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志功作品、記念館へ移送完了
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志功記念館に移送された道具入れの状態を確認する武田館長補佐(左)ら |
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棟方志功記念館(青森市)と棟方板画美術館(神奈川県鎌倉市)の合併に伴い、板画美術館の収蔵品などを志功記念館に移送する作業が8日、終了した。昨年2月から計5回にわたる移送で、志功が制作した499作品(1112点)をはじめ、スケッチや遺品など膨大な数の資料が運び込まれた。志功記念館は今後、資料の分類を進め、展示などに活用する。
8日は志功記念館と近くの作業場にトラック2台が到着し、板画美術館に隣接するアトリエで志功が使っていた道具入れや、志功が絵付けした皿などが次々と運び込まれた。
志功記念館の武田公平館長補佐によると、移送完了により「志功の板画作品は九割九分(志功記念館に)そろったのではないか」という。
志功記念館は昨年、移送された作品の一部を合併記念特別展で公開。また、志功が大切にしていたスタインウェイ社製ピアノを先月末から館内に展示している。ほかの作品や資料については、本年度中に分類作業を終え、企画展などで順次公開する予定。
小野次郎館長は「作品だけでなく、資料的にもかなり充実した。今後の展示などに生かしていきたい」と話している。志功の遺族が管理していた板画美術館は2011年9月に閉館し、昨年7月に志功記念館と合併した。
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