大雪:首都圏で積雪 横浜13センチ、東京都心8センチ

毎日新聞 2013年01月14日 19時36分(最終更新 01月15日 02時46分)

雪が降る中、傘をさして歩く人たち=東京都渋谷区で2013年1月14日午後3時32分、宮間俊樹撮影
雪が降る中、傘をさして歩く人たち=東京都渋谷区で2013年1月14日午後3時32分、宮間俊樹撮影
首都圏に大雪を降らせた大気の状況
首都圏に大雪を降らせた大気の状況

 本州南岸で急速に発達した低気圧の影響で「成人の日」の14日、首都圏を中心に大雪となる大荒れの天候となった。いずれも初雪となった横浜市で13センチ、東京都心でも8センチの積雪を記録。首都圏のJR各線などが運休や大幅遅れで乱れたほか、首都高速の通行止めや羽田空港の欠航が相次いだ。各地でけが人も出た。国立競技場で予定されていた全国高校サッカー決勝は19日に延期となった。気象庁は路面凍結などに注意を呼びかけている。

 気象庁によると、14日は最大で▽千葉市8センチ▽甲府市10センチ▽仙台市20センチ−−の積雪を観測。東京都心で8センチを記録するのは06年1月以来7年ぶりだった。雪は東北南部で14日深夜まで降る見通し。風も強く、最大瞬間風速は東京・三宅島で38.6メートル、千葉県銚子市で38.5メートルを観測した。

 大雪をもたらした低気圧は、短時間に急速に発達する「爆弾低気圧」だった。13日午後3時には1006ヘクトパスカルだったが、24時間後の14日午後3時には976ヘクトパスカルにまで発達した。低気圧がもたらす暖かく湿った空気が、冷たい北風に持ち上げられ雨雲が発達。日中の気温が低く地上でも雪になった。気象庁は14日朝の段階で「東京23区では積雪となる可能性は小さい」としていたが、気温が予想より上がらず、各地で大雪となった。

 交通ではJR上越新幹線が一部運休。JR線や私鉄各線でも運休や大幅な遅れが生じ、首都高速などでは通行止めが相次いだ。空の便では午後7時現在、日本航空と全日本空輸の羽田空港発着便を中心に約530便が欠航し、約10万4000人に影響した。道路でのスリップ事故なども相次ぎ、関東7都県で750件を超え、交通事故と転倒などによるけが人は少なくとも210人に上った。【池田知広、松谷譲二】

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