虚構の環:第1部・再処理撤退阻む壁/3 プラントを分割発注、弱点に
毎日新聞 2013年02月05日 東京朝刊
重鎮は核燃サイクルという看板を失ったとたんに使用済み核燃料の置き場所、つまり最終処分場の問題が浮上し、反原発運動に火がつくことを恐れた。重鎮は協力を拒否した。
原子力部門に勤務した経験のある経産省幹部は「痛かった」と振り返り、別の経産省職員は「このころから風向きが変わった」と話した。=つづく(肩書は当時)