事件【大津中2自殺】「いじめと自殺の因果関係認める」 大津市、和解を正式申し入れ2013.2.5 12:08

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【大津中2自殺】
「いじめと自殺の因果関係認める」 大津市、和解を正式申し入れ

2013.2.5 12:08 自殺・自殺未遂
「大津中2いじめ自殺」損害賠償請求訴訟の第5回口頭弁論を終えて会見を行う原告側の代理人=5日午前、滋賀県大津市(大塚聡彦撮影)

「大津中2いじめ自殺」損害賠償請求訴訟の第5回口頭弁論を終えて会見を行う原告側の代理人=5日午前、滋賀県大津市(大塚聡彦撮影)

 大津市で平成23年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺したのはいじめが原因だったとして、男子生徒の両親が同級生3人と保護者、市に計約7720万円の損害賠償を求めた訴訟の第5回口頭弁論が5日、大津地裁(長谷部幸弥裁判長)であった。市側の代理人弁護士は「第三者委員会の報告書に基づき、市の過失を認める。和解について協議したい」と述べた。

 口頭弁論で市側は「いじめと自殺との因果関係や市の過失、市が損害賠償の責任を負うことを認める」としたうえで、正式に和解を申し入れた。

 これに対し、原告側は「報告書は待ち望んでいたものだが、その前に主張すべきこともある。和解に応じるかどうかも含めて検討する」と述べた。

 市は昨年5月の第1回口頭弁論で全面的に争う姿勢を示したが、越直美市長は7月、市教委の調査が不十分だとして、いじめと自殺の因果関係を認める方向で外部有識者による第三者調査委員会を設置。同月の第2回口頭弁論では「今後、いじめと自殺の因果関係を認める可能性が高い」として、第三者委の調査が終わるのを待って和解協議をしたいとしていた。

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「大津中2いじめ自殺」損害賠償請求訴訟の第5回口頭弁論を終えて会見を行う原告側の代理人=5日午前、滋賀県大津市(大塚聡彦撮影)

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