LSI-C試食版の導入
ここでは、最低限の設定がなされているという前提で進めます。
必須ソフトは、適当なエディタ、LHA.EXEです。
また、FreeDOS/VはHDDのCドライブに導入されているとします。

簡単にLSI-C86の紹介。C86というからには、その他も有るわけで 実際LSI-C80というのがあります。
昔からDOSでフリーソフトを作るときに多用されたコンパイラです。それもそのはず、一つ十数万する商用コンパイラに比べて無償。非商用に限り作成した実 行ファイルの配布に伴う制限なし。試食どころか主食にした方々も有ったでしょう。また、調味料と言うものがありまして、これを組み合わせるとほぼ無敵状態 でした。わたくし自身もこのC言語さえ有ればアセンブラに匹敵することがやり放題だと思っていますっていうか、それがC言語なんですが。
そんなLSI-C86ですが、DOSプログラミングではおすすめの一品です。是非お試しあれ。
(C言語については、一般書籍でお勉強して下しさい・・・)

まず、ベクターからLSIC330C.LZHをダウンロードしてくださ い。
これをC:\に複写します。
次にこれを解凍します。
C:\> LHA X LSIC330C LSIC86\
で実行します。
解凍直前

するとLSIC86というディレクトリが作成されその中にコンパイラが展開されます。
次に環境の設定を行います。といっても難しいことはあまりありません。

の二つだけです。

AUTOEXEC.BATの
path=\dos
となっているところの末尾に「;\lsic86\bin」を追加します。
autoexec.bat

次に、LSIC86\BINに配置されているはずの_lccというファイルを編集します。
このファイルの
-XA:\LSIC86\BIN -LA:\LSIC86\LIB -IA:\LSIC86\INCLUDE -T -O
の部分のA:\をすべてC:\に置き換えます。(要はPC98での運用やAT機のFD運用なら無修正でいける可能性が高い)
_lcc

ここまできたら再起動しましょう。再起動後にlccとたたいてみてください。
LSI C-86 Compiler ver 3.30c  [Aug 19 1993]

と表示されたらとりあえず成功?です。
実際コンパイルできて初めて成功なのでまだ気を抜かないでください。

以下のプログラムを入力します。ファイル名はそうでうすね、hello.cにしましょう。

#include <stdio.h>

int main(int argc,char *argv[]){

    puts("hello world");
    return 0;
}


src

コマンドプロンプトに戻ってlcc hello.cと入力しましょう。
「ldd @link.i」とだけ表示されたら成功です。なんか、ごにょごにょでたらプログラムを見直してください。
そして、helloとコマンドラインで叩いてみましょう。

Compile

以上ですが、かなりはしょって書いてあります。
本当に勉強したい人はこれを書いた人に相談するか、もっとましな文章をネット上から探し出しましょう。

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