「ノイマン境界」とは?
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A1
今川教授によると、
・「ディリクレ世界」とは、我々の世界のように因果律が完全な形で作用する世界
・「ノイマン世界」とは、様々な方向から因果が流れ込み、干渉しては消えてゆく世界
また、「ノイマン世界」では、次のようなことが起こります。
・存在していたはずの人間が消える(質量保存の法則の破綻)
・時間を逆行して過去の自分に干渉できる(相対性理論の破綻)
・未だ発現していない事象を予見し、遠く離れた地点で友人の死を関知する(共時性の出現)
ゲーム中、「ノイマン境界を越える」という表現が使われます。
これについての解釈ですが、
たくやが本来いるべきではない世界にいる場合、その世界は「ノイマン世界」である。そして、本来いるべき世界「ディリクレ世界」へ移動する際に越えなければならないのが「ノイマン境界」である、とする解釈
が妥当ではないかと思います。
しかし、この解釈では以下のような批判がありそうです。
本来存在するはずのないケイティアを母とするたくやの存在そのものが「ノイマン世界」の前提を意味し、「ディリクレ世界」と「ノイマン世界」の区別をする余地もなく、当然に「ノイマン世界」である。
そこで、「ディリクレ世界」と「ノイマン世界」は、評価される主体によって異なる相対的なものだと解します。
従って、ゲーム中の世界は「ディリクレ世界」であり、「ノイマン世界」でもある、ということができます。
【個人的見解】
A1について。
じつは、私は今川教授の論文の上記該当部分を見たことがありません。
あくまでも、ネット上で収集した情報のみを頼りとしたに過ぎません。
完全ガイドにも載っているらしいのですが……。
間違いがあれば、指摘してくだされば嬉しいです。
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