X-GAME STATION BOARD 過去ログ(51〜100)
2000年2月15日〜26日

100.行き着く先 投稿者:GUSTAV 投稿日:02月26日(土)05時51分53秒 
みなさん、レスどうもです。

>鷹月ぐみなさん

なるほど、当時から今日にかけて、作る側にはそのような事情も
あったわけですか。
確かに受け手側から見ても、Win化のもたらしたメリットは
かなり大きなものがあると思いますね。特に絵や音声といった
部分はわかりやすいですから。

またインターフェイス部分も、未だにダメなところもありますが
ほぼこれならOKという、コンセンサスができあがりつつあることも
この流れの中でとらえられると思います。

まぁ、あとはこの土台の上に何を作るか、という根本的な問題が
残っているというところでしょうか。

>Kenさん
>そこにおいて重要なのは、特権的な観察者としてではなく、あくまでも、中の一員であり、
>そしてダイナミズムの方向を見つめることでしょう。

いやはや、耳が痛い(^^;;。これまたハーバーマスにならって、折に触れて
発言し続けなきゃいかんかな。そのたび敵を作るかもしれないけど(笑)。

>Q.Rさん

今後どうなるかっていうのは、誰にも予測がつかないわけで、
とすれば前述したような、少なくとも現存する正の部分を失わせないと
いうことを意識し、作り手なり、コミュニティに向かって各自が
働きかけていくしかないという感じですかね。
http://home3.highway.ne.jp/Gustav-s/

99.答えになっているか判りませんが 投稿者:そとみち. 投稿日:02月25日(金)22時35分08秒 
RE:BGMmasterさん
>そとみち.さんがレビューを書いておられるのは何故ですか?
いや、別に全然オーケーですよ(^^)。
ただちょっと説明し難いかも知れないですがご了承ください。
一言でいえば、商業誌のレビューに対するツッコミっていうところでしょうか。

もう6年も前になりますが、私がこっちの世界につかるきっかけとなった
『ときめきメモリアル』(PC‐E版)がファミ通で酷評されていたことに疑問を持ち
「私はこう思うぞ」という感じるようになったのがきっかけだと思います。
それから、ネット上に徘徊する様になり自分でもレビューを書こうかな
と思うようになり自分のHPを立ち上げました。

今までも続けているわけは読んでくれる人がいるからというのが最大の理由でしょうか?
まーあもうひとつ理由はレビューを置き、BBSを設置するだけで日々の情報交換の場として
役に立つ…理由としてはこんなところでしょうか?

うーんレビューを書く訳なんて考えてみたこともなかったんで
コレで良いのかな?と思いますがどうでしょうか。

98.今日は雪でした 投稿者:BGMmaster 投稿日:02月25日(金)20時24分07秒 
私の通っている大学、今日が入試だったんですね。今朝、受験生の姿を見て思い出し
ました。(^^;
雪の中大変そうでしたが、力を出し切って頂きたいものです。
ちなみに、(貸部屋の)ビラ配りのバイトさんの方が受験生よりも虚ろな表情をしてい
たのが印象的でした。

★Ken様
>鋭いご指摘ですね。ただ、「繋がり」自体の形骸化はすでに進行しており、むしろ、「繋がり」を
>求めようとしながら、その「繋がり」を(現在進行形で)得ていると錯覚あるいは自己暗示を
>かけながら、消費と演技とを繰り返すという無限地獄に陥っている、というケースがありそうに
>感じます。
・・・・・・こ、これは・・・・・・。
物凄い発言が飛び出しているような気が・・・。(汗汗汗)
ことの真偽はさておき(私の場合は紛れもなく「真」ですが)、これだけクリティカル
に書いてしまうと、本当に敵をつくるどころではないような・・・。
正直なところ、もう一度自分と向かい合ってみる必要を感じました。

>明日は学校が立入禁止になるので、どうやら朝から晩まで研究所詰めになりそう。喜ぶべきか
>悲しむべきか(^^;)
研究室には出入りできるんですよね。
・・・やはり悲しむべきでしょう。(^^;;;

>自分自身、『カナン』のレビューを書くとき、思いもかけない方向へ文が進んだのに驚いたり
>したもので(酒の力もあったけど(^^;)
「思いもかけない」というのは、文章化して初めて気付いた、ということですか?
そのうち聞かせて下さい。

★Q.R様
>冴木氏の「星の大地 1〜3」買ってきました。
あやや。(^^;
気に入って頂ければ嬉しいです。

買わせてしまってから申し上げるのも何ですが、私はこの作品を「解析」したことは
ありません。というわけで、あまり突っ込んだことにはお応えできないかも知れませ
ん。もし、そうなってしまったらお許し下さい。

★そとみち.様
レビューの方針、拝読しました。割とスタンダードなスタンスですね。
折角なのでもうひとつお尋ねしたいのですが、そとみち.さんがレビューを書いて
おられるのは何故ですか?
このようなこと、質問してしまって宜しいのかわかりませんが・・・。不愉快に
思われましたら申し訳ありません。

97.レビューの方針? 投稿者:そとみち. 投稿日:02月25日(金)00時02分00秒 
ども、私の名前も出していただいたようなので
私も少し書かせていただこうと思います。

私もレビューを書く際に購入の参考になれば…というのを第一に考えております。
故に「○○にみたいなゲームが好きなら」とかなるべく向き・不向きは書くようには
心がけおります。主観性・客観性にかんしていえば、
自分の考え方を明記して、文章を書こうという風に考えております。
後はなるべく判りやすくという風には考えています。
まーあ私の場合深く追求はせず、浅く広くがモットーかなぁって思っていますね。

96.これから読書 投稿者:Q.R 投稿日:02月24日(木)23時59分12秒 
 冴木氏の「星の大地 1〜3」買ってきました。初版が平成5年ともう7年も前になるんですね。
年とると月日のたつのが早くなるもので、平成5年なんてちょっと前のような気もするのですが。

◆GUSTAVさん
 はじめまして。Q.Rと名乗っておるモノです。
 私が18禁ゲームを始めたのがWIN95以降ですので、それ以前の状況や感慨を当時のプレイヤーの方から
聞くというのはとても興味深いです。NIFの会議室の過去ログも結構読みましたが、なかなか雰囲気が掴みづら
い所もありましたから。
 また、歴史を踏まえた上での現在の状況への視点も非常に考えさせられます。正直、理解できているか不安
ですが……(^_^;

>ならばどのようにして、その正の側面を失わせず、負の側面を減らしていくか、
>ということになるわけで、その行き着くところは結局のところ、Player一人一人の
>18禁ゲームに対する「意識」であろう、という具合のことを考えているわけです。

 無闇な悲観主義よりは、突き放した楽観主義の方が有益なのかなぁ。
的外れかもしれませんが……。

追伸
 Kenさん、お手数かけました。ありがとうございます。m(_ _)m

95.一日経つとすごい…(^^;) 投稿者:Ken 投稿日:02月24日(木)23時39分23秒 
こんばんはです。

・Q.Rさん:
片方を削除しておきましたよ。

>人が常に孤独な認識の檻に捕らわれざるを得ないことからすれば、「萌え」を介してであっても他
>者と繋がりを得ようとすることに対して否定的なことは言えません。ただ、その繋がりこそが目的化
>されてしまうと、盲目的な消費と機械的な演技により、「繋がり」自体の形骸化を招くようのではな
>いでしょうか。
鋭いご指摘ですね。ただ、「繋がり」自体の形骸化はすでに進行しており、むしろ、「繋がり」を
求めようとしながら、その「繋がり」を(現在進行形で)得ていると錯覚あるいは自己暗示を
かけながら、消費と演技とを繰り返すという無限地獄に陥っている、というケースがありそうに
感じます。
意見が異なると「人それぞれ」という文句に頼りがちな自分自身を含め、ネットワーク上で
アクティブな活動を行っている以上、その潜在的可能性はかなりあるように思えますが。
(……敵をつくるどころじゃないなぁ………(^^;)

・蓼原シュンさん:
>だからって私にネタをふられても困ります。(^^;
>というか、娯楽性と作品性という点は、私は全く克服してませんよ。
>私は基本的に「購入の参考にしてもらう」という姿勢で書いてますから、
いえ、ネタをふったというより、姿勢の相違が、対照的な帰結にそのまま結びつく好例だと
思ったものですから。
レビューと一言でいっても、どういう姿勢で書くかによってその結果が違うのは当然ですが、
「姿勢」そのものに誠実さがあるので、私が書いているような主観ストレートのものと対照
させるには恰好のページだと考えて紹介させていただいたんですケド(^^;)

蓼原さんの掲示板「書き逃げ」状態になっていますが(^^;)、またのちほど。

・GUSTAVさん:
新しい視点での書き込みで、掲示板がまたまた活性化してきました。サンクスです(^^)

>また同時に、資本主義というのも近代の重要な産物であり、冷徹な
>資本の論理がこれら背後に横たわっていることも、最近のブルーゲイル掲示板を
>見るまでもなく、明らかであります。
資本主義、それも高度に成熟した大衆消費社会では、資本家と労働者という関係は存続しつつも、
むしろより重要なファクターとして「生産者と消費者」という軸が出てきます。
大量生産・大量消費という、いうならばフォーディズムの論は、重厚長大産業の斜陽化とともに
そのメリットをじりじりと減じつつありますが、製品そのものの成熟度が低い場合、それは
得てして消費者多数派の嗜好によって決定づけられます。
その「多数派の嗜好」は、「全ベクトルの総和」とは、決して一致しません。
この現象と「ポピュリズム」とが結合する危険を常にはらんでいる、それが大衆消費社会に
おける資本主義の「顔」でしょう。


>ただやはり、自分自身としては、ハーバーマスではないですが、近代という
>「未完のプロジェクト」自体は止められないし、また止めてはならないことは
>確かであろう、と。
そこにおいて重要なのは、特権的な観察者としてではなく、あくまでも、中の一員であり、
そしてダイナミズムの方向を見つめることでしょう。
さらに、近代が放逐してきた「闇」の部分を見、新たな「脱-構築」の手法をさぐる…ミシェル・
フーコーの言説を借りれば、そんな姿勢でありたいものです。

・鷹月ぐみなさん:
>敵を作る掲示板ですか(^^;;
管理人が敵を増やしているぐらいなので(^^;)

・BGMmasterさん:
明日は学校が立入禁止になるので、どうやら朝から晩まで研究所詰めになりそう。喜ぶべきか
悲しむべきか(^^;)

>「SILVER MOON」と「Alive」はこの点どちらもひどいですが、個人的には
>「Alive」の方が更に一枚上手だと思っています。
この二つ、昨年の「悪文王」ですからね(^^;)
『Silver Moon』の方は演出がうまく効いていたため、なんとかフォローになっていたような。

レビュアーの姿勢については、思うところもあるので、また折を見て考えたいと思います。
自分自身、『カナン』のレビューを書くとき、思いもかけない方向へ文が進んだのに驚いたり
したもので(酒の力もあったけど(^^;)

94.多忙なのに長文王(T T) 投稿者:BGMmaster 投稿日:02月24日(木)20時44分00秒 
★Q.R様
>積んであった「SILVER MOON」を始めてはみたものの、聞きしにまさる悪文。
>なんかくじけそうです。
心中お察し致します。(^^;
「SILVER MOON」と「Alive」はこの点どちらもひどいですが、個人的には
「Alive」の方が更に一枚上手だと思っています。
世の中、上には上がいるものです。(^^;

>ライトノベル系はいっぱい出てて正直良くわからないのですが、ちょうどいい機会なので
>一度読んでみます。
冴木作品はちょっと特異的だと思いますよ。私もライトノベルに詳しいわけでは
ないので、はっきりとは言えないのですが。

>テレビドラマやゲームに限らず映画や小説なども含めた虚構はすべからく孤独に消費される訳です
>が、映画館で見る映画やテレビドラマには他にない共時性があるといえるでしょう。一方、小説及び
>ゲームは根本的に「個」のメディアに思えます。
>人が常に孤独な認識の檻に捕らわれざるを得ないことからすれば、「萌え」を介してであっても他
>者と繋がりを得ようとすることに対して否定的なことは言えません。ただ、その繋がりこそが目的化
>されてしまうと、盲目的な消費と機械的な演技により、「繋がり」自体の形骸化を招くようのではな
>いでしょうか。
・・・す、鋭い・・・。

>レビューもまた、別種のエンターテイメントとして書かれなければ他者に自己の意図を伝え
>ることはかなわないのでしょう。
この場合の「エンターテイメント」とは、筆者と読者のいずれにとってなのでしょ
うか?それによって考える方向性が全く違うので・・・。
私は筆者の方と解釈しましたが、その場合読み手が「筆者の娯楽性」をどこまで容
認してくれるか、というのが難しいところですね。レビューに対して読み手が求め
るものは何か、私がレビューを書くとしたらこの点に神経を使う気がします。
読者にとってのエンターテイメントであれば、それは「読者に都合の良い読み方」
を容認することになりますから、「筆者の意図」とは相容れない可能性が残されま
すね。
いずれにしても「読者在ってのレビュー」ですから、筆者にしてみれば自分の意図
が正確に伝えられることは期待できないです。そこを突き詰めていくことに対して
ストレスを感じるようでは、レビューを書き続けることは難しい、というのがQ.Rさ
んの言わんとしておられることでしょうか?
勿論Kenさんが「ご案内」で述べておられるようなスタイルもあるわけで、これがQ.
Rさんが念頭に置いておられるスタイルなのかな、という気もしています。
レビュアーのスタイルというのは、個人的にはかなり興味深い問題なので、少しだ
けツッコミを期待してます。(^^;

★蓼原シュン様
初めまして。BGMmasterです。
早速ですが、レビューの方、いくつか拝見させて頂きました。
蓼原亭にお邪魔した途端、「怪奇館」の方に目が行ってしまいましたが。(^^;

Kenさんが、ご自分との対比に於いて蓼原シュンさんを挙げておられる理由が
何となく解る気がします。文章化への取り組み方が反対なんですね。(私の目
にはそう映った、というだけですが)
というわけで大変興味深く読ませて頂きました。今後とも宜しくお願い致しま
す。

93.ちょっと多忙かな・・・ 投稿者:BGMmaster 投稿日:02月24日(木)20時43分09秒 
一日空けただけなのに、書き込みは膨大に膨れ上がってますね。(^^;
ちょっと驚きです。
GUSTAVさんの提起されている話題は大変興味深いのですが、何分時間もスペース
もないので、暫く見送らせて頂きます。
昨夜より「Rainy Blue」を開始。う〜ん・・・という印象です。(^^;
今日は単純なお返事になってしまいます。この掲示板らしくなくて、申し訳ないです。

★鷹月ぐみな様
>>「ELLE」というのは知らない作品ですね。
>エルフの昔のゲームです。作品中で作り上げてきた世界を終盤意図的に「見捨てる」
>展開、なんとも製作者の意図というのが前面に押し出されていて、当時の私には(星の大地と
>同じくらい)ショックを受けた作品だったもので。
このイメージはまさしく「星の大地」ですね。これも興味が湧いてきました。(^^;
ところで私、「星の大陸」と書いてしまってましたね。どうも、単行本の表紙に
ある「Continent」という単語に引きずり回されているようです。(__)

(メルヴィ&カシム)
>私はシリーズという風に見ていなかったり(^^;)確かに一貫性には欠けていると言うか、
>話ごとに作者の狙いが変わっていたり。私はそういうものだと思っていましたが…。
なるほど。確かにそういう風に捉える方が妥当な気がします。
その辺が「小粒」と評された所以でしょうか?
この作品(集)も、一話ごとに見るとなかなかに考えさせられる内容を含んでいますね。

>そういえば、ドラマガってまだありましたっけ?(唐突ですみません)
http://www.mdo.co.jp/saeki/
を見る限り、発行スケジュールに「ドラマガ3月号」という文字がありますから、
どうやらあるようですね。
ちなみにこのHP、冴木作品同様(?)およそ「色気」というものがないですね。(笑)
というか、あるのは基本的に掲示板だけ・・・。(^^;

★Ken様
>>(GAOGAOシリーズ)
>>そのうち第一部、第二部も報告して下さい。(←またプレッシャーを・・・)
>ブツが入手できれば、すぐにも書きたいのですが…(^^;)
>これではプレッシャーにはなりませんな。
あらら。
私は土曜日に日本橋へ行ってくる予定です。日本橋の怪しいお店はあらかた知って
いるつもりですが、店舗自体が少ないので、収穫はないかもしれません。

92.長文だったので分割もーど 投稿者:鷹月ぐみな 投稿日:02月24日(木)15時59分08秒 
-=>Q.Rさん

 ぜひどうぞ〜<冴木作品
 ライトノベルの中ではやや異質ではありますが。

>プロトタイプであるマルチの浩之を代表とする人間への想いが普及型マルチのソフト
>ウェアのベースになったとするならば、基本的な人間への関わり方を決定付けるとい
>う意味合いから「機械の集合的無意識」=「封印されたとマルチの意識」いうファン
>タジーなのかなぁと思いました。

 そうですね。プロトと普及型のみを全体として捉えた場合は、この位置付けで良い、
というか同感です。
 こっちが変な定義にこだわってばかりいましたね、すみません(^^;

-=>蓼原さん
お久しぶりです。不定期に掲示板はROMらせていただいていますが、入り込む
隙間がないので(^^;

>そうですね。そういう観点でいうと、H.MIYABI作品はメタファーがいささか
>「わざとらしい」感じがします。
>いや「わかりやすい」と言ったほうが正確でしょうか。

確かにメタファー的存在のキャラたちの台詞が少々ストレートすぎますね。
もっとも氏の場合、それなりにフレーバーとディテールを提供してくれる上、悪
意の意図がないから、多少表に出てきても気にはなりませんが…。

ちなみに蓼原さん以外の方のためにH.MIYABI氏の簡単な説明をば。
「メリーゴーランド」とか「ARMIST」「マリンルージュ」、「クエント」
等の脚本をやってる方です。明らかなマイナー系ですが。最近はPN変えてます
が、いろいろ活躍してます。

>ところで、記号といえば最近はやりのメイドさんもその一種となりつ
>つあると思いますが、これについてどう思われます?>鷹月さん(笑)

よくぞ聴いてくださいました(笑)。
といっても、最近は作品数が多すぎるので、完全に全体を把握できないのですが、
仰る通り記号化、パターン化されていますね。それも、源のメイドさんからの記
号化というよりは、先行作品に見られるメイドさんの性質を要件として取り込ん
でいるわけで、正直いまいち萌えにくいものがあります(^^;)。少なくともプレ
イした作品はそんなんばっかしでした。
しっかりとは言わないまでも、ある程度は元を調べて、それから彼女たちの生活
を想起してもらいたいものです。
というか、メイドさんとラブラブになるゲームなんぞ要らん(断言)。

#書いてから気づくけど、「想起」って…なんかこの掲示板のレベルが高いの
#で、なんとか付いて行こうと使い慣れない言葉を使ってるなぁ。
#背伸びしてもボロが出るだけだとゆーのに(汗)。
http://www.campus.ne.jp/~ishigami/

91.敵を作る掲示板ですか(^^;; 投稿者:鷹月ぐみな 投稿日:02月24日(木)15時58分11秒 
ども、鷹月ぐみなです。

私が人様の掲示板に居ついているのって、この3年間に2回しかないという…。
じつに私にとっては珍しいことだったりします(^^;)。
まあどうでもいい事なので、さっそくレスなどなど。

-=>GUSTAVさん
>しかし今になってみると、Win化(言うなれば「近代化」)というものは
>実のところ、それ以前の18禁ゲームが持っていた様々な可能性と
>いうものを、摘み取り、縛り上げ、限られた形に集約させるといった
>ものだったのではなかったのか?

  はじめまして、鷹月ぐみなと申します。
 書き込み、興味深く読ませていただきました。18禁ゲームに対して、思ってもみな
かった捉え方をしている人にここでは沢山出会えますね。勉強になります。

 現状を省みて、ほぼ同感です。しかしここでは敢えて、逆の立場も取ってみます。
 Win化(近代化)は確かに、いくつかの可能性を奪い去ってはいきましたが、
閉塞状態になっていたものを解き放ったのも確かです。DOSの優れたスクリプトシス
テムが出回り、プログラマーが逆に放逐されていたというのはご存知でしたか。
 だからこそ、Win時代に入って、自社内にプログラマーを持たない所が散々苦しん
で(ファンユーザーもまた)きたわけですが。
 頂点は下降線の始まり、とも言うように、すでにあれが一つの限界点だったのかも
知れません。それは1年くらい後だったかもしれませんが。
 私はWinのマルチメディア機能がやはり新しい道を切り開いたと考えています。
 一からのやり直しだったために、質が大幅に下がってはいましたが、最近は4GL
(コードジェネレーター)のような新しい発想が入ってきて、プログラマでなくとも
ある程度システムをいじれるようになったりと、少しずつ「今までになかった可能性」
が出てきています。去年あたりから、その成長の萌芽は見えてきました。それはDOS時
代のものとは違う芽になってはいましたけれども。

>現在の18禁ゲームの状況、バグの頻発などを見ていると、それらは
>近代化の持っている負の側面では、という気もします。

 修正ファイルを出せばいいや的な考えは、明らかに作品提供者としても、販売者と
しても失格ですね。蓼原さん所の話題と多少かぶりますが、相互の馴れ合いを認めて
しまっている現状、明らかに負の側面が出ていますね。
#あ、別にGuts!のやり方は否定してませんからね。念のため。

>ならばどのようにして、その正の側面を失わせず、負の側面を減らしていくか、
>ということになるわけで、その行き着くところは結局のところ、Player一人一人の
>18禁ゲームに対する「意識」であろう、という具合のことを考えているわけです。

 ハーバーマス…どっかでかじった記憶があるので、レスを試みてみる私。
 なるほど、ポピュリズム、すなわち他者の理性に流されずに、自己の理性に基づく
意志を持つ事こそが負の側面を減らしていく、という考えですね。
 Maker自身も自己変革を行いつづけなくてはいけないのですが、安定すればするほ
ど資本原理に従わざるを得ないから、やはりここはユーザの意識改革を期待するしか
ないんですかねー。
 って、前の議論を蒸し返すつもりはないので、これ以上書くのは止めておきます(^^;
http://www.campus.ne.jp/~ishigami/

90.近代の持つ意味 投稿者:GUSTAV 投稿日:02月24日(木)05時00分22秒 
Kenさん、転載どうもです。

さて、近代あるいは発展への懐疑を表明したからといって、なにもプレ・モダンへの
回帰や、アンチ・モダンというわけではもちろんなく、18禁ゲームをPlayすること、
そしてそれについてこのように表明することなど、18禁ゲームと自分との関係性において、
すでにそれ自体が近代の産物であることは間違いないところであります。

また「大衆化」という点についていうならば、18禁ゲームが広く行き渡り、
それを受けて多くの人たちが、このWebサイトのような形で意見を自由に
表明し、作り手もそれら多くの声に直接触れることができる、これはまさに
民主主義が近代の産物であるように、18禁ゲームの近代化に対して、非常に
大きな役割を果たし、現在も果たしつつある、まさに近代の持つ正の側面と
言うことができると思います。

しかし、ここでやはり注意しなければいけない点は、それには同時に
安易な「ポピュリズム」にはしりかねないという負の側面も持っている
ことでしょう。

また同時に、資本主義というのも近代の重要な産物であり、冷徹な
資本の論理がこれら背後に横たわっていることも、最近のブルーゲイル掲示板を
見るまでもなく、明らかであります。

とまぁこんな感じに考えてみると、18禁ゲームの問題というのは、きわめてアクチュアルな
問題なんですな(笑)。

ただやはり、自分自身としては、ハーバーマスではないですが、近代という
「未完のプロジェクト」自体は止められないし、また止めてはならないことは
確かであろう、と。

ならばどのようにして、その正の側面を失わせず、負の側面を減らしていくか、
ということになるわけで、その行き着くところは結局のところ、Player一人一人の
18禁ゲームに対する「意識」であろう、という具合のことを考えているわけです。

ほかの方々には、よくわからん議論ですんませんわ・・・(^^;;

では。

89.すいません 投稿者:Q.R 投稿日:02月24日(木)01時00分39秒 
 あ〜、二重投稿だ。しかも長文で……(; ;)
消し方分からないんでどちらか消していただけないでしょうか。
お願いします。m(_ _)m

88.レビュー 投稿者:蓼原シュン 投稿日:02月24日(木)00時44分03秒 
Kenさん:
> あまり私のコト美化されても困るので

だからって私にネタをふられても困ります。(^^;
というか、娯楽性と作品性という点は、私は全く克服してませんよ。
私は基本的に「購入の参考にしてもらう」という姿勢で書いてますから、
どうしても娯楽性に重点をおかざるをえず、『夢幻夜想曲』みたいな作品
はいくら気に入っていても結局は不当に低く評価せざるを得ない羽目にな
ります。(^^;
尤も、最近では作品の方向性の多様さを前提として、その方向性内部での
出来を判断するという方法で何とかバランスを取ろうと心がけてはいますが。


鷹月さん:
> 獣少女なんて、普通はコミカルの種にしかならないような彼女たちを、
> いろんなメタファーとして扱う。それもわざとらしくなく、ストーリーの
> 中に自然に組み込んでいるので、すんなりと受け入れられる。

そうですね。そういう観点でいうと、H.MIYABI作品はメタファーがいささか
「わざとらしい」感じがします。
いや「わかりやすい」と言ったほうが正確でしょうか。

> 「嫌です」とか「うぐぅ」とか

同じ三峰氏でも『リリス』はかなりそのケが感じられました。
それが結局あの作品をつまらなくさせている最大の要因だと思います。

ところで、記号といえば最近はやりのメイドさんもその一種となりつ
つあると思いますが、これについてどう思われます?>鷹月さん(笑)

> 神奈川クリニック

ここは我ら一般人の最後の砦なのでご一考願いたいものです。(笑)

87.ねむいのでちょっとだけ…… 投稿者:鷹月ぐみな 投稿日:02月24日(木)00時16分44秒 
>パンドラの森
他の3つは秋葉を回れば大抵見つかるんですが、パンドラだけは98年以降2回しか
お目にかかっていません。カオスエンジェルスなんて5回も見てるんだけどな〜。
一説には生産本数自体少ないとも聞きましたが、真実の程やいかに。

>ELLE
X68のは2店生存確認(?)してますが、98のは現在秋葉からロストしてます。
安かったらという条件付きで私なら確保してるかも……

>山のように未読の本が積んであるのが
ぐさりっ。
そいや、ブギーポップなんて全然読んでないや〜(汗)。
http://www.campus.ne.jp/~ishigami/

86.うぎゃあ〜、失礼失礼m(__)m 投稿者:Ken 投稿日:02月24日(木)00時12分50秒 
↓下、GUSTAVさんのタイトル、「発展への懐疑」です。
大変失礼いたしました。

85.発展への会議 投稿者:GUSTAV 投稿日:02月24日(木)00時01分38秒 
旧掲示板からの複写です。元発言は2つに分かれていましたが、1つにまとめました。
(以上、管理人より)

なるほど、Kenさんは歴史専攻ですか。うーん、もしかしたら
どこかですれ違ったことぐらいはあるかもしれませんねぇ(謎 (^^;;。

Nifでカナンの感想読ませてもらいましたが、「集団」と「個人」ですか、
なかなか興味深いですね。

たかが18禁ゲームとはいえ、それをPlayする(認識)、それについて
述べる(叙述)ということになると、「普遍」と「個別」、あるいは「主観」と「客観」
なんて具合に、歴史哲学くさいことを考えざるを得ないんですな(笑)。
#だから、自分は面倒くさくて最近感想を書かない(^^;;。

まぁ、歴史学との関連でいえば、最近18禁ゲームで考えるのは
「発展」というものに対する「懐疑」ですね。

ヘーゲルやマルクスじゃないけど、未来のあるべき姿に向かって
18禁ゲームは発展し続ける、たしかに自分あたりも、DOSから
Win95へ移行が始まった際には、こんな考えを持っていたかもしれません。

しかし今になってみると、Win化(言うなれば「近代化」)というものは
実のところ、それ以前の18禁ゲームが持っていた様々な可能性と
いうものを、摘み取り、縛り上げ、限られた形に集約させるといった
ものだったのではなかったのか?

現在の18禁ゲームの状況、バグの頻発などを見ていると、それらは
近代化の持っている負の側面では、という気もします。

そう考えてみると、最近のKenさんのDOSゲームに対する発言は
近代以前における自由、あるいはその社会における多様性を
明らかにしようとし、その中で近代、発展に対する懐疑を述べる
いわば「網野史学」みたいなものかもしれませんねぇ(笑)。

「主観と客観」、「18禁ゲームにおける発展への懐疑」なんてのを
まとめたい気もしますが、たぶんやらないな・・・(^^;;。
http://home3.highway.ne.jp/Gustav-s/

83.長文……だね 投稿者:Q.R 投稿日:02月23日(水)23時56分24秒 
 積んであった「SILVER MOON」を始めてはみたものの、聞きしにまさる悪文。
なんかくじけそうです。
 冴木忍氏についての情報ありがとうございます>BGMmasterさん、鷹月ぐみなさん
ライトノベル系はいっぱい出てて正直良くわからないのですが、ちょうどいい機会なので
一度読んでみます。
あ、山のように未読の本が積んであるのが見えたように思えましたが気のせいでしょう。(^^; 

◆Kenさん
>つい先ほど、『カナン』終えたところです。(中略)
>『ワイルドフォース』プレイ済みでしたら、今のうちに入手してプレイされることを強くお勧め
>します。

 Kenさんがこれほど評価されているのであれば、プレイせずばなりますまい。可及的速やか
に確保いたします。

>素材として「悲劇」を抱え込んだ場合、その結果として「受動的な読み手」の「再生産」は
>不可避であり、方法論的には自己矛盾をはらんでいるのは、いうなれば仕方のないことで
>しょう。
>テレビドラマに見られる「劇場化された日常」が消費される構造は、ゲームというメディアでは
>その「消費」自体が孤独なる自己満足の集積へと容易に導かれるぶん、表面化しにくいながらも
>逆に強固なモノのようにも思われます。

 孤独であるが故に「萌え」や「集積された知識」を介して他者とつながろうという欲求を持つ、と。
また、その共通基盤として成り立ちやすい、「分かり易く類型化されたキャラクター」や「明快な構
造を持つ物語」が過剰に消費され続けていくということになるわけでしょうか。
 テレビドラマやゲームに限らず映画や小説なども含めた虚構はすべからく孤独に消費される訳です
が、映画館で見る映画やテレビドラマには他にない共時性があるといえるでしょう。一方、小説及び
ゲームは根本的に「個」のメディアに思えます。
 人が常に孤独な認識の檻に捕らわれざるを得ないことからすれば、「萌え」を介してであっても他
者と繋がりを得ようとすることに対して否定的なことは言えません。ただ、その繋がりこそが目的化
されてしまうと、盲目的な消費と機械的な演技により、「繋がり」自体の形骸化を招くようのではな
いでしょうか。
 などといいつつも、「ゲーム」と十把ひとからげにするのは乱暴ですね。ここでいうゲームという
のは「物語」を目的としたものに限る、としておきましょう。

◆BGMmasterさん

>その前に「Lien」をやろうかとも思いましたが、先に「Rainy Blue」の
>予定。

 「Lien」は某所で感想書くって言っときながら、いまだにまとめられていないんだよなぁ。
「諦観」を主題にまとめようと思ったらドツボに填ってしまった……

>ゲームがエンターテイメントであるということと、作品を解析し自ら
>の思考を消化(昇華)し明確化(文章化)するという、労力を要する行為
>の間には、本来相容れない性質があるからです。

 この辺は痛感しますね。どうとも言い様のない感情や感慨を抽出して言語化するというのは
実に難しい。語ろうとすればするほど自己の精神の生の部分がどうしようもなく溢れてしまい
客観的な論述に落とし込めなくなります。
 レビューもまた、別種のエンターテイメントとして書かれなければ他者に自己の意図を伝え
ることはかなわないのでしょう。

◆鷹月ぐみなさん

> 前者があまりにもファンタジーな概念なので、やっぱり対応付けはちと怖い
>ですね(^^;)。
> 集合的無意識は個の感情とは無関係なはずなので、個のマルチの思い出が凝
>縮されてはいても反映されると考えると、少し違うのかな、とも思います。

 プロトタイプであるマルチの浩之を代表とする人間への想いが普及型マルチのソフトウェア
のベースになったとするならば、基本的な人間への関わり方を決定付けるという意味合いから
「機械の集合的無意識」=「封印されたとマルチの意識」いうファンタジーなのかなぁと思い
ました。

> 余談ですが、いちおーは人工知能について研究してた身なので、アシ
>モフの描いたロボットと、工学的な、あくまでもロジックから出来上がったロ
>ボットとの差異をことさら強く感じてしまいます。後者が前者になる事ははた
>して可能なのかどうかとか。

 コメント出来るだけの知識が……(^^;

82.お返事です-10 投稿者:Ken 投稿日:02月23日(水)23時40分01秒 
学校帰りに秋葉原に寄ってきました。うぅぅ、98DOSゲームは絶滅寸前ですなぁ。さすがに
『カナン』はあるけど、『パンドラの森』なんか何処にも見当たらない…。私が濃い店を発掘
できていないだけかも知れませんが(^^;)
そういえば、自宅近くのショップで、『ELLE』を見ましたが…確保しておくべきかな?

・鷹月ぐみなさん:
>「カナンを始める前にワイルドフォースのプレイ」を強く強調されていましたが、
>まったく同じウェイトで「パンドラの森」のプレイを強調しておきたいです。
結果は上記の通りでした。シクシク。まったく、私がPCを買った1987年初夏は、旧作ゲームと
いえば98DOSばかりだったというのに。

>確かにモノラルFMはちょいとチープに聞こえますが、MIDIより綺麗な
>場合も結構あります<フォアナイン系
今の最新バージョンでは、ステレオFM再生もできました。やってみると、なかなか凄いですね。
『ワイルドフォース』など、シーンごとのメリハリが実に効いています。うぅぅ、MIDI非対応
なのがつくづく残念…。

>自分がこと製作側になった時に、キャラ萌え系に走るつもりは無くても、プレイヤーを
>惹きつける為の手段として、もしくはノリを明るくするために使うことがあるからですね(^^;
萌え系だけでなく、キャラクターで引きつけようとすると、どうしてもそうなりますね。
キャラの味付けを濃くして、その色合いで世界を作ったのが『アンビバレンツ』。
会話という「キャラの相互関係」で作ったのが『カナン』。
なんか、そんな対照を感じます。
(もちろん、ゲームのテーマは全然違うのですけれど)

・BGMmasterさん:
>尚、先日私自身「理系なので哲学に疎い」といった書き込みをしていますが、これも
> (研究に携わる者として)許されるべき発言ではないのでしょう。
いやいや、必要なのは、好奇心と問題意識とを持ち続けることなのですから。
こちらだって、「文系なので…」といった言い訳をすることは結構多いですし。

>(GAOGAOシリーズ)
>そのうち第一部、第二部も報告して下さい。(←またプレッシャーを・・・)
ブツが入手できれば、すぐにも書きたいのですが…(^^;)
これではプレッシャーにはなりませんな。

・兄貴(type98)さん:
>しかし、他の方も言ってますがまだ半年だったんですね。 レビューの数と質がアレなんで、もう
>何年もやっているような錯覚を受けていました(^_^;)。
質はともかく、数はかなり意図的に増やしましたからね。我ながら結構な量になったモノだと
呆れ…あはは…(^^;)
兄貴さんのところの掲示板もなかなか凄い状況が続いていますね。さすがに割り込めそうにない
です(^^;)

・上野 良樹さん:
まぁ、好きでやっていることですし、最近増やしたコンテンツも、「他力本願」型のものです
からね(^^;)
それにしても、プレイするDOSゲームの面白いこと…ゲームの世界には、限界効用逓減の法則と
いうものは存在しないようですな。

(五月倶楽部)
>私は実はきららさんも結構好きです。『2』にも名のみですが登場していまして、伝言板で相
>変わらず「ポコペン君かっこいい!大好き!」等とほざいております。伝言板がほとんど使え
>ないのが『2』の不満の一つなのですが、それはそれとしまして。
あう〜、掲示板なんかほとんど見ていませんでしたし覚えていませんです(^^;)
なにせ、先に『2』をプレイして、「こんなもんやってられっかー」とブチブチ切れつつも、
ナントカやり終えた、というものでしたから。
後日、『1』をすすめられたときには、半信半疑だったモンなぁ。

>特に圭子さんの声はこの作品中でも特筆すべき下手さ
>なので(ジャイアンの歌みたいだ………)何とかして戴きたい所です。
ということは、「あの」声を、全キャラ分お聞きになったんですか?
すごいです。声の下手さでは、おそらく歴代ゲーム中ダントツのトップと思われるコレで…(^^;)

それでは(^^)/

81.私には十年かかっても無理かも 投稿者:上野 良樹 投稿日:02月23日(水)15時03分49秒 
 あっ書きかけで放って置いたら消えてる。書き直し。
投稿者欄に残っていたぺ−chanって誰!?
 それはさて置き、新しく設立したサイトが初めから充実しているというのは、
準備さえしていれば、誰でも不可能な事ではありません。しかし、常に内容の濃い、しかも多彩な
更新を続けているKenさんは本当に凄いと思います。私なんか、一つのネタばかりですからね(^^;。
>美里、秋穂、圭子の三人だけでもいいから、リニューアルを出して欲しいものなんですが、現状
>では望み薄でしょうか。
>#あとのキャラはいらん…つーか、きららなんか入れようがないでしょう、今では(^^;) (Kenさん)
 三人ですか。最初の二人は文句無いとしまして、あとの一人が難問です。私は実はきららさんも結構
好きです。『2』にも名のみですが登場していまして、伝言板で相変わらず「ポコペン君かっこいい!
大好き!」等とほざいております。伝言板がほとんど使えないのが『2』の不満の一つなのですが、それは
それとしまして。
 新井さんと怪しいコンビを組んでいた三田沼さんも捨て難いです。肇ちゃん可愛いですし。
これに速水君を加えるとトリオになりますが、この人は……………嫌いじゃ無いんですけど…………………
ごめんなさい。
 年齢制限といえば、例の「児童ポルノ・買春禁止法」ですが、これからすると登場人物も18禁という事になります。
としますと、きららちゃんはもちろん、『2』の村雨さんや、一文字真鈴&花鈴姉妹も当然引っ掛かって
しまいます。『2』の方が引っ掛かる人数が増えているという、なかなか挑戦的な開発元、いや会社
ですね(笑)。一応絵は対象外という事になってはいますが………。
 私はWindowsとMacintoshのどちらにするか迷った末に五月倶楽部が決め手でWindows系統のPC9821
を取った経緯があります。という訳で、「Win&Macハイブリッド版」としてなら無理無く改訂版が
出せると思うんですけどね。無理かなあ。特に圭子さんの声はこの作品中でも特筆すべき下手さ
なので(ジャイアンの歌みたいだ………)何とかして戴きたい所です。
 ちなみに宮武外骨とは何者かと云いますと、本題から外れますので、一言で言いますと、
「威武に屈せず富貴に淫せずユスリもやらずハッタリもせず」。
 五月倶楽部メンバーで云いますと、篠原さんは「威武に屈せず富貴に淫せずユスリもやらず…」
までは当てはまりますが、ハッタリは思いきり効かせています。これが新井さんとなりますと、彼女の行動は
意地悪く言えば工藤君へのユスリですから、当てはまるのは最初の二つだけ。もちろん、愛故の
ユスリですけれども。これが西倉さんとなりますと、「威武に屈せず」だけになり、工藤君に至っては
どれも怪しくなります(^^;。それが工藤君の憎めない所でもありますが。
 また、外骨について参考となるページを挙げて置きます。
「宮武外骨解剖」「外骨界」「滑稽珍聞」。又外骨とは関係無いページですが、たまたま
サーチエンジンで引っ掛かった<a href"http://www.big.or.jp/~tokimeki/bbs/fm17.htm">ここ。………爆笑。

 また、「電能突破党」は、「電脳突破党」の誤りでした。お詫びして訂正します。

80.おはよ〜 投稿者:Ken 投稿日:02月23日(水)07時57分26秒 
さっきネスケで98エミュレータのページを見ると、全然表示されまなんだ。IE派が多数である
のはいいとして、レイアウトが崩れてもいいからナントカ表示して欲しいなぁ。

これからさっさと出なくてはいけないので(^^;)、手短に。個別のレスは夜または明朝に。
とにかく「半年」持ったということで、当人が一番驚いていたりします。これからもよろしく。

#下を見ると職探しだよ…(^^;)まったく……

79.祝半年! って、そうだったんだ 投稿者:兄貴(type98) 投稿日:02月22日(火)23時24分22秒 
 ども、おめでとうございます >Ken兄

 しかし、他の方も言ってますがまだ半年だったんですね。 レビューの数と質がアレなんで、もう
何年もやっているような錯覚を受けていました(^_^;)。

 これからのご活躍も期待しています。


*広告が○奈川クリニックになってます・・・・・・・
http://webclub.kcom.ne.jp/mb/watan/

78.あ、消えてる 投稿者:鷹月ぐみな 投稿日:02月22日(火)22時13分53秒 
うぐぅ、書いたはずのテキストが途中で消えているやん(^^;)。ということを帰宅後に発見。
というわけで、そこだけ追加……

>「投影」させようとすれば、「嫌です」とか「うぐぅ」とかやっている方が
>楽なんですから。
あいたたた。いやはや、仰るとおりで…。
何が痛いかと言うと、(この続き)
自分がこと製作側になった時に、キャラ萌え系に走るつもりは無くても、プレイヤーを
惹きつける為の手段として、もしくはノリを明るくするために使うことがあるからですね(^^;
楽というか、どちらかというと技量不足で、そうせざるを得ないというか……

あとは通常のレスです〜。

-=>BGMmasterさん
>「ELLE」というのは知らない作品ですね。
  エルフの昔のゲームです。作品中で作り上げてきた世界を終盤意図的に「見捨てる」
展開、なんとも製作者の意図というのが前面に押し出されていて、当時の私には(星の大地と
同じくらい)ショックを受けた作品だったもので。
カタルシスのベクトルは違いますけどね。

>私の場合、シリーズものとして見たときの一貫性に欠ける気がして、(冴木作品
>の中では)今一つ高く評価しきれていません。
 私はシリーズという風に見ていなかったり(^^;)確かに一貫性には欠けていると言うか、
話ごとに作者の狙いが変わっていたり。私はそういうものだと思っていましたが…。
  そういえば、ドラマガってまだありましたっけ?(唐突ですみません)
http://www.campus.ne.jp/~ishigami/

77.つづきです 投稿者:BGMmaster 投稿日:02月22日(火)20時03分12秒 
本格的に長文王になってきてしまいました。何とかしなければ・・・。(__)

★鷹月ぐみな様
>学術系の話題にはまったく潜り込めないでおろおろしてました(^^;)。
申し訳ないです。このネタについてはそろそろ自重します。(^^;
尤も、私もKenさんについていけていませんが。(汗汗)

>評価していただいているのは嬉しいのですが、自分はまだまだ…。
>Kenさんや蓼原さん、そとみちさんに九牙さんなど色々な方ののレビュ
>ーを読んでいて、私自身、客観的な視点と文章力不足を強く実感しました。
Kenさんへのレスでも書きましたが、あくまで私が知っている範囲でのことですので。
私が鷹月ぐみなさんを高く評価しているのは、作品を解釈する中で「自分の創作に
活かす」という視点を常に失っていないからです。しかもそれを文章という形で明確
に表現している。これは凄いことだと思いますよ。(←偉そうで申し訳ないです)
ちなみに「客観性」についてですが、私は、少なくとも評論に於いて究極的なもの
は「主観」(個性といってもそれほど外れていない)であると考えていますから、少な
くともHPでの評論にこの点は一切求めていません。

なんか、こんな(↑)ことを書いていたら、同じことを続きに書いておられたよう
で。(^^;
一応、上のレスは続きを読む前に書いたので、そのまま投稿致します。
(私はいつもリアルタイムでレスを書くので、たまにこういうことが起こります)
というわけで、鷹月ぐみなさんの意図は、少なくとも私には伝わっていますので。

(冴木忍)
>私のお勧めはやっぱり「星の大地(全3巻)」です。当時、富士見系のほ
>のぼのに浸かっていた私には大ショックでした。なんとなく「ELLE」を
>思い出すところあり。こういう物語を作りたい、こういう物語は書きたくな
>い、というものを自分にしっかり植え付けてくれた作品でした。
「ELLE」というのは知らない作品ですね。
「星の大地」は私もショックを受けました。欠点も色々あるんですけど、構想
力が凄いですね。

>あとは、小粒だけど「メルヴィ&カシム」も好きです。
私の場合、シリーズものとして見たときの一貫性に欠ける気がして、(冴木作品
の中では)今一つ高く評価しきれていません。やはりもともとの「銀の魔女」が
短編だったからかな?
ただ、そのあたりに目を瞑れば、私も凄く好きですね。
たしか3月に新刊が出る予定だった気が・・・。

>#同人ソフト販売をする際に、単価は結構悩んだりします。三菱が1枚12
>0円の隣に、マクセルが100円、Mr.Dataが97円なんて書いてあるとつ
>いつい…(^^;
その気持ちは良く解る気が・・・。(^^;
一時的なデータの保存・移動が目的でしたら、それでも構わないと思いますが、
同人ソフトをそれで売るのは・・・私だったら二度と買わなくなるかも。(^^;

それでは。

76.半年ですか・・・ 投稿者:BGMmaster 投稿日:02月22日(火)20時02分07秒 
このページ、思っていたよりずっと若かったんですね。(笑)
てっきり2〜3年は経っているものかと思っていました。

★Ken様
>研究者に、本当に「研究」することを求めるのは、もはや不可能のように思えます。
>アカデミズムという化け物は、権威だのなんだのという次元を超えて、異分野間に渡るような
>研究を研究者に許さないほどの「研究実績」をすでに生産しています。
(以下略)
Kenさんがおっしゃっておられることは、そのまま理系の研究にもあてはまります。
私の書き込みはそのまま自己への戒めとして書いたものであり、「文系」に絞った
書き方をしてしまったのは、大変不用意であったと反省しております。
古今の学問を鑑みるに、本当に深い研究であるためには、同時に広く知識資産を統
合したものであるはずですが、それを許さない現状が確かに存在しますね。
今から30年も昔に、素粒子論の大家・坂田昌一氏がこのような現状に向かいつつあ
ることを危惧しておられますが、慧眼という他はありません。
「理系だから哲学は必要ない」という風潮は、少なくとも私の周囲では確かに感じ
ているところであり、更にはそれを奨励するような働きかけすらあるように思いま
すが、例え出てきた結果は同じであっても、その背景にある哲学によって解釈は大
きく変化するものであり、現在の研究の在り方には疑念を感じずにはおられません。
この辺り、もはや現在の「研究」は、少なくとも「真理の探究」という意味合いを
なくしているように思われます。

尚、先日私自身「理系なので哲学に疎い」といった書き込みをしていますが、これも
(研究に携わる者として)許されるべき発言ではないのでしょう。

(GAOGAOシリーズ)
情報どうもありがとうございます。
レビューはプレイした後にじっくり読ませて頂きます。
そのうち第一部、第二部も報告して下さい。(←またプレッシャーを・・・)

ちなみにANEX86は先日Ver.2.12になったようで、早速Windows2000に対応した模様
ですね。
しかしWindows2000には現在63000ものバグが確認されているとか・・・。(^^;

>あまり私のコト美化されても困るので(^^;)、視点を相対化するためにも、蓼原さんのページを
>御一読されることをお勧めします。ゲームへの論評そのものよりも、「昇華→文章化」という
>過程の方法について、私にはないものをお持ちの方ですから。
この方もこの掲示板で見かけたような記憶が。勘違いかな?
とりあえず時間を見つけてお邪魔して参ります。
尚、「美化」と言っても「現在私が知る限り」という制約がついていますし、その
辺りはお気になさらず。(^^;

75.やば、長文?(汗) 投稿者:鷹月ぐみな 投稿日:02月22日(火)15時49分15秒 
こんにちはー。鷹月ぐみなです。
最近の秋葉原はさらに98マイナーゲームの発見率が下がってきたので、そろそろ
「そこまで興味は惹かれないけど、無くなったらもう見つけられないだろ−なー」
的なソフトたちをまとめて買い込もうかと思案中です(^^;
しかしプレイする暇ってあるのだろうか…特にパラメータ系恋愛AVG(=マルチエ
ンディングもの)。

-=>Kenさん
…というわけで、じっくり読みました。ボキャブラリーの違いを実感。
先に自分の方、レベル1感想集書き上げてしまえば良かったなとか思ってみたり(^^;

>この「衝き動か」すパワーの根源は何なのか、リプレイして確認しようかと
>も思ったのですが、こちらにも生活がありますし(^^;)
最近徹夜モードされていましたしね(^^;)。
根源を言い当てる事は私にも簡単にはできないのですが、少なくとも製作主要メンバ
ー全員が、製作時に世界観とコンセプトを共有していない限り、こういう作品は作り
えないなと思っています。納期の事などほとんど念頭に無く、自分たちの満足行くま
で育て上げた作品がこれなんでしょう。
私のような、物語系ゲームを作りたいと思っている者にとっても、このゲームは理想
の形となっています。

>「投影」させようとすれば、「嫌です」とか「うぐぅ」とかやっている方が
>楽なんですから。
あいたたた。いやはや、仰るとおりで…。
何が痛いかと言うと、

ところで、Kenさんは「パンドラの森」は未プレイでしたっけ?
「カナンを始める前にワイルドフォースのプレイ」を強く強調されていましたが、
まったく同じウェイトで「パンドラの森」のプレイを強調しておきたいです。
連作である以上、こう書くのは当然と言えば当然なのですが、基幹テーマの問題
提起に関して言えば、第2作でなされているはずですので。直接、葛藤を突きつ
けたのは第3作からではありますが…。

単に人気に押されて作った続編なんていくらでもありますし、カナンもそういう
触れ込みになっていますが(「本来出るはずの無い…」)、いやいや、こればっ
かりは確信犯だと思っています。ワイルドフォースを作っていた時点ですでに、
この第4作の構想ができていたとしか思えませんし。
確信犯と評す私の見込みが違っていたなら、それはそれで、1・2・3→4への
有機的な結合を成功させていることに驚きを禁じえないわけですね。

>音楽
確かにモノラルFMはちょいとチープに聞こえますが、MIDIより綺麗な
場合も結構あります<フォアナイン系
音楽全体としては…カナンに関して言えば、スタート直後BGMがいかにも
Humiさんの庭芸でツボを突いていましたが、それ以外は特筆すべきものはな
かったですね(水準は高めなのですが)。Kenさんの書いていたとおり、ワ
イルドフォースの方が、というよりも岩崎洋一さんの曲が素晴らしかったです。


あと、ちょっと遅れましたが、レスの残りを…。
-=>Q.Rさん
> 意としては「無垢なる者」「慈愛を与える者」を考えていましたが、「天使」という
>言葉に対する考慮が抜けていました。俗化した意味だけでなくその文化的背景を考えれ
>ば、「天使」というのは一筋縄でいくような概念ではないですね。軽率でした。

 その意でしたらなるほどーと思います。
 私もちょっと色々確認してみたくなったので、半ば義務で買ってしまった
PS版マルチシナリオをプレイして、テキストから意図を拾ってみようと思います。

> マルチシナリオに求めていたモノはかなり近いと思います。
>私の場合は、一般化されるかと思った浩之の「機械」への愛情がマルチという
>「個」に収斂してしまったことが違和感につながったのでしょう。
> ところで「機械の感情」ってのはユングがいうところの「集合的無意識」の機械版か
>と思いますがどうでしょう?まぁ「集合的無意識」自体がファンタジーって話もありま
>すが。

 前者があまりにもファンタジーな概念なので、やっぱり対応付けはちと怖い
ですね(^^;)。
 集合的無意識は個の感情とは無関係なはずなので、個のマルチの思い出が凝
縮されてはいても反映されると考えると、少し違うのかな、とも思います。

 余談ですが、いちおーは人工知能について研究してた身なので、アシ
モフの描いたロボットと、工学的な、あくまでもロジックから出来上がったロ
ボットとの差異をことさら強く感じてしまいます。後者が前者になる事ははた
して可能なのかどうかとか。

#ここ2連続で、神奈川クリニックを見…いやいや、あれは目の
#錯覚だったんだ。うんうん。
http://www.campus.ne.jp/~ishigami/

74.あるこ〜るぱわ〜 投稿者:Ken 投稿日:02月22日(火)00時11分33秒 
今日は酒を飲んでいません(^^;)

・鷹月ぐみなさん:
(GAOGAOシリーズ)
>作品「全体」が、何か他のソフトには決して持ち得ない雰囲気に支えられて、最初から終わり
>まで衝き動かされているんですよね。
この「衝き動か」すパワーの根源は何なのか、リプレイして確認しようかとも思ったのですが、
こちらにも生活がありますし(^^;)、今やり直すと大変なことになるのが目に見えているので、
しばらく後になりそうです。

>「巧いな」なんてものじゃありませんよね、三峰さんの技量は。
>こういう方の新しい文章がどうも、開発力の限界から据え置かれたまんま。
『夢幻夜想曲』一作だけで、相当な技量の方だと思っておりましたが、なんのなんの、という
感じです。

ただ、キャラクターが徹底的に「人間くさい」ため、彼ら・彼女らが「記号」として扱われない
ために、「投影」の対象にはなり得ないので、現在における市場の主流とは合わないのも、残念
ながら確かでしょう。
「投影」させようとすれば、「嫌です」とか「うぐぅ」とかやっている方が楽なんですから。
(またまた敵を増やしてどうする…(^^;)

>最後のあたりの文体が、なるほど酒の影響が出ている気がしますね。
あはは(^^;) 「シナリオ」欄最終段落など、私が別個に書いているコラムやら何やらの文体が
滲み出てしまいました(^^;)
別にマズいことを書いているわけではないでしょうから、「こーゆー顔もあるんだな」くらいに
思って下さいな。

・上野良樹さん:
(五月倶楽部)
美里、秋穂、圭子の三人だけでもいいから、リニューアルを出して欲しいものなんですが、現状
では望み薄でしょうか。
#あとのキャラはいらん…つーか、きららなんか入れようがないでしょう、今では(^^;)

>なおこの作品、動作が無闇に重いのですが、
MMX-Pentium200MHzでも重かったですからね。今の標準的な環境ならさほどでもないのでしょう
が、DirectXを駆使して画面効果を出す必要など、いったいどこにあったのでしょう?

73.さっそく見ました〜(^^ 投稿者:鷹月ぐみな 投稿日:02月21日(月)23時22分50秒 
というわけで、ワイルドフォースとカナンのレビュー、まとめて見させていただきま
した。本当は「読もう」と思ったのですが、こちらもじっくり腰を据えて読まないと
いけないくらいしっかりと書かれていたので、更新作業中の身ゆえ後回しに。
最後のあたりの文体が、なるほど酒の影響が出ている気がしますね。

しかし、kenさんとは作品の切り込み方が多少なりとも違ってて良かったなーとか、
最近思ってます(^^;)。ふー
http://www.campus.ne.jp/~ishigami/

72.長文には気を付けよう(こら) 投稿者:上野 良樹 投稿日:02月21日(月)16時27分59秒 
 久しぶりになります。こちらには初めて書き込みます、五月倶楽部党員(自称)・
電能突破党友(真実)の、上野です。

 マルチさんについてはさておき(未購入の上他のソフトがたまっている状態なるも
そろそろ確保しておいた方が良さそうですね、『To Heart』。地元の店からは
消えましたし)、五月倶楽部党員(自称)としてエクセレンツの動向は気に掛かります。
それで作品の開発が進むというなら良い事なのでしょうが………………。
 しかしそれならば、そもそも何のための制販分離だったのか、とは思いますが。
因みに『五月倶楽部2』因縁の(笑)、村雨恭子さんをようやく口説き落として一安心。
盗聴の印象が強すぎてその後の話がおまけみたいに思えてしまったのが痛し痒しですが。
でも結城先生との確執とすれ違いは良く描けていた、と思います。良いコンビです。
 なおこの作品、動作が無闇に重いのですが、ビデオメモリを差し替えた所、まずまずの
速さに。しかし今度はエンディング等特定の場面で文字が判読不能なほどちらつくという
不具合発生。ただいま問合わせ中。
…………一難去って又一難。なおそのメモリとは、メルコ社販売WGP−SF32PNです。
>『ワイルドフォース』や『カナン』
 記憶して置きます。

 なお、電能突破党というのは、盗聴法廃止のみを政策とするミニ政党。党友ならば党費不要です。
下記にアドレスを紹介しますので、興味のある方はご覧になってください。なお、
このサイトについては、鷹月さんから「宮武外骨みたい」という評価を戴いております。
http://www.toppa.org/

71.あ、GAOGAO!だ(^^ 投稿者:鷹月ぐみな 投稿日:02月21日(月)13時24分53秒 
こんにちは、鷹月ぐみなです。

  学術系の話題にはまったく潜り込めないでおろおろしてました(^^;)。
  このへん理系出身の弱さが浮き彫りに…。個人的興味からプラトンあたりは
読んでいても、エンゲルス、社会学、はて?と、そんなトコロです。
と、そんな時にGAOGAO!ネタが出てたので、再び書き込みモードに入ります。

-=>ICHIROさん
>私はこのシリーズ一作目を買いましたが、出来が今一つだったので(Hシ
>ーンが取って付けたよう等)続編は見送っていました。
 仰るとおり、ラジカルシークエンスはイマイチな作品だったと思います。
ストーリーの軸はしっかりしていたのですが、AVGシステムとコメディが
足を引っ張りすぎて、作品性がかき消されてしまいました。
 おそらくICHIROさんと同様に、後の買いを控えた人がいたと思います。
 しかし第2作目からは秀作、名作と続いてしまって…(^^;
#「パンドラの森」も、ゲームとしての楽しさはとりあえず措いておいて、
#作品性はワイルドフォース以上だと思ってます。

#「キャンドル」として出す、リニューアル版「ラジカル」はおそらく、
#ストーリーテンポに大幅な改定があるものと思われます。

 実際、私の中でも「カナン」の評価はすこぶる高く、「ゲームシナリオ」
の水準を超えているというKenさんの評価に同感です。作品「全体」が、何
か他のソフトには決して持ち得ない雰囲気に支えられて、最初から終わり
まで衝き動かされているんですよね。私的にはコズミックサイコをやって
以来6年ぶりに、この感覚を味わったなーと思っています。
 97年最高作品は間違いないです。
 獣少女なんて、普通はコミカルの種にしかならないような彼女たちを、
いろんなメタファーとして扱う。それもわざとらしくなく、ストーリーの
中に自然に組み込んでいるので、すんなりと受け入れられる。
 「巧いな」なんてものじゃありませんよね、三峰さんの技量は。
 こういう方の新しい文章がどうも、開発力の限界から据え置かれたまんま。
勿体ねーというのが素直な気持ちで、今後「キャンドル」が積極的に作品を
出していく事をひたすらに期待しています。

 こないだの冬コミに、GAOGAO!全体へのレビューを試みたのですが、まるま
る2週間かけて、60%くらいしか評論できなかったかなと思っています。
 ネタバレの塊に加えて、萌木さんとの約束もあるので(^^;)、完全版は表
立ってウェブには公開できないのですが(ウェブ公開版は一部だけ抜粋掲載
予定…)、Web版に整形したものを作ったらこっそり、アドレスだけここに
書き込んでおきますね。そのうち(^^;

-=>BGMMasterさん
>ゲームがエンターテイメントであるということと、作品を解析し自ら
>の思考を消化(昇華)し明確化(文章化)するという、労力を要する行為
>の間には、本来相容れない性質があるからです。
>私が知る限り、このレベルを抜け出している方はKenさんと鷹月ぐみな
>さんくらい・・・かな?

 評価していただいているのは嬉しいのですが、自分はまだまだ…。
 Kenさんや蓼原さん、そとみちさんに九牙さんなど色々な方ののレビュ
ーを読んでいて、私自身、客観的な視点と文章力不足を強く実感しました。

 ただ私の場合、美少女ソフトをプレイする目的の一つに、自己の作品に
活かすというものがあって、その時考えた事を書き留めてレビューとして
いるわけですが、そのせいか自然と作り手寄りの視点を得られているのか
なあなんて思ったりもしますが、ほんとにそうなのか自分でも分かってい
ません(爆)。

>about: 冴木忍
>鷹月ぐみなさんが「プロフィール」にて好きな作家さんに挙げておられ
>るので、鷹月ぐみなさんのお勧めも訊いてみられては如何でしょうか?

 お呼びがかかったのでお答えします(^^;
 私のお勧めはやっぱり「星の大地(全3巻)」です。当時、富士見系のほ
のぼのに浸かっていた私には大ショックでした。なんとなく「ELLE」を
思い出すところあり。こういう物語を作りたい、こういう物語は書きたくな
い、というものを自分にしっかり植え付けてくれた作品でした。
 あとは、小粒だけど「メルヴィ&カシム」も好きです。

>CD-Rな話
 いろいろ参考になりました。コストパフォーマンス的には「とりあえず
三菱をデフォルトで使ってれば大丈夫だろう」くらいしか思っていません
でしたので(^^;)。
#同人ソフト販売をする際に、単価は結構悩んだりします。三菱が1枚12
0円の隣に、マクセルが100円、Mr.Dataが97円なんて書いてあるとつ
いつい…(^^;
#しかしMaxelのCD-Rの問題点などを聞いていたので、結局三菱に…。
http://www.campus.ne.jp/~ishigami/


70.お返事です-9 投稿者:Ken 投稿日:02月21日(月)00時02分12秒 
明日は研究室が臨時閉室になるので、どうしようか思案中☆
しかし、『カナン』を終えてしまうと、どうも他のゲームに手を出す気になれないんですよね…。
『痕』でもリプレイしよっかな…て、その前にやる仕事もあるんだが(^^;)

・ICHIROさん:
(GAOGAOシリーズ)
>私はこのシリーズ一作目を買いましたが、出来が今一つだったので(Hシーンが取って付けた
>よう等)続編は見送っていました。
「Hシーン取って付けたよう」は、『ワイルドフォース』や『カナン』もそうです(^^;)
数少ない問題点の一つのような気が。もっとも、『カナン』の場合、不要と思えばいくらでも
回避できますから、「見たい人だけ見ればいい」というのも、それはそれでアリかな、と。
『夢幻夜想曲』など、「回避不能」という事態に激怒したのを覚えておりまする(^^;)

>Winリメイク版を作るらしいのですが、早めに出てくれないかな。
>そしたら買ってみたいですね。
『サンクチュアリ〜少女たちの聖域〜』さえ出ていませんからね。niftyの方でも話題になって
いましたが、この『サンクチュアリ』の発売予定、『カナン』のマニュアルによると、
1997年7月25日となっています(^^;) ここまでくれば、もはやギャグですね。

>新しいモノには希望がある、なんてね。
私は「残りモノには福がある」方になっています(^^;)

・BGMmasterさん:
>ただ、社会学にしても人類学にしても、現在本当の意味で「研究者」と
>呼べる人がどれだけいるのか、と考えると非常に危ういものを感じます。
文科系の大学院生として、穴があったら入りたくなる気分になりましたが、ここで穴に入るのも
卑怯な話でしょうから、正直にお答えしますと…。

研究者に、本当に「研究」することを求めるのは、もはや不可能のように思えます。
アカデミズムという化け物は、権威だのなんだのという次元を超えて、異分野間に渡るような
研究を研究者に許さないほどの「研究実績」をすでに生産しています。
そして、その「研究実績」を元とした地歩を固めたころには、すでに相応の時間を食っており、
そう易々と乗り越えられない「壁」に入り込む…。
そんなモンです。地道な研究、といえば聞こえはいいですが、各分野での研究が進めば進むほど、
横へと「移動」することは困難になっていきます。せいぜい、横同士で「連係」しあうのが
関の山でしょう。
これこそが、いうなれば「知」の閉塞状況なのかも知れない、などと感じています。
#自己撞着のような気もするのだが…。

(GAOGAOシリーズ)
>なお、GAOGAO四部作(だったかな?)かなり宜しいようで。これは98エミ
>ュレータですよね。ソフトは中古屋さんで入手ですか?
>とにかくやってみたいです。(うずうず)
>ちなみにサウンド環境はSB16とかあった方がいいのかな?
正確には、「3部作+1」です。当初は三部完了だったのが、後にもう一つ加わりました。
一応、レビューを書きましたが、後にプレイした『カナン』は、酒が入っている状態で書いている
ので…(^^;)

『カナン』は3年前の作品なので、まだ(ごく希にですが)見ることはありますが、それ以前は
中古屋でもめったに見ませんね。アプリコットのホームページ(エクセレンツから入れます)に
よると、<生産終了>の文字がないので、一応在庫はあるようです。直接取り寄せならできる
かも?
サウンドでは、ひとまずWindows環境で音が出れば、何もいりません。98エミュレータは、MIDI
音源にはほとんど対応できていませんから。『GAOGAO』シリーズは、BGMもいいという話なの
ですが、FMモノラルでは、悲しくなってきます。今後に期待、でしょうか。

(ゲームに対する姿勢)
>ゲームがエンターテイメントであるということと、作品を解析し自ら
>の思考を消化(昇華)し明確化(文章化)するという、労力を要する行為
>の間には、本来相容れない性質があるからです。
>私が知る限り、このレベルを抜け出している方はKenさんと鷹月ぐみな
>さんくらい・・・かな?
あまり私のコト美化されても困るので(^^;)、視点を相対化するためにも、蓼原さんのページを
御一読されることをお勧めします。ゲームへの論評そのものよりも、「昇華→文章化」という
過程の方法について、私にはないものをお持ちの方ですから。
…やべっ、あっちの掲示板に書き込んでそれっきりだった(^^;)

それでは〜。

69.つづきです(^^; 投稿者:BGMmaster 投稿日:02月20日(日)19時16分04秒 
★Q.R様
>>茜です。これには明確な理由がありますが、それについてはまた今度。(^^;
>気長にまってま〜す。
>いやほんと。時間に余裕が出来たとき、もし覚えておられたらで良いので。
いえ、割と近い時期に「ゲーム別」についてKenさんにお尋ねする予定ですの
で、そのときにでも。(^^;

>>特に悲劇の場合には「深く考えた気になった人」と「本当に深く考えた 
>>人」の区別が難化します。(後略)
>あいたたたっ。我が身に痛い。悲劇もまた消費されることには何ら変わりません。
(以下略)
これは私の実体験から、自戒を込めて書いた一文ですので、私も「我が身に痛い」
です。(苦笑)
それと、私は決して「深く考えている」わけではありません。散々偉そうなこと
を書いていますが、基本的に「面白ければ良い」のレベルです。この掲示板の方
々とやりとりしていると、「こんなことではいかん」と思うこと度々です。(^^;;;

>「悲劇」の喚起力が強制的なほどであるべきとは思いません。それは受動的な読み手
>を再生産する怖れを多分に含むと思うからです。
前回書き込んだあと、布団の中で「まずったなぁ」と思っていました。(^^;
私の「悲劇」に対する見方は凝り固まってるな・・・と。
それはさておき、「受動的な読み手の再生産」については、業界の体
質と密に関連することなので、「悲劇」のみに焦点を当てるわけには
いかないと思いますが、私も含めプレイヤーの多くは受動的な読み手
の域から抜け出ていないように感じています。
ゲームがエンターテイメントであるということと、作品を解析し自ら
の思考を消化(昇華)し明確化(文章化)するという、労力を要する行為
の間には、本来相容れない性質があるからです。
私が知る限り、このレベルを抜け出している方はKenさんと鷹月ぐみな
さんくらい・・・かな?

>ところで
>「衝撃的なエンディング」……「DESIRE」「EVE」
>「ただただ悲惨な描写」………「YUNO」
>と解釈した私の読解力にはやはり問題が…(^^;。
バレてますね。(^^;
前者の2作については、私も念頭に置いていました。
この2作においては、悲劇を裏打ちするべき「心」や「存在」の描写が
十全ではないように思います。それを「衝撃的」の一言で済ませるのは
個人的には納得がいっていません。
  「YUNO」は未プレイなので、いつかやってみたいのですが・・・。

>独り言にレスつけるのもなんですが……詳細ナル情報ヲ求ム!!
え、と、娯楽小説家さんです。女性のようですね。
「絆」や「愛情」など、純粋であることを美化しすぎるきらいはありま
すが、優れた作家さんであると思います。文章力・表現力はやや低い気
もします。
おすすめは「卵王子シリーズ(富士見ファンタジア)」「星の大陸(角川
スニーカー)」かな?
鷹月ぐみなさんが「プロフィール」にて好きな作家さんに挙げておられ
るので、鷹月ぐみなさんのお勧めも訊いてみられては如何でしょうか?

>わたしが一人でレベルを下げているような気もしますが(^_^;
とんでもないです。
Q.Rさん、もっと自信を持たれて宜しいと思います。少なくとも私はQ.R
さんの書き込みでかなり衝撃を受けています。
私こそついていくのがやっとで、皆さんに迷惑をかけていないか心配で
すが、それを気にしていたら却って管理人さんのご負担になる気がして
いるので、ある程度は意図的に偉そうなことを書いていたりします。(^^;;;

では。

68.遅れてしまい申し訳ありません 投稿者:BGMmaster 投稿日:02月20日(日)19時15分27秒 
土曜日、「Rainy Blue」をげっと。(←遅い)
その前に「Lien」をやろうかとも思いましたが、先に「Rainy Blue」の
予定。

かなり返信を頂いているようですので、少し端折ります。ご容赦下さい。

★Ken様
>というか、単に「世代の差」ではないかと。
>1980年代後半、京大の浅田彰氏の著作などがブームとなる、いわゆる「ニューアカデミズム」と
>呼ばれるムーヴメントが起きました。そのころ、「かなり背伸びをしたがる高校生」だったこと
>もあって、同氏の他、中沢新一氏など、日本におけるポスト・モダンの先端論者の本を読みあ
>さったことがあります。中身なんぞよくわからなかったのですが(^^;)
当時は私も高校生だったような・・・。ひょっとしたら中学3年くらい
だったかもしれませんが。
しかし、そんな流れがあったことなど知らない、お気楽な生活を貪って
おりました。(^^;
浅田彰氏、中沢新一氏共に名前を聞いた程度にしかしらないので、何と
も言えず申し訳ないです。
今思えば、当時は自分の世界を広げる努力を怠っていた時代であり、悔
やまれることが多いです。

>こちらも、社会学や人類学の視点でエンゲルスの著作を読んだことはありますが、むしろ、その
>「単線的社会進化論」というイデオロギーが、批判されながらも、それを過去のものにできて
>いないのはなぜか…といった文脈で捉えています(^^;)
なるほど。視点としては非常に鋭い、というか正攻法であると思います。
それが好まれるかどうかは別として・・・。
ただ、社会学にしても人類学にしても、現在本当の意味で「研究者」と
呼べる人がどれだけいるのか、と考えると非常に危ういものを感じます。
少なくともエンゲルス・マルクスの時代までは、「哲学者」といえば
自然科学者でも人類学者でも社会学者でも文献研究者でもあったわけで
すが、最近ではそのあたりを押えていない方が多いような気がしてしま
って・・・。
事実誤認なら本当に失礼な話ですが・・・。

(CD-R)
マクセルのものは宜しくないようですね。色素の密度が悪いのか、それ
とも対光剤の配合が悪いのか・・・。
TDKについては、プレステのマスターCDに使われているという噂を小耳
に挟んだことがあります。このメディアは一枚1000円くらいするらしい
ですけど。(^^;

なお、GAOGAO四部作(だったかな?)かなり宜しいようで。これは98エミ
ュレータですよね。ソフトは中古屋さんで入手ですか?
とにかくやってみたいです。(うずうず)
ちなみにサウンド環境はSB16とかあった方がいいのかな?

 (つづく)

67.GAOGAOシリーズについて 投稿者:ICHIRO 投稿日:02月20日(日)14時20分01秒 
 こんにちはICHIROです。
 Kenさんのお話では『ワイルドフォース』、『カナン』と大変評価高そうですね。

 私はこのシリーズ一作目を買いましたが、出来が今一つだったので(Hシーンが取って付けたよう等)続編は見送っていました。
 猫耳、ケモノ娘ブランドとして老舗なんですけど。

 ここってフォアナイン時代から開発速度はあんまり速くないですよね。
 Winリメイク版を作るらしいのですが、早めに出てくれないかな。
 そしたら買ってみたいですね。
(DOSゲームの中古は家の近くには無いんです、しくしく)

 しかし、良いゲームって、見切るのが難しいですね。
 シリーズ物の場合、一回印象悪いと今回みたいに買い控えてしまうこともあるし。
 こちらの選択手段は雑誌掲載のCG、あらすじの記事、各社HPでの紹介くらいですもん。

 いきおい「有名原画家に任せておけばヒットするだろう」的ゲームが多いように思えます。
 も少し内容のバランス考えて欲しいものです。

 でも、私、結構新規メーカ買ってみるの好きなんですけどね、やばそうでも。
 新しいモノには希望がある、なんてね。

 それでは、この辺で。

66.お返事です-8 投稿者:Ken 投稿日:02月19日(土)23時35分37秒 
新作ゲームは『Rainy Blue』以外、まったく手をつけていません。いや、正確に言うと、今年に
なってから発売されたゲームで買ったのがこれだけというありさまで…。
次のDOSゲームは、どれになるかな?ヾ(^^;

・Q.Rさん:
(GAOGAOシリーズ)
>フォアナインのゲームでしたか?約束の地でしたっけ。GAOGAOシリーズは3作
>目の「ワイルドフォース」しかやってませんが、最近のゲームにはあまりない雰囲気を
>もったゲームでした。
つい先ほど、『カナン』終えたところです。
何というか、『アンビバレンツ』が更に深化し、かつ長くなったようなゲームなんですが、
感想を書くことができそうにありません。ここまでのクリティカルヒットを食らった記憶は、
少なくとも過去二年間にないことは確実です。
事実上封印していた「10点満点」に値するかも…。
『ワイルドフォース』プレイ済みでしたら、今のうちに入手してプレイされることを強くお勧め
します。

>「悲劇」の喚起力が強制的なほどであるべきとは思いません。それは受動的な読み手
>を再生産する怖れを多分に含むと思うからです。
素材として「悲劇」を抱え込んだ場合、その結果として「受動的な読み手」の「再生産」は
不可避であり、方法論的には自己矛盾をはらんでいるのは、いうなれば仕方のないことで
しょう。
テレビドラマに見られる「劇場化された日常」が消費される構造は、ゲームというメディアでは
その「消費」自体が孤独なる自己満足の集積へと容易に導かれるぶん、表面化しにくいながらも
逆に強固なモノのようにも思われます。
#……この発言で定期巡回者が数人は減ったかも(^^;)

>わたしが一人でレベルを下げているような気もしますが(^_^;
何をおっしゃいますか、これだけの論題を提起される方が。こちらこそついていくのが結構
大変ですが、それはそれで非常に面白いので、ガンガンお願いします(^^)

65.いつのまにか土曜日……2 投稿者:Q.R 投稿日:02月19日(土)22時52分08秒 
つづきです

◆BGMmasterさん

>あれ?あのマルチって普及型ですか?てっきりオリジナルの試作機の方かと思
>ってました。(^^;

 うわっ、やっちまった。きのしたさんからもつっこみ貰ってますが、おもいっきり
忘れていたみたい。えっと確かめようにもDISKが見あたらないんです(;_;)

>茜です。これには明確な理由がありますが、それについてはまた今度。(^^;

 気長にまってま〜す。
いやほんと。時間に余裕が出来たとき、もし覚えておられたらで良いので。

>「考える契機」という意味では、悲劇は確かに有効かもしれません。
>ただ、「深く」の意味をどの程度に設定するかで判断は変わってくるか
>と思います。
>特に悲劇の場合には「深く考えた気になった人」と「本当に深く考えた
>人」の区別が難化します。(後略)

 あいたたたっ。我が身に痛い。悲劇もまた消費されることには何ら変わりません。
むしろ受け手側の意識が問題とされるのは至極当然ですね。自分が考えた気になって
消費してるだけではないかっていうのは非常に怖いモノです。
 最近のゲームは複数のエンディングをもつモノが多いため、明確に「悲劇」のみを
描くということは殆どないように思います。シナリオ以外で購入者に悲劇的な感情を
もたらすことは結構あるようですが(ぉ

>「悲劇」で表現するからには、その裏に隠された「何か」でプレイヤー
>の心を鷲掴みにしなければなりません。「考える契機」ではなく「考え
>たくないのに頭から離れない」というくらいの力が求められるように思
>うのです。(後略)

 「悲劇」の喚起力が強制的なほどであるべきとは思いません。それは受動的な読み手
を再生産する怖れを多分に含むと思うからです。
 ただ「悲劇」が「悲劇」としてあるために必要なのが「衝撃的なエンディング」や
「ただただ悲惨な描写」ではないのは確かだと思います。
 ところで
 「衝撃的なエンディング」……「DESIRE」「EVE」
 「ただただ悲惨な描写」………「YUNO」
と解釈した私の読解力にはやはり問題が…(^^;。
 いや、まぁ頷けるなぁとか思っちゃったんですが。

>・・・冴木作品はすごいよなぁ・・・。(←独り言)

 独り言にレスつけるのもなんですが……詳細ナル情報ヲ求ム!!

◆きのしたさん
 はじめまして。それとツッコミありがとうございます。

>浩之が購入したマルチ(のボディ)は、普及型ではなく試作型のものです。
>ラストに出てくる、長瀬開発主任からの手紙にそう明記されています。

 なんてこった、おもいっきり忘れていたみたいです。指摘されてみればそんなことも
あったような。もしかしてこれが典型的な見たいものしか見ないって状況でしょうか。(; ;)
 う〜ん。でもね、やっぱり浩之はマルチを再生するべきではなかった気がするなぁ。
試作型にその時点で入っていた人(?)格がソフトウェアとしてのマルチの「子供」だと
思うんですよ。浩之にはその子を慈しんで欲しかったなぁ。

>むう、他にもいくつかツッコみたいところはあるんですが、
>どうにも議論のレベルが高すぎて思うようにいきません。

 わたしが一人でレベルを下げているような気もしますが(^_^;
良かったら是非………って管理人でもないのにすいません>Kenさん
 

64.いつの間にか土曜日……1 投稿者:Q.R 投稿日:02月19日(土)22時48分23秒 
 XGAMEも数は出ているものの、買おうとするものに限って延期するとは、こはいかに?
ども、お騒がせしてます。まとめレスさせていただきます。

◆Kenさん
 ワイルドフォースのレビュー期待してます(^^)

>「逃走」ならともかく、「逃避」だけはしたくない。
>    そう思いつつ、ひとまず進み続けたい。そう思ってマス。

 逃げ切れるなら「逃走」もあり。逃げ切れないなら一時の安らぎを「逃避」に求める
のもひとつの方法……などと考える狡さをいつの間にか身につけてしまいました。

◆鷹月ぐみなさん
 「To Heart」では、キャラは理緒、シナリオは委員長というコウモリ野郎です。(^^)

>はじめまして〜。はわわわ、前から見てくださっていたんですね。

 ROM歴だけは長いです(^^;

> うーん…天使という言葉の中に含まれたQ.Rさんの意図を完全に感じ
>取れてないかも…。すみません、ちょっとレスができないです〜(;_;
 意としては「無垢なる者」「慈愛を与える者」を考えていましたが、「天使」という
言葉に対する考慮が抜けていました。俗化した意味だけでなくその文化的背景を考えれ
ば、「天使」というのは一筋縄でいくような概念ではないですね。軽率でした。

 マルチシナリオに求めていたモノはかなり近いと思います。
私の場合は、一般化されるかと思った浩之の「機械」への愛情がマルチという「個」に
収斂してしまったことが違和感につながったのでしょう。
 ところで「機械の感情」ってのはユングがいうところの「集合的無意識」の機械版か
と思いますがどうでしょう?まぁ「集合的無意識」自体がファンタジーって話もありま
すが。

> ちなみに「天使」と「人間によって作られたもの」の話となると、私は
>すぐに「カナン」を思い出してしまいます。

 フォアナインのゲームでしたか?約束の地でしたっけ。GAOGAOシリーズは3作
目の「ワイルドフォース」しかやってませんが、最近のゲームにはあまりない雰囲気を
もったゲームでした。
 「ラジカルシークエンス」と「パンドラの森」も売っているところは知ってるんです
がDOS 5.0A-Hが必要とかあったので様子見してます。なにせDOS 7環境…ようはWINのDOS
モードしかないモノで。
 この環境でもSILKY's系や「MFD」なんかはOKなんですが、「ようこそシネマハウ
スへ」などは音源周りでトラブルがあってまだ解決できていません。
 やっぱパソコン更新→エミュ導入のがいいのかなぁ。最近つくつぐマシンパワーの不足
を感じる……ていってもやってるのはXGAMEですが。(^_^;

つづく

63.お返事です-7 投稿者:Ken 投稿日:02月19日(土)00時09分18秒 
う゛〜、ゲームで徹夜明け、午前中は実質的に何もできませなんだ(^^;)

・きのしたさん:
始めまして。こちらこそよろしく(^^)

あらら、マルチのボディ、試作型でしたか。すっかり忘れていました(^^;)
マルチに関しては、エンディングで、ハードウェアとソフトウェアとを明確に分離していたこと
だけは覚えているので(確か、主任から送られてきたROMで起動する…というスタイルだった
かと)すが、それ以外のことはさっぱり(^^;)
パステル調のマルチ笑顔CGはハッキリ覚えているんですけどね。

>むう、他にもいくつかツッコみたいところはあるんですが、
>どうにも議論のレベルが高すぎて思うようにいきません。
なーに、どうせ同じ「日本語」を使っているんですから。
自由にズンズン、ツッコんで下さいな。
私自身、多方面から切られるほど楽しめるタイプですから。
#上の2行だけ抜き出してテキトーなとこで引用しないように(^^;)

・BGMmasterさん:
>この文面から察するに、Kenさんは大学に入る以前に哲学の世界に入られたようですね。
というか、単に「世代の差」ではないかと。
1980年代後半、京大の浅田彰氏の著作などがブームとなる、いわゆる「ニューアカデミズム」と
呼ばれるムーヴメントが起きました。そのころ、「かなり背伸びをしたがる高校生」だったこと
もあって、同氏の他、中沢新一氏など、日本におけるポスト・モダンの先端論者の本を読みあ
さったことがあります。中身なんぞよくわからなかったのですが(^^;)
その後しばらくして、その背景にあるニーチェやドゥルーズの思想に入っていった次第。
あと、文芸評論の分野で、蓮實重彦氏や三浦雅士氏の論などを読みふけったのも、今から思うと
かなり影響があったような気が…。特に蓮實氏の文は、私のテキストにも妙な影を残している
ような(^^;;;)


>正直なところ、エンゲルスについては「自然弁証法」を読んだ程度(しかも昔)なので、
>詳しいことは言えないのですが、「対立物の相転移」とも言うべき観念が一貫して
>根底にあったように思います。
こちらも、社会学や人類学の視点でエンゲルスの著作を読んだことはありますが、むしろ、その
「単線的社会進化論」というイデオロギーが、批判されながらも、それを過去のものにできて
いないのはなぜか…といった文脈で捉えています(^^;)
こんな議論をすると、右からも左からもあまりいい顔をされないモンなのですけどね(^^;;;)

(CD-R)
>フタロシアニンについては、色素自体の光感受性が強く高速ドライブに向いている、
>という話を聞いています。反面、等速くらいの遅い焼き方をすると、色素が焼き切れ
>てしまい読めなくなるとか。
等速で焼いてエラーになった経験はいまだにありませんが、今では、「データは4倍速、
CD-DAおよびミックスモードは2倍速」にしています。
ただし、前回書き忘れていましたが、「フタロシアニン」系だから大丈夫、ということはありま
せん。2年半近く前に焼いたマクセルのメディアはフタロシアニン系でしたが、10枚中2枚が
まったく読み出し不能、6枚がリトライ多発という事態に。すでに昇天していた2枚を除き、
新しいメディアにコピーしましたが、もっと長いこと使っているMOメディアでは死んだものは
一枚もないのに…(^^;)
TDKは使ったことがないのでよくわかりません。避けているわけではなく、誘電、三菱、三井、
リコーのどれでもまず大丈夫なので、特に乗り換える理由がない、ただそれだけです。

それでは。今日はもう寝よう…

62.「お返事です-5」へのレス 投稿者:BGMmaster 投稿日:02月18日(金)18時36分54秒 
Kenさん、こんにちは。
返信遅れてしまい、申し訳ないです。

>私も、大学に入ってからは、あんまりやってはいません。何せ、哲学科のある試験を受けたら、
>問題が
>「弁証法について論ぜよ」
>この一問だけ(笑) 史的唯物論を持ち出して何とかマトモに書いたのですが、一緒に試験を
>受けたヤツの中には、単なる辞書的な説明を書いただけで「優」を取った輩も(^^;)
凄い試験ですね。
これ、よく解っている人ほど書けなくなる悪問なんじゃないでしょうか。

この文面から察するに、Kenさんは大学に入る以前に哲学の世界に入られたようですね。
非常に羨ましいです。

>真面目な話、エンゲルスの『家族・私有財産・国家の起源』は、現在においても、人類の多様性
>を、観念的にさえ正確に把握できていない実情を考えれば、非マルクス主義的な視点からも、
>有効な論点を多く残していると思っています。
正直なところ、エンゲルスについては「自然弁証法」を読んだ程度(しかも昔)なので、
詳しいことは言えないのですが、「対立物の相転移」とも言うべき観念が一貫して
根底にあったように思います。もう少し踏み込んで局所的な解釈すれば「階層性」
と言ってもよいのかもしれませんが。
かようなわけで、『家族・私有財産・国家の起源』については、詳しいことは言えな
いです。申し訳ありません。
ちなみに『家族・私有財産・国家の起源』と言われると、私の場合プラトンの「国家」
を思い浮かべてしまいます。(^^;

>もっとも、コンテンツの充実に寄与していただいた方の声を優先したくなるのは、ページ管理人
>としても自然なこと(^^;)なので、折をみてやってみたいと思います。一応、「10点評価」作品
>ですし。
いや、そんなに真面目に受け取られてしまうと・・・。(^^;;;
私としては、単品で満点がついている作品がこれひとつですし、採り挙げて頂いても
罰は当たらないかな、くらいの軽い気持ですので。
それ以前に、今「ゲーム別」に登録されている作品について色々伺ってみたいことが
ありますので、そんな状態で「痕」までアップされてしまうと、首が回らなくなって
しまいます。(^^;

まだ時間があるので、「お返事です-6」に返信です。(^^;
いや、恐れ入りました。私もCD-Rについては、耳学問でかなり詳しくなっているつも
りだったのですが、Kenさん詳しすぎ・・・。(^^;

>アゾ系色素を用いた三菱のCD-Rも良いのはわかりますが、以前「周囲のコーティングが悪くて
>銀が酸化する」という信じられないことを起こしているため、ちょっと敬遠気味(^^;)
三菱のメディアにこのような欠陥があったとは初耳です。このメディアも、シアニン系
に比べればエラーは多いようですね。(C1なら問題ないのですが)

フタロシアニンについては、色素自体の光感受性が強く高速ドライブに向いている、
という話を聞いています。反面、等速くらいの遅い焼き方をすると、色素が焼き切れ
てしまい読めなくなるとか。
最近では「等速の方がエラーが少ない」という定説も事実ではなくなっているようで、
どのくらいの速度で読み出し、どのくらいの速度で焼くのが最もエラーが少ないのか
調査しているのですが、なかなかわかりませんね。(^^;

>なお、ソニーやイメーションは太陽誘電の、帝人はTDKの、メモレックスはリコーorTDKのOEM
>供給を受けています。こっちの方が大抵安いですね。
帝人のOEM、今ではTDKなんですね。以前見かけたときは三井、更にそれ以前は
誘電だったような記憶が・・・。(^^;
ちなみにTDKの保護層は非常に強いという噂ですが、果たして本当ですかね?
どこかの雑誌では、「時代はTDK」とか書かれてましたが、個人的にはやっぱ
り三井に傾いてしまいます。(^^;

>三井のメディアが一番安心できそうですが、いかんせん高いのが難点。
最近では1500円くらいでも見かけますけどね。
ちなみに「Professional」というメディアもあって、こちらは一枚300円くらい
するのだとか。三井のHPには、通販と一部の店舗のみで取り扱い、と書いてあり
ましたが、私はまだ一般店舗で見かけたことはないです。(^^;

では。

61.はじめまして 投稿者:きのした 投稿日:02月18日(金)09時18分07秒 
To Heartの鬼(自称)きのしたという者です。
なぜ「鬼」なのかは私のサイトを見てくださればわかると思います(いきなり宣伝かい)。

Kenさんのレビュー、前から大変興味深く読ませていただいてます。
掲示板の方もちょっと覗いてみたところ、マルチのことで気になる書き込みがあったので、
補足(というかツッコミ)の書き込みをしようと思った次第です。

浩之が購入したマルチ(のボディ)は、普及型ではなく試作型のものです。
ラストに出てくる、長瀬開発主任からの手紙にそう明記されています。
ただ、説明不足の上にちょっとわかりづらい言い回しなので、誤解されている方も多いようです。

余談:この部分、PS版ではきちんとわかりやすく改められています。

むう、他にもいくつかツッコみたいところはあるんですが、
どうにも議論のレベルが高すぎて思うようにいきません。
そのへんは自分の中でもうちょっと練ってから発言……できるといいなあ(苦笑)。
んー、まあ、もうちょっと考えてから出直してきたいと思います。それでは。
http://www2.odn.ne.jp/kino/

60.お返事です-6 投稿者:Ken 投稿日:02月17日(木)07時49分27秒 
鷹月ぐみなさん:
>「わたしの子供たち」っていう表現がとても好きなんですが、そんな中
>でマルチの記憶データが再生されてしまっては、「機械の感情」という、
>培ってきたものが台無しじゃ〜とか喘ぎながらエンディングを迎えていた
>覚えがあります(^^;
「感情」というものの使い方、という問題も関わってきますが…
確か、主人公は普及型マルチを購入(つまり、ハードウェアはもとのマルチと違う)というシナ
リオだったわけですが、ソフトウェアとしての「感情」をエンドレスに継続させるということも、
人間がロボットに対して求める「傲慢さ」のように思えます。もちろん、人間外の存在という
キャラクターが「世代を超えて記憶を受け継ぐ」ことは、ゲームでは珍しくも何もないのですが、
ロボットというのは「人間が作ったもの」という前提があり、大きく性質を異にするはずです。
自分達で「感情」を作った上、それを安易にデジタルデータとして新ハードウェアに移植できる
というスタイルが、そもそも倫理的に許されるのかどうか。
主人公の取った姿勢もさることながら、長瀬主任の心境がほとんど見えてこないのを残念に
思ったものです。

・BGMmasterさん:
某ページでも書きましたが、体力の限界を見極めながら頑張って下さいね。限界を超えてムリ
すると、シャレにならん事態が起こることがあります(経験者語る(^^;)

(CD-R)
>データの長期保存が目的でしたら、三井と三菱のメディアが優れている、
>という記事を読んだことがあります。
(中略)
>尚、三井のメディアは音楽CDにも良い、という評判もあります。
現在でも、国内主要メーカーの品質の方がまず問題ないですね。基本的にメジャーブランドと
いえるのが、太陽誘電、TDK、三菱、三井、リコーの5つでしょう(マクセルは店頭では多く
見掛けますが、実際のクオリティはあまり…(^^;)
三井やリコーといったフタロシアニン色素を用いたものは、耐光性に優れているため、直射日光
を長時間あてても強く、また音楽CDにも良い(らしい)反面、機種との相性(CD-ROMドライブ、
CD-Rドライブの双方)がかなり出ますね。
アゾ系色素を用いた三菱のCD-Rも良いのはわかりますが、以前「周囲のコーティングが悪くて
銀が酸化する」という信じられないことを起こしているため、ちょっと敬遠気味(^^;)
シアニン系色素を用いた太陽誘電のCD-Rは、耐光性は一歩下がるものの、エラーが非常に
少なく、安定しているようです。
なお、ソニーやイメーションは太陽誘電の、帝人はTDKの、メモレックスはリコーorTDKのOEM
供給を受けています。こっちの方が大抵安いですね。
三井のメディアが一番安心できそうですが、いかんせん高いのが難点。

・そとみち.さん:
>純粋さ故の悪い部分をRISEではキチッと描いているんですよね。
これをやりすぎると、単に「純粋さを追究した人間」になってしまうのが難しいところですね。
感情をもつ主体とはいえ、ロボットには「人間が作ったもの」という呪縛があるわけで、
それをきちんと描いて欲しいな、という、かなり過大(?)な願望があるのですけれど…
http://member.nifty.ne.jp/~ken-s/

59.RISEスタッフの新作のヒロインは天使 投稿者:そとみち. 投稿日:02月17日(木)02時06分09秒 
↑偶然でしょうね。

RE:Kenさん、鷹月さん
>RISEについて
確かに私も「良い作品だなぁ」とは思いましたけど、「名作」って言われるような作品じゃ
ないと思います。あくまで時間とお金に余裕があればやって損はしないって感じです。
ただ、マルチとの比較という点では「良く研究しているなぁ」って思いましたね。
それは私が前回の書きこみでも言ったように
純粋さ故の悪い部分をRISEではキチッと描いているんですよね。
たまに嘘をついたりわがままを言ったりした際にもなぜそれが行けない事なのかしっかりと
わかりやくす説明している点が非常に気に入っています。
ただ、あまりにも人間ぽく描き過ぎているようで
私自身、ロボットを相手にしているというより年の離れた妹の世話を焼いているような
感覚だったというのが問題点だと思いますね。

>製作は一番最後になってしまったんでしたっけ。
>時間不足もあったのかなあ、なんて思っていますが、どうなんでしょう。
私が聞いた話では締め切り3日前に慌てて書いたと記憶してますが、
そこまで盛り込まなかったというのは確かにとは思います。
ちなみにPS版の『ToHeart』もやりましたが大きく変わった個所は無く、
年齢制限に合わせた程度の変更しかなかったんですけど(最終日は遊園地にデートになってます)
これは下手にいじれないぐらいファンの支持があったんだろうって思いましたね。

58.長文王はいやなのに・・・(__) 投稿者:BGMmaster 投稿日:02月16日(水)20時57分49秒 
★Q.R様
>あの結末は読めなかったなぁ。浩之がマルチの人格データを普及型に入れるとは思い
>ませんでした。てっきりインストールせずに封印するモノだとばかり……といいますか
>別れのシナリオだと推測してたので。
あれ?あのマルチって普及型ですか?てっきりオリジナルの試作機の方かと思
ってました。(^^;
で、「別れのシナリオ」についてですが、その辺が「ロボット→何でもあり」
と推察したところです。言ってしまえば「別れたまま終わるはずがない」とい
う感じです。疑ってかかってしまえば、後は・・・です。(^^;
この辺り、従来の「かまいた○方式」を貫いて欲しかったところではあります
ね。

>>実は「ONE」でも、一人を除いてそういう傾向があったのですが・・・。
>茜かな?いや瑞佳かな?(^^ゞ
茜です。これには明確な理由がありますが、それについてはまた今度。(^^;

>>ゲームがエンターテイメントである以上、プレイヤーが深く考える
>>こと自体が稀だと思われます。
>う〜ん。そうはっきり言われてしまうとショックですね。(中略)
>納得できても割り切れないようなプレイ後感を味あわせるようなモノならば、考える契
>機を与えるように思うのだけどやっぱりこれも希望的観測でしょうか。
「考える契機」という意味では、悲劇は確かに有効かもしれません。
ただ、「深く」の意味をどの程度に設定するかで判断は変わってくるか
と思います。
特に悲劇の場合には「深く考えた気になった人」と「本当に深く考えた
人」の区別が難化します。実際には当人にレビューなどを書いてもらえ
ればわかるとは思いますが、少なくとも両者が混在するネットから、そ
の比率を判断することは不可能に近いのではないかと。
少なくとも、この掲示板のレベルは異常であり、この掲示板を平均に取
って判断することは出来ないようでしょう。
・・・また敵を増やしてしまった・・・。(__)

で、私なりの「悲劇」についての見方ですが、現在ゲームで表現されて
いる「悲劇」に属するものは、私に言わせれば「悲劇」の名に値しない
ものが多いです。
「悲劇」で表現するからには、その裏に隠された「何か」でプレイヤー
の心を鷲掴みにしなければなりません。「考える契機」ではなく「考え
たくないのに頭から離れない」というくらいの力が求められるように思
うのです。それは「衝撃的なエンディング」や「ただただ悲惨な描写」
などで表現されるものでは有り得ないように感じています。
これ以上はちょっと説明できないです。申し訳ありません。

・・・冴木作品はすごいよなぁ・・・。(←独り言)

★鷹月ぐみな様
>この掲示板ではKenさんとの深い書き込み、圧倒されながら見ており
>ます(^^;)。
・・・よりにもよって、鷹月ぐみなさんに言われてしまうとは・・・。(__)
私などは鷹月ぐみなさんに比べれば足下にも及んでないです。
根本的な問題として「自分の思考を纏める場」としてのHPを持って
おられる方とは、私は絶対に対等でありえません。
また「創作」を行っている方についても同様です。
いずれ鷹月ぐみなさんのレベルまで辿り着きたいものですが、当分
先のことのようです。

>私のページの記事は非常にバラつきがありますが、まぁ温かい目で(^^;)?
>見てやってくださいな。
Kenさんにご紹介頂いた「メロディ」の考察など、凄く面白かったですよ。

57.半死半生・・・(^^; 投稿者:BGMmaster 投稿日:02月16日(水)20時55分11秒 
卒研発表終了。中間発表の続きから説明して、持ち時間の1/3くらいで
終わらせたら、思い切り怒られました。何でも、一から全部説明しない
といけなかったのだそうで。それならペーパーの締め切りも合わせてく
れればいいのに、ペーパーにまとめるのは3月。とほほ。
というわけで、現在体力値が限りなくゼロに近いのですが、この掲示板
のレスを溜めてしまっているので、少しでも消化しておきます。(^^;
しかし、この掲示板、やたらとレベルが高い気がするのは気のせいなの
でしょうか?ついていくのがやっとです。(汗)
というわけで、できれば「マルチ考」にも加わりたかったのですが、余
力がないのでパスします。(^^;

★Ken様
>ちなみに、私はリコーのCD-Rドライブ+リコーのCD-Rメディアですが、基本的にデータの長期
>保存が目的なので、CD-DAについてはほとんど参考になりません(^^;)
データの長期保存が目的でしたら、三井と三菱のメディアが優れている、
という記事を読んだことがあります。具体的には「ゲームラボ」とかいう、

極めていかがわしい雑誌なのですが(知人が持っていた)、TDK、誘電、三
井、三菱および海外メディアを比較していました。方法は「真夏の直射
日光に連日当て続けて、いつまでデータを読み出せるか」という至極単純
なもの。結果は海外メディアが壊滅、最後まで耐えたのが三井と三菱でし
た。尚、三井のメディアは音楽CDにも良い、という評判もあります。

>私の場合、学校のサーバーにHPを置こうかとも思ったのですが、(以下略)
うちの大学ってHP置かせてくれたかな?
ただ、私のいる学部の端末は一台を除いてすべてUNIX・・・。あまりHP作
成には向いていない気が・・・。(^^;

「お返事です-5」は次回に・・・。(^^;
ただ、「痕」の方は真に受けないで下さいね。(^^;;;

56.はうっ、気がつくと長く… 投稿者:鷹月ぐみな 投稿日:02月16日(水)17時55分11秒 
 どもども、鷹月ぐみなです。

-=>そとみちさん
>こうしてやりとりをするのはずいぶん久しぶりですね。

 そうですね、お久しぶりです。今までその機会がなかったのは多
分、私が新しいソフトをプレイしてないために話の接点がなかった
だけという…(^^;)。
 「RISE」、私もそとみちさんの書き込みを見てて、「いつか買う」
から、「余裕があったら買う」に優先順位を上げました(^^;

>私の場合子供というもの良くも悪くも純粋な存在で時にはその純
>粋さが悪い方向に出るモノと考えており、(いたずらをしたり嘘
>をついたり)マルチの場合純粋さが良い方向にしか提示されてい
>なかった点がロボットぽいと感じたと思います

 なるほど。確かにその観点ではマルチには「自由感情」なるもの
が、人間にとって悪い方向になるものに関してのみ欠落しているな
と言えますね。

>言われてみると、確かにそうですね。子犬に向かって会話するシーンとか
>確かにありますが、全体から見れば意外に少ないすね。

 8日間(でしたっけ?)に詰め込むには限界があったんでしょうね。
 確かマルチはプランとしては最初からあったけど、製作は一番最後
になってしまったんでしたっけ。時間不足もあったのかなあ、なんて
思っていますが、どうなんでしょう。

 ちなみに、前回マルチにイマイチと書きましたが、これはロボット
としての願望であって、人間的キャラとして見ると、やっぱり惹かれ
てしまうものがあります。氷川へきるさんの同人誌(スパイシー大作
戦)の影響もあるのかもしれませんが(苦笑)。

-=>BGMmasterさん
 どうもはじめましてm(_ _)m
 この掲示板ではKenさんとの深い書き込み、圧倒されながら見ており
ます(^^;)。今後ともよろしくお願いしますね。
 私のページの記事は非常にバラつきがありますが、まぁ温かい目で(^^;)?
見てやってくださいな。

-=>Q.Rさん
 はじめまして〜。はわわわ、前から見てくださっていたんですね。

>>>ゲームがエンターテイメントである以上、プレイヤーが深く考
>>えること自体が稀だと思われます。
>
> 納得できても割り切れないようなプレイ後感を味あわせるようなモ
>ノならば、考える契機を与えるように思うのだけどやっぱりこれも希
>望的観測でしょうか。

 そうですね。その類の作品が増えてくれば、遊び手にとってもゲーム
を遊ぶ事に「消費するだけの」娯楽性以外の追求をしてくれるんじゃな
いかなーと思っています。
 これは、私が将来作りたいゲームということにもなるのですが、ゲー
ムのエンターテインメント性というのを手段にして、それ以外のものを
表現していきたいなと思っているものですから。

> そとみち.さんへのレスにもあるように、ゲーム内で長瀬主任が開発
>しようとしたのは「天使」だと見てました。

 うーん…天使という言葉の中に含まれたQ.Rさんの意図を完全に感じ
取れてないかも…。すみません、ちょっとレスができないです〜(;_;

> もしかしてセリオ萌えとか(^^)

 いえいえ、あかり派です(爆)。
 セリオは単純に登場の機会が少ないので、評価のしようがなかったです。

> 普及型マルチなんですが、浩之には人格として認められませんでした
>が、対応の仕方によっては何らかの人格の萌芽が見られるんじゃないか
>というのが私のファンタジーだったりします。

 近いかな?私のファンタジーでは、普及型マルチの精神の奥深くに記憶
と感情が残っていて、決して表に出る事はなくても、ある時確かに浩之が
その存在を感じることができる…とこうして欲しかったなあと。
 「わたしの子供たち」っていう表現がとても好きなんですが、そんな中
でマルチの記憶データが再生されてしまっては、「機械の感情」という、
培ってきたものが台無しじゃ〜とか喘ぎながらエンディングを迎えていた
覚えがあります(^^;

 ちなみに「天使」と「人間によって作られたもの」の話となると、私は
すぐに「カナン」を思い出してしまいます。
http://www.campus.ne.jp/~ishigami/

55.お返事です-5 投稿者:Ken 投稿日:02月16日(水)00時27分29秒 
風が非常に強く、電車のダイヤが正常通りだったのが不思議な一日でした。

・鷹月ぐみなさん:
>このへんは願望の問題で、私はロボット物語に、不完全な部分の演出と
>その葛藤、三原則との関連、人間がロボットから受けるプラス効果を期
>待してるもので(^^;)
マルチの場合、「ロボット」という存在であるがゆえの「制約」に縛られているだけのように
見えるんですけどね。人間の定型例をある程度抽象化した上で、「ロボット」という「職業」を
付すことで、行動を制約し、そこでもがく様を「劇」として描く。
「感情」が人間の専売特許ではないのは当然ですが、ロボットとゆえの「制約」が哀しさを
産む、という形で「感情を持つロボット」を作ってしまうのは、「感情」それ自体を軽くもて
遊んでいるような気さえするのですが。
……敵が等比級数的に増えているような気も(^^;)

・そとみち.さん:
>最もこう言う風に具体的な結論が出せたのは『RISE』をプレイしたのが非常に大きいのですね。
『RISE』かぁ、プレイしていないなぁ。
プレイした人はそこそこ誉めるけど、あまり絶賛している人もいないような感じなのですが、
ちょっと気になってきました。

・BGMmasterさん:
>ちなみに私は、哲学は殆んどやってないです。プラトンとカントを少しかじって、
>エンゲルスも少しだけ触ってみて、それだけですね。
私も、大学に入ってからは、あんまりやってはいません。何せ、哲学科のある試験を受けたら、
問題が
「弁証法について論ぜよ」
この一問だけ(笑) 史的唯物論を持ち出して何とかマトモに書いたのですが、一緒に試験を
受けたヤツの中には、単なる辞書的な説明を書いただけで「優」を取った輩も(^^;)
真面目な話、エンゲルスの『家族・私有財産・国家の起源』は、現在においても、人類の多様性
を、観念的にさえ正確に把握できていない実情を考えれば、非マルクス主義的な視点からも、
有効な論点を多く残していると思っています。

>痕」も突き詰めると色々と面白いネタが出てきそうなので、Kenさんの「ゲ
>ーム別」を期待しておきましょう。(^^;
またプレッシャーを(^^;)
もっとも、コンテンツの充実に寄与していただいた方の声を優先したくなるのは、ページ管理人
としても自然なこと(^^;)なので、折をみてやってみたいと思います。一応、「10点評価」作品
ですし。

・Q.R.さん:
>この場が特殊なせいか皆さんあまりマルチシナリオに好意的で無かったようですね。
別の場所だと、叩かれるか浮くかのどちらかになりそうですね。集まる人の顔ぶれにも、管理人
の性格が出ているのかも(^^;)

>「奇跡」として説明を放棄しちゃうことでそれまでの何らかの論理を設定しなければと
>いう制約を吹っ切ってしまい、ただドラマ性のみを追求するということはやっぱり一度き
>りにするべきだと思います。
「奇跡」も、物語として消費される一つの装置に過ぎないわけですけれど、その「寿命」は
もっとも短いものの一つと言えましょう。
『痕』のころはまだまだ少なかったのでさほど問題はなく、『ONE』では、「奇跡」を物語化
した上に別の物語を広げうる工夫がなされていたわけですが、「後追い組」に、これを越えた
「奇跡」を扱えるのか、となると、無理な感じがします。不可能ではないのでしょうが。

>それに対決していくのも良し、折り合いを付けていくも良し。
「逃走」ならともかく、「逃避」だけはしたくない。
そう思いつつ、ひとまず進み続けたい。そう思ってマス。

54.回答ありがとうございます-2 投稿者:Q.R 投稿日:02月15日(火)22時59分31秒 
つづきです

◆そとみち.さん
 レスありがとうございます。

>EDに関してはあのまま終わらせたら絶対にユーザーは納得しないし、
>ハッピーエンドを選んだんだと解釈しています。

 確かに以後の盛り上がりからして、あのエンドを選んだ事は商業的には間違いでは
なかったでしょう。ただ「痕」でのトゥルーエンドの存在を思えば、違う終わり方を
望んだユーザーも一定数いたのは確かだと思います。まぁ、この辺は繰り言ですな。

>最も私の場合マルチというキャラに人間ぽさというのを
>全く感じなかったという方が大きいですね。
(中略)
>RISEをプレイしたからは余計それを感じるようになったんですよね。

 「RISE」は家の環境で体験版が重かったんで残念ながらプレイしていませんが、私
もマルチには人間らしさは感じなかったですね。かといってロボットかと思った訳で
はなくて「天使」を作ろうとしていると思ったのですよ。これじゃぁよけい現実感無
いですね。

◆鷹月ぐみなさん
 いつもHPをROMさせて戴いてます。m(_ _)m

>私の場合は、マルチはロボットの皮をかぶっただけの人間だなーという
>印象を持っています。盲目的な性格は確かに人間というよりはロボット
>のものと言えなくもないのですが、それにしては人間っぽく作られすぎ
>ています(聞き分けの良い子供)。マルチに萌えた人たちはロボットに
>萌えたというよりは、その中の可愛らしい人間を好いたのでしょうし。

 そとみち.さんへのレスにもあるように、ゲーム内で長瀬主任が開発しようとし
たのは「天使」だと見てました。人の感情を持ち、理解し、けれど否定的な感情を
もちえないということが私には痛々しく思えます。世界は善意に満ちているわけで
はなく、無垢なる愛が悪意を呼び込む怖れを思えば、ゲーム内世界であるとしても
あのような存在は辛すぎるのではないでしょうか。

> ゲーム中の台詞ではロボットらしい面(ハード面ではなくて、ソフト
>面の方です)が正直少なくてがっかりした覚えがあります。

 もしかしてセリオ萌えとか(^^)
 普及型マルチなんですが、浩之には人格として認められませんでしたが、対応
の仕方によっては何らかの人格の萌芽が見られるんじゃないかというのが私の
ファンタジーだったりします。

※某ゲームに填ってレス遅れました。申し訳ありません。

53.回答ありがとうございます-1 投稿者:Q.R 投稿日:02月15日(火)22時56分42秒 
 いきなりの質問に答えてくださった皆さん、ありがとうございます。
この場が特殊なせいか皆さんあまりマルチシナリオに好意的で無かったようですね。
 いや、そうじゃないかな〜と思ったんで聞いてみたんですけど。(^^;

 失礼ながらまとめレスさせていただきます。

◆Kenさん
>ここに一名(笑) そもそも、マルチという対象を、「感情を持っているから人間と同じ」と
>いう単純な説明づけのみで、強引にハッピーエンドへと導くこと自体が気に入りませんでした。

 以前別の場所で含みのある発言をされていた覚えがあるのですが、そのとき聞きそびれ
ちゃったんですよ。ちょうどいい機会かと思って疑問をぶつけてみました。
 マルチそのものよりも、浩之がそれを人間として扱う論理が弱いというのは感じます。
ロボットに人格を認めるというシナリオ導入部に対し、結末では普及型マルチに対して試
作型マルチそのものをしか求め得ない病んだ部分を見せられると、都合良く復活させられ
ると言うこと自体がマルチを人間扱いしていないことなのではないかと思わずに居られま
せん。

>『痕』の楓シナリオなどでは、こういうツッコミはあまりありませんでしたから(実は個人的に
>はかなり抵抗を感じたのですが)、「奇跡」という手法を用いたゲームとしては先駆的だったの
>かも。

  「奇跡」として説明を放棄しちゃうことでそれまでの何らかの論理を設定しなければと
いう制約を吹っ切ってしまい、ただドラマ性のみを追求するということはやっぱり一度き
りにするべきだと思います。2度3度と繰り返すとそれこそ「奇跡」が矮小化され、より
凄いモノをっていうジャンプ的なインフレの袋小路でギャグ化するしかないように思えま
す。
 そういった意味からすると、KEYにとって次回作は今後の方向性を占う重要な作品にな
るのでしょうがXGAMEとしては出そうにない気がします。

>個人でレビューページを開設している者としては、そういった「情動の解放」からは決して
>逃れ得ないので、書いていて多少痛かったりするのも事実ですけれど、これまた「行き着く
>ところまでいかなければ」仕方のないことなのでしょう。

 XGAMEが大人のゲームであるならば、むしろそのような痛さを感じられるようなモノこ
そを評価したい。自分の思いもしないところで感動したりすることは自身の心理をはかる
よすがであるし、何を好むかということもまた私自身を映す鏡にほかなりません。何故
「救済を仮託」しているのかを認識しているのならば、一時の逃避もまた有効であるモノ
と考えます。
 それに対決していくのも良し、折り合いを付けていくも良し。

◆BGMmasterさん
 はじめまして。こちらこそよろしくお願いします。

>う〜ん・・・。私はプレイ中にある程度読めてしまいましたから
>ねぇ・・・。

 あの結末は読めなかったなぁ。浩之がマルチの人格データを普及型に入れるとは思い
ませんでした。てっきりインストールせずに封印するモノだとばかり……といいますか
別れのシナリオだと推測してたので。

>実は「ONE」でも、一人を除いてそういう傾向があったのですが・・・。

 茜かな?いや瑞佳かな?(^^ゞ

>ゲームがエンターテイメントである以上、プレイヤーが深く考える
>こと自体が稀だと思われます。

 う〜ん。そうはっきり言われてしまうとショックですね。でも考察されている事柄には
頷けるところが多いです。けれど「悲劇」というものもエンターテイメントとしてあると
思うんだよなぁ。「DESIRE」や「EVE」に代表される剣乃氏のシナリオが、お涙頂戴と揶揄
されながらも根強い人気を保っているのはそれが悲劇としての完成度が高いからではない
かと考えているんですが。
 納得できても割り切れないようなプレイ後感を味あわせるようなモノならば、考える契
機を与えるように思うのだけどやっぱりこれも希望的観測でしょうか。


つづく

52.明日は卒研発表♪♪ 投稿者:BGMmaster 投稿日:02月15日(火)20時43分41秒 
卒研と言っても特別なことをするつもりはないので、今夜も12時までには
帰りたいです。(^^;

★Ken様
前回書けなかった分のレスです。
何やら危険なものがアップされてしまったようですが、とりあえずそちらに
ついては時間が出来てからにします。色々とお返事頂いてしまって恐縮です。

>>Kenさんの使う「存在」とは、人間関係に於ける「居場所」という意味(一義)で使われることが
>>ありますか?
>「存在」というのは、ハイデガーの論では定義不可能ですが、私がゲームに関して書く場合には、
>ある人間が、それと同じ世界にいる人間を「存在している」と認め、そして「認めた人間」に
>よって「(自分も)認められる」と認識する、そういう状態であると考えています。
ということは、私はやはり『「存在」のあり方を、ヒロイン側が傷つき、悩み、
乗り越えていく、そういうスタイルになっています。』という文章の意味を曲解
してしまったようですね。
これについては、今後もう少し出汁をとることにしましょうか?(^^;
ちなみに私は、哲学は殆んどやってないです。プラトンとカントを少しかじって、
エンゲルスも少しだけ触ってみて、それだけですね。
時間があれば、ニーチェとかヴィトゲンシュタインとかには触れてみたいのです
が、その時間をゲームに費やしているようでは駄目ですね。(^^;;;

>シナリオの吟味に耐え、なおかつ、批判的解釈なしでも楽しめるゲームとして『痕』は特筆でき
>るのではないかと。実際には、シナリオだけで分析したくなるネタとなると、『雫』より一歩
>下がるとは思いますけれど、「読む」人、そして「萌える」人、その双方を引きつけています
>から。
そうですね。そういう意味では、以前某掲示板で触れた「夢幻夜想曲」はやっ
ぱり損をしていますね。
「痕」も突き詰めると色々と面白いネタが出てきそうなので、Kenさんの「ゲ
ーム別」を期待しておきましょう。(^^;

>>>「癒やし」って視点が抜けてませんか。
>えーと、そこまで明確には書いていません(^^;)
>こうバッサリと書いても良かったんですけどね。
かなり怖い書き込みになりますね。というわけで、
>以前、NIFTYのどこか(もう場所は忘れましたが)で、散々書いたことがあったんですが。
読んでみたいです。(^^;
ですが私には、天に向かって唾をはくような真似は怖くてできません。(^^;

★鷹月ぐみな様
初めまして。BGMmasterです。
Kenさんから2つHPを紹介して頂きまして、拝見させて頂いております。
未だに全て見ることができておりませんが。(汗)
色々と伺ってみたいこともあったのですが、時間もスペースもなくなって
しまったので、またの機会に。(^^;
今後とも宜しくお願い致します。

追伸
冴木忍先生の作品は私も好きです。

51.作られた存在故の純粋さ 投稿者:そとみち. 投稿日:02月15日(火)19時12分32秒 
RE:鷹月ぐみなさん
こうしてやりとりをするのはずいぶん久しぶりですね。

>マルチに萌えた人たちはロボットに萌えたというよりは、
>その中の可愛らしい人間を好いたのでしょうし。
その通りだと思います。故に私の場合、どうしてこんなにマルチに入れ込むだろうって

不思議に思える部分があるんですよね。>シナリオ自体は評価してますけど。
鷹月さんがおっしゃるように聞き分けの良い子供というは当たっているように思えるんですが
私の場合子供というもの良くも悪くも純粋な存在で時には
その純粋さが悪い方向に出るモノと考えており、(いたずらをしたり嘘をついたり)
マルチの場合純粋さが良い方向にしか提示されていなかった点がロボットぽいと感じたと思います

私にとってマルチって機械的な完璧な存在という風に考えているのは
こういった部分があるんですよね。
(ドジというマイナス材料も一生懸命という裏返しになりますし)
最もこう言う風に具体的な結論が出せたのは『RISE』をプレイしたのが非常に大きいのですね。


>ゲーム中の台詞ではロボットらしい面(ハード面ではなくて、ソフト
>面の方です)が正直少なくてがっかりした覚えがあります。
言われてみると、確かにそうですね。子犬に向かって会話するシーンとか
確かにありますが、全体から見れば意外に少ないすね。