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国際
【海外事件簿】韓国「もともと倭寇が奪った」と“反日”逆ギレ、日本仏像窃盗団摘発の行方は…
聯合ニュースや中央日報など韓国メディアによると、発覚の経緯はこうだ。
銅造如来立像などは昨年10月6日夜に境内からこつ然と消えた。日本の警察が昨年12月、盗難後に韓国に渡った可能性もあるとみて被害品の写真を付けて捜査協力を韓国に依頼。釜山税関に仏像の写真や通関記録が残っていたため、あっさり運び役の男(61)の足が着いた。
男は仏像を旅行バッグに詰め、博多-釜山間のフェリーに乗り込み、堂々と通関したのだ。ところが金属製なため、エックス線検査で引っかかり、検査はその道30年のベテラン文化財鑑定員らに委ねられることになった。
「日本の骨董(こっとう)品店で買った模造品だ」と男は言い張った。鑑定員らは30分かけて肉眼でチャックした結果、「人為的に作ったような青サビがあり、仏像を立てる台座や固定するピンが新しい」として男の言うまま、「制作から100年もたっていない偽物だ」と判断する失態を演じた。
銅造如来立像は高さ38・2センチで、8世紀の統一新羅時代に作成されたと推定される。もう一方の観世音菩薩坐像は高さ50センチで、高麗時代の1330年に韓国中部、瑞山(ソサン)の浮石寺(プクソクサ)で作られたと仏像内部の発願文に記されている。
韓国メディアは、いずれも韓国では「国宝」に指定されるほどの第一級品で、合わせて時価数百億ウォン(数十億円)に相当すると色めきだった。
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