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事件
【大津中2自殺】「事実究明する姿勢甘かった」第三者委、報告書でいじめが自殺の要因と結論づける
市教委が家庭環境を自殺の要因の一つとして示唆した点については「要因とは認められない」と断じた。 一方、「自殺前はいじめは認識していなかった」と強調していた学校側に対し、報告書で「いじめではないかという教員は複数いた」と指摘。いじめに気づいた生徒や教諭がいたにもかかわらず助け出せなかった背景について、年度初めには静かだった男子生徒のクラスが6月以降に荒れていき、「クラスからはいじめ行為を抑止する効果が失われていた」とした。
また、自殺を選んだ男子生徒について「14階から飛び降りることにより『暗いいじめのトンネル』を抜けようとした」とその思いを代弁している。
報告書を受け取った越市長は「大変厳しい指摘をいただいた」と謝罪。男子生徒の父親は「息子に代わり、必死に丁寧に調査していただいた」と第三者委に感謝の意を示した。
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