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“子どもに効果的な情報モラル教育を”2月10日 4時1分
子どもたちのインターネットの利用と、いじめとの関連について国内の専門家が行った調査結果がまとまり、この中でインターネットのモラルに関する教育が、いじめの減少につながる傾向もあるとして、「より効果的な情報モラル教育の方法を検討していくことが望まれる」と指摘しています。
調査は企業や学識経験者などで作る「安心ネットづくり促進協議会」の専門部会が平成21年度から22年度にかけて行いました。
調査内容は、青少年を巡る「いじめや暴力」、「性の意識や行動」など4つの問題と、インターネットの利用との関連を探るもので、このうち「いじめや暴力」に関する研究では、小学校から高校の児童や生徒を対象に、インターネットの利用との関連について調査しました。
それによりますと、過去1か月間にネットを使って学校の友達の悪口を言いふらすなどの行為をしたことがあると答えた児童や生徒の割合は、小学生で1.2%、中学生で3.5%、高校生で6.7%でした。
調査によると、インターネットを通じたコミュニケーションなどの技術が高い生徒ほど、ネットを使ったいじめや暴力の経験が増える傾向が、特に中学生で多く、反対にインターネットに関するモラルが高い生徒ほど、いじめや暴力の経験が減る傾向が、中学生男子や高校生女子で多かったということです。
調査した専門家らは、「ネット上の対人トラブルの予防につながる、より効果的な情報モラル教育の方法を検討していくことが望まれる」としています。
調査結果は、協議会のWEBサイトに掲載されています。
http://good-net.jp/(NHKのサイトから離れます)
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