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事件
【大津中2自殺】人事刷新や教員増員など要望 第三者委報告書受け越市長が嘉田知事と会談
2013.2.4 12:36
[自殺・自殺未遂]
大津市で平成23年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、市が設置した第三者調査委員会が「いじめが自殺の直接的な要因」とする報告書を提出したことを受け、同市の越直美市長は4日午前、滋賀県庁を訪れ、嘉田由紀子知事に調査結果を報告した上で、中学校や市教委の人事刷新や校長らの処分、教員の増員などを要望した。
報告書が「事実を究明する姿勢が甘かった」と市教委や学校の責任を厳しく追及していることから、越市長は人事刷新や処分を求めた上で、「大津市には人事権がない。権限を移譲してほしい」と強調。嘉田知事は「教育委員会制度改革のいい機会にすべきで、前向きに検討したい」と応じた。
また越市長が、報告書に「県教委から派遣されているスクールカウンセラーの守秘義務が必要」との記載があることについて、「子供たちはカウンセラーに相談した内容が同級生に漏れることを恐れている」と訴えると、嘉田知事は「カウンセラーが学校の『下請け』にならないよう、独立性を保ちたい」と答えた。
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