CD版はすでにロットアップしています。
発売日 2002年 2月1日発売
ジャンル アドベンチャー
原画
シナリオ 早狩武志
対応OS Win 95/98/2000/Me
CPU PentiumII 233MHz / PentiumII 266MHz以上推奨
メモリー 64MB / 256MB以上推奨
HDD 空き容量 700MB / 800MB以上推奨

DVD版情報

ストーリー紹介
キャラクター・キャスト情報
主題歌歌詞
アナザーストーリー作成マニュアルのダウンロード
ドリームキャスト版情報



ダムに沈む村。最後の夏休み。

現実だったのかすら解らない、微かな記憶。

埋めたはずの宝物。

叶えられても、続かないかもしれない。

それでも今、抑えられないこの気持ち。

心の中にあった淡い思い出、素朴な故郷の喪失。

失っても、歩きつづけなければならないこと………

それは、少年少女の純朴性からの脱却でもある。

そしてそれは心の中に残る永遠の宝物………

『僕たちは、本当の恋を、まだ、誰も知らない』




★「僕と、僕らの夏」初回特典内容
初回特典には、主要キャラクターによるシステムボイスと、昨年放送されたラジオドラマ(下記参照)をそのまま収録!!
USEN故に聞き逃した人もこれで安心?

★初回版は生産を終了しました。残りは店頭在庫のみとなります。


「僕と、僕らの夏」が有線でラジオドラマ化されました。
USEN440 のチャンネルCG26、「aFanFan」内のドラマパートで、ラジオドラマとして「僕と、僕らの夏」が放送されました。

2001年11月のスケジュールで、週毎に1話〜4話が順次放送され、現在は終了いたしました。
聴いてくださった方、どうもありがとうございました。




ストーリー紹介のロゴ

不意に頭上にわきおこった入道雲に、プラタナスの並木道は淡い影に包まれた。
……夕立がくるのか。
俺は頭上を見上げて、ふと足を止めた。
この季節になると、俺は今でも思い出す出来事がある。

古ぼけた、一冊の大学ノート……
あの夏に限って、どうして俺は日記をつけようなどと思ったのだろう……


〜原英輝の日記より抜粋〜

七月二十六日

……そういえば、貴理が妙なことを言っていた。
もうすぐ、町から恭生が遊びに来るという。
子供の頃毎夏来ていたあいつだが、最近は来ていなかったから、数年ぶりだ。
受験生だってのに、ったく、なにしに来るのか。物好きな奴だ。

八月一日

恭生の馬鹿が、来た早々訳のわからない事を言いだしたから、こっちはえらい迷惑だ
。 昔、埋めた記念の代物が掘り出したいなんて。ここが、水の底に沈む前に。
……もっとも、倉林たちと一緒に騒ぎながら、捜し物をするのは案外楽しいが……

八月四日

今日、気にくわない奴に会った。
みんなみんな、勝手な事いいながら、物見遊山におしかけてきやがる。
ダムが出来て、この集落が無くなるからって!
俺たちはまだここに住んでいる。俺たちは必死なんだ。
恭生は相変わらず、ムキになって思い出を探している。馬鹿な奴だ。
市村まで、一緒に夢中になって。
もうお互いガキじゃあるまいに。
……あいつら、自分たちの関係がそうとう変だって、ひょっとして気づいてないのか?

八月九日

夏祭りは盛大で楽しかった。
この為だけに戻ってきた奴も沢山いたみたいだけと、まあ許してやろう。
市村や有夏の浴衣姿は……か、可愛かった。
なのに二人とも、恭生にべったりでやがる。とくに有夏まで。むかつく。
まぁ、貴理が照れていたのは、いい傾向なのかもしれないけど。
……とにかく、恭生の馬鹿が全部悪い!

八月十七日

……くそっ!
馬鹿なのは、俺たちみんななのかもしれない。
有夏が泣いていた。貴理も、きっとどこかで泣いているだろう。
俺は、ずっと恭生がガキだと怒っていた。
だけど、みんなが恋を知ったら。
……
……俺たちは、いままで誰も恋を知らなかったのかもしれない。
だけど、明日になればきっと……

ザーッ……
激しい勢いで、夕立が降り注ぐ。雨の激しさは、今もあの頃も変わらない。
俺はシャツを濡らしながら、慌てて駆け出した。
そう、誰もが全身濡れながら、それでも駆け抜けるしかなかった、あの最後の夏のように。




 

キャラクター紹介のロゴ

◆ 古積恭生
(こせきたかお)

CV 坂本薫

小学生の時、山村留学で訪れた思い出の村がダム建設で無くなることを知り、 夏休みを村で過ごすためにやってきた。
この村で彼はいったい何を見つけ、
何を思うのだろうか…

◆ 市村貴理
(いちむらきり)

CV 秋本良子

黒髪が印象的な少女。
活発で押しの強い性格のように見えるが、本質はかなりの引っ込み思案。
主人公恭生は小さい頃の友達であり、初恋の相手である。

 




◆ 倉林有夏
(くらばやしありか)

CV 草柳順子

小柄な少女。
昔苛められていた頃、唯一自分をかばってくれた先輩として、 貴理に懐いている。
弟の和典の前では、妙にお姉さんぶる傾向にある。
実際、面倒は働いている母親がわりにちゃんと見ている。

◆ 小川冬子
(おがわとうこ)

CV 歌織

話の判る、頼れる先輩。
かつてこの村に住んでいた。
両親はすでに数年前に関西へと移り住んでおり、本人もそこで同居。
両親は小学生の頃から家庭内では仲が悪かった。
その為、家庭的な雰囲気とか、両親の愛情を知らずに育つ。
そのため、内面的には大きな欠落がある。
  

◆ 原英輝
(はらひでき)

CV ルネッサンス山田

恭生、貴理との共通の友人。
口が悪いくせに結構お節介やき。
恭生と貴理の仲の取り持ちを手伝う。
理由は、貴理にべったりだった有夏を口説き落とすためでもある。
利己的な部分もあるが、基本的には善人。

◆ 倉林和典
(くらばやしかずのり)

CV 吉川華生

有夏の弟。
元気と正義感に溢れた少年。
働いていて不在がちな母にかわって、面倒を見てくれる有夏を内心では慕っている。

◆ 和多田恵
(わただめぐみ)

CV 綾瀬まゆ

和典の幼なじみ。
いつも和典の後ろをついてまわっている。

声優陣!

市村章 御園行洋
本庄英助 高岡政人
旅館のおばさん 長崎みなみ
※敬称略



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