入れないと入力してくれませんでした。
ペン先の保護キャップは、ペンのおしり側に取り付けられませんので無くしやすいかもです。
ペンは伸縮します。
Su-Pen
P150M-AS
「Su-Pen」はネット上でとても評判の良いタッチペンの様子なのですが、実際に使用しますとどうもその期待には応えてくれませんでした。
価格は2,980円と高価で、その分素材の品位も高いと思いますし、実際に良いタッチペンなのだろうとも思うのですが、私は使わなくなりました。
その理由は、2日くらい使用したらパネルへの入力が甘くなったこと(舐めたら良くなりますが、一時的)、かなり重いこと、角度を急にして入力するとペン先上の金具がパネルに当たること、ペンの長さが短いので人差し指の親指の間にペンが入り固定されにくいことです。
タッチペンは通常、中央よりちょっと下側をつまみ、ペン先側はつままないものなので(ディスプレイが指で隠れてタッチしたい部分が見えなくなる)、ペン先側にある滑り止め部分はむしろ邪魔でした。
当初は、その高級感とディスプレイへの入力感度が高く、「ああ、確かにコレいいな」と思ったのですが、日を追うに連れ、感度が落ちたり重かったり短かったり金具がパネルに当たったり、といった不満点が見えてきました。
「確かに良い物なんだろうけれども、どうも使いにくい」との感想です。
P170M
一つ上の製品の次バージョン。
前作より重量が軽くなり、しかしそれなりの重量感があって、とてもしっくりくる重さだと思いました。
ペンは長くなり、親指と人差指の間に入ってつまみにくいということが無くなりました。
ペン先が少し長くなりました。
傾けたペンの金属部分がディスプレイに当たらなくなりました。
ペンが若干細くなり、持ちやすい大きさになりました。
全体的にとても良い改善がなされていると思います。
キャップが付いており、そのキャップでペン先の保護と長さを加えられます。
キャップを取り付ける部分。
この部分とキャップは絶妙な精度で作られていると思います。
適度な力で抜き差しでき、キャップを取り付けての使用時に外れてしまう恐れはありませんでした。
縦の凹凸が入っています。
ただ、入力感度がちょっとだけ悪いんです。
舌で舐めたり水に濡らせば感度は良いのですが、それ以外では若干強く押さえなければディスプレイに認識されにくかったです。
ペン先さえさらに改良してくれたら、これ以上におすすめできるタッチペンはないだろうと思ったくらい、本当に本当に惜しい逸品。
私が購入したタッチペン
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この記事へのコメント
あんな棒、高くても1,000円くらいだろって初めは思ってた。
マサさんってアイフォンユーザーでしたっけ?
アイフォンでお勧めするタッチペンあったらお願いします!
で、その使用感を言いますと、iPhoneはパネルの大きさが3.5inchと小さいから、タッチペンは不要だろうかな?という感想です。
指でパネルをなぞるとアイコン等が見えなくなり、それを防ぐにはタッチペンが良いのだろう、とおそらく思われているのだろうと推測しますが、タッチペンのペン先はどの製品も結構太いです(指先より見えやすくはありますが)。
なので、タッチペンに過剰な期待はしないほうが良いと思います。
また、iPhoneのイヤホン差し込み口にストラップを取り付るための付属品のある、小型のタッチペンもあるのですが、持ち運ぶとペンとiPhoneがぶつかってカチカチ音が鳴り、すごくうっとうしいです。
iPhoneでタッチペンを使用されたいのなら、あまり長くなく、感度が良く、ペン先の短いものが良いと思います、が、そういった製品は見当たらなかったです。
長いものでもよいのなら、記事でおすすめしているペンが良いですよ。
余計なアレかもしれないですが、マサさんのそーいうマメさ、親切な対応が閲覧者を増やす要因になってるんですね。
自分もその1人ですが笑
あとは変態さ具合が好きです笑
VITAに続きスマホを購入したんですが、VITA同様にいちいち画面を湿らさないとタッチパネルが反応しなくて困っています。
ブログ書いてます、福原です。
さすがに3DSは無理ですが、もちろん他のスマホやVITAにも使えますよ。
「iPhone・iPad対応」と表記されているタッチペンが多いのは、iPhone・iPadのシェアが圧倒的に高いからであって、他のタブレットやスマートフォンに使えないわけではありません。