ルース駐日米大使インタビュー全文:(7)人質事件とテロ対策
2013年02月05日
◆ルース大使 私がこちら(東京)に来てから3年半になりますが、非常に多くの異なる意見、考え方を聞いてきました。しかし結局、前進するために最良で、最も実現可能な計画として見直されたロードマップに戻るのです。協議は両国間で長年にわたって行われ、あらゆるシナリオが分析、検討されました。このことは認識すべきでしょう。そして多くの人々は議論を呼ばない、ロードマップの見直しに伴ったような困難のないシナリオを求めているのだと思います。しかしロードマップは前進に向けて最も優れたものであり、最も実現可能性の高い計画であることは間違いありません。私たちがこの問題を解決していく過程で大きな進展を見ることができれば、それは同盟を著しく強化させるだけでなく、さらに、沖縄における米軍基地の影響をも大幅に減らすことになるでしょう。
(聞き手・外信部編集委員、大治朋子、和訳・外信部、西田進一郎)