2月 102013
 

次回は目にまつわることわざの科学です。
驚くと本当に目がテン!になるのかも検証しちゃいます。
はいお楽しみに〜。
海の向こうの大切な人に大切なものを届けます
今回の配達先は中央アメリカに位置する国コスタリカ
「中米の花園」と呼ばれる程豊かな自然を誇るこの国は一方でまだまだインフラが整備されておらず環境汚染が止まらないのが現状
ここに微生物の力を使って環境問題に立ち向かっている日本人がいます
地球に優しいその方法は今大きな注目を集めています
実は彼かつて将来を嘱望されたエリート
しかしその道をあっさり捨て…
熱い想いだけをたずさえ戦い続けてはや20年
コスタリカで家庭を築きゴールの見えない仕事に奮闘する息子に母が届ける想いとは?
(高鶴さん)もう知ってます。

(山口)さあ今回はですね滋賀とコスタリカをつないでみたいと思います。
行ってみましょう!こんにちはどうもお世話になります。
はじめまして。
(母)遠い所ありがとうございました。
「グッと!地球便」の山口です。
どうもお世話になります。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日はお世話になります。
え〜今日は息子さんの高鶴さん。
高鶴さんの息子さんが今日お2人。
留学?
(母)留学で。
何年になるんですか?6年そして?将来何になるかとかそういうのは?さあそして17歳の穂くんは。
ハーすごいですね〜。
お父さんのような仕事をとおっしゃってる高鶴さんのお仕事ですけども微生物を扱う仕事という風にお聞きましたがどういう仕事なんですか?いや私もわからないんです。
お母さんわからないんですか。
そうですか。
そもそもコスタリカに行かれたのはいつなんですか?もう20数年前です。
それ…前は日本では何をなさってたんですか?農林水産省におりました。
そっから何がキッカケで急にコスタリカに?ある日突然辞めて帰ってきて「反対せんといてな私はもう向こう行きます」って言われて。
そこでびっくりしましてん。
びっくりされました?びっくりしました?もう機嫌よう出すより仕方がないです。
わかりました。
じゃあ早速見てみましょうかね。
いきましょう高鶴さんコスタリカです。
グッと!
距離にして…
1年中温暖な気候に恵まれたコスタリカは貴重な動植物の宝庫として知られる自然豊かな国
国土の実に4分の1が国立公園や自然保護区に指定されています
首都サン・ホセの住宅地にある高鶴さんの事務所兼自宅を訪ねました
(スタッフ)こんにちは〜。
(スタッフ)はじめましてどうも。
どうもはじめましてこんにちは。
西川ですどうも。
はじめまして。
(スタッフ)立派な家ですね。
いえいえ!とんでもないです!
(妻)いらっしゃいませ。
ようこそ。
うちの家内です。
ホンジュラス人です。
はいこっち来なさい〜。
(スタッフ)こんにちは!
(長女)こんにちは。
現在2人の息子さんは日本へ留学中
奥さんと2人の娘さん家族4人で暮らしています
高鶴さんは現在微生物の力を使って環境保全をする会社の経営者兼技術者
この茶色い液体にその微生物が含まれているといいます
え〜とこの…。
いろんないい…。

実はこの微生物が持つ分解の力が環境保全に役立っているのです
乳酸菌・酵母・光合成細菌といった異なる働きをする微生物がバランスよく作用する事により汚染水を浄化したり悪臭を改善したりするのです
実はこの技術日本で生まれたものだそうです
大阪だったら道頓堀川をキレイにしようとかね。
高鶴さんが暮らす首都サン・ホセはコスタリカ最大の都市
20世紀後半に急激な成長をとげ街は人であふれ返っています
え?あのゴミですか?
インフラの整備がまだまだ追いつかず下水もそのまま川に垂れ流している状態です

翌朝

一週間に一度は訪れるというこちらの大きな工場
見渡す限り広がるアフリカンパーム畑
この大規模なプランテーションで収穫された果実をつぶして油を精製するのがコスタリカでは一大産業となっているのです

このパーム油は世界で流通し食用をはじめ洗剤や化粧品などにも使われています
これをどうするかっていう…。
大量に出るヤシのしぼりカスはこれまではそのまま廃棄されていました
これを微生物の力を使って分解し有機肥料として再利用するのです
微生物が含まれた液体をこうして注ぐだけで勝手に増殖しヤシのしぼりカスを分解してくれるといいます
これで行くと…。
油ヤシから出来たこの肥料は再び油ヤシを栽培する時に使われます
そして一番の問題がヤシの実をしぼる過程で出る大量の産業廃水
かつては川に垂れ流しになっていたものを微生物の力で浄化するのです
まずは大量の汚水を工場に隣接するラグーンと呼ばれる池にためておきます
そこにあるのが…。
舐めても大丈夫です。
こうして現場に足しげく通って微生物の品質管理をするだけでなく技術の指導をするのも大事な仕事です
まあ見ていただいたらわかるように…。
最終段階に近づけば水はさらに浄化されラグーンには水鳥がやってくるほどです
汚染を除去してるのは99.7%。
実は彼大学で農業を学び農林水産省へ入省
将来を嘱望されるエリート官僚でした
ただ長い目で見た場合…。
自信がなかったですよねまず。
ものを触って作って…。
思い立ったら即行動。
農水省を3年で辞め農業指導員としてホンジュラスへ
念願だった現場の仕事につきました
そして奥さんと出会い結婚。
コスタリカへ移住後EMと出合い今の会社を立ち上げたのです
気が付けば23年。
今やこの国は愛する子供たちにとってそして彼にとっても故郷となったのです
例えばゴミの問題にしても下水の問題にしても汚水の問題にしても誰かがどこかで始めないと…。
うん…。
情熱だけを武器に何の保障もない仕事を始めた高鶴さん
当初は苦労の連続だったといいます
最初の年はどれぐらいやったかな〜…。
今年はやっと何とかやっていけそうかなっていうあれです。
う〜ん…。
日本から遠く離れたこのコスタリカでようやく今の暮らしを築き上げた高鶴さん
今度は2人の息子たちがコスタリカを飛び出し日本に留学しています
やっぱり…。

いずれ娘たちも海を渡るだろう
高鶴さんはそう感じています
(スタッフ)どうぞ。
日本で暮らす息子たちからビデオレターが届きました
日本で暮らす息子たちからビデオレターが届きました

息子たちがお小遣いをやりくりして家族のために買った修学旅行のお土産
よかったやん。

若き日に熱い想いだけを携え日本を飛び出した高鶴さん
親として子供たちを送り出す立場になった今後悔の念と共に思い出すことがあります
それは今は亡き父のこと
忙しさのあまり死に目にも遭えず葬儀にも参列できませんでした
出来るだけ普段心配してるんですけどね。
いや〜あんな大変な仕事やとは思わなかったですね。
お仕事ね…。
初めて見せてもらいました。
う〜ん。
いやぁすごい立派なお父さん。
ね?
(長男)そうですね。
現場で作業してるっていうところは初めて見ましたのでやってる意義とかすごい深くて良かったです。
ねぇ〜…。
弟の穂くんどうでしたか?農林水産省にいらっしゃったとかまあ3年間ですかねお勤めされて何か分かるんです。
敷かれたレールが嫌っていう性格の人っているじゃないですか世の中にたくさん。
はい。
生き生きされてるじゃないですか今。
そうですね前から見ればね。
前はね「誰にでも出来る仕事は嫌や」って言うんです。
「自分を必要としてくれる人を仕事にしたい」ってそれをいつも言うてたんです。
はい。
う〜ん…まさしくでも今はほんまに高鶴さんが頼られて…。
そうですね今見せてもらってたら。
やってらっしゃる仕事…。
さあそれではこの後お届けものをお母さんさせて頂いてるとこをまた引き続きVTRご覧頂きたいと思うんですけど。
高鶴さんコスタリカですグッと!
この日は車で2時間かけてカリブ海に面した街へ
今回の現場はコスタリカでは数少ない下水処理場
設備が古く悪臭問題が起こっていました
ここの近所の人たち…。

こうした国家プロジェクトで結果を出せば将来的に大きな仕事につながります
この処理場で作業を始めて4ヶ月
果たして効果のほどは?
担当官の評価も上々です
こういうきちっとした仕事をやってますよというとこら辺をやっぱり大事にしてますんでそこら辺は多分彼らも見てくれてると思うんで。
やっとね画用紙に…。

日本を飛び出し23年
コスタリカの環境保全という終わりなき仕事に情熱を注ぎ続ける高鶴さんへ日本のお母さんから届けものです
(スタッフ)これ渡して下さいって日本のお母さんから預かってきました。
はいはい。
開けていいんですか?あ〜何やろ…。
あっ!
日本を飛び出し23年
コスタリカの環境保全という終わりなき仕事に情熱を注ぎ続ける高鶴さんへ日本のお母さんから届けものです
(スタッフ)これ渡して下さいって日本のお母さんから預かってきました。
はいはい。
開けていいんですか?あ〜何やろ…。
あっ!鮒ずし!鮒ずし!あ〜これねぇ長いこと食べてないですよ。
うわぁ〜これ…鮒ずしよう持ってこれましたねこれ。
あ〜鮒ずしですねこれ。
あ〜これ鮒ずしです。
あ〜これすごいなぁ。
こりゃ。
届けものは高鶴さんの大好物・鮒ずし
久しく味わっていなかったふるさと・滋賀の味です
20年ぐらい食べてないんちゃうかな。
いやぁほんとに。
これをコスタリカで食べられるとは夢にも思ってませんでした。
鮒ずしですわ。
うわ〜…。
やらかいですわ。
うんこれは美味しいです。
う〜んこれは旨い!これは美味しい!これは美味しい!おばあさんが送ってきたんやでお前。
ひとつ食べてみな。
食べてみる?どうですか?う〜んちょっと酸っぱい。
ごめんちょっと酸っぱい。
美味しいけど酸っぱい。
お母さんありがとうございました是非ともコスタリカにこっちに来て下さい。
気候がいいからここだったら長生きできますから。
親孝行もできるし是非ともこっちへ来て下さい。
お願いします。
最後はねお母さんお願いされましたけど。
改めてお母さんどうですか?それに対しては。
あの…再々来るように来るようにとは言われてるんですけどね。
なかなか…飛行機が怖いんです。
そこ…大きな問題ですわね。
そうそう。
怖い怖い。
飛行機怖い人にとってはね。
怖いです。
確かに確かにね〜。
やれるだけやってほしい。
うん!ほんとに人さんの役に立つんやったらね思う存分やってほしいと思います向こうでね。
うん。

(松尾)
今回の旅ぷらは2013/02/10(日) 10:25〜10:55
読売テレビ1
グッと!地球便[字]

海外で頑張る日本人に家族の想いを届けます▽コスタリカで微生物の力を使い環境汚染に立ち向かう日本人▽農水省のエリート官僚が決意の転身…。息子に届ける母の想いとは?

詳細情報
出演者
山口智充

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語ステレオ
サンプリングレート : 48kHz

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