FreeDOSの活用 この度、刀が中途半端に動いたり、鳳が不具合があるものの動作したことから、 調子に乗ってATOK8を組み込んでみた結果やこの後の展望について書いてみます。 Silphireさんのウェブページには日本語環境を整備しているなどと紹介されて いますが、実はさほどの事はやっていません。単に環境をつくって、実物が公 開できるように整備しているだけです。(それが整備なんじゃと言われれば、 そうですね・・・)そこで、もっと使える日本語環境を(他力本願に)整備して みようというのが動機です。 1.ATOKゴーゴー ATOK8をいれてみましょう。まず、FDなりからインストールします。その辺は マニュアルみて下さい。 また、オリジナルを入手したい人は、若月電子(秋葉原)に問い合わせると吉か も知れません。 インストール後、ATOK8のユーティリティーで適当に設定し下さい。 (ATUTも動作しました!) 2.メモリ増加(WindowsのEMM386使用) 実際問題として配布しているFreeDOSには致命的な問題があって、EMSメモリや アッパーメモリが使用できません。使用できるようにするには、EMM386.EXEが 必要です。速やかに組み込みましょう。 ただし、Windowsの利用規定に抵触しないよう、正規ライセンスで導入した、 同じマシンのEMM386.EXEを利用して下さい。ほかマシンのWindowsからコピー したEMM386.EXEを利用するのは著作権法やWindowsのライセンスに抵触し違法 行為となります。(一人の人が、一つのマシンで使用することが定められてい るはずです。) Config.sysに次の行を追加するだけです。(WindowsはD:\Windowsに導入済み と仮定) d:\windows\emm386.exe ram i=b000-b7ff また、 dos=highをdos=high,umbに変更すればアッパーメモリが使用可能です。 次に、デバドラやシェルをアッパーメモリにぶち込みます。 fdxms(またはfdxxms),emm386,fontnx,atok8以外のデバドラのdevice命令を devicehighに変更します。また、最終行に(でなくてもよいですが) shellhigh=c:\command.com /p を追加します。 これだけで、500K近いコンベショナルメモリを確保できるはずです。 3.エスケープシーケンスをどうにかしたい PANSIというユーティリティーがあります。これをどこからともなく(vector あたりから)ゲットして適当なディレクトリに展開してautoexec.batあたりで 読み込んで下さい。 4.キーボードをどうにかしたい デフォルトのままでは英語キーボード設定(要は未設定)です。これまた、 どこからともなくjis_a01というユーティリティーをゲットしてきて下さい。 5.現状のConfig.sysとAutoexec.bat Base pkg=FreeDOS/V SUZU Version/V01L12T Config.sys files=20 buffers=20 rem screen=0x12 rem device=\fdxxms.sys device=\fdxms.sys device=d:\WINDOWS\EMM386.EXE RAM I=B000-B7FF device=\fontnx.exe dos=high,umb devicehigh=\vesapat.exe /JP devicehigh=\dispvb.exe DEVICE=C:\ATOK8\ATOK8A.SYS /UCF=C:\ATOK8\ATOK8.UCF DEVICE=C:\ATOK8\ATOK8B.SYS shellhigh=c:\command.com /p Autoexec.bat @echo off echo Welcome to FreeDOS (http://www.freedos.org)! path=c:\;d:\bin rem cls type welcom.txt pansi\pansi rem ver jis_a01 6.今後 取り合えず、モデムを使ったインターネットメールの実現をめざします。 改版来歴: 2001年9月24日 初版作成