最終更新: 2013/02/10 18:11

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PC遠隔操作事件 逮捕の男、過去に殺害予告書き込みで実刑判決

4人が誤認逮捕されたパソコンの遠隔操作事件で、警視庁などの捜査本部は10日、IT関連会社の社員の男を逮捕した。男は「全く事実ではありません」と容疑を否認している。
午前6時20分すぎ、容疑者の男の部屋に捜査員が続々と入っていった。
遠隔操作ウイルスに感染したパソコンから、犯行予告などが書き込まれていた事件。
警視庁などの捜査本部は10日朝、威力業務妨害の疑いで、江東区のIT会社社員・片山祐輔容疑者(30)を逮捕した。
近所の人は「(片山容疑者は)おとなしいイメージだったと思うんですけど。驚きですよね」と話した。
逮捕容疑は、2012年8月、愛知県の会社のパソコンを遠隔操作して、インターネットの掲示板に「コミケで大量殺人する」などと書き込み、運営者側の業務を妨害したというもの。
調べに対して、片山容疑者は「全く事実ではありません」と容疑を否認している。
FNNは、逮捕の数日前から、片山容疑者の動きをとらえていた。
9日昼ごろ撮影した映像には、片山容疑者が、自宅近くの飲食店に出かけた際の様子が映っていた。
その後、片山容疑者は、猫と戯れることのできる、いわゆる「猫カフェ」に入った。
自らに迫る捜査には、全く気づいた様子はなかった。
片山容疑者が訪れた「猫カフェ」の店員は「ビールを飲みながら、猫と遊んでいました。猫を抱いたり、割とアクティブに遊んでいらっしゃいました」と話した。
一連の事件では、真犯人とみられる人物から、4通のメールが報道機関などに送られ、そのうちの1月5日のメールの内容通りに、神奈川県の江の島の猫の首輪から、記憶媒体が発見された。
記憶媒体には、遠隔操作ウイルスの設計図にあたる情報が見つかり、中のファイルには、「自分は以前、事件に巻き込まれたせいで、無実にもかかわらず、人生の大幅な軌道修正をさせられた」などと、犯行の動機ともとれる記載があった。
片山容疑者は2005年、インターネットの掲示板に殺害予告を書き込むなどして、2度逮捕され、実刑判決を受けている。
高校時代の同級生は「(1回目と今回の逮捕は知っていた?)そうですね、知ってました。友達の間でも、『あいつ捕まったらしいよ』と話があった。(当時は)いじめられるというより、いじられる感じ。ちょっかい出されて、『おい、やめろよー』みたいな」と話した。
誤認逮捕された男性の親族は、片山容疑者逮捕を受け、やるせない思いを語った。
誤認逮捕された男性の親族は「犯人が捕まって、やれやれと思う。こういう悪いことは、してもらいたくない」と語った。

(02/10 17:37)


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