「敵をつくる掲示板」過去ログ(1301〜1350)
2002年11月18日〜11月27日

1350.同レベル 投稿者:GUSTAV  投稿日:11月27日(水)12時16分34秒

まぁ、たとえモラルを問われるような人物がいたとして
それに対応するためには、企業側も多少モラルに反しても
かまわない、と思いこんで突っこんだ結果でしょう。

まさに両者は同じレベルに属し、子供どうしのケンカを繰り広げた
ということですな。

その程度のモラルしか持たん企業、寒い時代になったもんですわ。


1349.所有権について調べてみました 投稿者:case  投稿日:11月27日(水)11時23分17秒

どーもです。ケースです。
所有権について調べてみました。

http://www.alpha-net.ne.jp/users2/sixstars/minpou-8.htm
が分かりやすかったので、そこから抜粋します。

・物権とは、ある物を直接に支配する権利
・支配する権利とは、物を使用し、収益し、または処分する権能
・これらの権能のうち、いずれをどのような形で有するかで、物権は次のように分類できる
 a すべての権利を有する・・・所有権
 b 使用・収益のみ(用益物権)・・・地上権、地役権、永小作権、入会権
 c 主として処分のみ(担保物権)・・・留置権、先取特権、質権、抵当権
 d 事実上の物支配を独立に保護・・・占有権
・物権は、基本的には法律で定められた物以外に創設することはできない(175条)
・法律で定められた種類の物権に、その規定以外の内容を付与してはならない。
・ただし、慣習法上の物権として判例によって認められたものに、水利権、温泉権(湯口権)、
 譲渡担保権などがある。

今回の例ですが、「オークションで販売してはいけない」としているので、
「処分する権能」を否定していると考えられます。
ところが、「処分する権能を否定」している物件というのはどこにもないです。

私的には「オークションで販売してはいけない」という契約そのものが、
民法の所有権に反しているといるように思えるのですが、いかがなものでしょう?


1348.所有権の侵害について 投稿者:通りすがり その弐  投稿日:11月27日(水)08時43分50秒

ちょっと堅くなりますが
「権利」というものは「義務」と「責任」を果たした者にのみ生じる
「義務」も「責任」も果たさない者がどれだけ「権利」を主張しても
相手にする必要はない
という大原則があります。
※端的な例を挙げると、非日本国籍の人間が日本人にのみ与えられる
※権利を要求しても応じる必要がない、というレベル。

 今事例において商取引において、購入者が「所有権」という権利を
主張する為に必要な最低限の「義務」と「責任」は以下のものとなり
ます。
 1)正当な代価を支払う
 2)購入時の契約を遵守する

 この場合、明らかに2)に抵触してます。
ただしすべての所有権が停止・剥奪されるわけではなく、あくまで購
入時に契約の範囲内で、今事例の場合はオークションへの出品の取り
消し要求、それに応じない場合は契約に基づいての個人情報の開示は
妥当です。

よって、今事例においては「所有権の侵害」は一切生じていません。
※今事例いおいて侵害が生じる端的なケースは、司法機関の介入なし
※に商品の私的没収を行った場合ではないでしょうか。

仮に水面下でオークション出品者とメーカー側で数度やり取りが行わ
れ、出品者が所有権を盾に拒否し交渉が決裂していた場合を想定する
と、メーカー側がOHPであのような警告を行うことは慣習的にも十分に
許される範囲です。

結論として今事例で問題を挙げるとしたら
 1)メーカー側が「前後の説明」を行うべきであった
 2)上記を満たした上で「警告」を行うべきであった
 2)上記を満たした上で「警告文の文章」を柔らかくすべきであった
に尽きるかと思います。


また
 >法にさえ反しなければ何をやっても良いのか(今回の件が法に触れるおそれが
 >ない場合ですが)、と言ったところでしょうか。
とありますが、まさしくそのとおりです。
法律で犯罪とされていないことを盾に、商取引に際しての契約で禁止され
ているにもかかわらず利益目低の転売が平気で行う転売屋、それを悪い事
と知りつつ利用する人のモラルが問われる事例です。


1347.狭量 投稿者:GUSTAV  投稿日:11月26日(火)23時58分06秒

>Kenさん
>子供っぽい

いやいや、昔自分で書いておきながら、全くもって手抜かりでした。

今回のことで言うならば、下の方でも法の話が出てましたが、
法にさえ反しなければ何をやっても良いのか(今回の件が法に触れるおそれが
ない場合ですが)、と言ったところでしょうか。

法なんてのは最低限の規範でしかないもので、その上の部分の範囲、
あるいは振り幅とも言うべきものを、どの程度もっているのか、
その差を「子供」と「大人」として考えたわけで、今回の対応は、
あまりにもその振り幅(許容範囲と言っても良いと思いますが)が狭いと
感じましたね。

しかし考えてみるに、これを世代の差として片付けるのもどうかと
思いますが、18禁ゲーム全般に関して、このような「振り幅」が徐々に
狭まってきていると強く感じますね。

現在いろんなゲームが山ほど出ていて、一見多様性あふれるように
見えますが、私に言わせれば、それは多様性でもなんでもなく、ただ
バラバラの志向(嗜好)が離れ小島のように、ぽつんぽつんと点在している
だけで、それぞれの間にはある種の高い垣根が存在しており、相互の交通は
ほとんど無いに等しい。

多様性というのは、多くのものが存在しているだけではなく、その間に
意思の疎通が不可欠であり、それこそが多様な存在というものを保証する、
と考えれば、この業界における作り手と受け手、それぞれの振り幅の狭さ、
許容範囲の狭さがもたらす将来に思いを致さずにはいられませんねぇ。

まぁ今回の件は、こんな現状を象徴するような出来事ではないかと。

私のモチベーション低下も、このような業界全体を覆う狭量さに
嫌気がさしてきたというところでしょう。


1346.邪推かもしれませんが 投稿者:cian  投稿日:11月26日(火)22時30分27秒

「ここまでの経過のご報告とminoriの見解」を私も確認しましたが、どうも一つ気になったことがあります。それは、
「minoriは転売屋のことをダフ屋と同じに考えているんじゃないだろうか?」
という点です。
私は法律に詳しくないのですが、ダフ屋は警察が取り締まっている以上「違法行為」なのでしょう。
そしてminoriの見解として、「転売屋はダフ屋とは違うが、やってることは同じ」という気分があるのではないでしょうか?
さらに突っ込んで考えると、「悪い奴らを懲らしめるんだから、世間も納得してくれるだろう」という考えもあったのではないかと思います。
……俗物の俗な憶測かもしれませんが。

●KO-1さん
>また「そもそも本当にファンのことを考えた措置なのか?」という疑問もあります。
これは私も同意見です。
本当にファンのことを考えるなら、もっと他にやりようがあると思います。例えば、

受注生産制にして、期日を決めて受注する。
初回ロットを発送した後は、反響を見ながら追加注文を受け付けるかどうか決める。

この方法ならリスクも小さくなりますし、転売屋の出る幕もなくなります。(完全には無くならないでしょうが)
他にも方法はあると思いますが、このやり方では「ファンのことを考えている」とは思えません。
というか、minoriが「俺たちはファンのことを考えている」と独善的に考えているようにしか、私には思えません。

●通りすがりさん
はじめまして、cianです。
えっと、通りすがりさんのminoriを擁護する理由として、
1minoriはファンのことを考えてくれている
2minoriの採った措置は合法である
という2点に集約されていると解釈しました。
1についてはKO-1さんへのレスで私の考えを書きました。
2については私は法律に詳しくありませんが……。
ただこの問題は、kenさんも仰っているとおり「所有権侵害」の問題だと思いますよ?
まあ、法律は横に置いてとくとしても、信用の面からも問題があると思います。
少なくとも私はminoriに、私の個人情報を流せませんね。怖くて。
いつminoriが機嫌を損ねて、私の個人情報を流すか判りませんから。
「そんなことは、非常識なことをしなければいい!」
と仰るかもしれません。確かにその通りです。
しかし、私とminoriに「常識」的な行動の解釈にズレが感じられる以上、躊躇いを感じます。
私には「常識」でも、minoriには「非常識」かもしれませんから。
「それなら勝手にしろ。こっちも勝手にする」
と反論されるかもしれませんが、それはどうかと思います。
個人レベルならそれでも良いでしょうが、曲がりなりにもminoriがメーカーである以上、ユーザーの信用を得ることは何より大事なことと思います。

●kenさん
>新旧を比較すると、新たに墓穴を掘っているように見えるところもあるようです。悪意を>もってみればどうにでも把握できそうな文面に仕上がっているあたり、隙だらけというか>なんというか。
隙だらけというか、私には
「俺たちは間違っていない!」
と主張しているように思えますが。


1345.昔話その9 〜卒業U(Part1)〜 投稿者:EP−ROM  投稿日:11月26日(火)22時00分33秒

 この「卒業U」というゲームは1994年5月発売の育成シミュレーションなのでありま
すが、発売元のジャパンホームビデオでは一般指定で出す予定だったようです。が、ソ
フ倫の審査の結果は「18禁」。

 この件についてネットでは噂が駆けめぐったのでありますが、大体次のようなもので
した。

 ジャパンホームビデオでは一般指定で発売の予定が、ソフ倫からの回答は「18禁でお
願いします」。抗議するジャパンホームビデオに対してソフ倫側は、「18禁にした方が
売れますよ」という回答。怒ったジャパンホームビデオはソフ倫から脱退しようとした
のですが、流通に圧力をかけられて、やむなく18禁を受け入れた、とのこと。

 確認のしようがないので真偽のほどは定かではありません。ただこのせいでジャパン
ホームビデオは18歳未満の人から受けていた予約をキャンセルして返金せざるを得ず、
かなりの迷惑を被った、というのは事実のようです。

 ここだけ見るとソフ倫は悪の権化のようですが、今冷静になって考えると、このゲー
ムでは生徒がソープランドでアルバイトするとか、エンディングもAV女優とか高級娼
婦なんていうのもあり、大手を振って一般指定、と言える内容でもないと思えます。ち
なみに、この当時はR指定がなかったので18禁になりましたが、のちにR指定ができて
からはR指定に変更されて発売になっています。(ソフ倫からR指定ができたらR指定
に変更します、という返事は当初からされていたようです)

 さてゲームの内容は、と言うとプレイヤーは女子校の教師となり、5人の生徒を受け
持ちます。そして1年間の授業等の進め方によって生徒の進路が決まる、というもので
した。

 この手のゲームではお約束なのでしょうが、生徒を自分の嫁さんにすることもできま
す。ただし狙ってやるのは結構難しく、思いもかけない生徒と結婚してしまう、という
場合もありました。またこのゲームはいとも簡単に重婚してしまい、(生徒全員と結婚
することも可能です)ゲームの最後に評価が出るのですが重婚すると無条件で「人間失
格」となります。そんなつもりはないのに重婚してしまうことが結構あって閉口したの
を覚えています。

 またこのゲームでは所々で生徒が喋ります。今なら珍しくも何ともないことですが、
PCM音源のないPC-98で音声を出すのは大変なことでした。ほとんどの場合はBEEP音源を
使って音声を出していたのですが、BEEPっていうのはONとOFFしかないわけで、1ビット
でサンプリングしているわけですね。このBEEP音声を使ったゲームというのは結構ある
のですが、会社によって随分音質に差がありました。この「卒業U」は比較的良好な方
だったように思います。現在ではPC-98エミュレータが進歩して、このBEEP音声も再現で
きるようになっていますので、エミュレータでプレイしても音声は聴けます。

 ところでこのゲームではイベントグラフィックやエンディングが結構あるのですが、
狙って見るのは結構難しいし、バッド系のエンディングはわざわざ見たくないし。とな
れば画像ローダーの出番だ〜、と再び解析に走るのでありました。これにつきましては
Part2で書きたいと思います。この画像ローダーが思いもかけないことを引き起こすので
ありました。

 ではまた。


1344.客商売って、こういうものなんでしょうかね 投稿者:Ken  投稿日:11月26日(火)14時52分49秒

 さきほど確認すると、minoriの説明文が新しくなっていました。新旧を比較すると、新
たに墓穴を掘っているように見えるところもあるようです。悪意をもってみればどうにで
も把握できそうな文面に仕上がっているあたり、隙だらけというかなんというか。企業防
衛という認識は、特に広報や総務に携わる人には絶対的に求められる責務だと思うのです
けれどね。

KO-1さん
>minoriは転売撲滅キャンペーンなんてやってるんでしょうね。
 味方づくりのための方策の一環でしょう(それだけがすべてではないでしょうが)。
 敵をつくっても、それらはどうせ商売上の敵であって、恐るるに足りませんでしたから。
 今回の件で、中立な人間が相当数離れたことは間違いないと思いますけれど。

>▼「ファン」と「転売屋」の関係
 今回の件では、ここについては望ましい/望ましくないというレベル以上のことは言え
ないので、あまり突っ込んでも仕方なかろうと思うのですが、これはこの種のイベントに
一度も行ったことがなく、個人間での売買も一度もやったことがない化石人間(苦笑)ゆ
えの「世間知らず」のなせる業なのかな?

>               私自身、当時も『エヴァ』の影響下にあったかどうかと
>いうあたりも憶えてなかったりしますし...つか、丁度18になったくらいの若い人だと『エ
>ヴァ』すら知らないってこともあるかもしれませんね。
 私は『エヴァ』についてはほとんど知りませんが(当時異様なハイスペックを要求した
某一般ゲームをプレイした程度です)、それでもそのキャラを多く登用(?)したゲーム
が出たりといったこともありましたね。直接的にも間接的にも、かなりの影響があったと
思います。もっとも、そこそこ以上の知識がないと、どういう作品が影響を受けていたの
かもわからないでしょうが。

通りすがり その弐さん(と呼ばさせていただきます):
> 今回の事例に関しては「法律(刑法ならびに商法)的」にはメーカーの採った行
>動は問題になりません。
 これまでの流れを見るかぎり、刑法や商法に抵触するという議論は出ていなかったと思
うのですけれど。もちろん「転売屋」が業として行っていれば古物営業法の対象になり、
あるいは商法とも関わるかもしれません(私は商法についてはまったく知らないので「か
もしれません」としかいえませんが)けれど、そうではないでしょうし。
 むしろ問題としては、所有権侵害が軸になっているのではないかと。

>従って契約違反に対して何らかのペナルティーを科さられるは当然です。
 前提となる契約そのものが有効かどうかという話題もあったかと思いますし、これも民
法の枠内のことですけれど。

caseさん
 どうもはじめまして。

>と、ありますが、刑法および商法の第何条に照らし合わせると問題ないのでしょうか?
(引用部、訂正にあわせて修正してあります)
 法律の管轄外、ということですね。特に刑法は、違反すると罰則が科せられるための基
準なので、今回の場合はまず関係ありません。私は「戯れ言」の中で「脅迫」という言葉
を使っていますが、あの恫喝だけでは、刑法上の脅迫の要件を満たしているとはとうてい
考えられません。

 それでは。


1343.お子ちゃまの論理 投稿者:Ken  投稿日:11月26日(火)14時51分22秒

 書き込みが妙な時刻になっておりますが、これは単に昨日も徹夜作業で朝帰りどころか
昼帰り、というだけにすぎません。これから2時間ほど仮眠に入ります(/_;)

EP−ROMさん
(卒業写真2)
> 「こら〜っ、見ちゃダメ!! すいだしユーザーは、みさおちゃんパ〜ンチだよ」
 このファイルはWindows95版にも入っていました。ただしWin版では、画像ファイルはす
べて生のビットマップがそのままCD-ROMの中に入っていましたから、吸い出すまでもなく
エクスプローラなどで直接見ることができて「吸い出すも何もねーだろ」と思ったもので
す。間抜けなところはベタ移植、というゲームでもありました。

> 私が知っている限りではこういうファイルが入っていたのはこの2つだけなのですが、
>他にもあるのでしょうかね? どなたかご存じないでしょうか?
 ゲーム中で使われなかったボツCGが入っているという例はまだあるでしょうが、CGを見
ようとするプレイヤーに対するメッセージ(というか、完全なお遊び)として入っている
ものは、私は記憶にありません。最近はほとんどやっていませんが、一時はけっこうSusie
などでデータの吸い出しをやったものですが、「わざと入れたな」というのはなかったよ
うな。

GUSTAVさん
 どうも、こちらこそお久しぶりです。

>ネタが面白そうだったんで
>久々に来ました。
 問題提起をした(波紋を広げただけなのかな)当事者としては、正直なところ「面白い」
といえる余裕はあまりないのですけれど、単純に「祭」で済ませられるような「対岸の火
事」ではない気がします。もちろん、一介のソフトウェア消費者には直接の影響はないに
せよ、曲がりなりにも言語(テクストかな)を介在としている以上、無視できませんでし
たから。

>しかし、この前の埼玉にしろ今回の件にしろ、やることなすこと
>子供っぽいの一言に尽きると思いますね。
 “子供っぽさ”が示す特徴にはさまざまな振幅があるもので、以前この掲示板でも話題
にした(というより、確かGUSTAVさんの「真珠の小箱」を元ネタにした)“純粋さ”一つ
とっても両面性を持っているぐらいです。したがって、子どもっぽい=手法や行動が幼稚
ということは、それを倫理的に追究するのが必ずしもよい方策とは限らず、むしろ思いこ
みの一途さによるパワフルさ、そしてディストラクティヴな力があればこその可能性にも
目を向けるべきでしょう。

 しかし、今回のできごとについては、仲間うちの約束事(rule)の普遍性を前提とした
うえで、行動の説得力についてはa prioiに認容されるものという思想が見える気がします。
「戯れ言」のほうでは話がややこしくなる(問題の中核とはやや離れる)ので書きません
でしたが、「出したからにはわかってるだろうな?」というテキストの下には「約束の守
れない人ってどうよ?」というフレーズがありました。いうまでもなく、某匿名掲示板の
表記法を用いたものですが、この表記法を取ることによって「大衆的なレベルでの問題提
起」をしているという認識(錯覚でも暗示でも大差ないかな)をしていることがうかがえ
ます。
 あるいは、こういう行動を「大人げない」と認識できない“趣味人”は、すでに世代的
に後衛に配されるのが妥当なのでありましょうか。

>ゲームに対する私のモチベーション低下も、自分のせいだけではないな、と(笑)。
 自分の身を振り返ってみると、ちっとも笑えないんですけどね。
 今回の事件をもって、この趣味世界において支配的な姿勢(価値観といったfixedなもの
ではなく、ある姿勢に対する拒絶反応などを含めたconcreteなもの)に対して抱いていた
齟齬が明確になってきた気がします。
 その内容を表明することは、当面の処世術として賢明でないので控えさせていただきます
けれど(苦笑)。

 続きます。


1342.訂正 投稿者:case  投稿日:11月26日(火)10時11分46秒

case Wrote:
> と、ありますが、刑法および民法の第何条に照らし合わせると問題ないのでしょうか?
民法→商法

の間違いです。失礼しました。


1341.根拠を示して欲しいのですが 投稿者:case  投稿日:11月26日(火)10時08分51秒

はじめまして、ケースと申します。

通りすがりさん wrote:
> 今回の事例に関しては「法律(刑法ならびに商法)的」にはメーカーの採った行
>動は問題になりません。
と、ありますが、刑法および民法の第何条に照らし合わせると問題ないのでしょうか?

> 最寄の法律学部か学科のある大学に聴講生として一年くらい参加されてから
> 法律論的な解釈をすることを進めます、でないと恥をかきますよ?
と書いてらっしゃるので、法律の知識があると見受けられます。
私は法律というのは素人なので、どの法律の第何条を照らし合わせればいいのか分かりません。
法律の文面や判例等は、自分で調べようと思いますので、宜しくお願いします。


1340.明らかにまちがってますよ? 投稿者:通りすがり その弐  投稿日:11月26日(火)08時28分27秒

明らかにおかしい部分のみ訂正しときますね。

>場所は日本国内ですので、国内での常識(もしかすると法律も)を軽んじるような
>行為は企業にとって最終的によくない結果を起こすと思います。

あの「嘘も」しくは「貴方の頭のでしか成立しない事柄」を「国内の常識」と書か
ないでくれませんか?
 今回の事例に関しては「法律(刑法ならびに商法)的」にはメーカーの採った行
動は問題になりません。
 販売時に「利益目的の転売をしない」ことを数度に渡り確認し、同意の証として
個人情報を記載してもらっているのですから『商取引』として成立し「特約」には
該当しません。
・・・時間を限定していないから云々は『商取引』的には的外れで意味がありません。

 従って契約違反に対して何らかのペナルティーを科さられるは当然です。
ただ今事例のペナルティーが妥当であるか否かは「民法」の管轄となり別問題となります。

最寄の法律学部か学科のある大学に聴講生として一年くらい参加されてから
法律論的な解釈をすることを進めます、でないと恥をかきますよ?


1339.そういや何故 投稿者:KO-1  投稿日:11月26日(火)00時29分52秒

minoriは転売撲滅キャンペーンなんてやってるんでしょうね。

"ダラなこと書いてしまいました(滝汗)" cian さん wrote:
> 私が言いたかったのは、
> (以下中略)

 了解です。
 細かいことを聞いてしまいました。


"せっかくなので" 通りすがり さん wrote:
> 彼らがそうすることで、欲しくない人に渡らないのであれば、本当に欲しい人たちに
> とって、嬉しいことで、ファンの事を考えてくれていると思います。

 それだと極端なことを言えば「ファンのためなら何をしてもいい」ってことになりませんか?
「ファンのため」という意識と「転売者の公表」という手段は切り離して考えるべき問題でしょ
う。いかんせん今回は行使した手段がよろしくありません。あくまでも販売している場所は日本
国内ですので、国内での常識(もしかすると法律も)を軽んじるような行為は企業にとって最終的
によくない結果を起こすと思います。

 また「そもそも本当にファンのことを考えた措置なのか?」という疑問もあります。転売屋が
存在するのは、物自体に需給バランスの不均衡によるプレミアムが存在するからなので、単に販
売数と場所を増やせばいいだけのことでしょう(その分リスクを背負うわけですが、その気がな
い者にリターンを与える理由はないでしょう)。結局こういったイベントでグッズを買える人は
都心部にいる休みが日曜日の人に自ずと限られてしまいますから、「ファンのため」といいつつ
「地方のファンを軽んじている」実体をみるとあまり説得力がある理由とはいえないでしょう。

 この問題はいくつかのレイヤーが混在しているので、ここで出たことを絡めつつ私が思いつく
ことを書き出してみます。

▼メーカーとファンの関係
 ・ファンはグッズを欲している
 ・メーカーは関連商品を売ることによってファンサービスをしている
 ・メーカーは関連商品を売ることでリスク分散をしている
 ・メーカーとしては生産数を多くしてリスクをとるか、生産数を少なくしてリスクをとらない
  かの選択肢がある
 ・手に入れたいファンの数が生産数よりも多ければその分適正価格は上がる
 ・入手場所と日時を限定することでプレミアムがつく?

▼「ファン」と「転売屋」の関係
 ・一般に会場に来るファンは転売屋の分だけ物が買えなくなるので転売屋を嫌っている?
 ・地方にいるファンは買いに行くこと自体が大変である
  →(無理して出てくる or 都心部の知り合いに頼む or 転売屋から買う?)
 ・転売屋は自分の利益を得るためにグッズを「仕入れ」る

▼法律の関係(契約・商習慣・個人情報など)
 ・譲渡禁止について、期限を定めない特約は所有権の処分権限を否定するものであり契約
  としては無効
 ・転売者の公表は個人情報/プライバシー侵害もしくは公序良俗か信義則違反にあたらないか
 ・法律の問題というよりは約束とか道徳的な問題ではないか?



"昔と今と" EP−ROM さん wrote:
> ただ、「ONE」が発売された当時の有様を記録しておく
> ことは有益なことかな、という印象があったりもするんですが。

 そうですね。有益であると思います。私自身、当時も『エヴァ』の影響下にあったかどうかと
いうあたりも憶えてなかったりしますし...つか、丁度18になったくらいの若い人だと『エ
ヴァ』すら知らないってこともあるかもしれませんね。

#見た時代(年)によって「受け止め方が違う」ということを聞いたこともあります。


"プロフェッショナリズムは形骸化しているのでしょうか" Ken さん wrote:
> 貨幣供給量
> と利子率との関係を表す関数のことだったと思うのですが、今回のケースと何か符合する
> ものがあるのでしょうかね?

 えーっと・・・『IS-LM曲線』じゃなくて『需要・供給曲線』でしたね^^;
 うわっ、決めぜりふで間違えてる。はずかしいぃ〜............ (;゚゚)


"昔話その8 〜ミラージュ2〜" EP−ROM さん wrote:
>  このミラージュ2というゲームは1994年発売の3D-RPGなのですが、どんなゲームだっ

 やりたかったけど手に入らなかった記憶が…^^;
 エッチして体力回復(房中術?)という設定でしたっけ?


1338.いろいろ 投稿者:GUSTAV  投稿日:11月26日(火)00時02分37秒

どうもどうも、ご無沙汰しとります。ネタが面白そうだったんで
久々に来ました。

しかし、この前の埼玉にしろ今回の件にしろ、やることなすこと
子供っぽいの一言に尽きると思いますね。

自分あたりの歳の者とすれば企業なりなんなりを組織、運営するというのは、
大人が為すことであるという先入観があるので、今回の件にはかなり違和感を
持たざるを得ないのですが、そういう組織があり、そのような運営をしている
ということは、まぁ時代が変わったということでしょうか。

極論を言ってしまえば、喜んで買うのも子供であり、それを作って売るのも子供、
ゲームに対する私のモチベーション低下も、自分のせいだけではないな、と(笑)。

>ミラージュ2

その昔、Playしました。たしかトリー・ニート・ローンとかいう三人娘が
出てきた記憶と、絵がなかなかで、3Dダンジョンが割と面白かったことは
覚えてますが、ハナシの方はとんと忘れてます(^^;。


1337.昔話その8 〜ミラージュ2〜 投稿者:EP−ROM  投稿日:11月25日(月)19時51分57秒

 このミラージュ2というゲームは1994年発売の3D-RPGなのですが、どんなゲームだっ
たのかストーリーに関する記憶がすっぽり抜けていたりします。CGは綺麗だった、とい
うことと、納得のいかないエンディングだったような気がする、ということぐらいしか
覚えていません。覚えていないということは大した印象は受けていない、ということな
のでしょう。というわけで、今回話題にするのはゲーム内容ではありません。

 Wizard V3 Reportの投稿者の方より、このゲームの画像ローダーを作って欲しい、と
いうリクエストを受けました。というわけで解析を始めたのですが、相当苦労した部類
に属します。「これで動くはずだっ」と思っても動かない、というのを何度も繰り返し
たあげく、ようやく完成したのでこれを投稿して一息つきました。

 ところで、このゲームの中には"超謎☆!.ダヨ"というファイルネームの謎のファイル
があります。これは一体何だろう、と思っていたのですが正体はわからずじまいでした。
ところがWizard V3 Reportに「このファイルは何ですか」という質問をした方がいて、
次の月には、「これは画像データなのでEP−ROMさんのローダーで見て下さい」と
いう返事が。

 作者が気が付かなかったことを他の方が実行していたのか、と苦笑しながらこのファ
イルを見てみました。

 中身は、というと、セーラームーンのキャラクターが、

 「ローダーで見たら火星に代わって折檻よ!! ちゃんとゲームもやってね」

 と言っていて、隣では、

 「う〜、私のセリフ〜」

 と言っている、というファイルだったのです。面白いのでこのファイルはBMPファイル
にして今でも保存してあります。

 こんなファイルを入れていたら余計にローダーを使いたくなるがなあ、と苦笑せざる
を得ませんでした。そう言えば、「卒業写真2」の中にも、

 「こら〜っ、見ちゃダメ!! すいだしユーザーは、みさおちゃんパ〜ンチだよ」

 と操が言っているファイルがあって、これまたこんなものがあったら余計にローダー
を使いたくなるがなあ、と思ったものです。

 私が知っている限りではこういうファイルが入っていたのはこの2つだけなのですが、
他にもあるのでしょうかね? どなたかご存じないでしょうか?

 ともあれ、昔はこんなファイルをこっそり入れていた大らかな? 時代でもあったの
です。

 ではまた。


1336.サワディ復活…は無理かなあやっぱり 投稿者:Ken  投稿日:11月25日(月)00時52分21秒

 続きです。

>転売した場合、名前の公表をすることも、購入者には伝えられていたことですし、
>そういう前提を無視した上で、倫理観だのを押しつけるのもどうかと思います。
 名前の公表をすると表明したところで、そういう行為の「重さ」を斟酌すれば、それを
実際に行うことによって大きな不利益がもたらされる可能性があります。それを「約束違
反」という理由付けで正当化しても、その実態は私人による懲罰に等しいでしょう。名前
の公開が事前に告知されていたのであれば、それは「そうすることがペナルティになる」
と確信していたわけで、なおさらタチが悪いといえます。
 特に「個人情報は既に掴んでおります」の一語を抑止に用いたことを正当化することは、
少なくとも今回の文面、および通りすがりさんの情報からでは無理でしょう。
 ところで、私は「倫理観」を押しつけたつもりはないんですけど、そう受け取られる個
所ってありましたか?

>みんなが約束を守っていれば、何も問題が起きなかったということが、
>まず大事なのではないでしょうか?
 失礼ながら、それは考えが甘いのではないかと。「お客様は神様」である一方で、消費
者の行動はまことに無責任なものであり、不心得者が「出ないこと」を想定して「問題が
起きない」といっても、それは絵に描いた餅です。今回の製品のように需給バランスが崩
れていたのであれば、非所有者の間における潜在的な需要が非常に大きくなることはいう
までもありません。その需給バランスのまずさを招いたのが生産者であることを棚に上げ
て「約束を守る」ことを第一にしても、ゆがんだ杓子で尺を測るに近い結果になるような。

EP−ROMさん
 たびたびの労作、楽しみに読ませていただいております(^^)

>                  「これからWindowsに持っていって壁紙にしま
>す」と大変喜んでもらえました。(この当時はWindows3.1の時代。ちなみに当時の私の
>マシンではパワー不足でWindows3.1を動かすのは無理でした)
 なるほど、私は最初に触れたマシンにすでにWindows3.1が入っており、また自分の最初
のPCがWindows95 OSR2.1プリインストールだったこともあって、「壁紙=画像ファイルの
一番基本的な使い方」だと思っていたのですが、確かにDOSでは壁紙はないですね。今では
切り出してアイコン化するということも簡単にできますね。

(きゃんきゃんバニーリミテッド5 1/2)
>何とも怪しげなタイトルで
 このころの旧F&Cは「バージョン番号で遊ぶ」ことが多かったですね。『バーチャ
コール2』のサイドストーリーが『バーチャコール2.2』でしたし。

>サワディにしてもユーティにしても再び活躍する機会を与えて欲しいものですが、
>ちょっと期待薄でしょうねぇ。
 昨今は幼児体型ヒロイン(笑)がけっこう見受けられますが、主人公から見て都合の
いい形にデフォルメ化されているものが多くて、「子どもでありなおかつ人間である」
ということが脇に置かれたものが中心ですから、たとえ出たとしても市場の受けはよく
ないでしょうね。

(最高傑作)
> そのゲームが世間一般に与えたインパクト、という点からすると、エクストラを超え
>たゲームはF&Cからは出ていない、ということで私はこれを最高傑作にしているんで
>すけれど。(ですから純粋に内容だけの評価ではありません)
 確かに、私があげたほかの2作品は、世間一般に与えたインパクトは大してなかったで
すね。『ロマ剣II』など、インタフェースはむしろ古くさい部類に入りますし。

>「あえて火中の栗を拾いたくない」という意識が働いたのではないでしょうか?
 このあたりでしょうね。もともと市場の基盤そのものがほかのメディアに比べてはるか
に脆弱ですから、デリケートな話題に対して腰が引けてしまうのも仕方ないかもしれま
せん(あくまでも「かもしれない」ですが)。

(昔話)
> もっとも、「ONE」については発売当時の有様はKenさんがお書きになられた方が
>良く伝わるかもしれませんけど。
 あう、やぶへび(^^; 今になってから当時の発言を思い返すと、自分の受けたインパク
トに自分が振り回されていたのがよくわかるのですが。

 それでは。


1335.プロフェッショナリズムは形骸化しているのでしょうか 投稿者:Ken  投稿日:11月25日(月)00時51分29秒

 一昨日は「勤労感謝の日」を満喫できましたが、昨日は例によって(^^;)out of calendar
な一日でした。とほほ。もっとも、この「勤労感謝」という言い方、私は嫌いなんですけ
どね(「感謝」する人は「勤労」者ではないのですから)。

KO-1さん
 すごいタイトルっすね(^^;

>もしくはそもそも商品展開をしないか。っていうか転売屋って単に利益に賢いってだけで
>しょ?金儲けすることってそんなに悪徳?(さすがにダフ屋扱いはされないでしょうが…)
 私はこの種のイベント等には興味ないし出たこともないので一概にはいえませんが、転
売する人が「いる」ことを問題にするのであれば、なぜそういう人が「出る」のかという
ことを気にすべきだと思うのですけどね。

>#とりあえずminoriに言いたい…「IS-LM曲線くらい憶えとけ!」(爆)
 私も覚えてません(^^;
 つーか、私ゃマクロ経済学はほとんどやっていないので、比喩としてもよーわかんない
のです(←教養で単位取っただけで、近経はほとんど勉強してないの(^^;)。貨幣供給量
と利子率との関係を表す関数のことだったと思うのですが、今回のケースと何か符合する
ものがあるのでしょうかね?

>他にも今回の一件は「所有権」とか「私的復讐の禁止」といった資本主義国家、法治国家
>の前提に対しての意識のなさというものも感じさせます。いったい中学の公民の授業は何
>だったんだという(笑)
 日本における法意識や社会意識というのはそんなもんでしょう。それが一概に悪いこと
とはいいませんが、「あうんの呼吸」が許される範囲とそうでない範囲との見極めができ
ないことは、(処世術というレベルでも)非常に危険なことなんですが。

cianさん
>そもそも売買契約が成立した以上、その商品の所有権はユーザー側にあり、
>その商品をどう扱おうとそれはユーザーの勝手、メーカー側が異議を唱えるのはおかしい。
 これにつきるでしょう。モノを売った=所有権がユーザーに移った以上、ユーザー側は
それを任意に処分できる権利が付随します。これを認めないことを契約時の条件にすると
しても、恒久的な売却・譲渡不可が条件では、無効な法律行為になるという主張が出ても
おかしくないでしょう(売買契約そのものが無効になるわけではないでしょうが)。

 「お願い」の段階に留めたうえで、文面でも「あれだけお願いしたのに、こんなことさ
れて悲しい」といった表現を取り、なおかつ相手の行為を指弾する際に“個人情報”を盾
に取るような表現をしなければ、こういう醜態をさらすこともなかったと思うのですが。

通りすがりさん(…と、便宜的に呼ばさせていただきます):
>事情を知らず思いこみによって(ご自身でも書かれていますが)minori批判を書かれて
>いる様子に辟易しました。
 私が得ていた情報は、minoriのWebサイトにアップされていたものだけで、その中から得
られる事実(それが真実であるかどうかは判断できませんが、minoriが内容において責を
負う部分)のみをもとに書いたつもりですが「思いこみ」による記述はありましたでしょ
うか? 妥当性に乏しい類推は極力排したつもりだったのですが。
 「事情を知ら」なかったのはそのとおりですが(売買が行われた現場の状況を第三者か
ら聞いたわけではないので)、どこか曲解している場所ってありますか? よろしければ
ご指摘ください(一応文面を再確認しましたが、事実と認められる部分と自分の見解とは
明確に分けていると思いますが)。

>彼らがそうすることで、欲しくない人に渡らないのであれば、本当に欲しい人たちに
>とって、嬉しいことで、ファンの事を考えてくれていると思います。
 結果として転売屋にわたらないことは、ファンにとっていいことなのかもしれませんが
(ここは価値判断に基づく個所なので評価は控えます。一応、そういう評価のもとに話を
進める、ということで)、その是非はさておき、とった方法が妥当ではなく、企業として
禁じ手を犯した、というのが私の見解であるに過ぎません。

 いったん切ります。


1334.昔と今と 投稿者:EP−ROM  投稿日:11月24日(日)23時59分27秒

Kenさん:
(SNOW)
> しかし、スタジオメビウスのオフィシャルサイトから、キャラクター紹介などのゲーム
>内容に関するコンテンツが消えているのはなぜなのでしょうね?

 おそらく、

>これまで断片的に公開されてきたものに比べて、内容がかなり変わっているので
>しょうか。
 これなんじゃないでしょうか? 長期に渡って延期されたゲームの場合、内容が変更
になることはよくあることですから。

(きゃんきゃんバニーエクストラ)
>最高傑作が何になるかというと難しいですが、

 そのゲームが世間一般に与えたインパクト、という点からすると、エクストラを超え
たゲームはF&Cからは出ていない、ということで私はこれを最高傑作にしているんで
すけれど。(ですから純粋に内容だけの評価ではありません)

>日本軍の一部が残虐行為を行ったり人体実験を行ったりしていたことは歴史的事実なので
>あって、今さらタブー視することではないと思うのですが。

 ただ、日本軍が残虐行為を行ったことを否定する人もいますからねぇ。また、「寝た
子を起こすな」(わざわざ国の恥になるようなことを知らせるな)という主張をする人
もいますし、「あえて火中の栗を拾いたくない」という意識が働いたのではないでしょ
うか?

(昔話)
> 両作品とも、その後のゲームの流れを作ることになった、いわば「古典」にあたること
>はまちがいないですし、その意味でも「リアルタイムでの体験」は貴重だと思います。

 ええ、そういう認識は私にもあります。現在では評価はほぼ定まっているのでしょう
が、発売当時はどんな評価がされていたのか、という情報は貴重なものでしょうし。

 もっとも、「ONE」については発売当時の有様はKenさんがお書きになられた方が
良く伝わるかもしれませんけど。

KO-1さん:
(昔話)
> 個人的にはPC98時代が近代以前(=「昔」)^^;
> 『ONE』で現代史突入っていう印象です。

 私もほぼ同じ感じで、「To Heart」は微妙、「ONE」を昔と言うにはちょっと抵抗が
ある、という感じでしょうか。ただ、「ONE」が発売された当時の有様を記録しておく
ことは有益なことかな、という印象があったりもするんですが。

 このころの話を書くのはまだ先のことでしょうから、追々考えます。


 ではまた。


1333.昔話その7 〜きゃんきゃんバニーリミテッド5 1/2〜 投稿者:EP−ROM  投稿日:11月24日(日)22時17分44秒

 「エクストラ」が発売になった翌年(1994年)のこと。アイデスよりきゃんバニシリ
ーズの最新作が発売になる、という発表がありました。しかしタイトルが、

 「きゃんきゃんバニーリミテッド5 1/2」

 という何とも怪しげなタイトルで、いったいどんなものになるのか皆が期待と不安を
抱いていたのでありました。

 発売日に購入した私は家に帰ってパッケージを開けてみると、何とディスク2枚組で
はないですか。(ちなみにエクストラは8枚組)まあ内容はプレイしてみなければわか
らない、とさっそくプレイ開始したのでした。

 内容については私がくどくど書くよりもKenさんのレビューを参照して頂いた方が
正確だと思いますのでそちらを見ていただくとして。作りが手抜きっぽいのはマイナス
ですが、「プルミエール」に綺麗につながる美しいエンディングで、「エクストラ」の
スワティエンディングを思い出しながら感慨にふけっていたのでありました。まあこの
ゲーム、音楽CDが付いていて4800円という値段ですから作りが手抜きっぽいのは仕方が
ないのでしょう、と言うか本当は音楽CDの方がメインでゲームの方がおまけみたいです
ね。

 個人的にはかなり気に入ったゲームなのですが、「エクストラ」のような感動的な話
を期待していた方もいらしたようで、NIFTYの会議室には怒りの発言もアップされてい
ました。「不幸なままで終わる主人公は何なのか」と。

 このゲームを気に入っていた私は弁護の発言をアップしましたが、このゲームはサイ
ドストーリーであって、女神サイドから人間界を見たらどうなるか、ということを描く
のが目的である。したがってこのゲームの真の主人公はサワディであって、主人公君で
はない、等々。

 どれだけわかってもらえたのかは不明ですが、賛同してくれた方もいましたので無駄
ではなかったのでしょう、きっと。

 ところでこのゲーム、PC-98版の他にWindows3.1版も出ています。内容は全く同じです
が、音楽がまるっきり別物なのですね。理由は不明ですが、おそらく音楽の版権の関係
なのでしょう。両方聴いてみた私の感想としては「PC-98版の方がずっといい」

 できればPC-98版でプレイして欲しいものですが、現在ではなかなか難しいでしょうね
え。Windows版の方もF&Cでは販売終了したようだし。いずれにせよこのゲームをプレ
イしようと思ったら現在では中古でないと無理ですね。

 そう言えば、このきゃんバニシリーズを下敷きにしたと思われる「バーチャコール」
シリーズでもサワディと似たような存在である「ユーティ」というキャラクターが存在
していますね。サワディにしてもユーティにしても再び活躍する機会を与えて欲しいも
のですが、ちょっと期待薄でしょうねぇ。

 「エクストラ」をプレイしていないとこのゲームの真の意味はわかりませんし、フロ
ッピー2枚組の小品ではあるのですが、私にとっては妙に心に残っている1本なのであ
りました。

 ではまた。


1332.昔話その6 〜ネクロノミコン〜 投稿者:EP−ROM  投稿日:11月24日(日)22時16分33秒

 F&Cに「フェアリーテール・ハードカバー」というブランドがあります。これはシ
ナリオを重視して、ストーリーを純粋に楽しんでもらえる作品を目指したブランドのよ
うですが、1作目の「ネクロノミコン」以外はロクな評判を聞きません。このブランド
の最新作である「ECHO」(2000年)をプレイしてみましたが、やたらとプレイ時間がか
かるくせに内容はちっとも面白くなく、しかも何回もプレイしないと真のエンディング
が見られない、という内容で、「こんなもんやってられるかぁぁぁ!!!」と放り出し
たのでありました。

 ではこの「ネクロノミコン」はどうなのか、ということなのですが、実は私は未プレ
イだったります。(^^;) そのため評価はできませんが、シナリオにうるさいNIFTYの常連
さんたちが評価しているので悪くはないのでしょう、きっと。

 というわけで、今回話題にするのはゲームの内容ではないのですが、このゲームが発
売され話題になっていた(1994年)NIFTYの会議室でのこと。

 このゲームのコピーに、総グラフィック数が300だったか400だったか、とにかく数を
記していたものがありました。会議室で「本当にそんなにあるのか」という質問をされ
た方がいらっしゃいましたので、私が作成したアイデスの画像ローダーをNIFTYのライ
ブラリにアップしまして、「よろしかったらこれを使ってご確認下さい」というRESを
つけました。

 で、その方は実際に確認されたようで、確かにある、ということ、また、その方のお
気に入りのシーンをローダーで再現して、「これからWindowsに持っていって壁紙にしま
す」と大変喜んでもらえました。(この当時はWindows3.1の時代。ちなみに当時の私の
マシンではパワー不足でWindows3.1を動かすのは無理でした)

 私にとってはゲーム用の画像ローダーというのは単に観賞するためのものであって、
見た画像を保存してどうこう、というのはほとんど頭にありませんでした。「そうか、
こんな使い方もあるのか」と認識させられることになりました。

 そういったわけで、ゲームの内容そのものはわからないのですが、ゲームの画像とい
うのはこんな利用法もあるのだなあ、と思わせてくれたゲームでありました。

 ではまた。


1331.昔話その5 〜きゃんきゃんバニーエクストラ(Part2)〜 投稿者:EP−ROM  投稿日:11月24日(日)22時15分43秒

 さて、このころまでに画像ローダーをいくつか作っていた私ですが、このアイデス系
の画像ローダーについては作りたいなあ、とは思いながらも二の足を踏んでおりました。
なぜかと言いますと、プログラムが暗号化されている、という話を聞いていましたので
解析が難しそう、またそのままでは逆アセンブラが使えない(使っても意味のあるリス
トにはならない)という理由からです。

 が、Wizard V3 Reportの投稿者の方で、この暗号化を解除するツールを投稿された方
がいらっしゃいまして、「それならば作ってみるか」という気になったのでした。(実
を言いますと尻を叩かれているような気になった、ということもあるのですが)

 これもかなり苦労したのですが、何とか作り上げて画像をロードしてみると・・・ 
女の子の顔が正常に表示されない画像データがいくつもあります。最初はバグかと思っ
たのですが、正常に表示されないのは顔だけで、他の部分は正常な上、背景のデータな
どは問題ない所を見るとどうも元の絵が顔の部分だけ正常になっていないようです。

 なぜこんなことになっているのか、正確な所はわかりませんが、おそらくディスクの
容量が厳しくて、画像データのファイルサイズを小さくするために顔の部分が省略され
たものと思われます。

 しかしゲーム中ではちゃんと表示されるわけですから、どこかにそのデータがあるは
ずです。このアイデス系の画像データの静止画は拡張子が".GPC"のファイルですが、こ
の".GPC"のファイルをいくら探しても省略されたデータは見つかりませんでした。どう
も別の所にデータはあるようです。

 これが大して思い入れのないゲームであるならば無視したのかもしれませんが、思い
入れ深いエクストラが正常に表示されないのでは無視するわけにいきません。そこで正
常にロードできる方法を求めて、再度解析にチャレンジしたのでした。

 ファイルサイズから考えると、拡張子が".GPA"のファイルが怪しい、と見当をつけて
解析を始めます。結論から書きますと、この".GPA"のファイルは目パチや口パクなどの
アニメをするデータをまとめてパックしたものでした。ですから、".GPC"のファイルを
ロードしたのち、".GPA"のデータを重ねてやると正常な絵が完成します。副産物として、
ロードする".GPA"のデータを変えてやると表情が変わります。嬉しそうな顔や悲しそう
な顔を作ることができるようになりました。

 このアイデス系の画像データはPC-98最終ソフトである「Piaキャロットへようこそ!!」
まで変更されることはありませんでしたので、その後は解析する必要はありませんでし
た。ちなみに、私が調べた範囲では、顔のデータが省略された形で画像が収録されたの
はこの「エクストラ」だけのようです。もしこれがなかったら".GPA"形式のデータをロ
ードするプログラムを作ることはなかったろうなあ、とちょっと感慨にふけったりもし
たのでした。


 実はこの画像ローダーについては後日談とも言うべき話があるのですが、これは別の
ゲームで話題にしたいと思います。

 ではまた。


1330.訂正 投稿者:EP−ROM  投稿日:11月24日(日)22時14分27秒

 再び訂正です。

 昔話その4
>では「同級生」が元祖と言っていいしょう。
 「いいでしょう」の間違いですね。(「で」が抜けている)

>女の子個別のシナリオという面では「同級生2」よりも深く、

 この「同級生2」は「同級生」の間違いです。最初に「同級生」を引き合いに出して
いるのに、後で「同級生2」に変わるのはおかしいですね。もうちょっとチェックして
からアップしなければ。

 ではまた。


1329.せっかくなので 投稿者:通りすがり  投稿日:11月24日(日)17時32分58秒

Kenさんという方(管理者)さんが、事情を知らず思いこみによって(ご自身でも書かれていますが)minori批判を書かれている様子に辟易しました。

僕は当日その現場に並んでいたのですが、転売をさせたくないという姿勢に感謝しましたし、
名前を確認するようだと電話をして、列から離れた転売屋(?)の人も見かけたので、
効果があるんだなと、思っていました。
彼らがそうすることで、欲しくない人に渡らないのであれば、本当に欲しい人たちに
とって、嬉しいことで、ファンの事を考えてくれていると思います。

転売した場合、名前の公表をすることも、購入者には伝えられていたことですし、
そういう前提を無視した上で、倫理観だのを押しつけるのもどうかと思います。
もし、転売されて公表されていれば、今後、転売目的の人は並ばなくなるでしょうし。

確かに、法的拘束力が無いとか、所有権云々を言い出したらキリが無いでしょうけど、
みんなが約束を守っていれば、何も問題が起きなかったということが、
まず大事なのではないでしょうか?


1328.ダラなこと書いてしまいました(滝汗) 投稿者:cian  投稿日:11月24日(日)12時40分10秒

『ダラ』というのは地元の方言で『馬鹿』という意味です。
どういうことかと言いますと、

●kenさん
>>私、『みずいろ』って萌えゲーだと思ってました……。
> スイマセン、『銀色』の間違いです。
こちらこそすみません。重箱の隅をつつくようなことを言って……。(汗)
よく見れば(よく見なくても)ちゃんと自己レスで訂正していらっしゃるのに……。
一体何を見てたのか……?(汗)

●KO-1さん
>>それ以前に法律違反だと思います。
> 具体的にどの法律違反なんでしょう?
> ちょっとすぐには思い浮かばないんですが。
どの法律でしょう? ……いや、決してふざけてるわけではないのですが。(汗)
私が言いたかったのは、

そもそも売買契約が成立した以上、その商品の所有権はユーザー側にあり、
その商品をどう扱おうとそれはユーザーの勝手、メーカー側が異議を唱えるのはおかしい。
もし一定期間売買をされたくないのなら、その旨契約時に明記すべきである。
いくら売買しないよう通達していたとしても、それが通達でとどまっている以上法的拘束力はない。
まして、『個人の情報』を垂れ流すことは、プライバシーの侵害にあたるのではないか?

ということなのですが。
何故に『法律違反』という言葉が出てきたのか、自分でも謎です。(コラ)

いつもは投稿前に必ず自分の文章を確認してますし、昨夜もそうしていたはずなのですが……。(汗)
ムシのいい話ですが「cianは疲れていたんだ」くらいに考えていただけると、幸いです。(滝汗)

どうも失礼しました。(ぺこり)


1327.18禁メーカーの倫理と資本主義の精神 投稿者:KO-1  投稿日:11月24日(日)08時57分35秒

"「昔」とはどのくらい前?" EP−ROM さん wrote:
>  「To Heart」(1997年)、「ONE 〜輝く季節へ〜」(1998年)あたりはどうしようか
> な〜、と迷っているんですけどね〜。どなたかご意見がありましたらお知らせ下さい。

 個人的にはPC98時代が近代以前(=「昔」)^^;
 『ONE』で現代史突入っていう印象です。

 こういう感覚はいつプレイしだしたかによって印象が大きく変わりそうですね。


"18禁ゲーム市場は、「ムラ社会」ではない" akito さん wrote:
> 一方、ユーザー
> の中には今回の「吊るし上げる」行為に喝采するかたも多いようです。

 この辺の感覚はよくわかりません。所詮は企業がリスクを背負わずに限定された場所で極
めて限定された数しかしか売らないことが元凶なわけで、そんなにも転売屋が嫌ならそのリ
スクを背負わない態度を改めればいいだけの話のはずです。もしくはそもそも商品展開をし
ないか。っていうか転売屋って単に利益に賢いってだけでしょ?金儲けすることってそんな
に悪徳?(さすがにダフ屋扱いはされないでしょうが…)

#とりあえずminoriに言いたい…「IS-LM曲線くらい憶えとけ!」(爆)


"おかしな風潮ですね" cian さん wrote:
> はじめまして、cianです。

 こちらこそどうもはじめまして。KO-1です^^

> それ以前に法律違反だと思います。

 具体的にどの法律違反なんでしょう?
 ちょっとすぐには思い浮かばないんですが。

> ところで「Kanonサントラ」が話題になっていましたが、みなさんどう思われました?
> 私は「AIRサントラ」のときも感じたのですが、音割れが酷いように思います。

 ブックレットの観鈴ちんでおなかいっぱいで音楽の方は全然聞いてない^^;


"法律論以前の問題のような…" Ken さん wrote:
>  それ以前に、商行為そのものを法的に考えることがなかったのではないか、という気さ
> えしてなりません。

 そうですね。それは私も強く感じます。他にも今回の一件は「所有権」とか「私的復讐の
禁止」といった資本主義国家、法治国家の前提に対しての意識のなさというものも感じさせ
ます。いったい中学の公民の授業は何だったんだという(笑)


1326.「コップの中の嵐」とは思いたくないですね 投稿者:Ken  投稿日:11月24日(日)03時48分23秒

 さらに続きです。

akitoさん
(朱)
>ただ『銀色』を5〜6話分のオムニバス作品だと考えるならば、
>安定した鬱物?を作れるメーカーという証拠にしてしまってもよい
>と思っています。(強引ですか?)
 ただ、今回の『朱』も、各章ごとが独立したオムニバス作品のように見えますけど(^^;
 実際はどうなるんでしょうかね。私は多少の期待はする、という程度ですが。

>Zi-Yefuda, Abu-Gbosb, jericbo,Mazurk
 いかにもアラブ系の名前が並んでいますが、「Abu-」で始まる地名は私は知りませんし、
これはおそらく人名でしょう。「Mazurk」はトルコ系の地名っぽいですね。
 手元にアトラスがないので確認できませんが(大きいヤツを持っていましたが転居の際
に売っちゃったので)、少なくともメジャーな地名ではないでしょう(一応西アジア史専
攻だったので…すが、大丈夫かな……(^^;)。

>ですが、「ムラ社会」における「吊るしあげ」「村八分」等の「制裁行為」は、
>その地域の「慣習」として「法」からの逸脱を「社会的に」許容されている面
>がありますが、(もちろん、それが「正しい」ことかどうかは別問題です)
>「アダルトゲーム市場」は「地理的に存在する」「ムラ社会」ではありません。
 カッコ内のご指摘そのものも大きな問題(そしてまた、解決できるかどうかもわからな
い難しい問題)なのですが、「社会」への帰属認識が、よくいえばフレキシブル、悪くい
えば風見鶏なのがこの「社会」の構成員の実情である以上、こういう錯覚が起きるのもむ
べなるかな、という気がします。

>故に、社会通念上、もっとも「卑劣な行為」の一つである「吊るし上げる」行為
>(「卑劣な行為」ですよ。ネットに接続し続けているとそこらへんどうも
>感覚が麻痺しがちなんですが……。「卑劣」とする論拠がどっかの判例にあっ
>たような気がするのですが失念しました……)を行った「企業」としての
>minoriは「社会的に」糾弾されてしかるべきだと思います。
 同感です。目的の正当性を主張する以前に、企業としての最低の倫理をまずは持ってほ
しいものです。また、そういった企業に対して「厳しい目」を持つことが、消費者には求
められるといえましょう。

 もっとも「糾弾」という行為を「社会的に」行うためには、それを行う母体が一定程度
成熟している、あるいは組織化できるという条件がありますが、今回についてはそれは無
理のような気もします。たとえばネット上の注目度の高い場所で、カリスマ性のあるオピ
ニオンリーダー(そんなのが実在するかどうかはしりませんが)が糾弾する声をあげたと
ころで、それがマスメディアによる一般消費者への影響のように浸透するかというと、は
なはだ疑問です。醜聞を契機に興味を抱くケースだってあるだけに、騒げば逆にその企業
の製品に対する注目が集まる、という面も否定できません(これを「マイナス化された群
集心理」と表現する論もあります)。

>それにしても、「吊るし上げ」行為が正当なものかどうかを議論している様子
>って、「外部」の人から見たら、「内ゲバ」行為が正当なものかどうか議論
>しているおじさんたちと大差ないんだろうなぁ、なんて思ったりして。
 まあ、そう見えても仕方ないでしょうね。少なくとも、この趣味領域内にかぎっていえ
ば、ネット上で起こってきたさまざまな衝突は、大なり小なり「内ゲバ」に属するものと
いえるのでしょうけれど、今回はさすがにちょっと。作品を通じての批判以外はメーカー
を直接叩くことをあまりやりたくなかった私も、さすがに黙っていられませんでした。

cianさん
>>>外しがないもなにも、『みずいろ』以外に何かありましたっけ?
>私、『みずいろ』って萌えゲーだと思ってました……。
 スイマセン、『銀色』の間違いです。『みずいろ』に鬱要素なんか………解釈しだいに
よってはないではないかもしれませんが(^^;

>というか、私個人の本音としては、関連グッズを漁る方々に「メーカーに踊らされるなよ……」と言いたいのですが。
 これは同感です。「メーカーがゲームでもうかる」構造が確立してこそ、いいゲームを
期待できるようになるはずですから。いえ、じゃあどうすればいいのだ、といわれても、
具体的な妙案は浮かばないのが残念なところなのですが。

>それ以前に法律違反だと思います。
 今回、前提条件としてわからないところ(発売時の制約条件など)が多いので、絶対に
「法律違反」と断定できる要素はあまりないのですが、それ以前に認識の甘さがまず目立
つように感じました。

 それでは。


1325.法律論以前の問題のような… 投稿者:Ken  投稿日:11月24日(日)03時47分47秒

 続きです。

> 「To Heart」(1997年)、「ONE 〜輝く季節へ〜」(1998年)あたりはどうしようか
>な〜、と迷っているんですけどね〜。どなたかご意見がありましたらお知らせ下さい。
 うーん、難しいところですね。私は『To Heart』は発売日に購入した世代ですが、まだ
DOS版の新作も細々ながら出ていましたよね(『瑠璃色の雪』や『カナン』も97年春でし
た)。『ONE』のころはEP−ROMさんはよくご存じのとおりですが(^^;)、当時議論し
ていた前提も、今となっては「そうだったの?」と思える要素もありそうです。
 両作品とも、その後のゲームの流れを作ることになった、いわば「古典」にあたること
はまちがいないですし、その意味でも「リアルタイムでの体験」は貴重だと思います。
 もっともこの両作品とも、私は発売日に買ってすぐにプレイしたんですけどね(^^;;;

FreshDollさん
>ゲームメーカーの製品はあくまでもゲーム
 確かに、ゲームメーカーの本分がゲーム作りにあることは間違いないでしょう。
 しかし、会社が利益をあげようとする場合、どんなものを作ってどう売ろうが、それが
公序良俗に反しない(としかいいようがないですが)かぎり、それは自由です。
 ゲーム作りをおろそかにするメーカーを生き延びさせてはいけない、というのは、それ
を買うプレイヤーサイドの責務といえるでしょうね。
 まあ、今回の件は「本末転倒」というより、企業倫理に問題があるので、それ以前のレ
ベルだと思いますけれど。

KO-1さん
>とりあえず法律の効果についてわかってない時点で弁解の余地はないと考えます
 それ以前に、商行為そのものを法的に考えることがなかったのではないか、という気さ
えしてなりません。商品の授受に際して、会社として発生する義務についての配慮が欠け
ています。

>#いくら事前に説明を行っていたとしても「吊し上げ」は公序良俗か信義則に反す
>るような気が…
 判例があるかどうかは私は知らないのですが、「吊し上げ」という行為は報復であって、
反論手法として認められる権利ではないように思います。
 例えば役所が行政指導を出す場合などは、法人/団体に対してはその名前を出してもよ
いが、個人に対しては名前を出さない、というのが暗黙の了解事項になっています(これ
は行政手続法で規定されているわけではありません)。具体的にいえば、日照権など問題
があると思われるマンションを建築する不動産業者に行政指導をする場合はその名前を出
してもよいが、千代田区の駅周辺で歩きタバコで過料を払った個人の名前は出さない、と
いうことです。これの背景には、プライバシー権の保障があるのでしょう。
 その点を考えれば、個人名を出すことは非常にリスキーな行為であり、それをちらつか
せることも、少なくともデリケートなことなのですが、どうもそのあたりの認識はまるで
なかったようで。

#なお、私は「戯れ言」の中で「一定期間内の転売・譲渡を認めない旨の約束」と書き
 ましたが、もし期限を定めていないのであれば、所有権の処分権限を否定するものであ
 り、契約としては無効になります。まさか口約束で「絶対にダメよ」などと言っても、
 それは契約としての拘束力を持ちません。


1324.「エクストラ」は9年以上前の作品 投稿者:Ken  投稿日:11月24日(日)03時46分54秒

 この土曜日は朝帰り(仕事で徹夜していました)で午後に起きたせいか、深夜になって
も眠くなりません。おかげでゲームは進むんですが、明日はまた昼過ぎから仕事。なんだ
か国内にいても恒常的に時差ボケを起こしているような気がします(^^;
 ちなみに、例の「戯れ言」の件ですが、いったん書いてから半日寝かせています。題材
が題材だけに、感情的に走らないように注意しつつ、自分で確認できない範囲のことにつ
いては単一の憶測を排し、メーカーサイドに好意的な立場を仮定して書いています。

EP−ROMさん
(きゃんきゃんバニーエクストラ)
> さて、一部の人にとってはF&C系最高傑作とも評される本作。私もそう思っていま
>すが、これはもちろん時代背景なども考慮した上のことです。10年近く前のゲームと今
>のゲームを直接比較はできないでしょうから。
 この評価には私も納得はいきます。私もF&C(旧アイデス)の作品の中で「高い評価
に値する作品」といえば、これを外すことはできないと思いますから。最高傑作が何にな
るかというと難しいですが、候補としては、これのほかに『バーチャコール2』と『ロマン
スは剣の輝きII』が思い浮かび、この中から1つを選ぶのはけっこう難しいと思っています
けれど。

> ただ、「同級生」については基本はナンパゲームであって、恋愛的要素はおまけ程度、
>と言っていいものでした。
 実行コマンドが「NANPA」ですからね。

>   これも女の子喰いまくりのナンパゲームではあるのですが、女の子個別のシナリ
>オという面では「同級生2」よりも深く、エンディングでの感動、という面でも今日の
>ゲームに近いものを持っていると言えます。
 『同級生2』もいまだに全ヒロインをクリアしているわけではないのでなんともいえま
せんが、クリアした後に各ヒロインの印象、あるいは「ヒロインと過ごした」というバー
チャルイメージの濃さという点では、比較にならないと思います。グラフィック単体では
『同級生2』のほうが上でしょうが、個別のシナリオの作り方というのか、盛り上げ方と
オチの付け方では『エクストラ』の方が上でしょう。

#『同級生2』では、唯とその母親のみ未クリアです。というより、プレイするの忘れて
 た(^^;;;

> プルミエール2はサターン版と共同開発であって、サターン版を出したKIDはそのまま
>完結編であるエクストラを出しています。F&Cも一緒に出すつもりであれば出せたは
>ずです。なぜなのでしょうか?
 さらに、スワティというキャラがキーパーソンとなっているという点で『プルミエー
ル2』と共通しているため、Windows版の(というより、DOS版がない)『プルミエール2』
を先にプレイすると、いらん先入観が入ることになりかねないという問題もありますし
(私が実際そうでした)、本来であれば『エクストラ』のWindows版を先に出しておきた
かったところなのでしょうね。

> オリジナルのパソコン版では戦争中に外国から連行された人が強制労働をさせられ、
>それがある時に伝染病が蔓延したために教会に集められて、火をつけられて虐殺された、
>という描写があります。これがサターン版では変更されているのです。
 春菜の「シスター」という表記が変更されている、ということは知っていましたが、
この部分も変更されていましたか。
 しかし、全年齢を対象としたコンシューマーゲームであればともかく、18禁に対してそ
こまで神経質になる必要はないと思うのですけれどね。正当化できるかどうか、あるいは
それが一般的・組織的なものだったかどうかは別として、日本軍の一部が残虐行為を行っ
たり人体実験を行ったりしていたことは歴史的事実なのであって、今さらタブー視するこ
とではないと思うのですが。

>Towns版は音楽が「全く別物」になっているそうです。
 これは私もときどき耳にします。TOWNS版も秋葉原ではまだときどき中古を目にしますが、
今のうちに買っておいた方がいいのかな? もっとも、PC-98ベースのFM音源に特化した
BGMが実にすぐれている、というものも数多いですし、一概に比較できないのでしょうが。


1323.おかしな風潮ですね 投稿者:cian  投稿日:11月24日(日)03時22分48秒

こんにちは、cianです。
私もakitoさんと同様、kenさんのご意見に賛成です。
monoriの行為は行き過ぎです。

●kenさん
>>外しがないもなにも、『みずいろ』以外に何かありましたっけ?
私、『みずいろ』って萌えゲーだと思ってました……。

●FreshDollさん
はじめまして、cianです。
>確かに関連キャラクターグッズを出すのは悪いことではないと思うのですが、
>関連グッズとゲーム本体が本末転倒になるのでは、
>これこそ「ユーザ無視」のではないかと思います。
私は関連グッズに全く興味はないのですが、ショップを見ていると所狭しと列べられていますね。特に「ときメモ」とか。
ただまあ、メーカーとしては「ユーザ無視」という感覚は無いでしょう。単に「利益追求」しているだけで。
そしてそれこそが問題なのでは?
メーカーが利益追求することに異議はありませんが、やはりゲームの内容で勝負してもらいたいですね。
というか、私個人の本音としては、関連グッズを漁る方々に「メーカーに踊らされるなよ……」と言いたいのですが。

●KO-1さん
はじめまして、cianです。
>#いくら事前に説明を行っていたとしても「吊し上げ」は公序良俗か信義則に反す
>るような気が…
それ以前に法律違反だと思います。
メーカーの憤慨それ自体は私も納得できるのですが、だからといって「悪質な行為」に「違法行為」でのぞむのは筋が通りません。
やはり、顧問弁護士は必要でしょうね。(笑)

●akitoさん
>「戯れ言」におけるKenさんのご意見に全くもって同感です。一方、ユーザー
>の中には今回の「吊るし上げる」行為に喝采するかたも多いようです。
確か「コミケ狩り」でも同様のことがありましたね。
KO-1さんへの書き込みでも触れましたが、「悪質な行為」に対して「違法行為」でのぞむのは筋が通りません。
もっとも、「コミケ狩り」は不良少年(死語)の犯罪行為でしたが。
そして、被害に遭った人(ルール違反をしていた)に「ザマーみろ」という意見がありました。
いずれにしても「違法行為」に拍手喝采する方の気が知れません。
願わくば少数であって欲しいのですが……。

ところで「Kanonサントラ」が話題になっていましたが、みなさんどう思われました?
私は「AIRサントラ」のときも感じたのですが、音割れが酷いように思います。
これならゲームのBGMをCD-Rで焼いた方がマシな気がします。


1322.18禁ゲーム市場は、「ムラ社会」ではない 投稿者:akito  投稿日:11月24日(日)02時07分34秒

Kenさんwrote:
(朱)
>>ここの鬱ゲーは外しがないので
> 外しがないもなにも、『銀色』以外に何かありましたっけ?
(タイトル、修正しています)

すいません(^^; 一作品で断定しちゃいけませんね。
「外しがなさそうなので」と訂正させていただきます。
ただ『銀色』を5〜6話分のオムニバス作品だと考えるならば、
安定した鬱物?を作れるメーカーという証拠にしてしまってもよい
と思っています。(強引ですか?)

>キャラの名
>前を見るかぎり、支配階級であったトルコ系、あるいは文化の担い手であったイラン系の
>イメージがまったく浮かばないので、元ネタはどこか別のところにありそうな感じです。

お返しCD4についていた『朱』OPテーマ『砂銀』の歌詞に
Zi-Yefuda, Abu-Gbosb, jericbo,Mazurk という4単語が入っていました。
これが架空の地名なのか、果たしてどこかの言葉なのか、定かではありま
せん。……それにしても、個人的にはこーゆーお遊び好きだなぁ……。

> 最過激グループであるニザール派ですね。時代的には確かにしっくりきますね。ただ、
>ここを舞台とするのであれば、非常に壮絶な「戦う修道士」的なイメージがつきまとうの
>で、これをそのまま使うことも考えにくいですが。

「謎に満ちた一族」あたりの設定が、なんとなく……(笑
(歴史に過度のロマンを抱くのは危険です)

> しかし、また「ポンコツ」を使うんですね(^^;

制作者の方々の愛がこもっていますからね(^^;;;

(minoriの件)
「戯れ言」におけるKenさんのご意見に全くもって同感です。一方、ユーザー
の中には今回の「吊るし上げる」行為に喝采するかたも多いようです。
たしかに「転売屋による買い占め行為」によって品物を入手できない人の気
持ちを考えると無理のないことのようにも思えますし、アダルトゲーム市場
というきわめて閉鎖的な社会空間において、minoriの行為は「筋の通った」
ものと受け止められても仕方がないことかもしれません。
ですが、「ムラ社会」における「吊るしあげ」「村八分」等の「制裁行為」は、
その地域の「慣習」として「法」からの逸脱を「社会的に」許容されている面
がありますが、(もちろん、それが「正しい」ことかどうかは別問題です)
「アダルトゲーム市場」は「地理的に存在する」「ムラ社会」ではありません。
いくら閉鎖的とはいっても、地理的な「ムラ社会」ほど強固な境界や同一の価
値観を持っているわけではなく、日本という国に住み、様々な社会的階層に属
する人々のきわめて「緩い集合体」、単純に言えば、「マーケット」にしかす
ぎません。
故に、社会通念上、もっとも「卑劣な行為」の一つである「吊るし上げる」行為
(「卑劣な行為」ですよ。ネットに接続し続けているとそこらへんどうも
感覚が麻痺しがちなんですが……。「卑劣」とする論拠がどっかの判例にあっ
たような気がするのですが失念しました……)を行った「企業」としての
minoriは「社会的に」糾弾されてしかるべきだと思います。

それにしても、「吊るし上げ」行為が正当なものかどうかを議論している様子
って、「外部」の人から見たら、「内ゲバ」行為が正当なものかどうか議論
しているおじさんたちと大差ないんだろうなぁ、なんて思ったりして。
……そもそも根本的ななにかが間違っている、という点で。


1321.minoriの"吊し上げ" 投稿者:KO-1  投稿日:11月24日(日)01時10分51秒

 本当にこんなことをするとはねえ。もう笑うしかないですね。

 たぶん様々なところであげられていると思いますが、とりあえず法律の効果につ
いてわかってない時点で弁解の余地はないと考えます(強力な権利である著作権で
も今回のことを正当化することはできませぬ)。脇の議論まで含めれば市場原理ま
でわかってないといってもよさそうです(笑)

#いくら事前に説明を行っていたとしても「吊し上げ」は公序良俗か信義則に反す
るような気が…

 一ユーザーの老婆心ですがminoriの広報部(広報担当者)は顧問弁護士でも雇っ
て、訴えられる前に一から法律のことについて勉強したらどうかと思います。


1320.「ゲームメーカーの製品はあくまでもゲーム」 投稿者:FreshDoll  投稿日:11月23日(土)23時46分44秒

こんばんは。FreshDollです。
海外出張お疲れ様です。
11月は特に収穫がないのですが、12月は多少多そうです。

ところで・・・「戯れ言」見ました。
私は先々週、SHEOさまの掲示板に、サーカス問題を書き込みましたが、
今度はminori問題が出てきたようで、何かいろいろあるようですね。

個人的な意見としては、個別の問題に対する意見は省略しますが、
一言で言えば、
「ゲームメーカーの製品はあくまでもゲーム」
ということが、守られてないのではないか?と思うことです。
確かに関連キャラクターグッズを出すのは悪いことではないと思うのですが、
関連グッズとゲーム本体が本末転倒になるのでは、
これこそ「ユーザ無視」のではないかと思います。
多少過激な意見ですが、みなさま、いかがでしょうか?

また後日書き込みます。では。


1319.「昔」とはどのくらい前? 投稿者:EP−ROM  投稿日:11月23日(土)22時33分14秒

 この「昔話」を書いていてふと思ったのですが、パソコンゲーム界における「昔」と
いうのはどのくらい前なのでしょう?

 PC-98版のゲームであれば出た年にかかわりなく「昔話」でいいと思うのですが、
Windows版のゲームについてはどのあたりから「昔」なのかちょっと判断に迷ってい
ます。

 「To Heart」(1997年)、「ONE 〜輝く季節へ〜」(1998年)あたりはどうしようか
な〜、と迷っているんですけどね〜。どなたかご意見がありましたらお知らせ下さい。

 ではまた。


1318.昔話その4 〜きゃんきゃんバニーエクストラ(Part1)(続き)〜 投稿者:EP−ROM  投稿日:11月23日(土)22時31分42秒

 ところでこのゲーム、コンシューマー版はありますがなぜかWindows版はありません。
前作のプルミエール、番外編のリミテッド、割り込みのプルミエール2はWindows版があ
るのに、本作だけはなぜか無視されているのです。

 プルミエール2はサターン版と共同開発であって、サターン版を出したKIDはそのまま
完結編であるエクストラを出しています。F&Cも一緒に出すつもりであれば出せたは
ずです。なぜなのでしょうか?

 F&Cから公式のアナウンスがあるわけではありませんから、想像するしかないので
すが、おそらく原因は「春菜シナリオ」の存在でしょう。サターン版でも他の女の子の
シナリオはHシーンを除けばほとんど変更がないのに春菜シナリオだけはかなり手を入
れられていることを考えるとその可能性は高いと思われます。

 オリジナルのパソコン版では戦争中に外国から連行された人が強制労働をさせられ、
それがある時に伝染病が蔓延したために教会に集められて、火をつけられて虐殺された、
という描写があります。これがサターン版では変更されているのです。

 オリジナルのままではセガが認めなかったのか、はたまた世間一般の評価を恐れて自
主的に変更したのか、実際の所はわかりません。ただ、おそらくF&Cとしてはこうし
た変更をすることを潔しとしなかったのでしょう。

 オリジナルのままでは出すことに問題があるが、かと言って変更はしたくない、とい
うことで今日までこのゲームは手つかずになっているのではないかなあ、と想像してい
るのですが。

 ところでこのゲーム、パソコン版はPC-98版のほかにX68000版とFM-Towns版が出ていま
す。X68000版はPC-98版とほとんど変わらないらしいのですが、Towns版は音楽が「全く
別物」になっているそうです。どういういきさつでそうなったのかは全く不明なのですが。
PC-98とTowns版を両方プレイしたプレイヤーに言わせると、「音楽はTowns版が最高!」
とのことです。私はTowns版の音楽を聴いたことがないので評価できないのですが。もっ
とも、PC-98版の音楽もいいと思うんですけどねぇ。

 ちなみに、Towns版のBGMはCD-DAなので仮に本体がなくても音楽は聴けます。また、現
在ではTownsエミュレータもあるので、(ROMイメージをどうやって入手するかは問題で
すが)プレイも可能です。Townsエミュレータの動作チェックリストではエクストラはプ
レイ可になっていました。ただ、Towns版のエクストラは中古市場でもかなりの品薄のよ
うなので、入手は難しいかもしれませんが。


 さて、Part1ではゲームそのものの思い出を書いたわけですが、Part2では再び画像ロー
ダーの話について書いてみたいと思います。

 ではまた。


1317.昔話その4 〜きゃんきゃんバニーエクストラ(Part1)〜 投稿者:EP−ROM  投稿日:11月23日(土)22時30分19秒

 これは長くなりそうなので回数を分けます。
 さて、一部の人にとってはF&C系最高傑作とも評される本作。私もそう思っていま
すが、これはもちろん時代背景なども考慮した上のことです。10年近く前のゲームと今
のゲームを直接比較はできないでしょうから。

 このゲームが発売された当時私は通信をやっていなかったので、その当時の世間一般
の評価はわからないのですが、「かなりの反響があった」らしいです。

 世間一般の評価として、恋愛系ゲームの元祖は「同級生」と言われています。まあ、
ヒロインが複数いて、その中から最後に一人を選んで告白、というタイプのゲームの本
当の元祖はアンジェの「KISS」ということのようですが、このゲームはそれほど世
間一般には知れ渡らなかったので、この形式のゲームを一般に知らしめた、という意味
では「同級生」が元祖と言っていいしょう。(「KISS」については未プレイなので
評価できません)

 ただ、「同級生」については基本はナンパゲームであって、恋愛的要素はおまけ程度、
と言っていいものでした。実際、エンディングでは女の子がみ〜んなエロエロになって
しまい、「キャラクターのイメージを壊すな!!」とエルフにかなりの抗議が行ったら
しいです。この反省の上に成り立ったのが「同級生2」なのですが、これについては、
「同級生2」を話題にする時に書きたいと思います。

 そういった意味からすると、今日の恋愛系ゲームの本当の意味での元祖的な存在はこ
の「きゃんきゃんバニーエクストラ」の方がふさわしいのではないか、と私は思ってい
ます。これも女の子喰いまくりのナンパゲームではあるのですが、女の子個別のシナリ
オという面では「同級生2」よりも深く、エンディングでの感動、という面でも今日の
ゲームに近いものを持っていると言えます。これは伝聞で、真偽のほどは定かではない
のですが、「ときめきメモリアル」の直接的なヒントになったのはこのゲームだとか?

 私個人のことになりますが、実は私はこのゲーム最初は中古でプレイしました。終了
後、「このゲームを中古でプレイしたのでは申し訳ない」とショップに新品を買いに行
った覚えがあります。(本当です)

 当時は私も今よりも純粋だった、とも言えるのですが、その当時においてはそのくら
いのインパクトがあったゲームだった、とも言えるのです。


 ここでいったん切ります。


1316.訂正 投稿者:Ken  投稿日:11月23日(土)17時29分23秒

 自己レスです。

>外しがないもなにも、『みずいろ』以外に何かありましたっけ?
 『銀色』です。失礼。


1315.砂漠でポンコツ? 投稿者:Ken  投稿日:11月23日(土)15時51分05秒

 続きです。

 そしてまた、コピーコントロールのために非常に多くのエラーが含まれ、録音された
データをCDプレイヤーが的確に読みとれないものになっています。このため「リッピング
してCD-Rに焼き直した方が音が良くなる」という珍現象が起こるわけです。もっとも、
CD-Rのドライブやメディアにそれなりのものを使う必要はありますが、PlextorやYAMAHA
などのごく通常のドライブ+太陽誘電やSparkなどのごく通常のメディアで問題なし。

 さらに、リードに際してレーザーの出力やサーボ電流の変動が大きくなるため、ドライ
ブの寿命が短くなることも懸念されます。PCのCD-ROMドライブなどは「消耗品」と割り切
れるでしょうが、AV機器では致命的な問題ではないでしょうか。

> Kanonの初回版は今でも高値で取引されているみたいですが、これで値段が下がったり
>して。もっとも、こういうのは希少価値の問題だから関係ないのかな?
 おそらく後者ではないかと。『Kanon』だけならともかく、初回版と通常版との差が特
に感じられない『ONE』の初回版も高値安定していることを考えれば、anemoscopeが価格
を上げているというのはちょっと考えにくいですから。

KO-1さん
(recollections)
> ちなみに"recollections"と"Kanon Original SoundTrack"があれば"anemoscope"の残りの曲は
>
>『雪の少女』
>『木々の声と日々のざわめき』
>『笑顔の向こう側に』
>
>だけということになります。
 微妙なところが抜けているな、という感じですな。特に『雪の少女』あたり。

akitoさん
(朱)
>ここの鬱ゲーは外しがないので
 外しがないもなにも、『みずいろ』以外に何かありましたっけ?

>舞台設定についてですが、オフィシャルページによると「今から
>1000年ほど昔の、荒涼とした砂漠・ステップ地帯をイメージ」
>とありますが、これはどこらへんの地域にあたるのでしょうかね。
 11世紀でイメージ可能な「砂漠・ステップ地域」となると、かなりエリアは限られてき
ますね。ハンガリー地方、サハラ、アラビア半島、ホラーサーン(イラン北部)、マーワ
ラーアンナフル(中央アジア西部)あたりが候補地になりそうです(モンゴルや中央アジ
ア東部なども文字史料はありますが、検討するまでもなく違うでしょうね)。

 この時期に元気イッパイだったところといえば、ホラーサーンからイランへと進出して
いったトルコ系部族(セルジューク朝を作った)がすぐに思い浮かびますが、キャラの名
前を見るかぎり、支配階級であったトルコ系、あるいは文化の担い手であったイラン系の
イメージがまったく浮かばないので、元ネタはどこか別のところにありそうな感じです。
主人公名「カダン」からしてイメージが浮かびません(トルコ系なら「C」が冒頭にくるこ
とはあり得ませんし、イラン系なら「カーダーン」となるはず)…というのは細かすぎま
すかね?(^^; ターサ、ウェズについても同様(「ウェズ」は、イランではあるかも?)。

>岩村忍『暗殺者教国 イスラム異端派の歴史』(ちくま学芸文庫、2001年。)
 最過激グループであるニザール派ですね。時代的には確かにしっくりきますね。ただ、
ここを舞台とするのであれば、非常に壮絶な「戦う修道士」的なイメージがつきまとうの
で、これをそのまま使うことも考えにくいですが。

 しかし、また「ポンコツ」を使うんですね(^^;


1314.プロテクト 投稿者:Ken  投稿日:11月23日(土)15時50分31秒

EP−ROMさん
(SNOW)
> どうやら来年の1月31日に発売のようですね。まだ2ヶ月もあるけれど、どうしてそん
>な先なんでしょうね。販売戦略の関係かな?
 ここまで延ばしに延ばしてきた以上、具体的な日付を出さないと信用されない、という
判断ではないかと。

 しかし、スタジオメビウスのオフィシャルサイトから、キャラクター紹介などのゲーム
内容に関するコンテンツが消えているのはなぜなのでしょうね? ひょっとするとページ
そのものは残っているのかもしれませんが、少なくともトップページからのリンクはあり
ません。これまで断片的に公開されてきたものに比べて、内容がかなり変わっているので
しょうか。

(プロテクト)
> 昔のプロテクト外しツールは[1]の方式で、プロテクトメーカーは再現できないような
>フォーマットを考え出してはソフト側がそれに対応する、という繰り返しだったのです
 いたちごっこといえばそれまでですが、これが正攻法といえば正攻法ですね。ディスク
ドライブのように読み取りにおいて汎用性が求められるデバイスを直接用いると、正規の
ディスクであってもドライブしだいで読みとれないケースがかなり多く出てきますし、機
器に負担をかけることもありますから(これは現在のCD-ROMに対するプロテクトでも同様
ですが)。

> 現在ではライティングソフトがいかにしてプロテクトのかかったCDを再現するか、で
>競っているようですね。まあ、ドライブとの相性が大きいようですが。
 現在、ゲームCD-ROMの主流となっているプロテクトはSafeDisc2.xですが、これは不良
セクタの中に正常なデータを配置するというややトリッキーな方法をとっています。この
ため、ドライブによってうまく読みとれないケースがあること、そして認識するまでにか
なりの時間がかかる場合があることといった問題がありますが、不良セクタをそのまま読
んだりほかのデータに置き換えたりすることができないため、ソフトの対応だけでは効果
がなく、比較的成功したプロテクトといえるでしょう。

 しかし、これも不良セクタ内のエラーを修復する、あるいはエラーをそのまま処理して
しまうタイプのドライブ(Philips、Acer、Lite-On、LG電子など)が出現し、またDVD-ROM
ドライブを併用することで問題なく再生が可能だったりします。将来的には各種ドライブ
もこれに対応していくでしょうし、実効性があるのは今のうちのような気もします。

#念のために書き添えておくと、AcerやLite-Onのドライブは、リード性能が高いわけで
 はなく、また書き込んだメディアのエラーレートもあまり感心できるものではないよう
 です。

> 最近話題のコピーコントロールCD(CCCDなどとも書かれているようですが)なども、
>ドライブによっては問題なくリッピングできるみたいだし。何でも、コピーコントロー
>ルCDの場合リッピングしてCD-Rに焼き直した方が音が良くなる、という話もあるようで、
>とんでもないことだと思うのですけれどねえ。
 この方式は、リードイン部分に異常データを組み込み、また不良セクタを意図的に組み
込んでいます。一般的なCDプレイヤーではこの不良セクタをスキップするものの、コピー
しようとするとこの不良セクタを検知してしまうためにコピーできない、という仕組みを
利用しています。しかし逆にいえば、不良セクタを無視できる能力を持つドライブでは効
果がないという、非常に間抜けな仕様ともいえますし、実際私が持っているCD-Rドライブ
では問題なくコピーできました(採用しているものと知らずにレンタルし、これをコピー
して何も気付かずに返却(^^;)。ドライブのほか、OSによっても問題ないというのがまた
なんとも間抜けなところ。実際の体験を直接見聞きしてはいませんが、Macintoshでは問題
なくリッピングできるようです(OSがアドレスにアクセスできるため)。

 このコピーコントロール「CD」は、実はCDの規格として統一されている「レッドブック」
の基準を大きく逸脱しています。これは製造過程における問題に起因するのではなく、こ
のプロテクトが入れば必然的にそうなるため、プレイヤーがCDを演奏できなくても何の責
任も問題もないというシロモノだったりします(CDの特許を持つソニーやフィリップスは
静観していますが)。

 いったん切ります。


1313.『朱』の舞台は? 投稿者:akito  投稿日:11月23日(土)13時00分05秒

『朱』(ねこねこソフト)の情報が公開されましたね。
http://www.din.or.jp/~nekoneko/
ストーリーを見ただけで鬱ゲー確定ですが(笑)、ここの鬱ゲー
は外しがないので、早速購入リストに入れました。それにしても
何となく予想出来てしまう1章の結末を考えるだけで、鬱になれ
ますね(^^; サンプルBGMも期待通りの出来栄えです。
……その前に『みずいろ』をクリアしなければ……。

舞台設定についてですが、オフィシャルページによると「今から
1000年ほど昔の、荒涼とした砂漠・ステップ地帯をイメージ」
とありますが、これはどこらへんの地域にあたるのでしょうかね。
まあ、あくまで「イメージ」なので、そのものずばりの国を云々し
ても仕方ないでしょうが、個人的にはなんとなく
岩村忍『暗殺者教国 イスラム異端派の歴史』(ちくま学芸文庫、2001年。)
http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30855426
を思い浮かべてしまいました(汗

Kenさんwrote:
>正直なところ、今でも「半信半疑」に近い心境だったりするのですが、スタジオメビウ
>スの『SNOW』が、本当に出るようですね。

これは当初から購入予定ではありませんでしたが、評判を見てから
検討してみようと思います。


1312.Re^Kanonのサントラ 投稿者:KO-1  投稿日:11月22日(金)22時57分47秒

自己レスです。

 よく見たら"recollections"の一般流通販売は来週(2002/11/29)からですね^^;

#初出はコミケ61

 フライング発売にしてもちと速すぎるから…なんなんだろう?


1311.Re^Kanonのサントラ 投稿者:KO-1  投稿日:11月22日(金)22時07分27秒

"Kanonのサントラ" EP−ROM さん wrote:
>  昨日のこと、パソコンショップにぶらりと寄ったらKanonのサントラCDが置いてありま
> した。アニメ版ではなくゲーム版のものです。内容的には初回版の特典であるanemoscope
> にいくつかの曲追加したもののようです。

 これは"recollections"では?
 http://key.soundslabel.com/discography.htm

 ここにも書いてありますが、これは"anemoscope"と主題歌マキシシングルから選んだ曲と初公開アレン
ジ曲の組み合わせですので"anemoscope"の曲が全部入っているわけではありません。ブックレットの表紙
もこれらは統一感を持たせてあり(ぶっちゃけたところ似せて作ってあり)ます。

 ちなみに"recollections"と"Kanon Original SoundTrack"があれば"anemoscope"の残りの曲は

『雪の少女』
『木々の声と日々のざわめき』
『笑顔の向こう側に』

だけということになります。


1310.Kanonのサントラ 投稿者:EP−ROM  投稿日:11月22日(金)21時31分37秒

 昨日のこと、パソコンショップにぶらりと寄ったらKanonのサントラCDが置いてありま
した。アニメ版ではなくゲーム版のものです。内容的には初回版の特典であるanemoscope
にいくつかの曲追加したもののようです。

 anemoscopeを持っている私にとってはそれほど欲しいとは思わなかったので買いませ
んでしたが、初回版が買えなかった方にとってはいいんじゃないでしょうか?

 Kanonの初回版は今でも高値で取引されているみたいですが、これで値段が下がったり
して。もっとも、こういうのは希少価値の問題だから関係ないのかな?

 ではまた。


1309.発売日は決まったようですが・・・ 投稿者:EP−ROM  投稿日:11月22日(金)21時30分44秒

Kenさん:
(SNOW)
 どうやら来年の1月31日に発売のようですね。まだ2ヶ月もあるけれど、どうしてそん
な先なんでしょうね。販売戦略の関係かな? ともあれ、あんまんのおいしい時期のう
ちに出ることは良しとしなければ。(本当に出れば、ですが)

>しかし、澄乃がやたらと幼くなっている気がするのですが。

 これはSDキャラみたいなものですから、わざとそう描いてあるのでは?

(CDのプロテクト)
> フロッピー時代のプロテクトのことはよくわかりませんが、現在多く使われているプロ
>テクトは、かなりドライブに依存するようになっているので、この点で違うといえるかも
>しれませんね。

 フロッピー時代のプロテクトを外すには大きく分けて、

[1] フォーマット再現式
[2] パッチ当て式

 の2つがありました。プロテクトというのは要するに、異常なフォーマットのトラッ
クを作成するわけですが、その異常なフォーマットを再現するのが[1]で、その異常なフ
ォーマットをチェックしているルーチン(チェッカ、と呼びます)を書き換えてしまう
のが[2]です。

 昔のプロテクト外しツールは[1]の方式で、プロテクトメーカーは再現できないような
フォーマットを考え出してはソフト側がそれに対応する、という繰り返しだったのです
が、ある時から特殊なハードを使ってソフトでは再現できないようなフォーマットがで
きあがってからは[2]の方法に移行していったのでした。

 現在ではライティングソフトがいかにしてプロテクトのかかったCDを再現するか、で
競っているようですね。まあ、ドライブとの相性が大きいようですが。

 最近話題のコピーコントロールCD(CCCDなどとも書かれているようですが)なども、
ドライブによっては問題なくリッピングできるみたいだし。何でも、コピーコントロー
ルCDの場合リッピングしてCD-Rに焼き直した方が音が良くなる、という話もあるようで、
とんでもないことだと思うのですけれどねえ。

BELLさん:
>ご本人でしたか。

 はい、画像ローダー作成などに明け暮れていた時がつい懐かしくなってこんな文章を
書き始めました。

>(もっとも、当時の私はファイルマスターのユーザー
>だったように思いますが。)

 実は京都メディア絡みの話もあるんです。そのうち書きますね。

>(まだハードディスクのアーカイブ置場に保存してありますよ(^^;

 そうですか、作者の方はソースファイルやらローダー本体やらがどこに行ったかわか
らないものもありますのに。(^^;)(探せばどこかにあると思いますが)

 よろしかったらBELLさんも昔話に加わってくださいね〜。


 ではまた。


1308.訂正 投稿者:EP−ROM  投稿日:11月22日(金)21時29分40秒

 今までの「昔話」にちょっとミスがありましたので訂正しておきたいと思います。

昔話その1
>時は1992年のこと。
 これは1993年の間違いです。「同級生」が発売になったのは1992年12月なのですが、
私が購入したのは翌年になってからでした。

昔話その2
>ソフ倫ができたのは(確か)1994年
 ソフ倫ができたのは1992年のようです。

 しかし改めて調べてみたら記憶違いがかなりあることがわかりました。今後はちゃん
と調べてから書かないといけませんね。

 ではまた。


1307.「あの」EP−ROMさんでしたか 投稿者:BELL  投稿日:11月22日(金)02時18分14秒

・EP−ROMさん:(画像ローダー)

このお名前を見た時から懐かしいと思っていたのですが、
ご本人でしたか。
ウエストサイドのツールには、CDに変わった今も時々
お世話になっていたりします。
(もっとも、当時の私はファイルマスターのユーザー
だったように思いますが。)

EP−ROMさんの作られた***LDR.COMシリーズにも
何度もお世話になっていましたので、この場をお借りしてお礼を
申し上げます。
有用なツールを広く公開して頂きありがとうございました。
(まだハードディスクのアーカイブ置場に保存してありますよ(^^;

http://member.nifty.ne.jp/rttbl/


1306.今度こそホントに出るんでしょうね… 投稿者:Ken  投稿日:11月22日(金)00時54分59秒

 正直なところ、今でも「半信半疑」に近い心境だったりするのですが、スタジオメビウ
スの『SNOW』が、本当に出るようですね。
http://www.studio-mebius.co.jp/
 これでまた延期とかいったら信用なくす…て、そんなものはとうの昔になくしています
かね(^^; しかし、澄乃がやたらと幼くなっている気がするのですが。

EP−ROMさん
(CDチェック)
> フルインストールしてしまえばCD不用、というゲームも結構あるような気がするので
>すが、実際の所ではCD必須のゲームの比率はどのくらいなのでしょう?
 ご指摘を受けて改めて調べたところ、けっこうありますね。私がプレイしているゲーム
の数は、実際に発売されている数の中では微々たるものなのであまり参考にはなりません
けれど、必ずしもCD必須のゲームが増えているというわけではなさそうです。私が今年に
入ってプレイしたゲームの中では『AS』『Wind』『knot』『H(アッシュ)』などがCDな
しでプレイ可能でした。このほかにも『TALK to TALK』など、CDなしで起動できるものは
ほかにもありました(ただしBGMが演奏されない、などかなり限定されます)。
 もっとも、現在ではCD仮想化ツールも安価で簡単に導入できるようになっているので、
BGMの音質にこだわらない場合、CDイメージを使ってしまえばCDチェックは回避できます。
かなりハードディスク容量を必要とする印象がありますが、実際には何十本もイメージファ
イルを格納しておく必要はありませんから、数GB程度の容量があれば十分でしょう。

> CDプロテクトのかかったソフトも結構あるようですが、そういうのをいかにしてCD-R
>に焼くか、ということでライティングソフトとのいたちごっこになっているようですね。
>(昔のフロッピーのプロテクトと同じだなぁ〜)
 フロッピー時代のプロテクトのことはよくわかりませんが、現在多く使われているプロ
テクトは、かなりドライブに依存するようになっているので、この点で違うといえるかも
しれませんね。

>そう言えば名前がカナの話ですが、エルフは何を考えているのか、Windows版の下級生で
>も名前がカナしか使えませんでした。何もこんな所まで忠実に移植しなくてもいいのに。
 ………こだわってやっていたのでしょうかね?

(昔話)
> 内容的には特に語るべきこともないゲームですが、ゲーム用のツールを初めて作った
>ゲーム、ということで私にとっては思い出深いゲームの1本でもあります。この時の経
>験が、次回に書きたいと思いますが、画像ローダーの作成に多いに役立つことになるの
>でした。
 こういう、趣味というか好奇心に基づくものって、けっこうのめりこむものですから、
たとえ直接の結果が伴わない場合でも、そこからスタートしてさまざまな知識が広がって
いく、そんなきっかけになるんでしょうね。
 私も、PC購入後ほどなくしてゲームに手を出したのですが、ゲームをプレイせずにビジ
ネスソフトしか使っていなければ、その後いろいろなカスタマイズをやってみようなどと
色気を出すことはなかったと思います。
 いえ、私は今にいたるまで、ほとんど改造はやっていないんですけどね(^^; ハードは
もちろん、ソフトでも。


1305.昔話その3 〜メタル・アイ〜(続き) 投稿者:EP−ROM  投稿日:11月20日(水)23時23分16秒

 MS-DOSの拡張機能セットに入っているデバッガのSymdebを使い、展開ルーチンを見つ
けるべくひたすらプログラムをトレースします。まだ解析のノウハウがよくわかってい
ないこともあってひたすら根気のいる作業でした。大変な苦労の末、ようやく展開ルー
チンのスタートアドレスが判明しましたがここで新たな問題が。どこからどこまでを切
り出したらよいのでしょうか?

 ここで役に立ったのが逆アセンブラのSourcerです。これを使うと簡単に解析ができる
というふれこみで購入したのですが、使い方が複雑すぎて使いこなせずにお蔵入りして
いたものでした。(その2で書いた「やんやんのクイズいっちょまえ」の解析の時には
逆アセンブルにはSymdebを使っていました)

 1本のプログラムというのは基本的に小さなルーチンの集合体なわけですが、これを
使うとその小さなルーチンを綺麗に分離して逆アセンブルリストを出力してくれるので
慣れれば大変便利なのです。これで展開ルーチンのスタートアドレスを見つけて、関係
している範囲を見つけることができました。

 さてこれでファイルの入出力ルーチンを付け加えてやれば一丁上がり、と思ったので
すが、そうは問屋が降ろしてくれませんでした。できあがったプログラムが非常に不安
定なのです。うまくロードできる時もあればハングしてしまうこともあったりで、これ
では実用になりません。

 なぜなのだろう、としばらく考え込むことになりましたが、もう1度逆アセンブルリ
ストを読み直してみると、初期化していないメモリのデータをいきなり読み込んでいる
箇所を発見しました。おそらく初期化は他の箇所で行われていたのでしょう。ここを毎
回初期化してやるように書き直したら無事に動くようになりました。

 さてこの当時のこと、WESTSIDE社のバックアップツール(要するにプロテクトを外す
ツール)のWizard V3には、ファイラーというパラメータ集が毎月(正確には毎週)発売
されていました。これはプロテクトを外すためにはプログラムを書き換える必要がある
わけですが、どこをどのように書き換えたらいいのか、というデータはソフトごとに違
いますから、新しいソフトが出るたびにこのデータを追加していく必要があります。こ
のデータがファイラーと呼ばれるものでした。

 ところでこのデータ(正確に言うとWizard V3 Reportという名前)にはユーザーの投
稿コーナーがあり、私も投稿したりしていたのですが、ここにこの画像ローダーを投稿
してみました。これがきっかけとなって、これ以降画像ローダー作成に手を染めること
になるのでした。

 ところで、このようなソフトを配布しようという場合、展開ルーチンを組み込んだ状
態で配布したら完全に著作権法違反になってしまいます。そのため、ユーザーのソフト
から展開ルーチンを切り出して、画像ローダーのプログラムを作成するような形式にし
てやる必要があります。前述の本もそういう形式になっていました。しかし現在の著作
権法ですと、こういう解析行為そのものが違法になってしまうかもしれませんねぇ。

 元々のソフトハウスとは関係なくパッチを作っていらっしゃる方もいますが、こうい
うのは著作権法的にはどうなんでしょうか?


 ともあれ、ゲームとしては評価に値しない「メタル・アイ」でありますが、私にとっ
ては大げさに言えば人生の転機ともなったゲームなのでありました。

 ではまた。


1304.昔話その3 〜メタル・アイ〜 投稿者:EP−ROM  投稿日:11月20日(水)23時21分56秒

 ゲームソフトの画像データを直接覗いてみたい、と思うことはないでしょうか? 現
在ではsusieプラグインなどの存在によって、プラグインを探す手間さえ厭わなければそ
れほど難しいことではありません。誰もプラグインを作ってくれないようなマイナーな
ゲームの場合はまた別でしょうが。

 が、通信が一般化していなかった時代はそういったものを入手する機会というのはか
なり限られていました。今回はそんな時代のお話です。


 時は1993年くらいだったと思いますが、私は書店でいわゆる美少女ゲームの画像ロー
ダーを集めた本を見つけました。「へー、世の中にはこんなものもあったのか」と思っ
た私はさっそく買い求め、家に戻ってから手元にあったソフトの画像を色々表示してみ
ました。こういうものを使ってみると新たな発見があるもので、例えば「同級生」には
大量の未使用CGデータがあります。ほとんどがマップ上のちびキャラのグラフィックで、
見てそれほど面白いというものではありませんが、ゲームに登場していないキャラの立
ちCGが2枚残されていました。これはいったい何だろう、と思ったのですが、のちにこ
のキャラはボツになったキャラであることがわかりました。ちなみにこのキャラはコン
シューマー版の同級生ではメインヒロイン舞の妹として登場することになります。

 そんなある日のこと。エルフから「同級生」の次のソフトとしてタイトルの「メタル
・アイ」が発売されました。これははっきり言って語るに値しないようなしょ〜もない
ゲームだったのですが、今回話題にするのはそのことではありません。

 それまでのエルフのゲームのCGデータというのは拡張子が".PD8"になっていました。
ところがこの「メタル・アイ」では拡張子が".GP4"に変更されているのです。もしかし
たら画像データの形式が変更になったのか、とPD8形式の画像ローダーに読み込ませて
みましたが表示されません。確かに画像データの形式が変更されてしまったのです。

 ここで「それならば自分で作ってみるか」と思ったのが運命の分かれ道でありました。
大げさに言えば私にとってはその後の人生が変わってしまったと言ってもいいでしょう。
前述の本には画像ローダーの作り方も同じエルフの「ドラゴンナイト3」を題材にして
解説されており、同じエルフのゲームなんだから何とかなるだろう、と安易に考えたの
も理由の1つでした。

 ここで画像ローダーってどうやって作るのか、ということを簡単に解説しておきます
と、ゲームの画像データというのは基本的に圧縮されていますから、その圧縮を解くプ
ログラムが必ずどこかにあるはずです。(これを以下「展開ルーチン」と呼ぶことにし
ます)

 そこでこれをデバッガで調べるなり逆アセンブルリストを調べるなりしてどこにある
か見つけます。見つかったらそれを切り出してきて、ファイルの入出力のルーチンなど
を付け加えてやって単体のプログラムとして動くようにしてやれば完成です。

 本にはこの手順が簡単に書いてありました。しかしいざ実際にやってみると想像して
いた以上に大変な作業でありました。


 ここでいったん切ります。


1303.昔話その2 〜やんやんのクイズいっちょまえ〜 投稿者:EP−ROM  投稿日:11月19日(火)03時07分52秒

 最近はまず見なくなりましたが、以前はクイズに正解すると女の子が脱ぐ、というタ
イプのゲームが結構ありました。タイトルもその1つですが、大変な苦労をしながらも
自力でクリアしました、というのはどうでもいいことなのですが、このゲーム、もっと
簡単にクリアできるようにならないものか、という思いがふとよぎりました。

 「それならば簡単にクリアできるように改造してやろう」

 とある意味、無謀とも言える試みに挑戦しました。いや、正直に言いますと解析を始
めたのにはもう1つ理由がありまして、「CGのボカシが取れないか (^^;)」ということ
がありました。

 現在ではソフ倫の倫理規定でボカシが取れてしまうゲームは発売できませんが、昔の
ゲームには元々の絵にはボカシが無くて、ソフトウェア上でボカシを掛けている、とい
うゲームが結構あったのです。ですから隠しコマンドを入れたりパッチを当てたりする
とボカシが取れてしまう、というゲームがいくつもありました。

 笑ってしまうのがアリスソフトの「DPS SG set2」で、このゲームでは元々の絵には
ボカシが掛かっているのですが、隠しコマンドを入れると無修正のCGが上から張り付け
られる、という仕様になっていたのです。ソフ倫ができたのは(確か)1994年ですから、
それより前のゲームであればボカシが取れてしまうゲームは探せば見つかると思います。
(実を言いますと、ソフ倫ができた後にもボカシが取れてしまうゲームが少数ながら発
売されているのですが)

 さて、「やんやんのクイズいっちょまえ」の話に戻りますが、解析のノウハウなぞ知
らなかった私は、プログラムを逆アセンブルして膨大な逆アセンブルリストを読み解く
ことを始めました。今から思えばこれはムチャクチャに効率の悪いやり方で、デバッガ
でプログラムをトレースしながら、ある程度当たりを付けてから逆アセンブルリストを
読む、という方法を取らないとどれだけ時間がかかるかわかりません。また、当時の私
ではPC-98のハードウェアについての知識も不足していました。ですから改造なぞでき
るはずがないのです。

 結局の所、改造することには挫折したのですが、この副産物として、クイズの問題の
データファイルの構造がわかったので、問題のファイルを全て1番の選択肢が正解にな
るように書き換えてしまうプログラムを作成することにしました。これも知識不足のた
め結構苦労したのですが、何とか完成し、これが私にとって最初のMS-DOS上で動くまと
もなプログラムとなりました。

 直接的な改造には失敗したものの、このチャレンジでずいぶん知識は増えたと思いま
す。ですから結果的には無駄ではなかった、と自分では思っています。あ、参考までに
ボカシの話ですが、このゲームでは直接ボカシを描いていますので取るのは不可能でし
た。(^^;)


 内容的には特に語るべきこともないゲームですが、ゲーム用のツールを初めて作った
ゲーム、ということで私にとっては思い出深いゲームの1本でもあります。この時の経
験が、次回に書きたいと思いますが、画像ローダーの作成に多いに役立つことになるの
でした。

 ではまた。


1302.CDチェックの話 投稿者:EP−ROM  投稿日:11月19日(火)03時04分11秒

Kenさん:
(CDチェック)
> これは確かに同感ですが、起動の際にCDチェックをするゲームが多いため、実は音源と
>は直接関係ないのでは、という気もします。

 フルインストールしてしまえばCD不用、というゲームも結構あるような気がするので
すが、実際の所ではCD必須のゲームの比率はどのくらいなのでしょう?

 CDプロテクトのかかったソフトも結構あるようですが、そういうのをいかにしてCD-R
に焼くか、ということでライティングソフトとのいたちごっこになっているようですね。
(昔のフロッピーのプロテクトと同じだなぁ〜)

(同級生)
>『同級生』には、まだ手を付けていないんですけどね(^^;

 歴史的な価値はあるでしょうが、楽しみとしてプレイする価値はもうないでしょうね。
そう言えば名前がカナの話ですが、エルフは何を考えているのか、Windows版の下級生で
も名前がカナしか使えませんでした。何もこんな所まで忠実に移植しなくてもいいのに。

(昔話)
>いくらでもオッケーですよ。

 ということなんで2回目を書いてしまいました。もうしばらくお付き合い下さい。

 ではまた。


1301.今日の都内は小春日和でぽかぽかでした 投稿者:Ken  投稿日:11月18日(月)22時36分38秒

 はやいもので、今年も残すところあと1月半を切ってしまいました。
 どうも今年は印象に残るゲームが少ないな、という気がします。現時点で最高評価をし
ているのは『ONE2』(BaseSon)ですが、これものちのちまで印象に深く残るほどのもので
はないし。コンプリートしていない(プレイ中の)ものでは『僕と僕らの夏』(light)と
腐り姫』(ライアーソフト)がありますが、これも評価がどうなるかはわかりません。
 今後発売予定かつ購入予定のものとしては『ピース!』(ぱんだはうす)および『メモ
リーズオフ2nd
』(KID)がありますが、前者は「ゲームとしては」期待しないほうが精神
衛生上良いでしょう。後者はコンシューマからのPC移植ですが、内容がかなりシビアという話
なので拒絶反応を起こす可能性も大。うーん、2002年はかなり静かな年……なのかな。

EP−ROMさん
(SNOW)
> コンプティークによると、開発の基本的な部分は終わって、現在デバッグ&バランス
>調整中とか。年末か、遅くとも来年初めには出るだろう、とのことですが、致命的なバ
>グが出て大幅延期、という可能性も否定できませんが。一応私はこれは買う予定です。
 Webサイトの更新さえまったく行われていない状態で、メディアに対する現状報告にど
の程度信憑性があるのか、という点を差し引く必要はあるのでしょうが、ともかく開発が
中止になっているわけではない、とだけ思っておき、あとは過大な期待はしないようにし
ています(^^; 発売されればそれはそれでいいのですが。

(ゲームのBGM)
> [1] については、所持しているゲームが多くなってきますと、CDを探し出すのも面倒
>になってきます。また、出し入れの際に傷を付けてしまう可能性があるのも気になりま
>すし。
 これは確かに同感ですが、起動の際にCDチェックをするゲームが多いため、実は音源と
は直接関係ないのでは、という気もします。最近はCDプロテクトがかなり広く普及してき
たこともあって、今後もCD-ROMがプレイの際には必須というゲームは、増えこそすれ減る
ことはないのではないか、という気もします。プレイヤーにとって、あまり好ましいこと
ではありませんが。

>私が持っているものでは全て第1トラックは無視してくれました。
 うーん、注意書きをそのまま信じて、素直に(神経質に?)第1トラックを回避してき
たのですが、実際にはあまり気にしなくてもいいケースが多いようですね。

(名前がカナのみ)
 古いゲームではこういうのはけっこうあったようですね(私がプレイをはじめたころは
漢字選択入力方式が標準でした)。『きゃんきゃんバニー・エクストラ』など、姓名とも
に任意に入力できるのですが、これがともにひらがな入力のみである上、姓で呼ばれる
シーンがけっこうあるので、「ねぇ、やまもと〜」という調子でテキストが表示されるわ
けで、これは確かにものすごい違和感がありました。実生活では、会って間もない人同士
がお互いを呼び合う場合、姓で呼ぶことが一般的だとは思いますが、ナンパゲームでこう
いう言い方をするテキストには驚きました。
 『同級生』には、まだ手を付けていないんですけどね(^^;

(PATCH.EXE)
 手元にNEC版MS-DOS6.2のフロッピーがあるので、試しに動かしてみました。
 …………すいません、お手上げです。どうしようもありません。自分がGUI操作に慣れ
てしまっているという面を差し引いても、やはり私には無理です。

> と、ここまで書いてみて、この続き(ネタは結構あるのですが)読みたい方なんている
>のでしょうか?
 いくらでもオッケーですよ。「当時はよかった」的切り口でももちろんいいのですが、
現在では思いもよらないことをベースとしたいろんなことが、ゲームを楽しむことのバッ
クに潜んでいることを伝えられるスペースなんて、そうないと思いますから。
 数が溜まればシリーズ化して、ウチのサイトに収めてもいいかな、と(ディスクスペー
スは十分にありますし)。

 それでは(^^)/