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専門家“証拠掘り出していく捜査を”
2月10日 16時40分

専門家“証拠掘り出していく捜査を”
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インターネットの犯罪や警察の捜査に詳しい神戸大学大学院の森井昌克教授は、容疑者を逮捕したことについて「一番大きかったのは江の島での監視カメラの映像があったと思う。サイバー犯罪といっても必ず人間が行っているので、サイバー捜査と実社会での捜査を組み合わせて行うのが現実的な方法で、今回は防犯カメラの映像という手がかりは大きかったと思う」と話しています。
また、片山容疑者が、以前インターネットを使った脅迫事件などで逮捕され、実刑判決を受けていることについて、「犯行予告を書いて実刑判決を受けたことで、社会に対しても警察に対しても恨みがあったのだと思う。今回の事件でも人生を狂わせたと書いていたが、その恨みをベースに能力を磨いて今回の事件を起こしたといえるのではないかと思う」と話しています。
さらに、今後の捜査について、「この手の犯罪は証拠を消すことが実社会の犯行に比べて容易で、あったとしても目に見える形では残っていないので、コンピューターのログ(通信記録)の解析など証拠を掘り出していく作業が大事になる。今回は誤認逮捕もあったので、供述だけでは起訴できないということは警察も認識しているので、コンピューターや情報機器を押収して分析し、全力を尽くして証拠を積み上げる捜査を進めると考えられる」と話していました。

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