病弱シナリオについて3回にわたって述べてきましたが、今回はキャラクターについて述べたいと思います。
『慟哭』はデータイーストよりSS用ソフトとして1998年2月に発売されました。他機種への移植はありません。
ゲームの内容は“コンシューマ版遺作”という表現が適切ですね。無論18禁ではありませんし、えっちシーンもありません。(18推で、下着姿はあります) 目的は閉じこめられた洋館からの脱出、女のコが犯人に捕まると殺されます。
攻略対象は7人。そのうち4人が私のお気に入りです。私はあまり萌えない方で、1作につき1人お気に入りがいるかどうかなのですが、『慟哭』では4人。こんなゲームは他にありません。
原画家は横田守氏。私のお気に入りです。最近の横田氏はクセが強すぎるのですが、このゲームではそんなことはありません。恐らくこの作品が横田氏の最高傑作でしょう。
さて、病弱娘ですが、名は華苗。私の歴代ナンバーワン、今後ともナンバーワンであり続けるでしょう。
まず外見ですが、顔については各人の好みですね。私はこのコの顔、大好きです。スタイルは病弱娘である以上、スレンダーであるべきです。当然胸は控えめ。個人的には微乳より美乳の方が好きなんですが、病弱娘に関しては微乳であるべきと考えます。横田キャラは基本的に巨乳ですが、華苗については大丈夫です。
ただし、「つるぺた」はいけません。私はロリィではないですし、そもそも前か後ろかわからん体型は個人的に却下です。やはり女のコらしい「柔らかさ」を感じさせてくれないと。
また、照れた時のCGですが、恥じらうように上目遣いに微笑むのが原則です。性格については後述しますが、病弱娘は「胸も性格も控えめ」というのが私の譲れない線なので、そういうコが恥じらうように上目遣いに微笑むと、それだけで胸がときめきます。この点については完璧でした。
あと、病弱娘たるもの背が高くてはいけません。あまり低いのも嫌ですから、平均身長かそれよりちょっと下ぐらいがよろしいかと。華苗は155p。オッケーです。
次に性格ですが、控えめで優しくが病弱娘のあるべき姿でしょう。テンションが高いなど以ての外です。かといって、イジけたタイプもバツ。この辺りの匙加減が難しいのですが、他人の痛みをわかるコであって欲しいです。趣味丸出しですが。
死については、変に悟っていて欲しくないですね。ちなみに華苗は自分の死について、「小さい時から体が弱かったし、覚悟はしていたけれど、やっぱり死ぬのは怖かった」と日記に書いています。その上で唯一の肉親である兄に対しての気遣いを忘れていません。感激です。
生きる姿勢については、「限られた時間だからこそ、一日一日を大切にしたい」という気持ちが重要ですが、これについては描かれていませんでした。これはシナリオの設定上やむを得ないことですので、脳内補完しておきます。
これらの私の希望条件を悉くクリアした華苗は、私の「永遠の萌えキャラ」です。神といえど、譲ることまかりなりません。
念のため申し添えておきますが、『慟哭』は硬派なサスペンスゲームです。謎解きの質も非常に高く(難易度も非常に高い)、シナリオもしっかりしたものです。決して「萌えパワーで押し切る」ゲームではないので、お間違えなきよう。