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事件
【なりすましウイルス】「正直に認めてほしい」容疑者否認に不安も 誤認逮捕の被害者親族
2013.2.10 17:39
[ネット犯罪]
遠隔操作ウイルス事件が新局面を迎えた10日、誤認逮捕された冤罪被害者の家族らは捜査の進展に期待を寄せる一方、片山祐輔容疑者(30)が否認していることに不安を感じながら、「なぜこんなことをしたのか話してほしい」などと語った。
「警察は何としてでも犯人を逮捕しなければならなかった。よくやったと思う」。大阪府警に誤認逮捕されたアニメ演出家、北村真咲さん(43)の父、公伸さん(72)はテレビのニュースで逮捕を知り、驚いたという。
「犯人は否認している。私たちのように誤認逮捕だったら大変なことになるので、ちゃんと調べてほしい」と今後の捜査に注文を付けた上で、「(容疑者が)本当にしたんだったら許し難い。息子はものすごい被害を受けた。なぜこんなことをしたのか。正直に認めてほしい」と話した。
一方で、「誤認逮捕され、大きな被害を受けたという警察に対する怒りは今もある。(真咲さん)本人は何も言ってきていない。もう関わりたくないんだと思う」と息子の心情をおもんぱかった。
また、三重県警に誤認逮捕された津市の男性(28)の祖母(77)は「警察には、容疑者を調べて(事件の全容を)はっきりさせてほしい」とした上で、「孫はえらい目にあった。全然身に覚えのないことを…。何もやってない人が捕まるなんて気の毒」と振り返った。男性は「そっとしておいてほしい」と話しているという。
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