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国際
【海外事件簿】韓国「もともと倭寇が奪った」と“反日”逆ギレ、日本仏像窃盗団摘発の行方は…
■「日本が根拠示せ」 理性に勝る「反日」世論
韓国警察は、文化財保護法違反などの容疑で、同種の文化財窃盗で前科が13犯あったリーダー格の男(69)の身柄を拘束するとともに4人を書類送検し、逃走中の4人の行方を追っている。
立件された男らの供述からは寺社側の管理の甘さも浮かび上がった。
朝鮮日報によると、観世音菩薩坐像が安置された観音寺や大蔵経が収められた多久頭魂神社には居住者はおらず、無人の寺社が狙われた可能性が高い。
観音寺は施錠されていたが、本堂近くに隠していた鍵が犯行に使われた。銅造如来立像があった海神神社を含め、3寺社ともに防犯センサーを設置していたが、いずれも故障していたともいう。
いずれにせよ、仏像が無事見つかり、窃盗団が摘発されたことで事件は幕切れ-とはならなかった。
通常、文化財不法輸出入禁止条約などに基づき、不法に国外に流出した文化財が見つかれば、速やかに返還される。
しかし、韓国の専門家や仏教界から「日本に略奪された疑いが強く、日本に流出した経緯が明らかになるまで返すべきでない」との声が巻き起こったのだ。
仏教美術史の専門家の一人は韓国メディアに「倭寇によって略奪されたことはほぼ確実だ。何度も日本で観世音菩薩坐像を調査し、論文で略奪された文化財だと提示してきた」と主張した。
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