cianの追想・番外編その1

プリンセスメーカー2

2003年4月1日

 一般ゲームですが、あまりに有名ですので説明は不要ですね。目的は簡単、天から授かった10歳の娘を18歳まで育てるゲームです。

 私の初プレイ時の目標は当然「父(プレイヤー)のヨメ」です。職業の目標はなかったのですが、プレイしてたら家事見習いになりました。このあたりは自分の“女性の好み”でしょうか。控えめで家庭的な女性が好きですから。料理ばかりさせてました。(笑)

 他にもいくつかの職業にチャレンジしましたが、結婚相手は常に父――つまり私です。このことについて仲魔や友人から、「お前、目的が違ってないか?」とツッコミを受けまくりました。しかし私は声を大にして言いたい。「間違っていない」と。

 この娘は神より預かった大事な娘です。ひとかどの人間に育てるのは勿論、幸せな結婚をさせる義務があります。しかるに、この国の王子は気性は悪くなさそうですが、如何せん頼りない。娘を託すには不安です。かといって、龍族の若造はもっと頼りにならない。ましてや量産型ザコ貴族(同一CGの名前違い)など以ての外です。一度だけ敬意を表して王子にやりましたが。

 何度もリプレイするうちに、とあることに気づきました。

「職業が女王(not 女王様)、結婚相手が父ならば……」

 そう! 娘を立派な人間に育てると、国王から禅譲されるのです。そして父のヨメにすれば、父は女王の夫ということになります。

 王国乗っ取り? それは違います。この国が乱れたのは、明らかに王と王妃が原因です。ま、反省して悔い改めましたのでその罪は不問にしますが、荒れた国土という現実が残っています。この国を建て直すには、この国王夫妻ではどう見ても能力不足です。そして王子も頼りない。国家再建のため有能な指導者が必要なのに、王家にはその任に堪えうる人材がいません。これは国民のために必要な禅譲なのです。

 とまぁ、これが私流『プリメ2』の遊び方です。なお、遊び方はともかく、自己正当化のリクツは冗談ですので念のため。 

written by cian