[米ネヴァダ州レノ 5日 AP] 「世界で最も長い猫」としてギネス世界記録に認定されていた「ステューウィー」が亡くなった。8歳だった。
ステューウィーは癌を患い、1年間の闘病の末4日夜、家族に見守られながら静かに息を引き取った。飼い主のロビン・ヘンドリクソンさんが5日、明らかにした。
ステューウィーは鼻の先から尻尾の先までの長さが48・5インチ(123センチ)で、2010年8月にギネス世界記録から「世界でもっとも長い猫」として認定された。
ステューウィーのフェイスブックには数百人が訪れ、お悔やみや思い出を書き込んだ。
ステューウィーはメイン・クーンという種類の猫で心理療法動物としても認定されていた。しばしば地元レノの高齢者センターを慰問したり、ネヴァダ動物愛護協会の広報活動に協力したりもしていた。
ヘドリクソンさんは05年にオレゴン州ハーミストンのブリーダーからステューウィーを手に入れた。昨年初めリンパ系組織の悪性疾患、リンパ肉腫と診断された。化学療法が効きいったんは完全回復したが、短期間で再発。さらに悪性の癌が腎臓に転移した。
ヘンドリクソンさんは「まだ闘病できたと思いますが、死期は近づいていました。できるだけ苦しまないように、残された時間を楽しめるようにしました」と語った。
[日本語訳:ラプター]