スイマセン、一番大事なことを忘れてました。(汗)
名古屋方面の「巫女さんバー」が今月いっぱいで閉店だそうで。
袴属性が(ほんのちょっと)ある私にとって、いつかは一度行ってみたいお店でした。
人生の目標を一つ失った気分です。(マテ)
#これが一番大事な私って……既に社会不適合者ですか?
『奴隷市場 Renaissance』プレイ中……。
まだ始めたばっかりですが、導入は悪くないですね。
感想は後日――。
ところでこれ、先週の土曜日に買ったのですが、他にも2作。
『はじらひ』はいいんですが、何故か『独占看護』が手元にある摩訶不思議……。
いやまぁ凌辱モノに目覚めたわけではなくて、「一生に一度はこんなゲームをしても
良かろう」と思いまして。
取り敢えずプレイした感想ですが、「こんなん面白いんですか?」って感じです。
もっとも、純愛系でもえっちシーンは基本的にスキップする私(仲魔からは「何の
ためにエロゲーやってんだ?」と突っ込まれていますが)にとって、このテのゲーム
は相性良くないとは思っていましたけど。
ところで私「えっちシーンは基本的にスキップ」しますが、見れない訳じゃないんです。
ただ、何度も見てると疲れるんですよね。(1日3回が限度)
このテでエロいお薦めのゲーム、何方かご存じないですか?
EP−ROMさん wrote:
> 『再会 〜卒業旅行98〜』ですよね。それはさておき、男の喘ぎ声はさすがに勘弁して
>欲しいなあ。
ホモシナリオは未プレイですが、痴的好奇心が一つ。
リアル「男x男」の受けの方って、やっぱり喘ぐのでしょうか?
> そういうのをあえて踏みに行くのが勇者というものではないか、と。で、いつしか妖
>しいゲームを踏むのがクセになって・・・ って、そんなのになりたくはないでしょう
>かね。(笑)
「勇者」という称号には心惹かれるモノがありますが……。
新しい世界を手に入れると同時に、何か大切なモノを失うような気がします。
今はまだ心の貞操を守ろうかと……。(笑)
kenさん wrote:
> (サウンドカード)
>> サウンドカードの話を軽い気持ちでBGMmasterさんに振ったらオーディオカードの
>>道に引きずり込まれそうになる罠^^;
> それはまあ、ハンドルがすべてを指しているわけですので(^^;
すみません。サウンドカードとオーディオカードって別なんですか?
私、PCにオーディオ機器を接続してるんですが、音質変わりますか?
今使ってるのは「AOPEN AW744Pro PCI」なんですけど、無知なモノで……。(汗)
> その中間として『星のささやき』というゲームが出ています。これはそこそこのゲーム
>(悪く言えば凡作)ですが、やっぱりあのシーンがありました(^^; 『再会』は知りま
>せんが『みずいろの地図』はどーでもいいシロモノでしたから、どれか1つというのなら
>『星の〜』がお勧めです。普通の嗜好の方にもそこそこかと。
kenさんのレビュー拝見しました。これもJANISのようですね。
何れ気が向いたらプレイ……じゃなくて。
どれか1つと言われても……。(^^;
続きです。
・EP−ROMさん:
(F&C)
> と言いますか、これに懲りたんでおとなしくなったんでは?
うーん、どうでしょう。「F&CはHが薄い」という評判が定着したのが、私の記憶の
かぎりでは『With You』以降だと思うのですけれど。『バーチャコール』シリーズなんて
けっこうすごいことやっていますし(『ProjectVC』は別として)。
(卒業写真2)
> ラストで呆然としている所に例の「謎のCG」
>が表示されて怒り狂った人がいたそうですが。何であんなことをしたのやら?
Windows95版では、例の「謎のCG」は表示されなかったので問題ありませんでしたが、
確かにあの「余計なサービス」はいまだに理解不能です。クリアしたらトップページに
メニューが増えて…というのならよくあるパターンなんですけれど、あれじゃ余韻も何も
ありませんし、まして螢子シナリオ後の場合は数分間呆然としているほうが自然でしょう。
> それにしても、「なぜ同級生2の桜子シナリオと同じではいけないのか?」という疑
>問に対する答えは今でも見つかっていません。
私も明確な答えにはなっていないのですが、現時点では「ヒロイン側から見た“悲劇”
の描写」があるのではないか、という仮説を立てています。
螢子シナリオの場合、ヒロインの内心を「本人が」「自分の口で」語っている回数が他
のヒロインに比べて多く、また主人公である陽介側がリードしているところが意外と少な
いんですよね。つまり、「逃れられない運命」に抗するヒロインが、その中で精一杯の
「ハッピー」を享受しようとする姿勢、そして心理が、「主人公」にどう届くか。それを
試みた結果が螢子シナリオではないか。そう感じています。
これは、『同級生2』の桜子シナリオが、あくまでも主人公にとって都合のいい形での
「ハッピー」になっている(別に「男性本位」という意味ではありません、念のため)の
と好対照をなしているために気付いたことです。螢子ちゃんの置かれた「運命」の中で、
精一杯の「幸せ」を追い求めた結果は、主人公にはこのように受け止められる……そのよ
うなメッセージが、このシナリオの根幹にあるのではないか。
これはあくまでも私の仮説に過ぎません。また、この種の理由付けは得てして後付けの
ものであって、実際にはセンスに任せて一気に書かれたシナリオなのかもしれませんし、
そのあたりのことは何とも言えないのですが。
それでは(^^)/
・藤八さん:
>…というか、書き直す度にKen様のオフレポの劣化コピーになってしまい、頭が痛いです(苦笑)。
いえいえ、こちらこそ、私が目を背けていた見落としていたいらん細かいところまで再
現していただき、かえす言葉もございません(笑)
そういえば、OFF会では「音声つきゲーム」についても話題になりましたね。
例の“恐ろしい声”のゲーム、思い出しました。『陵辱同窓会』(ZERO)です(^^;
・akitoさん:
>あまり最近ゲームをしていない自分としてはついていくのがやっとでしたよ。
>特に抱き枕とか。
さりげなーく「自分はこーゆーのとは縁遠い人なので…」というあたりに、ショセー
ジュツの巧みさを(以下略(^^;)。
・KO-1さん:
>鬱ゲーは医者に止められているのでヾ(^^;マテ)
吊りすぎはあなたの健康を損(以下略)?
(ギャラクシーエンジェル)
>一段落したらアニメから予習するしかない…のかなあ(^^ゞ
マジレスすると、私が断片的に得た情報では、かなりのキャラがアニメとゲームとでま
るきり変わっているようです。一応基本設定はゲーム版で、それをベースにアニメが作ら
れたらしいので、ゲーム→アニメと進むのが本道らしいです。
まあ、GAの最大のおもしろみはゲーム性にあると思うので、アニメと比較できるのはせ
いぜいキャラの作り込み程度だと思いますけれど。
#でもミルフィーは渡さん(−_−)
(サウンドカード)
> サウンドカードの話を軽い気持ちでBGMmasterさんに振ったらオーディオカードの
>道に引きずり込まれそうになる罠^^;
それはまあ、ハンドルがすべてを指しているわけですので(^^;
・cianさん:
(メロディ)
>私はゲームは「登場人物達の織りなすドラマ」という視点でしかプレイしませんので、
>そういう意味では向いていないゲームかもしれませんね。
確かに、登場人物じたいを相対化できないと苦しいかもしれませんね。
私も、これほど表現方法自体に胸躍らせたゲームはほかにないのですが、逆にいえば
表現手法よりはそれが扱うキャラクターに先に目をやってしまうと、このゲームは大した
ことのないものに見えてくるのかもしれません。
>一昨年のことですが、『再会 〜卒業写真98〜』と『みずいろの地図』が地元ショップ
>で各\2,000で売ってました。
その中間として『星のささやき』というゲームが出ています。これはそこそこのゲーム
(悪く言えば凡作)ですが、やっぱりあのシーンがありました(^^; 『再会』は知りま
せんが『みずいろの地図』はどーでもいいシロモノでしたから、どれか1つというのなら
『星の〜』がお勧めです。普通の嗜好の方にもそこそこかと。
>>「周囲が止めようがない暴走」というのが奨励・美談とされる部分もあって……
>というのは「組織(会社)の問題」です。
「組織(会社)の問題」を超えた、業界全体に蔓延している構造的な問題なのかもしれ
ませんね。下側はともかく上(経営者側)がこれを安易に黙認すると、最終的には人材育
成の阻害要因にも直結するのですけれど。
いったん切ります。
続けて「美姫」ですが、こちらは「卒業写真」とは違ってひたすらさわやかな話です。
あらすじだけ書いておきますと、
主人公は中学3年生で、この学校では卒業の際にこの地方に伝わる伝説を元にした神
楽を舞う習慣がありました。その伝説というのは、その地方の領主の娘と鍛冶屋の男が
恋をしたのですが、身分違いの二人は駆け落ちをします。が、途中で捕らえられ、男は
処刑され、領主の娘はそれを悲しんで館に火をつけて自害した、というものです。
さて主人公は鍛冶屋の男役を、ヒロインのあゆみは領主の娘役を演じていたのですが、
突如として精神だけこの伝説の時代に飛ばされ、主人公は鍛冶屋の男に、あゆみは領主
の娘に乗り移ってしまいます。その後、何とか駆け落ちを成功させると元の時代に戻る
ことができ、戻ってみたら伝説がハッピーエンドになっていた、というお話です。
こちらについてはコメントは省略させて頂きます。
「恋愛をテーマとした物語でありながらハッピーエンドにならない」というかなりの
異色作でありますが、今プレイできる環境がないのが残念です。PC-98版のままでいい
から、再販してもらえないかなあ、と思いますけれどねぇ。
ではまた。
「沙織事件」(その28を参照のこと)以来、各ソフトハウスは今後どのようにゲー
ムを作成していったらいいのか手探り状態だったわけですが、当事者であるアイデス
(手入れを喰らった時には社名は別でした)もかなり苦労したようで、その1つの試み
として発売されたのがタイトルのゲーム、「卒業写真・美姫」でした。このゲームは、
「卒業写真」と「美姫」という2つのゲームのカップリングで、どちらもフロッピー1
枚のゲームです。カクテル・ソフトブランドで1992年3月に発売されています。(なお、
このゲームは一般指定として発売されました)
ではまず「卒業写真」から。このゲームを今からプレイするのはかなり困難だと思う
のでストーリーの詳細を書いてしまいますが、
主人公は高校3年生で、同級生の香村宏美と夏までつき合っていたのですが、あるこ
とがきっかけで別れてしまいます。その後羽田由那子という新しい彼女ができたものの、
今でも宏美のことが忘れられないまま卒業式の前日になってしまった、というゲームで
す。ゲームはこの日1日の出来事が展開されていきます。ゲームとしては完全一本道の
ゲームで途中での分岐というのはないようです。コマンド総当たりをしなければいけな
いのが少々面倒ですが。
ラストシーンではお互いに今でも好きだ、ということがわかったものの、時すでに遅
く宏美は外国に留学することを決めており、そのまま別れを告げられてしまいます。こ
の時の宏美の、
「時が過ぎれば……きっと……思い出に変わるわ………」
という言葉が何とも痛く感じられます。ゲームに限らず、あらゆるメディアにおいて、
「周りのことなど知ったこっちゃない、世界は二人のためにある」
と言わんばかりの主人公とヒロインの行動を見かけますが、ある程度年齢を重ねた人
ならばそんなわけにはいかない、あるいはそうできなかった経験をお持ちのことでしょ
う。それだけに、このゲームの味わいというのはある程度年齢が上の人の方が良くわか
るかもしれません。このラストシーンでかかる曲、「とまらないメリーゴーランド」が
非常にいい曲で、雰囲気を盛り上げています。私にとってはF&C系のBGMではベスト
です。(PC-98版の「きゃんきゃんバニーリミテッド」のスタッフロールの曲もこれで
した)
本当ならば色々な方にプレイして欲しいのですが、入手は難しいでしょうし、おまけ
に1トラック9セクタという変則フォーマット(通常のMS-DOSは1トラック8セクタ)
を使用しているので、PC-98実機がないとイメージファイル化はおそらく不可能でしょ
う。イメージファイル化さえできればエミュレータでプレイ可能なのですが・・・ 本
当ならイメージファイルをバラまきたい所ですが著作権法違反になってしまうのでそう
いうわけにはいきませんしねぇ・・・
ところでなぜこのゲームを取り上げたのかと言いますと、同じくF&Cから出ている
「Piaキャロットへようこそ!!2」及び「Piaキャロットへようこそ!!3」のメイン
ヒロインシナリオがこのゲームをモチーフとしているのではないか、と思えるからです。
Pia2は「卒業写真」の男と女の立場を逆にしたものでしょうし、Pia3は「卒業写真」で
「新しい彼女ができた」というのを省いたものでしょう。ただ大きく違うのはPiaシリー
ズではハッピーエンドになっていることです。(Pia2のあずさエンドをハッピーと言っ
ていいかどうかは議論があることでしょうが)
どちらも筋を通せば「卒業写真」のような終わり方がふさわしいのかもしれませんが、
「それでいいのか?」と言われた場合、私は肯定することができません。このような切
ないストーリーを見せられてしまうと、例え筋を曲げてもハッピーエンドにした方がい
いのかな、と。特にゲームの目的が「女の子とハッピーになる」ということである以上。
このPiaシリーズのシナリオに納得できなかった人には特にプレイして欲しいのです
けれど、前述のようにプレイするのは難しいでしょうねぇ。残念です。
ここでいったん切ります。
FreshDollさん:
(F&C)
>しかし、余談ながら、今のエフアンドシーでは、こんなゲームは考えられないでしょうね。
と言いますか、これに懲りたんでおとなしくなったんでは? この1件があるまでは、
フェアリーテールっていうのはH重視のブランド、っていうイメージがあったんですよ。
(避妊)
>ゲームの世界はあくまで仮想世界なので、現実にやったら「やばい」ことも
>仮想世界では描ける、という意味があるのでは?と思います。
ん〜、でも、もしそうならば避妊なんてする必要ないんじゃないですか? 全部中出
しでかまわないでしょう。おそらく例え形だけでも避妊をするのがリアルだと思ってい
るんはないか、と。で、リアルにし過ぎると生々しくなり過ぎたり、テンポが悪くなっ
たりするのでこうなっているのではないかなあ、と思うのですが。しかしちゃんと避妊
するゲームがもっとあってもいいと思うんですけどね。
Kenさん:
どうやら風邪を引かれてしまったようですね。お大事になさって下さいね。さて、
(卒業写真2)
> 「ヒロイン確定即エンディング」方式が採られているキャラもいますが、そうでない
>キャラが大半ですからね。先生などはあのままでいいとしても、恵子や螢子ちゃんでさえ
>「最終選択肢の1人」にしてしまうのはあんまりでしょう。
実はあれを書くにあたって、NIFTYの過去LOGを読み返してみたのですが、「螢子ちゃ
んはあそこでエンディングにして欲しかった」という意見がありましたね。やはりまだ
割り切りが十分ではなかった、ということなのでしょうか。
(螢子シナリオ)
>事前の情報がいっさいないままエンディングを迎えて受けた衝撃の大きさでは、今に
>至るまでこれを超えたものはありません。
私はプレイ前に内容を知ってましたけど、もし内容を知らないでプレイしたら相当の
衝撃を受けたでしょうねぇ。そう言えば、ラストで呆然としている所に例の「謎のCG」
が表示されて怒り狂った人がいたそうですが。何であんなことをしたのやら?
それにしても、「なぜ同級生2の桜子シナリオと同じではいけないのか?」という疑
問に対する答えは今でも見つかっていません。他と比較すると明らかに異質なシナリオ
であるだけに、「なぜこのシナリオを挿入したのか」という理由が良くわからないんで
すよね。それだけに、今でももやもやしたものが残ったままなのですが・・・
(沙織)
>私もさすがに内容は知らなかったのですが、かなりすさまじいものだったようですね。
実はこのゲーム、まだ持ってまして、あれを書くにあたって(エミュレータで)再プ
レイしてみたのですが、これに登場する女はどいつもこいつも「口では嫌がっていても
身体は感じてしまう」という奴らばかりで、プレイしていて気分が悪くなってきました。
まあ、フロッピー2枚組で2時間くらいで終わるお手軽ゲームではあるんですけれど。
今のプレイヤーがプレイして面白いと感じるかどうかはわからないですねぇ。
cianさん:
(卒業旅行)
>これって確か、商業ベースで初のホモシナリオのあるゲームですよね?
ホモシナリオ自体はこれより前にもありますが、「男×男」をCGのある形でまともに
描いたのはこれが最初ではないかと。
>そんでもって次の『再会 〜卒業写真98〜』が初の男の喘ぎ声があるという……。
『再会 〜卒業旅行98〜』ですよね。それはさておき、男の喘ぎ声はさすがに勘弁して
欲しいなあ。
>一昨年のことですが、『再会 〜卒業写真98〜』と『みずいろの地図』が地元ショップ
>で各\2,000で売ってました。
どちらもホモシナリオのあるゲームでなおかつジャニスのゲームですね。ジャニスは
よっぽどホモネタが好きなのか?
>怖い物見たさに買おうかと思ったのですが――止めておきました。
>芸人失格ですかね?(爆)
そういうのをあえて踏みに行くのが勇者というものではないか、と。で、いつしか妖
しいゲームを踏むのがクセになって・・・ って、そんなのになりたくはないでしょう
かね。(笑)
ではまた。
皆さん、OFF会お疲れ様でした。早速レポート読ませていただきました。
一部お風邪を召された方もいらっしゃるようですが、どうか御自愛下さい。
今回はゲーム・テーマ別にレスを付けます。
・『メロディ』
私はゲームは「登場人物達の織りなすドラマ」という視点でしかプレイしませんので、
そういう意味では向いていないゲームかもしれませんね。
視点を変えてプレイしてみようかと思いますが、またの機会にします。
いや、視点を変えることに抵抗はないんですが、精神的に重労働のような気もしますし
モチベーションを上げてからプレイします。
・『卒業旅行』(馬鹿レス)
これって確か、商業ベースで初のホモシナリオのあるゲームですよね?
そんでもって次の『再会 〜卒業写真98〜』が初の男の喘ぎ声があるという……。
一昨年のことですが、『再会 〜卒業写真98〜』と『みずいろの地図』が地元ショップ
で各\2,000で売ってました。
怖い物見たさに買おうかと思ったのですが――止めておきました。
芸人失格ですかね?(爆)
・ゲーム制作の分業化について
これは私見ですが、「分業化」はハードのスペック向上がなくても、何れはそうなった
だろうと思います。(スペック向上が流れを加速化させたとは思いますが)
しかし「分業化」そのものは悪いこととは思えません。
むしろ問題は、kenさんもご指摘の通り、それが作品の質の向上に繋がっていないよう
に見えることですね。
#クリエーター氏の発言より
>「作品を作る上で守るのが必要なお約束」というのを、予告なく平然と破るような人も
>います(相談なくデザイナが「こっちの方が見栄えがいいじゃん〜」とかで
>グラフィックの内容を、相談なく変えてしまったりするんですが……
これだけなら「個人の意識の問題」ですが
>「周囲が止めようがない暴走」というのが奨励・美談とされる部分もあって……
というのは「組織(会社)の問題」です。
そういう風潮があるのでは、一部のメーカーはともかく、業界全体としては作品の
レベルアップは難しいのではないでしょうか?
kenさん wrote:
> これは、実はOFF会でも話題にしたのですが、制作サイドが各スタッフ間で「個別に」
>作っていることで「クリエイターとしての満足」を維持しているとしか思えない「結果」
>が多いんですよね 。
クリエーター氏が指摘する「間違った作家性」のあらわれだと思います。
・PCとコンシューマの違い
FreshDollさん wrote:
>あと、コンシューマーゲーム業界では新しい倫理団体が設立されたようですが、
>こちらとの関係はどうなるのでしょう?
直接の答えにはなってませんが、構造の違いについて。
PCの場合、「コンピュータ」という枠で動きますので、ソフトとハードが明確に分類
されています。
つまり、「ソフトウェア産業だけが独自で」規制できます。(ソフ倫)
これに対してコンシューマは制度上「オモチャ」として扱われるので、そちらの規定で
動きますから、ソフトとハードがほぼ一体です。
平たく言えばコンシューマはPCと規制(内部プロテクトの機密性・輸出など)が違う
ため、ソフトの量産・リリースをハードメーカーから切り離しにくいのです。
そうなると、どうしてもこういう倫理とか表現の問題が起こってきます。
コンシューマでは「自主倫理団体」(最近出来たCEROもその一つ)が強制力を発揮
しづらい産業構造になってます。
PCソフトの回収については「ソフトを製作して」「流通に流して、小売店に届くまで」
という段階については、「自主規制(ソフ倫規定)が、強制力をもって」実行されて
いるそうです。
と、何やら知ったようなこと書いてますが、全部受け売りです。(汗)
off会参加者のみなさま、お疲れさまでした。
ダウナー系ゲーマーらしい(!?)KO-1です。
だー(T_T)ちがうんだよぅ。たまたま当たっちゃうんだよぅ。おいらとしてはあん
まりそーいうのは好きではないし、鬱ゲーは医者に止められているのでヾ(^^;マテ)
手を出したくないんだけどCGで買う人だからしょうがないんだよぅ。『ゴメンなさい
…アタシのせいで…』とか『TRUE BLUE』とか、わかってても漢には行かなくちゃい
けない時もあるんだよぅ……というわけで偶々なのです。たまたま(笑)
【ギャラクシーエンジェル】
…いやあ、だってGAだし。…あのハコだし(笑)
...とか言ってたらなんか欲しくなってきてしまいました(爆)
一段落したらアニメから予習するしかない…のかなあ(^^ゞ
【サウンドカード】
サウンドカードの話を軽い気持ちでBGMmasterさんに振ったらオーディオカードの
道に引きずり込まれそうになる罠^^;そこまではいらないとしてもお金があったら
EGO-SYSのPRODIGY 192あたり行きたいですねえ。
【抱き枕】
抱き枕やらシーツやらクッションやら
最近はホント「寝具メーカー」増えましたね^^;
そのうち大塚家具のショールーム借りたりしないかな?
【番外】籐八さんのwebサイト
>「好きな漫画家さんの作品なら、ジャンルを問わずに買う」
すごいなあ。見習わなきゃ…わたしゃ、岩崎つばきは買っちゃったけど、くるみぎ
☆くるみは買えんかったし(爆)
オフ会でご一緒してくださったみなさま、本当にありがとうございました。
ええと、現在、論文執筆に追われています。自業自得(笑
オフレポを拝読して……。
>なお、前回に引き続きというかなんというか、akitoさんが多大なネタを提供してくださった点
>は書いておくべきであろう。というより、氏がひたすら話題を出し続けたような気も。
……そうでしたっけ?(^^;
あまり最近ゲームをしていない自分としてはついていくのがやっとでしたよ。
特に抱き枕とか。
ではでは。
ども、藤八です。連続書き込み大変申し訳ありません。
前回の書き込みで、拙サイトのURLを記載し忘れておりました(滝汗)。
Ken様のオフレポからリンクが張られていますが、念のため記載しておきます。
大変申し訳ありませんでした。
それでは失礼致します。
ども、藤八です。
Ken様、BGMmaster様、akito様、KO-1様、FreshDoll様:
まずはオフ会お疲れ様でした。あと、初参加の私を受け入れて頂き、大変有難う御座いました。
拙サイトの1/6のNoteにて、オフレポらしきものをUPさせて頂きました。
もしも問題が御座いましたら、お手数ですが連絡をお願い致します。
…というか、書き直す度にKen様のオフレポの劣化コピーになってしまい、頭が痛いです(苦笑)。
なお余談ですが、当サイトの12/2、12/3、12/6のNoteを読まれると、
例の事件に私が巻き込まれた事情がお判りになると思います(全くもって自業自得なんですが)。
それでは今後とも宜しくお願い致します。
失礼致します。
続きです。
(螢子シナリオ)
彼女のエンディングでは、Hシーン前後のヒロインの行動やセリフ、そしてエンディン
グ間際のヒロインの描写など、単に「感動させるための悲劇」ではないものになっていま
す。事前の情報がいっさいないままエンディングを迎えて受けた衝撃の大きさでは、今に
至るまでこれを超えたものはありません。しかし、いわば「逃れられないこと」を主人公
に突きつけるものですし、どう評価していいのか、私の中でもいまだに固まっていません。
> ところでこのゲームはWindows95版も出ているようですが、どうもかなりのバグ持ち
>のようですね。さらに、キャラクターの出現タイムテーブルがPC-98版と比較すると筋
>が通っていないように思います。
Windows95版は、経験的にはWindows2000/XPのほうが安定して動作しますが、それ以上に
攻略できないキャラが出てしまった(現時点での情報による)点が最大の難点。誰も一度
も現れない移動先まであったりします。単なるベタ移植にしておけばよかったと思うので
すが。さらに、EP−ROMさんのおっしゃる「筋が通っていない」点もあり、難易度が
さらに上がっています(見当がつかない)。
(卒業旅行)
> で、何と「唯」(男です)とのエンディングもあります。これ以前に出た、ソフトウ
>ェアハウスぱせりの「TRUE LOVE」(1995年6月)やデザイアーの「V.R.デート五月倶
>楽部」(1995年8月)にも男エンドはありますが、それらと決定的に違うのは「男×男」
>のHシーンがあるのです!!!
この話題でしか評価されないという点で、ある意味すごいゲームではありますね。まあ
あそこまでくっきりとシーンを描写している、というよりメイン2人以上に力が入っている
のでは当然でしょうが。
私は小グラフィックのコミカルな雰囲気が好きなんですが、エンディングが妙に重たく
バランスがやや悪い点が難でしょうか。
ちなみにこのゲーム、SAINTブランドから続編『再会 〜卒業写真98〜』が出ています。
私は未プレイなのでよくわかりませんが、Hシーンのある攻略対象男性キャラは増えてい
るそうな。
(沙織)
私もさすがに内容は知らなかったのですが、かなりすさまじいものだったようですね。
・FreshDollさん:
こちらこそ、お世話になりましたm(__)m
回収騒ぎは、ソフ倫がチェック機関として機能としているのではなく、そこにある規定
が抑止効果を持っているにすぎないことのあらわれではないかと。もっともこの点につい
ては、私も判断できるだけの知識があまりないので、即断できないことが多いのですが。
それでは。
どうも風邪を引いてしまったようで、会社を出てからセキが続いています。不摂生の原
因は自分にあるんですけどね(^^;
・cianさん:
>この点について、私が此処以外で参加しているBBSでの現職のクリエーター氏の発言
>を引用します。
ありがとうございます。
どうも、個別要素単位への還元という傾向は、原因ではなく結果のようですね。
これは、実はOFF会でも話題にしたのですが、制作サイドが各スタッフ間で「個別に」
作っていることで「クリエイターとしての満足」を維持しているとしか思えない「結果」
が多いんですよね。そのためには、各部門のスタッフが異なるジャンルでにおいても一
定程度の知識があってチェックが可能である、あるいは全体を統率できる確固とした指
揮者・監督がいるという条件が必要になるのですが、なかなか難しいようですね。
しかし、この「分業化」の責がハードのみに帰せられるかどうかとなると、やや疑問
が残ります。分業化による効率化が合理性へとつながるのであればいいのですが、現状
を見ると、クリエイターの志向が自分の作ったもの――あくまでも「原料」であって
「製品」ではない――のクオリティに拘泥し、消費者であるプレイヤーが評価対象とす
るところの「作品」とは乖離している点に、より大きな問題点があるように思えます。
技術革新によるスペシャリストの台頭は、その一方でマネジメント能力の欠如も露呈さ
せ、プラス面のほかにマイナス面を浮かび上がらせているのではないでしょうか。
スペシャリスト礼賛が叫ばれて久しいのですが、この趨勢の行き着く先には、蛸壺的
社会の固定化が待っていそうな気がしてなりません。こういう判断をするのは、私が無
専門的横断志向に惹かれているだけなのかもしれませんが。
・EP−ROMさん:
(卒業写真2)
このゲームは個人的にも非常に思い入れが深く、特に主人公である陽介の「行動」が
非常に新鮮に感じられたものでした。
> 結局このゲームの魅力というのはシ
>ナリオに集約されていると言ってよいかと思います。
私も同感です。ただしBGMについては、PC-98版どうしを比較した場合、『卒業写真2』
のほうが上だろうとは思いますが、音楽だけで手を伸ばしたくなるようなものではない
ですね。
> ただ、今日の目から見るならばヒロインを広く喰いまくれると
>いうのが違和感ある所で、この内容ならばヒロイン確定即エンディングの方が良かった
>でしょう。これがもっと古いゲームであるならばそんなことは言わないのですが、PC-98
>末期の作品である上に、1年以上前に「五月倶楽部」というヒロイン確定即エンディン
>グという作品が出ているだけに。
「ヒロイン確定即エンディング」方式が採られているキャラもいますが、そうでない
キャラが大半ですからね。先生などはあのままでいいとしても、恵子や螢子ちゃんでさえ
「最終選択肢の1人」にしてしまうのはあんまりでしょう。
いったん切ります。
XGAMESTATIONの皆様、新年明けましておめでとうございます。FreshDollです。
今年もよろしくお願いします。
Kenさま、藤八さま、akitoさま、KO-1さま、昨日はありがとうございました。
昨日は帰省先から直行したため、帰ってすぐ寝ちゃいました。
BGMmasterさま、前回オフと同様のパターンになってしまいましたが、
またお会いできることを楽しみにしています。
まずは御挨拶まで。
ところで、レス2件。
<EP-ROMさまのソフ倫の話@沙織について>
モザイクの話、最近、発売直前or直後の回収が多いのは気になります。
あと、コンシューマーゲーム業界では新しい倫理団体が設立されたようですが、
こちらとの関係はどうなるのでしょう?
しかし、余談ながら、今のエフアンドシーでは、こんなゲームは考えられないでしょうね。
<EP-ROMさまの避妊の話@せいんとだいありぃについて>
ゲームの世界はあくまで仮想世界なので、現実にやったら「やばい」ことも
仮想世界では描ける、という意味があるのでは?と思います。
それでは。
これ書こうかどうしようか相当迷っていたのですが、やはり過去を振り返るにあたっ
ては避けては通れないことなので書いてしまうことにします。
時は1991年のこと。京都で中学生がソフトを万引きして補導されたのですが、その万
引きした中にタイトルがあったのです。幸か不幸か、このゲームはその当時のこの手の
ゲームとしては最高クラスのワイセツ度を誇るゲームであったため、ワイセツ物として
摘発され、逮捕者まで出る事件となりました。この一件はその後俗に「沙織事件」と呼
ばれることになりました。この他にもいくつかのソフトが発禁処分となっています。
この当時まではパソコンのソフトには一般と18禁の区別はなかったのですが、この事
件をきっかけとして、この手のソフトには18禁シールが貼られることになりました。た
だし、この時点ではまだ倫理規定は定まっていなかったため、どういった描写までが許
されるのかはソフトハウスの判断に任されていました。そこで、1992年にD.O.が中心と
なって現在のソフ倫が設立されたのです。
当時のユーザーからはかなりの反発がありました。特に中心となったのがD.O.で、こ
このゲームは隠しコマンドを入れるとモザイクが取れる、というのは結構有名だったた
め、「何を偽善的なことをやっているんだ」という意見は結構ありました。ともあれ、
倫理規定が定まって、モザイクが取れるソフトは発売できなくなったはずなんですが、
その後も少数ながらモザイクが取れてしまうソフトが発売されてました。現在ではもう
ないでしょうけれど。
ところで、ソフ倫誕生のきっかけとなったこの「沙織」というのはいったいどんな
ゲームだったのでしょうか? 発売は1991年11月で、X指定/フェアリーテールより
発売になっています。余談ながらF&Cの歴史においてはこの一件はタブーとなって
いるようですね。
ゲームの内容は、と言うと、女子高校生の沙織は学校より帰宅途中で野外Hをしてい
るカップルを目撃します。それに興奮してしまった沙織は、家に帰るとオナニーしなが
らこの件を思い出して、「めちゃくちゃにされたい」と願います。そこへ謎の男達が現
れて、沙織は謎の洋館に拉致されてしまいます。さてその洋館の中で沙織が体験する出
来事は、というゲームです。
洋館の中で、ドアを開けるごとに様々な幻覚を見ることになるのですが、内容は、
[1] 兄と妹の近親相姦
[2] 父と娘の近親相姦
[3] 教室で女教師と生徒
[4] 大学の先輩を雌奴隷として調教
[5] パトカーの中で警棒を使ってオナニーする婦警
[6] 職場でバイブに狂っているOLと上司
[7] 境内でレズっている巫女の姉妹
とにかくシチュエーションがまともじゃないものが多い上に、モザイクはかかってな
い、放送禁止用語はバンバン出てくる、とまあ発禁になっても致し方ない内容かな、と
思えます。グラフィックだけならもっとヤバいのもあったんですが、とにかくこのゲー
ムのシチュエーション、テキストがヤバすぎたですね。
この「沙織事件」が起きなくても、おそらくいずれは何らかの形でソフ倫のような組
織はできたとは思いますが、「逮捕者が出て」という形は不幸だったかもしれません。
現在のソフ倫の規定においてもかなり疑問な点はありますし。
いずれにせよ、ソフ倫という組織が何をきっかけとして設立されたのか、ということ
を知って頂きたく今回の文章を書かせて頂きました。
ではまた。
ジャニスは「卒業〜」というタイトルのゲームが好きなのか、頭に「卒業」という名
前が付くゲームをいくつか発売していますが、これもその1つで発売は1996年3月です。
内容は男2人、女2人の4人組で卒業の記念にと泊まりがけでスキーに出かけ、さて
そこで恋に落ちる相手は誰か、というゲームです。ところでこの4人、中学からのつき
合いで「幼なじみ」って言ってますが、「幼なじみ」というのはもっと小さい時からの
つき合いではないのでしょうかねぇ? 個人的にはかなり違和感あるのですが。
さてゲームとしては1プレー1時間かからないような超お手軽ゲームです。分岐もそ
れほどないので、しらみつぶしに調べればそれほど難易度の高いゲームではないでしょ
う。NIFTYでの情報によるとエンディングは全部で13あるそうですが。
で、何と「唯」(男です)とのエンディングもあります。これ以前に出た、ソフトウ
ェアハウスぱせりの「TRUE LOVE」(1995年6月)やデザイアーの「V.R.デート五月倶
楽部」(1995年8月)にも男エンドはありますが、それらと決定的に違うのは「男×男」
のHシーンがあるのです!!!
「良くやった」と言うべきか、「二度とやるな!」と言うべきか・・・ いや、個人
的には絶対にパスですけどね。ただ、こういうのを望んでいる人もいるでしょうから。
そう言えば、以前アクティブのインタビュー記事で、「if」(1993年4月)というゲーム
の中にホモネタがあり、アンケート葉書では、「またやってくれ」という人と「二度と
やるな!!」という人に分かれ、「二度とやるな!!」という人の方が圧倒的に多かっ
たので今後はどうするか考慮中、なんていうのがありました。その後のゲームにも男エ
ンドがある所を見ると、「ホモネタ入れよう」という勢力が社内で勝ったのでしょう、
おそらく。
しかしレズシーンのあるゲームっていうのは山ほどありますが、ホモシーンのあるゲ
ームっていうのはほとんどありませんね。やっぱり「野郎の裸なんか見たくない!!」
という人が多いのでしょうね、きっと。
もっとも私にとってはこのゲームの印象っていうのは、
「らめみちゃんかわいい!!!(*^^*)」
なんですけど。(^^;)
このゲームWindows版も出ていますが、さすがにその筋の人以外は今からプレイする
必要はないでしょうね。あえて見たいというのであれば止めませんけど。どうもその手
が好きな人の間では伝説化しているらしいですねぇ、このゲーム。ともあれ、(あまり
見たくはないですが)「男×男」シーンがあるという理由で思い出に残っているゲーム
です。
ではまた。
ついさきほど戻って参りました。徹夜して連続OFF会などという無謀なことをやって
のけてしまったため、これからさっさと寝ます。
ご参加いただいたBGMmasterさん、藤八さん、akitoさん、KO-1さん、FreshDollさん、
お世話になりました。今後ともよろしくお願いいたします。
あと、BGMmasterさん、お体にはご自愛ください。私がいっても説得力皆無でしょう
けれど(^^;
cianさん、申し訳ありません。お返事は後ほど。
EP−ROMさん、ご指摘の個所は修正しておきました。
『卒業写真2』は非常に思い出深い作品なので、いろいろと語りたいこともあるのです
が、今日はいったん休ませていただきます。
お世話になりました管理人さん、藤八さん、akitoさん、KO-1さん、
どうもありがとうございました。m(__)m
とりあえず、急いでやらないといけないことがあったので、出てきた
ついでに書き込みです。どうも芸人根性が抜けないらしく。(^^;;;
しかし、昨日・今日で完全に風邪を引きましたね。痛めていた喉が
一気に悪化しました。(風邪の痛みであって、歌で潰したわけでは
ありません)
管理人さん、お身体はお大事に。
cianさん、メールが遅れ倒していてすみません。近日中に何とかします
ので、今暫くお待ち下さい。
それでは。
明日は爆睡してやります。(笑)
このタイトルのゲーム「卒業写真2」は、世間一般では「同級生2」のパクリという
評価が一般的なようです。私もそう思って長い間プレイすることはなかったのですが、
一部に熱狂的なファンがおり、さらに「シナリオは同級生2以上」という話を聞くに及
んで、「これは確認してみねばなるまい」とプレイすることにしたのでした。発売はジ
ャニスより1996年11月です。
さて、キャラクター設定を見るならば、義理の妹、隣家の幼なじみ、不良少女、入院
している少女など、「同級生2」とダブる設定がかなりあり、またマップを移動しなが
らストーリーを進めるなど、ゲームデザイン上はパクリと言われても仕方のない構成に
なっています。さらに「同級生2」と比較すると難易度は非常に高く、キャラクターデ
ザインは好みですが(私としては影崎夕那さんの方が好み)、キャラクターの描き分け
という面では同級生2の竹井氏の方が上でしょう。結局このゲームの魅力というのはシ
ナリオに集約されていると言ってよいかと思います。
ではこのシナリオについてはどうなのでしょうか? 確かに複数ヒロインがいて、そ
の中から最終的に一人を選ぶ、というタイプのゲームとしては相当レベルが高いと言っ
ていいでしょう。「同級生2よりシナリオは上」というのは間違っていない、というの
が私としての感想です。ただ、今日の目から見るならばヒロインを広く喰いまくれると
いうのが違和感ある所で、この内容ならばヒロイン確定即エンディングの方が良かった
でしょう。これがもっと古いゲームであるならばそんなことは言わないのですが、PC-98
末期の作品である上に、1年以上前に「五月倶楽部」というヒロイン確定即エンディン
グという作品が出ているだけに。
ところでこのゲームを語る上で外すことのできないキャラが櫻塚螢子ちゃんでしょう。
(「螢子」は「けいこ」と読みます)結局、同級生2の桜子シナリオで筋を通すとこう
いう内容になる、ということなのですが、プレイ後「これでいいのか?」という疑問が
頭から離れませんでした。正直、今でもこのシナリオをまともに評価することができな
いでいます。
シナリオの内容は確かに感動的です。Hシーンで感動した、という珍しいシナリオで
もありますし。ただ、プレイヤーの期待を「悪い意味で裏切った」と言ってよい内容で
あるだけに、感情的にはこの手法を認めたくはないですね。理性的には「こういうのも
ありかなあ」とは思うのですが。それだけに、自分の中でも今でも扱いかねている、と
いうのが正直な所です。
ところでこのゲームはWindows95版も出ているようですが、どうもかなりのバグ持ち
のようですね。さらに、キャラクターの出現タイムテーブルがPC-98版と比較すると筋
が通っていないように思います。PC-98版はMS-DOS必須なのでエミュレータでプレイす
るにしてもMS-DOSを用意しなければなりませんが、もしプレイ環境が整えられるのであ
ればPC-98版の方が良いでしょう。(私はWindows版未プレイですが)
さて話は変わりますが、実はこのゲーム、私が作ったPC-98版用の画像ローダーの最後
のゲームだったりします。今後PC-98版用の画像ローダーを作ることは絶対ないと言い切
ることはできませんが、多分ないでしょうから。で、この画像ローダーは私が作ったも
のの中では唯一ファイル一覧が表示され、それにカーソルを合わせてエンターキーを押
すと画像が表示される、という形式になっています。これは、今後PC-98用のソフトを作
ることもまずないだろうから、1つくらいこういうソフトを残しておきたい、と思った
からなんですが。で作ってみたら昔話その8で書いたように「みさおちゃんパ〜ンチ」
というCGを発見したというわけです。こういうものを発見できるというのが画像ローダー
作成の面白さでもありますね。
シナリオとしては今でも十分通用するものですが、とてつもなく難易度が高いのが問
題で、もし今からプレイしようと思われるのでしたら攻略情報は必須です。それを見な
がらプレイするのが良いでしょう。一部マニアにのみ評価されている感のある本作です
が、少なくとも「同級生2」よりもプレイする価値はあると思います。
ではまた。
続きです。
また、メールにて許可をいただく際、興味ある話をされていたのでそちらも転載いたします。
> 元々、ヴォーカル入りや音声入りなどの手法は、コンシューマから入って来たのですが、
>当時のPCではヴォーカル入りの曲や音声を垂れ流しにすること……というのは、ほぼ
>不可能だったんで、現状の18禁ゲーのそこらへんの手法と言うのは、富に少し前の
>コンシューマの手法を模倣されています。
>……内輪ネタを暴露すると、現在のゲームが分業しなくてはならなくなった原因という
>のは、「別々に評価されることが多くなった」からではなく(むしろこれは後発的な
>要因です)、「ハードの性能が上がり」「ユーザーも何ができるか解ってきて」
>「アニメや映画並・以上のことを望むようになった」結果、「各セクションに特化した
>能力を持つ方々」が必要になったのです。
>演出などではちゃんとした演出論を知っていて駆使できる方々。音楽やグラフィックも
>本来は同じです。
>そして商業的にも歌を入れるなら「タイアップ(二次商品)」として、商売のネタに
>する。絵も画集やキャラグッズを出す。シナリオもノベライズを行なう……逆にそこ
>まで計算にいれないと商売が成立しなくなってきてる部分はあります。
>ただ、そこで「作り方」全体という、ディレクタ・監督の能力や周囲の認識と言うのが、
>まだ映画などに追いついていなくて……本来は監督の号令一下意思統合をして走らなく
>てはならないのですが、各部署が変なところで趣味的な感性優先に走ってしまい
>(これを「間違った作家性」と私は言ってますが・笑)、
>「作品を作る上で守るのが必要なお約束」というのを、予告なく平然と破るような人も
>います(相談なくデザイナが「こっちの方が見栄えがいいじゃん〜」とかで
>グラフィックの内容を、相談なく変えてしまったりするんですが……それはプロの仕事
>ではなくて、同人とかなら好きにやれ……って感じではあります。ただ、そういう
>「周囲が止めようがない暴走」というのが奨励・美談とされる部分もあって……
>世の中というのは、難しいもんです・笑)。
>そうすると……「全体としてとりまとめようがなく、評価する側も『〜だけはいいん
>だけど、他が〜』とか」って言う評価が出ることが多くなっただけなんですよ。
これらの発言を転載するにあたって修正は一切しておりません。
> ただ、主題歌を含むボーカル曲の質がかなり高くなってきているな、という印象が
>あります。
(中略)
> しかし、これらの曲がゲームの中でどのように使われ、そしてまたどのようにゲーム
>を作ることに貢献していたかとなると、首をかしげざるを得ません。
(中略)
> これは、何もサウンドだけでなく、例えばグラフィックやスクリプトなどでも言える
>ことなのでしょうが、個別の要素ごとに評価するという手法がかなり広くなったために、
>それらを個別に「作る」ことが広まったのではないか、という気がします。特に
>サウンドは、のちのちサウンドトラックなどの二次商品を作りやすい、という面も
>あるのでしょう。
> ゲームをトータルで「作る」ことをまず第一にしてほしいのですが、これは難しい
>ことなのでしょうか。個別評価に還元してその総和で事足れり、というものは、
>最終的に「アレはよかったけど…」というマイナス印象がどうしてもつきまといます。
私はゲーム業界に身を置いたことはないので、これが的を射た発言かどうか解りません。
この点について、私が此処以外で参加しているBBSでの現職のクリエーター氏の発言
を引用します。
>ことゲームについては、ハードの進化が激しくて、昔はデザインも音楽もプログラムも
>企画も一丸となって、「どうスペックの低い機体で、やれることを増やすか・スピード
>を早くするか」と、ハードを勉強し、知らないところは担当に聞き、お互いの職務を
>勉強しながら、色々な意味で補って作ってきていた部分がありますが(だから現在でも
>「〜チーム」という、チームで語られることが多いのもそういう経緯もあります)……
>今は、やることもやれることも肥大してきた一方、そんなに細かく気にしなくても
>一辺倒のことはできるようになってしまった……せいか、いささか無駄のある作りを
>しても(正確にはシビアなつくりをしなくてもよくなった……)、表見ばれなくなった
>……ってのもあります。
>#まぁ、やることが変わってきた……ともいえますが。
>ただ、ディレクタがハードとか素材について、あまり知識の無い方だったり、現場から
>少し離れていたりすると、破綻の芽が見つかり辛くなっちゃいますね(汗)
>昔は、各々が知識を勉強して相談も密にしなくてはならなかった一方、きちんと相互
>監視が行なえていた状況が自然的に出来上がってたわけですが……今は、分業なんで、
>「自分がOKでも他人は迷惑」とかってことが見つかり辛くなってる。
>#原始的な話だと、締め切り遅れなどがそれ。「3時間位、ちょっとしたもんじゃ
>ないですか」とか言う方もいるのですが……その3時間が他のセクションに対しては
>致命的だったりするわけで。
これはコンシューマゲーム関係のBBSでの発言ですから、引用元は控えさせていただき
ます。
転載についてはメールにてクリエーター氏から許可をいただきました。
一旦切ります。
・cianさん:
どうやら『メロディ』をプレイされたようで(「こずえ」だけでは最初ピンときません
でした)。
>私にはちょっと主人公のメンタリティに付いていけない部分がありました。
確かに、主人公の心情に目を向けてしまうと、このゲームでは一気に冷めてしまうと思
います。感情の起伏といったものそれ自体を客体化したうえで、その変貌自在・融通無碍
な「動き」に着目できれば、情熱のダイナミズムをこれほどまでにみごとに描写しえた作
品はほかにはないのですが、「主人公」をあくまでも「物語において中心となる劇の役者」
として把握すると、むしろ変化の一貫性の欠如のほうが先に気にかかってしまう可能性が
高いでしょうね。
私は、主人公はあくまでも「ゲーム世界を見るためのレンズ」に過ぎないのであって、
彼を介してつむぎだされる“願望の世界”だと受け止めています。そこにおける「秩序」
には論理的整合性よりはむしろ、感情の動きの的確な表現こそが重要なわけで、『メロ
ディ』はその点で秀逸、いな唯一の存在に感じられます。
さらに、ヒロインたちの中でも、こずえは「人間としての存在感がある」ものになって
いますが、彼女以外は基本的に生身の人間というよりは、徹底的に抽象化された(しかし
記号化はされていない)存在になっている点も特筆できます。
ただし………。
>一つ気になる点は、メロディの他ルートでの役割ですね。
メロディはあくまでもナビゲータに過ぎません。こずえや春ではシナリオのなかで実際
に関わってきますが、それはメロディという存在の役割のごく一部でしょう。
>テキストに付いていけなかった面がありますので、他キャラで慣れてから聴けばもっと
>ハマれたかもしれませんが、今の状態では使い方が「上手い」とは思ってもハマれる程
>ではありませんでした。
うーん。確かに、こずえのあのシーンの中で「あの歌詞を伴って」そのまま照合させる
と、どうにも整合性がとれないんですよね。あの独特のイントロがあのシーンで出てくる
のはみごとだと言えますけれど。
>ただ、シナリオ重視のゲームの場合、「ライターは何を表現したかったのか?」という
>ことが私は非常に気になります。
自己満足かどうかはともかく、これが気になるのは、ある意味では当然のことでしょう。
シナリオもなにもない、というゲームならばともかく、そうでなければ、ゲームという
ものから「読みとる」ことで楽しむのは当然ですから。しかし、実際には「最適解」がラ
イターの意図と離れていることも多いんですよね(^^; 国語の問題の正解を、著者が特定
できなかったりするのと同じようなもので。
>純愛系の場合、筋としては避妊するのが当たり前とも思いますが……
「リアリティ」をどの程度反映させるか、でしょうね。
・EP−ROMさん:
> 私が何度もリプレイしているゲームの場合は、与え
>てくれるものが必ずしも「感動」ではない場合も多々あります。昔話のその25で書い
>た「恋姫」なんていうのがその1例です。
SLGなどの場合はプレイのやり方によって違ってくるので除くとして、シナリオに目を向
けて何度もリプレイしている場合は、やはり「やり込んでも色あせないもの」があるかど
うか、になりそうですね。そういうゲームに出会えれば、それだけで十分にラッキーだと
思います。
(ホテルが出てくるゲーム)
私がプレイした中では、こんなところでしょうか。上の3つはDOSベースのゲームで、そ
れ以降はWindowsベースのゲームです。また、一般のホテルのツインないしダブルという
ものも含んでいます。
・Piaキャロットへようこそ!
・卒業写真2(PC-98版限定)
・私
・天使の眸
・恋のフローティング・マイン
・Campus 〜桜の舞う中で〜
・Bless
・TALK to TALK
もともとHシーン自体の印象が薄いものは思い出しようがないので、実際にはまだある
と思います。しかしこう列挙すると意外と少ないもので、しかも新しいものは非常に少な
いんですよね。これは単に、私の嗜好がエロ薄に流れている、というだけのことなのかも
しれませんが。
> 特に、「To Heart」の琴音シ
>ナリオや「こみっくパーティー」の瑞希シナリオのように、「お前ら場所わきまえろよ」
>と言いたくなるのは何とかして欲しいもんです。特に「こみっくパーティー」の主人公
>は、「あさひは家まで連れてくるのに、なぜ瑞希は外?」と思ってしまうのですが。
場所に対して違和感がある、というのは多いですね。
学園ものの場合、教室でやってしまうというシチュエーションがけっこうあります。そ
の一例として、上にも書いた『TALK to TALK』(Clear)というゲームの場合、どちらも
初めてという状態で教室でコトに及ぶのですが、なぜかヒロインを最初から全裸にしてし
まうんですよね。まだ夕陽が教室に射し込んでいる状態で。「ほかに誰かくるかも」と
いった心配をすることなく、ただただ「2人の世界」を作って突っ走ってしまうんですけ
れど「それはちょっと違うだろ」と思ったものです。
このほかにも「周りを見てないにもほどがある」というのはいっぱいありますよね。
月並みですが、本年も宜しくお願いします。
こずえクリア。(元旦からナニやってんだか……)
まだ1人しかクリアしてないので断定できませんが、kenさんの仰るとおりプレイする人
を選ぶゲームですね。
私にはちょっと主人公のメンタリティに付いていけない部分がありました。
一つ気になる点は、メロディの他ルートでの役割ですね。
こずえの場合は立場が立場ですから応援するのは解りますが、他キャラの場合はあの立場
ですとどういう役割になるのかな? と思います。
プレイしてみなければ解りませんが、単純に応援するのは違和感があるような気がしま
す。
音楽では皆さんが秀逸と仰るだけあって、感心しました。
過去の回想シーンでの曲の使い方は「上手い」の一言です。
しかし例のボーカル曲については、(私が)失敗したか……と。
テキストに付いていけなかった面がありますので、他キャラで慣れてから聴けばもっと
ハマれたかもしれませんが、今の状態では使い方が「上手い」とは思ってもハマれる程
ではありませんでした。
kenさん wrote:
> この2つを一緒にできるのかどうか、という面もさることながら、恋愛あるいは出会い
>そのものよりもレベルが上の(メタ的な?)テーマを探すことに意味があったかどうか。
『Kanon』、『AIR』を引き合いに出した私が言うことではありませんが、意味はありま
せん。
仮に意味があったとしても、それでレベルが上か下かとは別問題です。
ただ、シナリオ重視のゲームの場合、「ライターは何を表現したかったのか?」という
ことが私は非常に気になります。
それが感じられなかったとして、それで評価を落とすようなつもりはありませんが……。
ある意味自己満足かな? と自分では思っています。
EP−ROMさん wrote:
> う〜ん。私の経験では、時間の経過と共に評価の下がったシナリオ、逆に最初はいい
>とは思わなかったけれど、その後評価が上がったシナリオ、時間が経過しても評価の下
>がらないシナリオ、色々あります。
これは私の表現が不足していました。私も同意見です。
ただ、数としては「時間の経過と共に評価の下がったシナリオ」の方が多いというだけで。
> 私がプレイしたゲームでホテルが出てくるのは、
○級生以外未プレイです。(汗)
> 実はですね。以前NIFTYで女性の18禁ゲーマーが「18禁ゲームできちんと避妊をしな
>いのはけしからん」というような意味の発言を上げたんですよ。私はこの方と何回かや
>り取りをしたのですが、確かにもし妊娠してしまったら傷付くのは女性の方です。相手
>のことを思いやって、きちんとした避妊をする、それが本当の漢の格好良さなのかもし
>れない、そんなことをふと思ったものですから。
現実問題としてはこの意見には大賛成です。で、これも嫌な現実なんですが……。
地元の18歳未満の性経験者は男子31%、女子43%(2002/12 地元新聞)です。
この数字が多いか少ないかは別として、未成年の避妊とか性病に関する知識はお寒い限り
です。(成年でも無頓着な人間が多い)
18禁ゲームの主人公の大半は未成年(純愛系の場合)ですから、そういう意味ではしっ
かり避妊するケースは少なくなると思います。(善し悪しは別として)
しかし、主人公(及びヒロイン)がしっかりした人間なら避妊して当たり前――という気
もします。
純愛系の場合、筋としては避妊するのが当たり前とも思いますが……やはり「エロゲー」
というジャンルでは難しいかな? というのが今の私の感想です。
月並みですが、本年も宜しくお願いします。
こずえクリア。(元旦からナニやってんだか……)
まだ1人しかクリアしてないので断定できませんが、kenさんの仰るとおりプレイする人
を選ぶゲームですね。
私にはちょっと主人公のメンタリティに付いていけない部分がありました。
一つ気になる点は、メロディの他ルートでの役割ですね。
こずえの場合は立場が立場ですから応援するのは解りますが、他キャラの場合はあの立場
ですとどういう役割になるのかな? と思います。
プレイしてみなければ解りませんが、単純に応援するのは違和感があるような気がしま
す。
音楽では皆さんが秀逸と仰るだけあって、感心しました。
過去の回想シーンでの曲の使い方は「上手い」の一言です。
しかし例のボーカル曲については、(私が)失敗したか……と。
テキストに付いていけなかった面がありますので、他キャラで慣れてから聴けばもっと
ハマれたかもしれませんが、今の状態では使い方が「上手い」とは思ってもハマれる程
ではありませんでした。
kenさん wrote:
> この2つを一緒にできるのかどうか、という面もさることながら、恋愛あるいは出会い
>そのものよりもレベルが上の(メタ的な?)テーマを探すことに意味があったかどうか。
『Kanon』、『AIR』を引き合いに出した私が言うことではありませんが、意味はありま
せん。
仮に意味があったとしても、それでレベルが上か下かとは別問題です。
ただ、シナリオ重視のゲームの場合、「ライターは何を表現したかったのか?」という
ことが私は非常に気になります。
それが感じられなかったとして、それで評価を落とすようなつもりはありませんが……。
ある意味自己満足かな? と自分では思っています。
EP−ROMさん wrote:
> う〜ん。私の経験では、時間の経過と共に評価の下がったシナリオ、逆に最初はいい
>とは思わなかったけれど、その後評価が上がったシナリオ、時間が経過しても評価の下
>がらないシナリオ、色々あります。
これは私の表現が不足していました。私も同意見です。
ただ、数としては「時間の経過と共に評価の下がったシナリオ」の方が多いというだけで。
> 私がプレイしたゲームでホテルが出てくるのは、
○級生以外未プレイです。(汗)
> 実はですね。以前NIFTYで女性の18禁ゲーマーが「18禁ゲームできちんと避妊をしな
>いのはけしからん」というような意味の発言を上げたんですよ。私はこの方と何回かや
>り取りをしたのですが、確かにもし妊娠してしまったら傷付くのは女性の方です。相手
>のことを思いやって、きちんとした避妊をする、それが本当の漢の格好良さなのかもし
>れない、そんなことをふと思ったものですから。
現実問題としてはこの意見には大賛成です。で、これも嫌な現実なんですが……。
地元の18歳未満の性経験者は男子31%、女子43%(2002/12 地元新聞)です。
この数字が多いか少ないかは別として、未成年の避妊とか性病に関する知識はお寒い限り
です。(成年でも無頓着な人間が多い)
18禁ゲームの主人公の大半は未成年(純愛系の場合)ですから、そういう意味ではしっ
かり避妊するケースは少なくなると思います。(善し悪しは別として)
しかし、主人公(及びヒロイン)がしっかりした人間なら避妊して当たり前――という気
もします。
純愛系の場合、筋としては避妊するのが当たり前とも思いますが……やはり「エロゲー」
というジャンルでは難しいかな? というのが今の私の感想です。
Kenさん:
(昔話)
読み直してみたら誤字・脱字が結構ありますね。ちゃんと確認した上で、訂正個所を
のちほどメールいたします。
(五月倶楽部)
>ナンパゲームであるのに、こういう主人公と話していればヒロインが惹
>かれるのは当然だろうな、と納得がいくシナリオは、非常に新鮮に感じたものです。
やはりシナリオでは実績のある皆様ですからね。しかしPC-98版や16色版ではどうし
て仮名だったんでしょうねぇ? ここの系統は、今でも覇王、びーにゃん、キャンドル
の間で人材のやり取りをしているみたいですが。
(避妊)
> 一種の小道具のような形で、ある特定のシーンだけ付けさせているという例は見たこと
>がありますが、実際には避妊具を常用するものはやったことないですね。
私が知っている範囲ではcianさんあてのRESに書いた通りで3本ありますが。また、
「逆玉王」では「テンポをそぐのでこういった描写は省いている」という断りが出ま
す。これなんかは良心的かもしれませんね。ただ、cianさんあてのRESに書いた通りで、
ちゃんと避妊をする描写を入れた方が本当に相手のことを思っている、ということが伝
わるかもしれない、などと思ったりもしました。でも、「逆玉王」にある通りで、シナ
リオのテンポをそぐマイナス面の方が大きいかな?
ではまた。
cianさん:
>面白くなければリプレイしませんし、面白くても何度もリプレイすれば感動が薄れる分、
>シナリオに批判的になってきますし。
う〜ん。私の経験では、時間の経過と共に評価の下がったシナリオ、逆に最初はいい
とは思わなかったけれど、その後評価が上がったシナリオ、時間が経過しても評価の下
がらないシナリオ、色々あります。私が何度もリプレイしているゲームの場合は、与え
てくれるものが必ずしも「感動」ではない場合も多々あります。昔話のその25で書い
た「恋姫」なんていうのがその1例です。
>解釈の違いもあるでしょうが、私の場合はプレイ本数が少ない上にジャンルが限られて
>ますから。(純愛、サスペンス系only)
いや、ジャンルで言うなら私だってそんなに広くはないですよ。ゲーム歴が長いから
本数はやっているだけの話で。実際、陵辱・調教系のゲームはほとんどやってませんし。
>(私は○級生以外でラブホは記憶にありません)
私がプレイしたゲームでホテルが出てくるのは、
・「○級生」シリーズ全部
・「五月倶楽部」
・「せいんと・だいありぃ」
・「Cherry jam」
・「放課後恋愛クラブ」
・「メモリーズリフレイン」
・「瑠璃色の雪」
あったような気がするけれどちょっと自信がないのが、
・「ハートでロン!!」
・「こうかん日記」
なお、これらは全て恋愛系のゲームです。おそらく探せばもっとあるでしょう。
>純愛系の場合、イベントで盛り上がって勢いで――というパターンが多いと思います。
私としては「勢いで」っていうのは嫌いなんですけどね〜。やっぱりお互いにきちん
と気持ちを確かめ合った上でコトに及んで欲しいな、と。特に、「To Heart」の琴音シ
ナリオや「こみっくパーティー」の瑞希シナリオのように、「お前ら場所わきまえろよ」
と言いたくなるのは何とかして欲しいもんです。特に「こみっくパーティー」の主人公
は、「あさひは家まで連れてくるのに、なぜ瑞希は外?」と思ってしまうのですが。
>清純派ヒロインの家に避妊具があるのも、それはそれでイヤですし……。
>深く考えない方が吉かと……。(笑)
実はですね。以前NIFTYで女性の18禁ゲーマーが「18禁ゲームできちんと避妊をしな
いのはけしからん」というような意味の発言を上げたんですよ。私はこの方と何回かや
り取りをしたのですが、確かにもし妊娠してしまったら傷付くのは女性の方です。相手
のことを思いやって、きちんとした避妊をする、それが本当の漢の格好良さなのかもし
れない、そんなことをふと思ったものですから。
ちなみに、私が知っている範囲で避妊具を付けているのは、「せいんと・だいありぃ」
の他には、「Cherry jam」と「下級生」でブルセライベントが起こる前の真由美、これ
くらいでしょうか。もっとも、真由美の場合はブルセライベント後は「生がいい」など
と恐ろしいことを言うので除外して考えた方がいいのかもしれませんが。
ではまた。
続きです。
(恋姫)
> ところでこのゲームは1999年12月という比較的最近にWindows用としてリメイク版が出
>ています。
テキスト表示がタテ書きからヨコ書きになり、選択肢が「主人公から出るフキダシをク
リックする」という(かなり面倒くさい)方式になっています。あと、BGMがFM音源から
PCM(MP3)になりましたが、かなり硬質なものになってしまったのが残念です。
> もしかしたらWindows版が年末に出たのもこのエンディングに合わ
>せてのことなのかもしれませんね。
Windows版のパッケージは、雪の中をあんずが歩いているというデザインになっていま
すから、この日付を意識していたのは間違いないと思います。
・cianさん:
(同級生2)
>「ナンパシミュレータ」とか「恋愛をテーマとしたゲーム」とか感じませんでした。
この2つを一緒にできるのかどうか、という面もさることながら、恋愛あるいは出会い
そのものよりもレベルが上の(メタ的な?)テーマを探すことに意味があったかどうか。
むしろ、あのフィールドの中にいる「登場人物」のみが知っており、それをダイレクト
にプレイヤーに伝えているゲームのように見えます。
まあ、私はこの作品の純然たる後継作品ともいえる『卒業写真2』を先にプレイしてい
たため、登場人物の抱えているものの「軽さ」が先に気になってしまったんですけどね。
>天道新幹線は……まぁ猿回しみたいなモンですかね?(笑)
貧乏くじをひいたときのへこみ具合も大きいので、悪役どものなかでは十分に同情の余
地がありましょう。少なくとも根っからの悪党じゃないです。
>面白くなければリプレイしませんし、面白くても何度もリプレイすれば感動が薄れる分、
>シナリオに批判的になってきますし。
どうでしょうかねぇ。リプレイして薄れる「感動」というのは、所詮はその程度のもの
だったのではないかと思うのですけれど。もちろん何度もリプレイすればインパクトは
どんどん弱くなっていくでしょうが、何回見ても“何かが残る”ことはあると思いますよ。
実際、上述の『卒業写真2』などは、リプレイするたびにいろんなことを考えてしまい
ます(ただこれも、手放しでお勧めできるかどうかとなると……)。
それでは、よいお年を。
本年最後のお返事になります。サイト更新のほうはすでに新年モードになってしまって
いますが、これはご愛敬ということでご勘弁ください(^^;
・EP−ROMさん:
『恋姫』までのぶんの「昔話」を転載させていただきました。デザインをほかのコン
テンツからそのまま流用していますが、どうにも野暮ったいうえにカラーリングがあまり
よろしくないので、しばらくいろいろと工夫していきます。また、具体的なご要望などあ
ればご自由にどうぞ。
(SNOW)
> ん〜、でも、これまでに公開されたCGの中にも澄乃とウサギの組み合わせはありまし
>たよ? もしかしてウサギにだけ懐かれているのかも?
そういえば、旭もウサギと追っかけっこしているCGがありましたね。ウサギはほかの
キャラにも懐いているのでしょう。
(五月倶楽部)
実はこれも、EP−ROMさんから勧めていただいたものですね(レビュー最初に書い
ている「とあるアクティブの方」はEP−ROMさんです)。今から多くを改めて語るこ
とは控えますが、ナンパゲームであるのに、こういう主人公と話していればヒロインが惹
かれるのは当然だろうな、と納得がいくシナリオは、非常に新鮮に感じたものです。
> [3]はCGがフルカラーになったこと、音声がまともになったこと、プレイアビリティ
>の向上、などがあるのですが、大きいのはソフ倫の新規定に合わせるために美里ときら
>らのシナリオが一部変更されてしまったということです。
もともと[1]および[2]でも操作性はさほど悪くなかったのですが、セーブできる個所が
少ない点がやや難でしたね。しかし、きららは仕方ないとしても、美里も変更ですか。
「本番」なしであればごまかせる範囲内だろうと思っていたのですけれど。
> 逆に言うと、16色版では文字の並びの美しさまで配慮していた、という
>ことができるのですが。
メッセージ表示速度を微妙に調整していたため、会話の「間」というのか、タイミング
がよく伝わってきましたよね。特に、圭子を驚かせるシーンでは非常に効果的でした。
>Kenさんからの情報によりますとWindowsXPでも動くそうですし。
WindowsXPの「互換モード」で起動させれば大丈夫です。Windows2000のSP2以降では未
確認なのでご注意ください。
>実はこのゲーム、Hシーンでちゃんと避妊具を付けている非常に珍しいゲームなのです。
一種の小道具のような形で、ある特定のシーンだけ付けさせているという例は見たこと
がありますが、実際には避妊具を常用するものはやったことないですね。まあ、18禁ゲー
ムを実際にプレイする年齢であれば、改めてこの種の知識で「正しさ」を求める必要はな
いので違和感を抱くことはありませんけれど。
> 確かにそうかもしれませんが、リプレイしてみてアラに気が付いて興醒め、というの
>もマズイ気が。
リプレイしてアラに目がいくことはあっても、やはり何度も繰り返しても「魅力」を再
確認できるものが、その人にとって特にいいものだ、といえるでしょうね。もちろん第一
印象も大事なんですけれど。
いったん切ります。
シナリオで評価されるゲームの場合、多くは「感動」という言葉を持って語られる場
合が多いようです。逆に言うと、それ以外の要素によって評価されるシナリオというの
はかなり少ない、とも言えるのですが。
では、「感動」ではない要素とはどのようなものがあるのでしょうか? その1例と
して上げたいのがこのタイトルのゲーム、「恋姫」です。このゲームの持つ、ほのぼの
とした、暖かさというものはなかなか他のゲームで見ることはできないでしょう。発売
はシルキーズより1995年5月です。
詳細についてはKenさんのレビューを参照して頂くとしまして(最近こればっかり
だな。(^^;))このゲームの持つ魅力というのは一体何なのでしょうか? 正直、言葉
で表すのは難しいのですが、「ゲームの持つ雰囲気」としか言いようがない気がします。
おそらく、内容を知らない人がこのゲームのあらすじを読んでも魅力があるとは思わな
いのではないか、と私には思えます。やはり、「プレイしてみなければわからない魅力」
というものがこのゲームにはあるのでしょう。ある意味、「癒し系」の元祖的存在なの
かもしれませんね。
ところでこのゲームは1999年12月という比較的最近にWindows用としてリメイク版が出
ています。考えようによっては「昔のゲーム」とは言えないかもしれませんが、変わっ
たのはキャラクターデザインだけで、シナリオは変化がないそうですから、元の完成度
が高かった、とも言えましょう。
このゲーム、舞台は夏なのですが、あんずのTrueEndはちょうど本日(12月31日)の話
なんですよね。先ほどこれをリプレイしてからこの文章を書いているのですが、しみじ
みとした気持ちにさせてもらいました。このゲームでは唯一このエンディングだけが感
動的な話なのですが、もしかしたらWindows版が年末に出たのもこのエンディングに合わ
せてのことなのかもしれませんね。
ところで、この「恋姫」には続編として「ビ・ヨンド」というゲームが出ています。
これもプレイした人のほとんどが誉めているゲームなのですが、実は私は未プレイだっ
たりします。自分の中ではあの「恋姫」の世界はあれで終わりにしてそっとしておいて
欲しい、という気持がありまして。実は「ワイルドフォース」終了後も同じことを思っ
て、「カナン」を相当長い間プレイしなかった、ということがあるのですが。「ビ・ヨ
ンド」もWindows版が出ていますので、今でも十分プレイ可能です。
ゲームの雰囲気における「暖かさ」という面では私がプレイした数百のゲームの中で
は随一のゲームです。「感動」とは違った魅力、というものに触れてみたい方にはお勧
めしておきたいゲームです。
ではまた。
EP−ROMさん wrote:
『同級生2』
> あの、「同級生2」のヒロインは全部で15人なんですけど。(^^;)
> さて、cianさんから忘れられてしまった2人は誰なのでしょうか?(笑)
スイマセン、温泉母娘を忘れてました。(汗笑)
> 確かにそうかもしれませんが、リプレイしてみてアラに気が付いて興醒め、というの
>もマズイ気が。私個人のことになりますが、「To Heart」のシナリオをプレイして、最
>初は確かに感動しました。が、何度もリプレイしているうちに、だんだんシナリオに対
>して批判的になったのでした。
それはありますね。……ただまぁ、どうなんでしょう?
面白くなければリプレイしませんし、面白くても何度もリプレイすれば感動が薄れる分、
シナリオに批判的になってきますし。
私が永久保存をしたいと思うシナリオは、『アトラク=ナクア』終章、『Kanon』真琴、
『ELYSION』フローリィ、『銀色』1章、『僕夏』貴理――これくらいでしょうか。
プレイ本数が少ないこともあるでしょうが、リプレイして楽しめるシナリオはそうそう
ないような気もします。
> これもその通りなのですが、古いゲームの場合は難易度の高さやプレイアビリティの
>低さがどうしても気になります。そういった問題点を踏まえた上でもプレイする価値が
>あるのか、
解釈の違いもあるでしょうが、私の場合はプレイ本数が少ない上にジャンルが限られて
ますから。(純愛、サスペンス系only)
それも影響あると思います。
『せいんと・だいありぃ 〜聖ちゃんの日記〜』
これは当然(?)未プレイですので内容は割愛させていただきます。
>皆様はこの避妊の問題、どのようにお考えでしょうか?
「準備」の問題でしょうね。(いろんな意味で)
純愛系の場合、イベントで盛り上がって勢いで――というパターンが多いと思います。
そうなると、シチュエーション的に「避妊具がある方がおかしい」場所でのえっちに
なると思います。(私は○級生以外でラブホは記憶にありません)
清純派ヒロインの家に避妊具があるのも、それはそれでイヤですし……。
深く考えない方が吉かと……。(笑)
cianさん:
(同級生2)
>ただ単に「13人分の恋愛ドラマ」と感じただけで。
あの、「同級生2」のヒロインは全部で15人なんですけど。(^^;)
さて、cianさんから忘れられてしまった2人は誰なのでしょうか?(笑)
>ですからあまり難易度は気になりませんでした。
このゲームを発売当時に購入した人はほとんどが前作「同級生」をプレイ済みでした。
前作と比較すると大幅に難易度が上がっているため、批判の対象となったんでしょうね。
>長岡芳樹は、このテの盗撮小僧が問題になってましたよね。
>社会問題になっていた時期と『同級生2』の発売日が重なっているか判りませんが、
>時事問題として取り上げた……という線は考えられないでしょうか?
「下級生」の時にブルセラショップが出たように、その時代の話題を取り入れている
ことは確かでしょうが。私が思ったのは、エルフのデビュー作は「ドキドキ!シャッタ
ーチャンス!」(1988年4月発売)というゲームなんですが、これが実は盗撮小僧が主
人公のゲームなんですよね。案外それから引っ張ってきたのかなあ、何て思ったりもし
たんですが。なお、さすがにこのゲームは私は未プレイです。
>確かに今から見るとアラがありますが、初プレイの場合はそんなことを感じさせずに
>(王道路線で)プレイヤーを引き込む魅力があると思います。
確かにそうかもしれませんが、リプレイしてみてアラに気が付いて興醒め、というの
もマズイ気が。私個人のことになりますが、「To Heart」のシナリオをプレイして、最
初は確かに感動しました。が、何度もリプレイしているうちに、だんだんシナリオに対
して批判的になったのでした。そういうことを考えると、どうしても「積極的に勧める」
気にはなれないんですよね。
>今のゲームでこれ以下の作品は多々ありますし、1回目は結構楽しめます。
これもその通りなのですが、古いゲームの場合は難易度の高さやプレイアビリティの
低さがどうしても気になります。そういった問題点を踏まえた上でもプレイする価値が
あるのか、と考えた場合、私としてはそれほど価値を見いだせない、ということであり
まして。基本的な認識はcianさんと変わっていないのですが、解釈が若干違うかな、と
いう感じでしょうかね。
ではまた。
私がこのゲームに興味を持ったのは、NIFTYでこのゲームのシナリオの解釈について
質問した方がいたからでした。が、誰からもRESがなく、私も未プレイだったので答え
ようがなかったのですが、そのことが妙に気にかかっていました。それからしばらくし
て、このゲームがワゴンセールで売られていたため、「どんなゲームなのだろう」と確
かめてみることしたのでした。発売はデザイアーより1996年11月です。
このゲーム、実は名前のあるキャラクターは3人しかいません。
[1] ヒロインの聖(きよか)ちゃん(高校3年生)
[2] 主人公の悪友(男)
[3] 聖ちゃんがアルバイトしている喫茶店のチーフ(女)
このチーフというのは主人公の高校の先輩で、主人公にとっては恐怖の対象です。し
たがって、完全オンリーヒロインのゲームです。
アリスソフトの「あゆみちゃん物語」のように一人の女の子とエロエロな生活を送る、
というタイプなら別ですが、オンリーヒロインであってもHシーンに登場するキャラは
いる、というのが普通のゲームですから、こういうゲームは相当珍しいと思います。ま
あ、全く前例がないわけではなく、例えばパームツリーソフトの「To Five」(1994年
8月発売)なんていうのがこの完全オンリーヒロインの一例ではありますが。こういっ
たオンリーヒロインのゲームというのはプレイヤーがそのヒロインを気に入らなかった
らそれでアウトですので、作り手としてはリスクが大きいのかもしれません。
ゲームの内容は、大学4年生で、卒業間近となっている主人公が、悪友とふと立ち寄
った喫茶店でアルバイトしていたのが聖ちゃんで、とあるきっかけで知り合った主人公
と聖ちゃんとのラブストーリーです。ゲームの期間は12月1日から12月25日までで、聖
ちゃんとデートする場所の選び方で多少イベントが変化する程度の完全一本道アドベン
チャーです。ゲームの発売日と期間がぴったり合っているという非常に珍しいゲームで
もありますね。
この主人公、18禁ゲームの主人公としては極めて珍しいことにこれといった個性があ
りません。「彼女いない歴○○年」ではあるのですが、「五月倶楽部」の主人公のよう
にナンパに明け暮れるほどの勇気はなく、「彼女がいたらいいなあ」と思いながらもそ
れを実行に移せない、そんな主人公です。
ゲームでは主人公と聖ちゃんの不器用ながらもほほえましい恋愛模様が展開されてラ
スト近くまでは非常に良かったのですが・・・
このゲーム、惜しいことにラストが破綻しています。おそらく同じブランドの作であ
る、「五月倶楽部」の美里シナリオと同じことをやりたかったのだと思いますが、どう
してそういう行動を取ったのかの理由付けが全く不明確です。私がこのゲームの感想を
NIFTYに上げた所、2人の方からRESが付いたのですが、その際のやり取りでは一応理由
をこじつけることは可能ですが、やはり説得力という点では不十分かな、ということに
なりました。
できることならばラストを作り直してリメイクして欲しいのですが、デザイアーの後
継ブランドである覇王はH重視の方向に進んでしまったみたいですのでまず無理でしょ
うね。残念です。
そう言えばこのゲームは故きゃろらいん=ようこさんのキャラクターデザインなんで
すよね。この方の特徴といえば「童顔巨乳」なのですが、この聖ちゃん、まさしくそれ
にぴったりあてはまっています。しかし、プロポーションのデフォルメがキツ過ぎるよ
うな気が。
ところでこのゲームを取り上げたのは残念だというグチを言うためではありません。
実はこのゲーム、Hシーンでちゃんと避妊具を付けている非常に珍しいゲームなのです。
他のゲームでは避妊と言えば膣外射精か、女の子が「今日は大丈夫な日だから」と逃げ
るか、いずれにせよ非常に危険な避妊法がまかり通っています。そういった中でちゃん
と避妊をしているというのはこれはこれで1つのポリシーとして正しいのだろう、と思
っています。皆様はこの避妊の問題、どのようにお考えでしょうか?
ラストの破綻が残念だ、ということと共に、ちゃんと避妊をしているという珍しいゲ
ームだということで記憶に残っている1本です。
ではまた。
ヒロインが複数いて、最終的に一人を選ぶ、というタイプのゲームの場合、以前にお
いては「同級生」型とも言うべき、「一定期間をプレイして、最後に一人を選んで告白」
というタイプが多かったように思います。が、今日においては「前半でヒロインの絞り
込みが行われ、その後絞り込まれたヒロインのシナリオに分岐」というタイプが多いよ
です。
ではこの今日のようなタイプのゲームの元祖は何なのでしょうか? おそらくそれが
今回のタイトルにある「V.R.デート五月倶楽部」であろうと思われます。デザイアー
より1995年8月に発売されたゲームです。
詳細についてはKenさんのレビューを参照して頂きたいのですが、このゲームがそ
の後のゲームに与えたであろうものが2つあります。
[1] Hシーンとエンディングの直結
[2] キャラクターのポーズ変化
まず[1]から。「最後に一人を選んで告白」というタイプの場合、18禁ゲームである
以上、どこかでHシーンを入れなければならないわけですが、「告白する前にHシーン
を入れざるを得ない」わけで、これは冷静に考えればおかしなことです。また、キャラ
クターによってはゲームの期間が終了する前にイベントが全て終了してしまうというこ
ともあり、その後期間終了までダレるという問題点もあります。しかしこの「五月倶楽
部」のように、「告白→Hシーン→エンディング」と直結するならこれらの問題点は全
て解消されるわけで、なかなかの先見性があったと言うことができると思います。
続けて[2]ですが、これ以前のゲームでは立ちCGでの変化というのはせいぜい表情程度
で、ポーズが変化するということはありませんでした。しかしこのゲームではキャラク
ターのセリフに合わせてポーズがコロコロと変化します。これは見ているだけで楽しい
です。実際、比較してみると良くわかるのですが、「To Heart」などはこの「五月倶楽
部」の正常進化版と言うことができるでしょう。
そして驚くのはPC-98版の場合、わずかフロッピー3枚組だということです。しかし
たったそれだけとは思えないボリュームがあり、このゲームをプレイした人はほとんど
が3枚組とは思えないボリュームに驚いていました。
このゲーム、PC-98版などではスタッフロールが仮名になっていたのですが、のちに
出たDX版では本来の名前に戻ったようで、シナリオ担当として、萌木一路さん、たいら
ひとしさん、三峰奈緒さんの3人が上げられています。
現在までにこのゲームは3種類のバージョンが出ているのですが、
[1] PC-98版
[2] Windows3.1/95 16色版
[3] フルカラーDX版
[1]と[2]は基本的に同じです。違うのは[2]には聴くに耐えないような音声が追加さ
れている(OFFにすることをおすすめします)ことと、音楽が若干違うことです。
[3]はCGがフルカラーになったこと、音声がまともになったこと、プレイアビリティ
の向上、などがあるのですが、大きいのはソフ倫の新規定に合わせるために美里ときら
らのシナリオが一部変更されてしまったということです。しかしこれ、シナリオの根幹
に関わる部分なので、シナリオの味わいが大幅に失われてしまいました。このゲームに
おいて評価してよいシナリオというのは美里、きらら、秋穂、圭子の4人だと思うので、
この変更はかなり痛いものがあります。まあ、16色版のままでは倫理規定にモロに引っ
かかってしまうので仕方がないのでしょうが。
また、16色版ではCG表示領域とメッセージ表示領域ははっきり分離されていたのです
が、DX版では一般的な、フル画面のCGにメッセージウィンドウがフロート表示、という
形式に変わりました。CGが大きくなったというメリットはあるのですが、そのためにキ
ャラクターのポーズ変化という味がスポイルされてしまったということと、メッセージ
表示エリアが狭くなってしまったために、文字の並びがどうにも美しくない、と感じら
れたものです。逆に言うと、16色版では文字の並びの美しさまで配慮していた、という
ことができるのですが。
「CGが16色&音声なし」でもかまわないというのであれば絶対に16色版の方がおすす
めです。Kenさんからの情報によりますとWindowsXPでも動くそうですし。
シナリオの内容は名作と言うにはちょっと弱いですが、今でも十分通用するだけのも
のを持っていると思われます。個人的にシナリオの内容が思い出深いゲームなのですが、
どこかで見かけたのであれば、やってみても損はないゲームだと思います。
ではまた。
はじめまして。ショップのじゅゲムと申します。
観測室さんのリンクより飛んできました。
お手すきの時にでもどうか覗いてやってください。
お邪魔しました。
あるんじゃないかなぁ……と思いまして。
『同級生2』はSSで、しかも数年前ですから記憶もかなり風化していますから
あまり参考にならないかもしれませんが。
・ゲームのイメージ
「ナンパシミュレータ」とか「恋愛をテーマとしたゲーム」とか感じませんでした。
ただ単に「13人分の恋愛ドラマ」と感じただけで。
『Kanon』(小さな奇跡)とか、『AIR』(母娘の絆)とか全体としてのテーマのある
ゲームもありますけど、そうではなくそれぞれが独立した恋愛ドラマ……と思います。
ですからあまり難易度は気になりませんでした。
#最初から自力攻略を諦めたことはナイショ。(汗)
・不愉快な男キャラ(笑)
3人いましたね。(長岡芳樹、西園寺、天道新幹線)
長岡芳樹は、このテの盗撮小僧が問題になってましたよね。
社会問題になっていた時期と『同級生2』の発売日が重なっているか判りませんが、
時事問題として取り上げた……という線は考えられないでしょうか?
西園寺の場合は「後で女のコに本性をバラす」という目的で、ヒロインたちの評価が
(ゲーム開始間もない時点では)低くなかったのでは?
その方が(ゲームの中では)盛り上がりますし。
天道新幹線は……まぁ猿回しみたいなモンですかね?(笑)
・ヒロイン
(友美)
私はメガネッ娘嫌いなもんで、醒めてプレイしてました。(爆)
正直、極端すぎる娘だなぁ〜という印象しか残ってません。(マテ)
(桜子)
私もこのシナリオにノックアウトされたクチですが……。(汗笑)
確かに今から見るとアラがありますが、初プレイの場合はそんなことを感じさせずに
(王道路線で)プレイヤーを引き込む魅力があると思います。
30日の夜、初デートの時に初雪が降るシーンなぞ、(私的に)鳥肌が立ってチャンネル
を変える場面ですけど、そういう気にならなかったです。
例のシーンでは、私はこのゲームを「恋愛ドラマ」と感じていた為、特にどうとは感じ
ませんでした。(攻略見ながらプレイした、ということもあるでしょうが)
ところでこの桜子シナリオ、某サイトで
【後の病弱っ子ゲームに「あっさり全快」癖をつけた罪は非常に重く】
と書かれていたのは大笑いしました。
・今から振り返ると
基本的にはEP−ROMさんと同意見で、あまり印象に残るゲームではないと思います。
しかし
>「歴史的な価値は十分にあるゲームですが、今プレイする価値はそれほどない」ゲー
>ムというのが現在での結論です。
という点はちょっと違います。
今のゲームでこれ以下の作品は多々ありますし、1回目は結構楽しめます。
「心に残るゲームではないけれど、値段分は楽しめる」ゲームですから、未プレイの場合
は選択肢として(優先度は低くても)残していいと思います。
#というか、他のゲームにもっと頑張って欲しいのですが……。
Kenさん:
(桜子)
> この問題点をかなりの程度実直に受け止めて作り直したのが、『卒業写真2』の螢子シナ
>リオといえる気がします。ただしこちらのほうは、私もいまだに冷静な評価を下せるに
>至っていませんけれど。
そうですね。この件については「卒業写真2」を話題にする時に書きたいと思います
けれど。(もっとも、私も冷静な評価ができるか自信ないですけど)
(西御寺)
>明確に嫌悪感を示していたのはいずみくらいで、唯などはけっこうなびいて
>いましたし。
これは展開によっては唯と西御寺がくっつく、という場合があるのでその伏線かと。
そう言えば、この後に出た「下級生」でもボンボンが出てきますが、こいつは基本的に
ヒロインに嫌われてますよね。
(昔話)
> かなり数がたまってきましたし、よろしければ「X-GAME STATION」の一コンテンツと
>してまとめるというのはいかがでしょうか? どうせサーバのディスクスペースにはま
>だまだ余裕がありますし。
はい、扱いはKenさんにお任せします。後、お手数ですが誤字の訂正をお願いしま
す。今まで指摘したものの他に、
昔話その10
>的にフリーエリアを雑誌や書籍に収録した場合の謝礼というのは掲載誌1冊、というの
「フリーウェア」の間違いですね。
昔話その22
>「ありがとうございます」というメールで、「アリスネットからダウンロードさせたも
>らいました」
「させてもらいました」の間違いですね。
他にもあるかと思いますが、とりあえずこのくらいで。後、掲示板にアップしている
分ではゲーム名を“〜”で囲んでますけど、「DESIRE」以外では実際のゲーム名にはあ
りませんので、表示する時は“〜”を取って下さい。
(SNOW)
>DVD版では澄乃の周りにウサギが群れていますが、動物が周りに群れるのはしぐれ
>の役回りだったと思うのですけれどね。
ん〜、でも、これまでに公開されたCGの中にも澄乃とウサギの組み合わせはありまし
たよ? もしかしてウサギにだけ懐かれているのかも?
ではまた。
「メタル・アイ」からエルフの画像形式はGP4形式になりましたが、この「同級生2」
までのソフトはファイルは1つ1つバラバラでした。したがって「メタル・アイ」用に
作成した画像ローダーはそのまま使えたわけですが・・・
この「同級生2」ではファイルがまとめてパックされてしまい、それまでの画像ロー
ダーが使えなくなってしまったのです。となれば作るしかない、と解析を始めたのでし
た。
当時の記録を読み直してみたら2月6日に解析を始めて2月8日に完成した、とあります。
相当急いだわけですが、これには理由があります。Wizard V3 Reportの締め切りが毎月
10日で、それに間に合わないと次の月になってしまうからなのですね。おそらく期待し
ている人がいるだろう、と思ったからです。思った通りで、このローダーが載った月に
は私あてに「同級生2のローダー作って下さ〜い」という要望がいくつもありました。
これNIFTYにもアップロードしましたが、私がNIFTYにアップロードしたツールの中で、
これが一番メール等での反響があったツールなんじゃないでしょうか? 驚いたのは、
「ありがとうございます」というメールで、「アリスネットからダウンロードさせたも
らいました」というのがあったことで、アリスネットというのは名前の通り、アリスソ
フトの会員制ネットですが、そういう所に他社の画像ローダーを転載する奴がいるのか、
と思ったものです。(転載の連絡はなし。まあ、「報告しなくてもいい」と書いておい
たのでしょうがないんですが)
それからしばらく後のことになりますが、「同級生2」の音楽を聴くツールを作りま
した。これは、「竜機伝承」というPC-98用一般ソフトにおいて、このゲーム音楽がなか
なか良かったのですが、惜しいことにミュージックモードがなかったので自分で音楽を
聴くツールを作りました。それを改造して同級生2用にしたものです。
自分ではエディタで文章を書く時にバックグラウンドで動作させてBGMとして使ってま
したが、作者よりも色々と使って下さった方がいたようで、何とも申し訳ないようなあ
りがたいような気がしたものです。
やっぱり人気のあるソフトは反響も大きいのか、感謝のメール等は普段はほとんど来
ないのですが、比較的そういうのが来たなあ、ということと、締め切りに間に合わせる
ために大急ぎで作ったということが思い出となっています。
ではまた。
続きです。
(昔話)
かなり数がたまってきましたし、よろしければ「X-GAME STATION」の一コンテンツと
してまとめるというのはいかがでしょうか? どうせサーバのディスクスペースにはま
だまだ余裕がありますし。
(SNOW)
今度こそは本当に出るようですが、やはり澄乃と桜花が先頭に出ていますね。ついで
に、DVD版では澄乃の周りにウサギが群れていますが、動物が周りに群れるのはしぐれ
の役回りだったと思うのですけれどね。
>それでこんなに容量が必要なんですかね?
本当、いったい何が入っているのでしょうか。CD-ROM版の「インストールディスク3
枚」というのは…。
> ところで話は変わりますが、最近NIFTYの過去LOGを読み直してみたんですけれど、以
>前はノリにまかせて色々なことをやってましたねえ。
「ノリ」を発揮できる舞台があった、つまり、いい意味でそれに同調してくれる人が
そろっていたという条件があったためでしょうね。当時のイベント会議室は「ひとまず
楽しもう!」というノリで気楽に企画を打ち立ててはいろんな角度から話題を提供する
ことができましたけれど、今は「企画の打ち立て」を個人が気楽に出せる場所はなかな
かないですからね。独りでやろうにも難しく、初めから多くの人が集まるところはポジ
ティブな熱気が続くことがなかなかないですし。
・Syn1さん:
(カスタムメイト)
>ヒロインをカスタマイズすると、作り手が用意したキャラ(当然萌え要素を組み込む)
>ではなく、プレイヤーが自分自身の幻想を仮託したキャラを作ってしまいます。結局、
>方法論が正反対なんですね。『萌えるキャラを作って提示する』のと、『プレイヤー
>の幻想にキャラを合わせる』のと。
まあ、キャラクターそのものがフィクションの産物であるうえ、(少なくとも本来は)
ストーリー展開と密接に関係する以上、ニワトリと卵のような関係だと思うので、「正
反対」と言うよりは、いわば二律背反要素を具備したモノになる、といった感じかな、
と思います。
>パーツだけにしても用意すべきCGが激増するのは勿論ですが、シナリオ上もヒロイン
>に際立った性格付けをするわけにいきませんから。折角、プレイヤーの幻想に合わせて
>カスタマイズしたヒロインが個性的な性格だったら、プレイヤーの幻想とは乖離してし
>まいます。ありきたりな、最大公約数的な性格付けしかできないでしょう。
結局はここに行き着くのでしょうね。ゲームの作りそのものに対して高評価する向きが
出たとしても、キャラが主軸となって評価されることの多い現在、そのキャラじたいがフ
レキシブルに「動いてしまう」のでは、プレイヤー側はそれにイメージを仮託することが
できなくなるわけですし。
それでは(^^)/
忘年会のハシゴのため、さきほどやっと帰宅できました。やれやれ。
・EP−ROMさん:
(同級生2)
実はこれも唯だけやり残しています。いろいろ評判を聞くだけに、彼女のエンディング
を見なければ全体を語ることはできないのだろうとは思いますけれど、数回玉砕してその
まま棚上げになっています。
(友美)
> 芳樹の共犯と誤解された時にはキレそうになりましたよ。
主人公のふだんの行動から考えれば、これはこれで仕方ないかな、と思ってしまった私
は芳樹の立場に近いのでしょうか(^^; むしろ、あの展開からどうしてハッピーエンドに
たどりつけたのかな、という疑問が先に立ったのですけれど。
(桜子)
確かに、今から見るとアラがあるというか、あの「まさかの展開」への持っていく展開
自体にかなり無理があると感じられますね。「プレイヤーの行動」「主人公の取れる選択」
「(ゲーム中における)現実という運命」の微妙なバランスを確保したうえで綴られてい
たとは思えません。
この問題点をかなりの程度実直に受け止めて作り直したのが、『卒業写真2』の螢子シナ
リオといえる気がします。ただしこちらのほうは、私もいまだに冷静な評価を下せるに
至っていませんけれど。
> 結論として「芳樹はプレイヤーを写す鏡ではないのか」ということになりました。
ところで、西御寺は「単なるライバルキャラ」といえるでしょうが、こいつに対するヒ
ロインたちの評価が(ゲーム開始間もない時点では)決して低くないことに、私は驚きを
感じました。明確に嫌悪感を示していたのはいずみくらいで、唯などはけっこうなびいて
いましたし。こちらも「不愉快なキャラクター」であることにかわりはないのでしょうが、
これは「ヒロインといえども、相手(男)を的確に評価できる存在ではない」という意味
で配置しているのかな、と考えていたりします。
もっとも、ゲーム中に出てくるヒロインの「男に対する視線」を客観化させたところで、
ゲームをプレイするときのおもしろさを殺ぐだけだと思うんですけどね。
>典型的と思えるのが桜子のシナリオ中で
私はいきなりここでハマりました(^^; 選択肢そのものは決して多くないので、数回
ロードすればすぐにわかりましたが、これは「なんで?」と思ったものです。ここでは、
選択が進行に影響しないようにするのがベターだと思うんですけどね。
(ホームパーティ)
> このようにパティオと比較すると大幅に機能が落ちますが、しかしパティオよりも優
>れていたのはホームパーティは信書扱いだということです。
なるほど。要は、参加メンバーのなかで手紙をやり取りしているようなものだから、
それをチェックすることは、システム提供者であるNIFTYといえども不可能、ということ
ですか。パティオの劇的な値下げの理由も、これなら納得がいきます。
いったん切ります。
Syn1さん:
どうもお久しぶりです。さて、このカスタムメイトのシリーズなんですが、作ごとに
コンセプトが違うんですよね。初代はタイプの違う9人の女の子から一人を選んで口説
いてHするというゲームですが、その際に胸の大きさや髪の毛の長さを変化させられる
というものでした。ですからそれなりに各ヒロインは「立って」いたんですよね。名前
も変更できなかったし。
それに対して「2」ではデジコミと言っていいような内容になりましたが、この作か
らヒロインの「色」というのが薄くなって、カスタマイズというのが強調されてきたよ
うに思います。名前も変更できるようになったし。(ちなみにデフォルト名は「舞子」)
「3」は奥さんと1年間の結婚生活を送る、というゲームになりましたが、たしかに
このゲームでは、
>おそらく、かなりの割合でプレイヤーは『心の内では別のキャラを思い描いていた』
>と思いますよ、この作品。
という方は結構いたようですね。その当時のNIFTYの感想を読んでみてもそういう感想
がありますし。
>(私の場合は『留美』と・・・(^^;)
これは「愛姉妹」のヒロインですね。(^^;) 私はこのゲームでは特に特定のキャラは
意識しないでプレイしましたけど。
>この種の作品が主流になる事は多分ないでしょうが、時にはこういう作品もあっていい
>とは思います。方法論として面白い試みなのは確かですから。
そうですね。「カスタムメイト3」の最大の欠点は「長すぎて飽きる」ということだ
と思いますが、この「長すぎる」というのを解消したのが「Natural」でしょうし。
他のソフトハウスからも一人の女の子と同居生活を送る、というゲームは出ています
が、この手のゲームは内容がHに偏りすぎなのが私にとっては不満です。日々の生活の
楽しさというものを強調したものが出ないかなあ、と思っていますが、これじゃ売れな
いかな?
今ふと思ったのですが、ヒロインをカスタマイズ化するんじゃなくて、パターンをた
くさん用意しておいて、その中から一人を選ぶ、という形式でもいいかもしれませんね。
例えば「Kanon」や「AIR」のキャラから一人を選んで同棲生活をする、なんていうゲー
ムがあったら結構売れるかも?
ところで話は変わりますが、最近NIFTYの過去LOGを読み直してみたんですけれど、以
前はノリにまかせて色々なことをやってましたねえ。特に水里大王様の「スカトロ補浣
腸計画」なんていうのは、今読んでもあまりのムチャクチャぶりに笑えます。
ではまた。
私は【カスタムメイト】は【3】しかプレイしてないんで、口出すのは待っていようと
思ってたんですが・・・
>>自分で「調整できる」となると、萌えの威力は逆に弱くなりそうな気もしますけれど。
> そうかもしれませんが、「自分の好みに合った」というのはそれはそれで大きな要素
>になると思うのですね。
これなんですけど、某所で【カスタムメイト3】の話題が出た時に、『ヒロインに別の
ゲームのヒロインの名前をつけた』という人がいました。実は私もそうですが。
(私の場合は『留美』と・・・(^^;)
ヒロインをカスタマイズすると、作り手が用意したキャラ(当然萌え要素を組み込む)
ではなく、プレイヤーが自分自身の幻想を仮託したキャラを作ってしまいます。結局、
方法論が正反対なんですね。『萌えるキャラを作って提示する』のと、『プレイヤー
の幻想にキャラを合わせる』のと。
おそらく、かなりの割合でプレイヤーは『心の内では別のキャラを思い描いていた』
と思いますよ、この作品。まぁ、人によっては現世での片思いの相手を思い描いてい
たかもしれませんけど。
この種の作品が作りづらいのは解る気がしますね。
パーツだけにしても用意すべきCGが激増するのは勿論ですが、シナリオ上もヒロイン
に際立った性格付けをするわけにいきませんから。折角、プレイヤーの幻想に合わせて
カスタマイズしたヒロインが個性的な性格だったら、プレイヤーの幻想とは乖離してし
まいます。ありきたりな、最大公約数的な性格付けしかできないでしょう。
この種の作品が主流になる事は多分ないでしょうが、時にはこういう作品もあっていい
とは思います。方法論として面白い試みなのは確かですから。
メビウスのサイト(http://www.studio-mebius.co.jp/)を見に行った所、SNOWの
パッケージCGが公開されていました。DVD版とCD版が同時発売とのことですが、DVD版
は桜花が手前で澄乃が後ろ、CD版はその反対で澄乃が手前で桜花が後ろになっていま
す。そうするとやっぱりこの2人が特別扱いなんでしょうかね?
しかしパッケージを見るとCD版はCD4枚組となっていますね。これって確か音声な
しですよねえ? それでこんなに容量が必要なんですかね? DVD版とCD版のゲーム内
容は同じとのことだから、BGMはCD-DAではないだろうし。最初はサントラCDでも入って
いるのかな、と思いましたが、それだったらDVD版の方にもCDが入っていないとおかし
いだろうし。(DVD版はDVD1枚と書いてある)
もうちょっと情報が欲しい所ですが、追々公開されていくんでしょうね。
ではまた。
Kenさん:
(カスタムメイト)
>自分で「調整できる」となると、萌えの威力は逆に弱くなりそうな気もしますけれど。
そうかもしれませんが、「自分の好みに合った」というのはそれはそれで大きな要素
になると思うのですね。
料理において、「うまい料理」と「好みに合った料理」のどちらがいいか、というの
に繋がると思うのですが、うまく調理された料理であっても「好みに合わない」という
場合もあるわけで、たとえ腕前は劣っても「好みに合う」方がいい場合もあるわけで。
「カスタマイズ可能」というのは私個人としてはかなりの魅力です。ただ、前述しまし
たように制作者サイドでは相当の手間がかかるらしいので、今後出るのは難しいでしょ
うね。
(ホームパーティ)
> そういえば当時は「ホームパーティ」というサービスもあったようですね。私はそのこ
>ろのことは知らないのですが。
ホームパーティと言うのはコメントリンク等の機能がなく、純粋に発言を表示するだ
けの機能しかない掲示板のことで、標準と拡張の2つがありました。
標準は一人の発言は最大20行で、発言全体では200行まで保存されます。これが月
500円。
拡張は一人の発言は最大100行で、発言全体では2000行まで保存されます。こちら
だと月2000円でした。
このようにパティオと比較すると大幅に機能が落ちますが、しかしパティオよりも優
れていたのはホームパーティは信書扱いだということです。どういうことかと言います
と、たとえ犯罪的なことを書いたとしてもNIFTYはそれを外部に通報したりすることが
できないということです。実際、ホームパーティを利用して違法な物品の取引などが行
われていたらしいですね。
それでNIFTYとしてはこういう犯罪の温床となっているホームパーティを廃止したか
ったわけで、ホームパーティの廃止とセットでパティオが500円に値下げされた、とい
うわけなんですね。
そう言えば、同級生パティオを開いたのはKenさんもご存じのうっちーさんなんで
すね。この当時はハンドル名は別でしたが。この方の事前の強力なプッシュがあったの
で、私は「ONE」を発売日に購入してたりします。
(昔話)
20超えましたが、今後話題にする予定のゲームが10以上あるので30超えるのは間違い
ないです。今書いている「同級生2」みたいに複数回に分かれるゲームも今後あると思
うので、「その40」くらいまで行くかもしれませんね。
ではまた。
ところでこのゲームについて今改めて振り返ってみたいのですが、システム上は前作
と大差ありません。(内部的には違うでしょうけれど)その上で、「ナンパ」がメイン
だった前作に対して、「恋愛」の要素を大きく取り入れたのが本作と言えるでしょう。
当時としては画期的なソフトであったことは間違いないと思いますが、今日の目から見
るとやはりまだ「ナンパ」と「恋愛」が分離しきれていないな、と思えます。
典型的と思えるのが桜子のシナリオ中で、桜子を家につれてきた主人公が興奮して桜
子をベッドに押し倒した時に「いや、やめて」と言う桜子に対してやめるか続けるかの
選択を迫られます。これゲームでは「続ける」のが正解なんですね。やめると逃げられ
てしまってアウトです。
しかしこれ、本当に相手の気持を思うなら欲望のままに突き進むというのが正解とい
うのはどうにも納得し難いものがあります。以前、女性の18禁ゲーマーにこの桜子のシ
ナリオについて尋ねたことがあるのですが、「自分だったらやめてくれた方が嬉しい」
とのことでした。やはり、「Hゲーム」ではあっても、「恋愛ゲーム」には成り切れて
いなかったかな、というのが現在の感想です。
実際にプレイした時に感動したのは確かです。それは間違いありません。しかし、シ
ナリオの印象を振り返ってみる時、どうにも印象が薄いのですね。これよりも古い、
「きゃんきゃんバニーエクストラ」や「逆玉王」の方がよほど印象に残っています。
「当時としては感動的だったけれど、時代の経過に耐えるだけのものには欠けるかな」
というのが今の印象で、このゲームはコンシューマー版もWindows版もありますから今
でも十分プレイが可能なゲームではありますが、私は今のプレイヤーにこれをプレイす
ることを勧めようとは思いません。そういったわけで、
「歴史的な価値は十分にあるゲームですが、今プレイする価値はそれほどない」ゲー
ムというのが現在での結論です。
さて、Part2ではゲームの感想について書きましたが、Part3ではこのゲームについて
のツールの話を書いてみたいと思います。
ではまた。
前作「同級生」について、エルフの蛭田氏は、「ナンパシミュレータ」という表現を
使っています。つまり、「ナンパする場は用意したから、この中で思う存分ナンパを楽
しんで下さい」ということなのですね。そう考えれば、あの取って付けたようなエンデ
ィングも、1回で相当の数の女の子を喰いまくれるのも、エンディングで女の子がみ〜
んなエロエロになってしまうのも納得ができるというものです。が、プレイヤーの側と
しては「恋愛をテーマとしたゲーム」という捉え方が多かったようで、あのエンディン
グにはかなりの抗議がエルフに行ったらしいです。で、その反省の上に制作されたのが
この「同級生2」のようです。
ゲームの期間は12月22日から1月6日までとかなり短くなりました。にもかかわらず、
立てなければならないフラグが増えたものだから、難易度は相当上がっています。1回
目は誰からも相手にしてもらえなかった、という方は多いようですね。
私は1回目は友美だったのですが、何回セーブ&ロードを繰り返したかわからないく
らいやり直しての結果です。ただしせっかく苦労して長岡芳樹の魔の手から守ってやっ
たというのに、芳樹の共犯と誤解された時にはキレそうになりましたよ。これで私は友
美が大嫌いになりました。友美はちょっとシナリオ上かわいそうな扱いをされてますね。
2回目は桜子で、これには相当の衝撃を受けました。今から考えれば桜子のシナリオ
はかなりのアラがあるのですが、この当時はこういうシナリオにまだ免疫がなかったの
で、完全にノックアウトされてしまいました。この当時の私の感想を読み直してみたの
ですが、「この桜子シナリオの存在だけで十分買った価値がある」なんて書いています
ね。ただ同時に、「恐ろしくて人に薦める気になれない」とも書いていまして、非常に
不愉快なイベントもありますので、これを許容できるかどうかは人によって違うと思う
からです。
NIFTYの会議室においては批判的な意見もありました。理由はだいたい次の2つでして、
[1] 異常に高い難易度
[2] 長岡芳樹を初めとする非常に不快な男キャラ
ただ、圧倒的に賛の方が多かったので、こういった批判的な意見は立ち消えになって
しまった感があります。これはその後の「ONE」なんかにも通じるものがありますね。
あまりに意味不明なシナリオに対する批判はあったものの、キャラクターの魅力を生か
したシナリオの前にそういう意見はいつの間にか立ち消えになってしまった、という。
ところで、のちに皆が冷静になってから、なぜ芳樹のような不快なキャラクターを出
したのか、ということが話題になりました。エルフがこのキャラクターに対してプレイ
ヤーがどんな反応をするのか気が付かないはずはない、ということからです。
結論として「芳樹はプレイヤーを写す鏡ではないのか」ということになりました。ゲ
ーム中において、プレイヤーはやりたい放題のことをやっているわけですけど、それは
この長岡芳樹と大差ないことなんだ、ということを教えるためではないか、というわけ
です。真相はもちろんわかるはずはないのですが、「これが正しい」と仮定した上で、
「プレイヤーを教育しようなどというのは大きなお世話」という反発の声ものちにあり
ました。
ここでいったん切ります。
・cianさん:
>ところで勝率.571は高いでしょうか? 低いでしょうか?
さあ(^^; 私の場合、コンプしたものが(アクセサリー集の類をのぞけば)11本、まだ
途中のものが
白詰草話、ネジレ、女郎蜘蛛 〜真伝〜、腐り姫、僕と僕らの夏、D.U.O.、H……
11/(11+7)で.611ですか。似たようなものですね(^^;
>私も異なる価値観を認めるのに抵抗はありません。興味のない話なら。
ちょっとフォローしておきますと、当時のNIFTY SERVEでは、コンピュータをプラット
フォームとした掲示板群は「FCGAMEP」(コンピューターゲームフォーラム)という
「フォーラム」にありました。このフォーラムの最高管理責任者が「SYSOP」という立場
にいたわけです。
EP−ROMさんが書いておいでのように、当時は一般ゲームもアダルトゲームもすべ
て含めて、この場で発言されていたわけです。その後、15/18禁ゲームは別フォーラムで
扱われることになり、SYSOPは事実上名前のみの存在となり、サブの「SUBSYS」が事実上の
管理責任者となって半独立状態(自治国?)になった、という経緯があります。
>件の管理人氏にとっての18禁ゲームは、私にとってのブランド品と同じだったのでは
>ないでしょうか?
ブランド品なら「関わらなければいい」はずですが、自分の管理責任下にある領域の
話題について「好ましい/好ましくない」を最終的に判断する立場にある以上、軽々しく
言っていい言葉ではなかったと思います。
「関係ない」話でないにもかかわらず「価値観の認識」を「抵抗なく」できるという
ことは、裏を返せば、抵抗が出るものは「他人の迷惑になるようなものだ」と安易にレッ
テルを貼りやすいことだ、とも言えるわけで。
人様の発言を管理する場合、キレイごとでは済まないいろいろな「処世術」が求められ
るのも確かです。スジを通すことで失われるものがあまりにも大きい場合、曖昧な形で決
着をつけざるをえないことも間々ありますし、それを糾弾するのはあまりにも酷でしょう。
しかし、自分で「キレイごと」を宣言するのであれば、それなりのケジメを自分なりに
つけるほうが、「一個人としての管理人」の処世術としては、かえって有効だと思います。
これが政治の世界になると、とたんに話が違ってくるんですけどね。児童ポルノ法ひと
つとっても、法案の内容そのものに対して法理論上問題があると考える人は別として(絶
対的少数派でしょう)、そうでない「無関係な人」にとっては、むしろ「よりキレイごと
に見えるもの」に対して、積極的でなくても賛意を示すほうが自然なことです。
これに抗するには、「無関係な人」の中に、「少なくとも存在を認めさせる」程度の努
力が必要だと思うのですけれど、この趣味世界ではなかなか“外部”へのアプローチを図
る人も機会も少ないようですね、残念ながら。
今年一番は『僕僕』、地雷は『春待蜻蛉』です。
コンプしたのは7本。内訳は
4勝=『僕僕』、『百鬼』、『ONE2』、『夏日』。
3敗=『奏』、『雪蛍』、『春待蜻蛉』。
ところで勝率.571は高いでしょうか? 低いでしょうか?
#『百鬼』以外は似たようなタイプのような気がしないでもなく……。
kenさん wrote:
>>私は自分の価値観と異なる価値観を認めるのに抵抗はありません。
> この場におられない方の発言に対してあれこれ言うのはあまり好きじゃないのですが、
>さすがにこれは黙っていられません。
> こんなふうに断言できる人は、むしろ怖いと思います。
私にはそれより、「何カッコつけてんだか」という気がしますが。
私も異なる価値観を認めるのに抵抗はありません。興味のない話なら。
例えばブランド品ですが、私にはこういうものを漁る人間の気が知れませんけど、
私のフトコロが痛むわけでなし、「ま、好きにすれば?」という思いです。
件の管理人氏にとっての18禁ゲームは、私にとってのブランド品と同じだったのでは
ないでしょうか?
そもそも、
>>(他人の迷惑になるような価値観は別ですが。)
とのことですし、
>>現在のような中高生をメインターゲットに作っておきながら「アダルト」
>>とか「18禁」などと名乗るような歪んだゲームの存在は非常に迷惑だと
>>いうのが私の本音です。
とのことですから、「迷惑」な18禁ゲームの価値観を認めるはずないです。
皮肉な見方ですが、単なるポーズだったのでしょう。
トップページで書いているOFF会ですが、1月4日に行います。
参加をご希望のかたは、私あてにメールをお送りください。現時点での決定事項や
連絡先などを記したメールを、折り返しお送りします。
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メールアドレスを書いてください(連絡方法なしでは困りますので)。