二階堂の首絞めるシーン…　斗真が気絶させた

　俳優生田斗真（２８）の主演映画「脳男」（瀧本智行監督）が９日、公開初日を迎え、東京・有楽町のＴＯＨＯシネマズスカラ座で舞台あいさつがあった。サスペンスとアクションを濃密に描く大作。生田は「こんな作品を日本で作れるんだ、という証しになったと思う」と胸を張り、撮影での過酷なエピソードも明かしたが、爆弾魔を演じた女優二階堂ふみ（１８）の毒舌にタジタジに…。

　超人的な能力を持つが感情がないという難役に挑んだ生田は「二階堂さんの首を絞める場面で、監督が『もうちょっと』と言うので、グッと力を入れたら、バタッて落ちちゃって…」。何と気絶させてしまったという。

　「超トラウマです。１７歳の少女を落としてしまって」と生田が振り返ると、二階堂は「みんな死ねっ！　って思ってました。なんか、いきました。ふわっと。未知の体験でした」と、ひょうひょうと語り出した。瀧本監督が「いつも『殺す』って目で見られてました」と申し訳なさそうに話すと、二階堂はさらにヒートアップ。「成長期なのに『病的にやせろ』って言われるし、なんだこの現場、早く終われ！　って思ってました」。大胆発言の連発に、生田も思わず苦笑いだった。

　配給の東宝によると、興行収入２０億円突破が見える好スタートという。